No.96 ブラック・ミスト

登録日:2011/09/14(水) 21:58:47
更新日:2023/12/30 Sat 16:40:44
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現れろ我が分身、No.96!
漆黒の闇からの使者、ブラック・ミスト!!

エクシーズ・効果モンスター
ランク2/闇属性/悪魔族/ATK 100/DEF1000
闇属性レベル2モンスター×3
このカードは「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
その相手攻撃モンスター1体の攻撃力は半分となり、その数値分だけこのカードの攻撃力はアップする。

遊戯王ZEXALに登場するナンバーズの一枚。

上記はアニメ効果である。

効果名「シャドーゲイン」
攻撃名「ブラック・ミラージュ・ウィップ」



20話冒頭でいきなり遊馬とデュエルしていた男が使用。
男によってエクシーズ召喚されたが、その時の容姿はイラストとかなり異なっていた。
しかし直後にホープの攻撃を受けて破壊されそのデュエルは決着。アストラルに吸収された。

この時にアストラルが取り戻した記憶が『惑星が爆発し砕け散る』というかなりフラグらしいもの。

その後、遊馬と鉄男が喧嘩になり皇の鍵が外れてしまい、アストラルを乗っ取ってしまった。

この時に姿が変わっており、スーパーバグマンのなりそこないのような姿から、顔に手足がついてかなり攻撃的な姿になった。



触手で遊馬を操ろうとしたが、すんでのところでホープと皇の鍵を鉄男に託し、ブラック・ミストは鉄男とのデュエルを始める。
鉄男がホープを駆使し遊馬がブラック・ミストに機転を効かせ
(実際はアストラルの指示だが演技は遊馬担当)破壊させるカードを先導し、なんとか鉄男が勝利。


その後は、皇の鍵を取り戻したことで復活したアストラルに再び吸収された。

ナンバーズの中でも今までと異なり、自らの意思を持ちアストラルを乗っ取るなどこれまでとは異なる点が多く、
No.83 ギャラクシー・クイーンの時といい高い番号のナンバーズは何か特別な力があるのかもしれない。(まぁ、近からず遠からずだったが)

デュエル終了後はあっさり消え去ったが、再び回収後、アストラルがブラック・ミストに異様な反応をみせていた…。


そして、37話にて遊馬がゴーシュとドロワと決闘を始めた直後に、
ほかのNo.たち(遊馬に使用された事のあるリバイスまでも)の力を借りて復活したのだった。

再度アストラルの体を乗っ取ろうとするがその時、No.39 希望皇ホープだけは離反しアストラルを守る為に立ちはだかる。
No.96もブラック・ミストの力を未だ有しており、2人はリアルファイトを繰り広げる事となった
途中、劣勢の遊馬を助ける為にアストラルがホープをデュエルに向かわせたため形勢は一気にブラックミストに傾き、
遂に勝利かと思われたが遊馬のかっとびングにより絆パワーが発動、アワレにもミストは苦しみながらその光の中へ飲み込まれていくのであった……



そして89話にて再登場。

封印後はしばらく何もできなかったようだが、
アストラルがバリアンとの連戦で弱って休息しているときに、不完全な姿ながらもアストラルの前に現れる。
アストラルがナンバーズの真の記憶を取り戻していないことを伝え、一度は消えた。

その後、真の記憶を取り戻そうとしたアストラルと遊馬の前に影の巨人が現れ、デュエルを行うことに。

遊馬たちは珍しく本気を出すと言いながら、No.61 ヴォルカザウルスNo.6 先史遺産アトランタルを出し後攻ワンターンキルをしようとする。
しかし相手モンスターをフィールド魔法の効果で破壊することができず。またそのモンスター効果で攻撃もできなかった。
・・・相手の場に伏せカードなかったんだからモンスター効果無効効果持ちのNo.25 重装光学撮影機フォーカス・フォース出すのが定石でこれなら勝ってたとか言わない。

