バルログ(ストリートファイター)

登録日 :2013/05/19 Sun 23:42:38
更新日 : 2017/06/29 Thu 01:06:11
所要時間 :約 10 分で読めます




「信じるのは、美しさのみ…」

ストリートファイターシリーズに登場するキャラクター。

海外版での名前は『ベガ』。

  • 生年月日:1967年1月27日
  • 身長:186cm
  • 体重:72kg
  • スリーサイズ:B121 W73 H83
  • 出身地:スペイン
  • 血液型:O型
  • 好きなもの:美しいもの 自分自身
  • 嫌いなもの:醜いもの 敗者の返り血
  • 特技:自己陶酔 壁張り付き
  • キャッチコピー:仮面の貴公子(ストII、ZERO3、カプエス) 血塗られた鉤爪(ストIV) 血に染まる薔薇(ストクロ)
  • CV:諏訪部順一 など他多数

  • 人物

ベガ率いる犯罪組織「シャドルー」の構成員で、バイソンサガットと並んで「四天王」と呼ばれるメンバーの1人。
身に着けた仮面と鉤爪が最大の特徴で、初登場の『ストリートファイターⅡ』では四天王の2番手としてプレイヤーに立ちはだかる。

スペインの没落貴族だった美しい母と、大富豪だが醜い容姿の父との間に生まれる。
父は自分の容姿には不釣合いに美しい母が「自分を愛していないのではないか」という猜疑心に囚われ、母を殺害してしまい、その現場を目撃したバルログも衝動的に父を殺害。このことはバルログの中で大きなトラウマとなり、彼の性格を大きく歪めた一因となっている。

スペイン人には珍しい白い肌、金髪、そして仮面の下の素顔は女性と見紛うほどに美しいが、性格は自己陶酔が激しく美しい物を好み醜い物を嫌う典型的なナルシスト。容姿に関しては美しい母譲りのものとして誇りとしているが、同時に醜い父の血が半分でも自分の中に流れていることを忌み嫌っている。前述のトラウマと、やがて自分も醜い父のようになるのではないかという恐怖心から、敗者を醜く切り裂くことで精神的安定を得ている。
仮面は敗者の返り血や怪我で自分の顔が汚れないように、鉤爪は醜いものに直接手を触れないようにするために身に着けている。

また、強さを美しさと結びつける独自の理論を持ち、シャドルーに加担しているのも圧倒的な強さを持つベガを美しいと認めたため。しかしベガが掲げる世界征服には興味を持たず、あくまで自身の美の追求と醜い者を排除するために利用しているにすぎない。他の四天王との仲も険悪で、特に粗野な性格のバイソンは醜い者として毛嫌いしている。逆にICPOの春麗をベガ以外では数少ない「美しい者」として認めており、かなり執着している。

…というのが最近のバルログのキャラクター付けだが、これは海外プレイヤーのツッコミ(自己主張の激しいスペイン系の男が仮面なんかつけて戦うのか?そもそもスペイン人は地黒だetc)を受けて生まれた後付設定で、当初はただ単に戦いと美を好む男であった。

中平版やアニメ映画といったメディアミックス作品でも基本的には敵としての登場であり、「冷酷な残忍なナルシスト」という設定からやや小物臭い扱いの作品も多いが、
ストⅡ初期のコミカライズ『ストリートファイターⅡ-RYU-』では戦いに独自の美学を持つ武人というキャラ付けで登場。
犯罪者ではあるものの、かつては春麗の父親と正々堂々と戦ったことで彼女からは一格闘家として尊敬されているという珍しい扱いがされている。(衣装を剥いてポロリさせたりもしてるが)

  • ファイトスタイル

忍術を自分なりにアレンジした「スペインニンジュツ」を駆使し、その凄まじいスピードから繰り出される華麗な技の数々は見るものを魅了する。
ファイターの間では身に着けた仮面と上半身に刻まれた蛇が体に纏いつくような刺青から「仮面の貴公子」「スペインの狂える毒蛇」などの異名で呼ばれる。