影の巨人のOCGでは言葉にできない存在の虚構王アンフォームド・ボイドを前に、召喚したナンバーズが倒され追い詰められる遊馬とアストラル。
そこに再びNo.96が現れ、力を貸すことと引き換えに自身の封印を解くように要求。遊馬が強く拒否したものの、ライフが残り500となり後が無くなってしまう。
遊馬の身を案じたアストラルはNo.96の封印を解くことを決意した。だからフォーカス・フォース出してれば封印解く必要なかったのに

遊馬はマジカル・アンダーテイカーとクロクロークロウ、そしてレベルを2にしたガガガマジシャンをオーバーレイ・ユニットにブラック・ミストをエクシーズ召喚。
(ちなみにガガガクラークではなくクロクロークロウなのはアニメ版の彼には闇属性指定があるから)

バトル・リスタートの効果でバトルを始めに戻す(実際には戦闘ダメージを0にしてもう一度攻撃することができる効果)ことで、
ブラック・ミストの効果を2回使用し、攻撃力を5800までアップ。そのままアンフォームド・ボイドに攻撃して影の巨人を倒した。

その後、人間世界に戻った遊馬とアストラルに「アストラルには悪を必要とする未来が待っている」という言葉を残して去っていった。



続いて登場したのは101話。アストラルの下を去った後は、パーカー議員という人間に憑依して人間世界を観察していた。

ちなみに内容は表向きは児童センターや子供のための図書館を設立するなど、
市民の生活を第一に考える政治家として活動しながら、
裏では闇カジノの運営や密輸を行う暗黒街のボスとして活動していた。

バリアンの力であるRUM-バリアンズ・フォースとナンバーズのありかの情報を提供してきたベクターを配下につけて活動を開始。
遊馬たちより一足先にナンバーズのある悲鳴の迷宮へと到着し、伝説のナンバーズを手に入れた。

その後、ベクターと共に悲鳴の迷宮の奥で遊馬たちを待ち受け、罠にはめる。
そして、ナンバーズを賭けてアストラルとデュエルを始めた。

ベクターとNo.96が実質的に遊馬を人質に取ったことにより、満足なデュエルができないアストラルに対し、

No.96は、アストラルが九十九遊馬によって人間の弱さに染まったと指摘。
さらに、自らがいなければカオスナンバーズの吸収は不可能であり、ナンバーズは揃わず、ヌメロン・コードも手に入らないと告げた。

No.96はジャッジ・バスターをランクアップさせCNo.65 裁断魔王ジャッジ・デビルを出し、
アストラルはどうにか持ちこたえたものの、勝利は絶望的に見え、遊馬もあきらめかけた。

しかし、アストラルに「甘ったれるな!」と一喝された遊馬は
かっとビングによって自力で罠から脱出。(視聴者が予想したのと全く違ったSASUKE展開で)

ここからアストラルの怒涛の反撃が始まり、CNo.39 希望皇ホープレイをカオスエクシーズチェンジで出し、
スペリオール・オーバーレイでジャッジ・デビルは破壊した上にブラック・ミストはオーバーレイ・ユニットを失うことになる。

そこへホープレイの攻撃を受け、一転して追い詰められたNo.96はトラップカードでRUM-バリアンズ・フォースを発動し、自分自身をランクアップ。
CNo.96 ブラック・ストームをエクシーズ召喚。自らがカオスナンバーズとなったことで、アストラルに吸収されることを防いだ。

声のエフェクトが気持ち悪いとか言ってはいけない

そして、CNo.96の効果で互いにダメージを受け、相打ちとなった。(あれだけ大層に出して相打ちかよ!とは突っ込んではいけない)

アストラルを負かせなかったことで、ベクターは負け惜しみ気味に迷宮を崩壊させたため、No.96も城を後にした。
その後、No.96は、ベクターを「悪として2流」として評した後、別れの挨拶をして去っていった。

ちなみにこのカオス化した際の姿は、ベクターのバリアンモードとシルエットがそっくりである。


そして再登場したのは110話。声のエフェクトがなくなりいつもの悪役入野ボイスに戻る。

バリアンの力で自らをカオス化させたNo.96であったが、その力は抑えがたく、自らが消滅しそうになる。
だが、アストラルを倒したいとの思いから、万物の力を超えた「神」となり、アストラル世界への攻撃を開始。
その余波によって、人間世界、バリアン世界までにも異常現象が発生する。