  • キャラ性能

ストリートファイター内では数少ない武器を装備したキャラクター。
鉤爪を用いたパンチ攻撃はリーチ、判定共に優れ、中距離での刺し合いを得意とする。キック攻撃も同様で判定に恵まれた技が多い(特にジャンプ強キックはストⅡでは弱攻撃並みの発生で強攻撃相当の判定、ダメージのキックが空中にいる間「出続ける」という凶悪なものだった)地上での機動力。通常投げの間合いも全キャラ中でもトップクラスである。
その反面、攻撃の出自体は遅かったり隙が大きかったり近距離での小回りが利きにくく、後述する必殺技は通常技の性能に比例するようにクセが強く扱いにくいものが多い。昇竜拳のような安定した無敵対空技も無いため切り返しも弱く、攻撃を受け続けると爪(作品によっては仮面も)が外れてしまう。
これらの装備品が外れると攻撃力とリーチが下がったり、防御力が下がるなど弱体化してしまうため、そもそも相手の攻撃をガードするという行為にリスクが伴うことになるため、守勢に回ると脆い。

その素早さと独特な技の入力方法とその軌道から。扱いに慣れるまではこちらが振り回されてしまうが、通常技の性能はクセが少なく強い物が揃っているため、実は初心者でもそこそこ戦える。
刺し合いの強さを生かして地上戦をメインにして削っていくか、華麗な空中殺法の数々を駆使して画面を縦横無尽に飛び回るかは、プレイヤーの好みが分かれるところ。

ちなみに一部の作品ではホームステージ限定で「金網張り付き」という技が使え、ステージ背景の金網にしがみつく事が出来る。しがみついている間はどんな攻撃も通用しない(ただしバグを利用したガイルの真空投げだけは通る)

  • 必殺技

  • ローリングクリスタルフラッシュ(コマンド ←タメ→パンチ)(自分が右向きの場合)
前転をしながら相手に突撃し、最後に爪で突く技。弱~強の順番でローリング部分の攻撃回数が変化する。
地面をバウンドしながら進むため、一瞬だが空中判定になるフレームがある。そのため近距離戦でもつれた時に相手の小足をスカして強引に刺し込むという使い方が出来る。技後の隙も少ないため、ローリスクな削り、固め手段としても重宝する…というのは今は昔の話。
最新作「スパⅣ」では技前の隙が大きくなったため近距離戦では使えなくなり、弱版を牽制に振ったり、強版を相手の起き上がりに重ねたりコンボパーツに使う程度になった。

  • フライングバルセロナアタック (↓タメ↑キック パンチで追加攻撃)
壁を蹴っての三角跳び、もしくは金網に張り付いて空中に飛び上がり、頭上から相手を強襲する技。
この技の時に発する「ヒョー」という掛け声とともにバルログの代名詞ともなっている。ヒョーと言ったらバルログであり、バルログと言ったらヒョーなのである。
相手をダウンさせたと同時に使い、ガードの表裏の二択を仕掛けていくのが主な使い道。
ちなみに壁に向かって飛ぶ→壁を蹴って飛ぶ→爪を使って攻撃するというのが一連のプロセスに思われるが、爪による攻撃はあくまでパンチ入力による追加攻撃で、入力しなければそのまま地面に着地する。
必殺技ゲージがある作品なら、やることが無いときにこの技で適当に飛び回ってるだけでゲージを溜めることも可能。ただし状況によってはスーパーコンボ、ウルトラコンボなどが確定で入ってしまう場合があるほど隙が大きいため、ご利用は計画的に。
この技をメインに使って立ち回るバルログは通称「ヒョーバル」と呼ばれる。人によっては愛されたり嫌われたりする罪な奴である。

  • イズナドロップ (フライングバルセロナアタック中に相手の近くでレバー+パンチ)
飛び掛った後に相手の背後に素早く回りこみ、バックドロップのような体勢で相手を頭から垂直に叩き付ける投げ技。
これまたバルログの代名詞で、爪による攻撃を警戒してガードを固めた相手に有効。単発のダメージもなかなか。
フライングバルセロナアタックと共にバルログの華。ヒョーバルにロマンを感じるならぜひとも積極的に狙っていきたい。