その中で、異変を察して外に出てきた遊馬やアストラルらを自らの下へ引き込んだ。(巻き込まれたカイトの気まずそうな表情は気にしてはいけない)

No.96はその強化された力でバリアンズ・スフィア・フィールドを展開、遊馬とアストラルとのデュエルを開始した。

No.96は早速ブラック・ミストをエクシーズ召喚したが、すぐにバリアンズ・フォースでCNo.96へランクアップさせてしまう。

アストラルと遊馬にとって不利な、バリアンズ・スフィア・フィールド内でのデュエルであったため、
決着を急ぐ遊馬は、すぐにCNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリーを降臨させる。

だが、No.96はアストラルたちとの対戦のためにとことんナンバーズとカオスナンバーズに対するメタカードを多数積んでいたのだった。

カオス・クロスでホープレイ・ヴィクトリーの動きを封じ、さらにフィールド魔法カオス・フィールドによって、
遊馬のエクストラデッキのNo.69、No.92を奪って次々とランクアップさせ、遊馬とアストラルを追い詰めていく。

バリアンズ・スフィア・フィールドの中で疲弊しきった遊馬は、
デュエルの最中に夕日でアストラルとデュエルするという幻覚を見るほどに弱ってしまう。

遊馬は戦う意志こそ失っていなかったものの、すでにダメージが限界に達していたために倒れてしまい、デュエルはアストラルが引き継ぐ。

アストラルは遊馬の「諦めない心」、「まっすぐに進む意志」を語ったが、
No.96はそれを下らぬと言い捨て、わずかな悪意のシミで崩壊する純潔なアストラル世界のようだと指摘し、ナンバーズ・カルマでとどめを刺そうとする。

確かにアストラルは過去に一度、その「小さな黒いシミ」のために暴走しかけたことがあったが、
今のアストラルはすでに遊馬によってその試練を乗り越えていた。

アストラルはナンバーズ・リターンによって、遊馬との最初の絆、墓地のNo.39 希望皇ホープを復活させる。
あえて強力な効果を持つNo.69やNo.92を捨て(OCG的には両者とも蘇生条件を満たしてないのでホープしか選べないが)、
自らと戦ってきた仲間であるホープを復活させたアストラルに対し、No.96は自らの理想の世界を語る。

しかし嫉妬や猜疑心、憎しみ、裏切りに遭い、かつそれを信じることによって乗り越えてきた遊馬に、その考えを一蹴される。
もっともNo.96はおもしろくなさそうな様子ではあったのだが。

そしてアストラルと遊馬はZEXALⅡとなり、CNo.39 希望皇ホープレイを降臨させる。
No.96にとって、ここまでは読み通りであり、ナンバーズ・デス・ロックでホープレイを封じるが、
エクシーズ・トレジャーによって4枚シャイニング・ドローで創造されたカードによって、
3体のCNo.は全滅、その後、ホープの一撃を受けてデュエルに敗北してしまった。なお、ベクターと姿が似ていることは前述したが、ここで敗北した際の吹き飛び方もサルガッソでベクターが負けた時と全く同じである

自らが負けたことで、No.96は負け惜しみを込めてナンバーズである自らをアストラルに取り込ませようとする。
No.96はアストラルを利用して自らの野望を果たさんとするが、アストラルはかけがえのない仲間のため、自らと引き換えにNo.96を消滅させることを選択。

それによってNo.96の力は消滅し、遊馬たちは元の世界に帰ることはできたが、
皇の鍵は失われ、アストラルはナンバーズを残して遊馬の下から消えることになる。



【その正体】

結果的にはアストラルはNo.96を吸収することができなかったために、その力はバリアン世界の神、ドン・サウザンドの王宮に送られた。
ドン・サウザンドはそこへベクターを呼び出し、No.96の正体を語る。