  • スカイハイクロー (↓タメ↑パンチ)
スパⅡで追加された技。
壁を蹴ったあと、爪を突き出して相手に突進する技。
壁を蹴って飛ぶまでにモーションがフライングバルセロナアタックと同じなため、それを読んで対空技で落とそうとしてきた相手に刺さる。
ただしやはりガードされると甚大な隙を晒すことになる。性能の悪さから警戒はされにくいため奇襲には使えるといった程度。コマンドの関係でバルセロナを出そうとしてうっかりパンチを押してしまって暴発するという場面もあるため注意が必要。

  • スカーレットテラー (↓タメ→キック)(自分が右向きの場合)
スパⅡXで追加された技。
バク転のようにして相手を両足で蹴り上げる技。
無敵技が増えたよ!やったねバルちゃん!…などということはなく、対空に使えそうな見た目に反して無敵などはない。確かに上方向への判定は強いが、コマンドのせいでとっさの切り返しには使いにくく、相手のジャンプを抑制したりコンボパーツと割り切って使うのが無難。
特殊技「コズミックスマート」(通称ソバット)とこの技を組み合わせたコンボ「ソバテラ」が基礎テクニックとして有名。

  • 仮面外し・爪外し
自ら仮面、もしくは爪を取り外す。
基本的に自分から狙って出す技ではない魅せ技・挑発・死に技の類なのでうっかり暴発させないように。

  • フライングバルセロナスペシャル (↓タメ→←斜め↑キック パンチで追加攻撃)(自分が右向きの場合)
スーパーコンボ。
飛び上がるまではフライングバルセロナアタックと同じだが、爪による攻撃が二段攻撃になる。
ただし後述の技が優秀なのでこちらを狙ってスーパーコンボを出すことは基本的にしない。

  • ローリングイズナドロップ (フライングバルセロナスペシャル中にレバー+パンチ)
イズナドロップで相手を3回連続で叩き付ける大技。
投げ間合いが広く、思わぬ位置から相手を吸い込んで投げ飛ばすことが可能。
作品によってはこの技が成立するまでゲージを消費しないというのも地味に嬉しいポイント。
ただし最新作「スパ4」では壁に張り付いた時点でゲージを消費する上に、暗転によって大きな隙が発生する。そもそもスパⅣではバルログはEx技にゲージを割いた方が効率が良いという点から、滅多に使われることはなくなった。
しかしそれでも技性能が優秀なことに変わりは無いため、使わないと決めてかかって油断している相手にクリーンヒットさせてやれば爽快感バツグンである。諏訪部順一ボイスの高笑いも素敵。

  • ブラッディハイクロー
ウルトラコンボⅠ。
スカイハイクローで連続で切りつけ、最後に薔薇を散らす華麗な技。ヒョーバルの真骨頂。
…しかし「ストⅣ」では無敵はあるものの連続技に組み込めない、かといって単発でも当てにくいとほぼ死に技であった。
「スパⅣ」では辛うじて連続技に組み込んだり、ネタだがめくりとして使えるようになるなど強化はされたが、やはり使いにくさは否めない。しかしやはりヒョーバルにロマンを求めるなら地上技より空中技だっ!という人には是非オススメしたい。

  • スプレンディッドクロー
ウルトラコンボⅡ。
スライディングで相手に切り込んだ後、スカーレットテラーで相手を打ち上げ、最後に爪による斬撃でシメる。血の変わりに薔薇の花びらが舞い散るのが美しい。
ゲージ消費ではあるがバルログ待望の無敵技。それでも他キャラの無敵技に比べると発生・無敵共に頼りないが、無いよりはずっとマシ。これを選択しないとバルログには安定した無敵技がないため、使いやすさを求めるならコレ。


追記・修正は金網に張り付いてから美しく華麗にお願いします。

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