No.96は実はドン・サウザンドの一部であり、はるか昔にドン・サウザンドとアストラルが戦った際、
ドン・サウザンドの放った力がアストラルの中に入ったものであるという。

つまりCNo.をアストラルが彼がいないと吸収できないのは、カオスナンバーズの本質が彼の本体であるドン・サウザンドの力と同じだったからである。
(オーバーハンドレッド・ナンバーズを吸収できないのは、そのカードはドン・サウザンドの呪いのカードでナンバーズと厳密には分類が違うから)

ちなみにカオス化したNo.96の姿がドン・サウザンドによく似ていたので伏線自体は張られていたのだが、
後に登場した真ドン・サウザンドの姿がまさに彼そっくりであり、ドン・サウザンドがアストラル世界出身であることと
ブラック・ミストがドン・サウザンドの一部であることが視覚的にも理解できるようになっている。

その後、No.96の力は、ドン・サウザンドが人間世界とバリアン世界を融合させる偽のナンバーズを量産するために使われることとなった。

以後、No.96 ブラック・ミストのカードを含めてベクターとドン・サウザンド側が所有していることになる。


そして131話にてベクターによってエクシーズ召喚される。
そしてその姿はまるで操り人形のようになった黒いアストラルだった。

No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロの効果によって破壊された。
その後、No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッターに装備されている。

最初は鉄男に負けてしまうなど、あまり実力もないような様子であったが、カオス化しラスボス級の力を勝ち取った96。
だが最終的に待っていたのは意思もない状態でバラバラにされながら操り人形として利用されるという悲惨な末路だった。




【以下ネタ】

ブラック・ミストと言う名前で
某アトリーム出身の非常にウザいパイロットが連想され、そのパイロットの台詞が改編されている事態も少なからずおこった。

いやぁ、ブラック・ミストは強敵でしたね

この度、11月発売のパック『ORDER OF CHAOS』にてウルトラレアでOCG化された。




「オーバーレイ・ユニットが傍にいれば俺だって成長しますよ、決闘者さん!」




OCG

エクシーズ・効果モンスター
ランク2/闇属性/悪魔族/攻 100/守1000
レベル2モンスター×3
(1):このカードが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に1度、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その相手モンスターの攻撃力を半分にし、その数値分このカードの攻撃力をアップする。



「ちょっと暴れてるモンスターがいても戦闘破壊は慣れてます!俺に任せて下さい!」


なんと、戦闘破壊耐性が無くなった以外はアニメ効果で再現された上に縛りが無くなった!


創造の代行者ヴィーナス「よいしょっ……と」
ブラック・レイ・ランサー「なん……だと……?」

縛りが無くなったことにより、【代行天使】【おジャマ】などレベル2を展開しやすいデッキにおいて採用できるようになった。
特に【代行天使】では球体を素材にしてエクシーズ召喚すれば開闢の召喚条件も満たすことができる。
小鳥ちゃん大歓喜?


ちなみにカオス化した後の姿は以下。

現れろ、CNo.96!
混沌なる嵐を巻き起こし、今ここに舞い降りろ! ブラック・ストーム!!

  • CNo.96 ブラック・ストーム
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/闇属性/悪魔族/攻1000/守1000
闇属性レベル3モンスター×4
このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
また、このカードが「No.96 ブラック・ミスト」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
その相手モンスターの攻撃力を0にし、このカードの攻撃力はその相手モンスターの元々の攻撃力分アップする。

曲がりなりにも人型だった進化前から一転、四足歩行の獣じみた姿に変貌。
効果もストレートにパワーアップしており、素の状態でもライオンハート同様の戦闘ダメージ共有+破壊耐性、進化効果により相手モンスターを無力化しつつ大幅強化が可能になった。

ただ、「弱体化して殴る」は進化前の時点で十分仕事ができているので、RUMを組み込んでまでこのカードを使う意味があるかは怪しいところ。決して弱くはないのだが、進化前が十分強い。




追記・修正は体を乗っ取られてからお願いします。




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最終更新:2023年12月30日 16:40