ジャン・キルシュタイン

登録日:2011/06/14(火) 20:52:13
更新日:2023/11/13 Mon 12:12:08
所要時間:約 7 分で読めます





オレは…! オレには今
何をすべきかがわかるんだよ!


そしてこれがオレ達の選んだ仕事だ!!
力を貸せ!!




※ネタバレ注意





進撃の巨人」の登場人物で、原作13巻限定版の特典DVD、「突然の来訪者 -苛まれる青春の呪い-」では主人公を務める。
CV:谷山紀章
第104期訓練兵であり、成績上位10名の中のひとりでもある。順位は6位。
上下で分かれた銀と黒の髪が特徴。
ライナーに似てるだとかは言っちゃあいけない
憲兵団に入って内地に住み、安全で快適な暮らしがしたい為、10位以内を目指したとの事。

しかし現在は……?




【性格】
良くも悪くも自分に正直で、思ったことを率直に口にする。
その為、巨人に対する考え方の違う人間(主にエレン)との余計な口論が増え、殴り合いに発展する事も多々ある。
しかし、少数の犠牲で他の大勢の訓練兵を生かそうと試みたり、マルコの惨事を目にして自らの信念を変えたり、
ライナーが女型の巨人に襲撃されて動揺しかけたりするなど、仲間の事は大切に思っているのが窺える。
あと彼は思春期真っ只中でもある。

原作者は一番好きなキャラにジャンを上げており、正直過ぎるため反感を買いやすいが、良い面も悪い面も隠さず曝け出す嘘がない性格で、信用できる人間だと語っている。

【対人関係】

エレン・イェーガー
恋敵。エレンがミカサをどのような対象として捉えているのかは定かではないが、ジャンからはそう見えている。
それ以外にも前述した見解の相違、彼に対する嫉妬や巨人化への不信感など、仲が良いのかと問われたら素直には頷けない。
だが、マルコの死をエレンに告げ、皮肉を言った後、自分達の命がエレンの働きに見合うのかどうかと尋ね、

「だから…エレン お前… 本当に…」

「頼むぞ?」

と、彼にプレッシャーを与えつつ、ある程度の信頼は(エレン自身に)寄せているのを見せた。
まあ、嫌いあっててもそこは仲間といったところ。


ミカサ・アッカーマン
一目惚れした相手。とても綺麗な黒髪をしている、肉を削ぎ落とすのが特技の主席。
エレンとの関係が悪いのは、ミカサに対してジャンが持つ感情によるもの。
発端は、エレンと小規模な口論をした少し後に、ジャンが誉めたミカサの髪を、エレンが気兼ねなく触っていたのを意図せずに見てしまった事である。
(さらにエレンが「装置に絡まったら危ないから髪を切れよ」と言い、ミカサがあっさり従ったのもある)
「人との信頼」をコニーで拭った彼は、以来、エレンに対して攻撃的になる。
それに呆れたミカサはこんな顔をした↓

「(´く_` )< フゥ……」

それを見たジャンは、

「ふざけんなよてめぇ…!!」
「服なんかどうでもいいだろうが!うらやましい!」
と、涙しながらエレンに激昂した。

険悪な雰囲気の中で「服が破けちゃうだろうが」と反論するエレンもエレンである。

ミカサを調査兵団に行かせる事に反感を抱いている描写があったり、
巨人達を目の前にして八方塞がりの時に、「いっそ…言っておけば……」と、彼女に告白していないことを悔いているのが見受けられるセリフがあったりと、
ミカサへの思いは未だ燻っている。
ただ調査兵団入団後にエレンに「自分たちはエレンのために死ななければならないことがある」という事を伝えた時に、
それをミカサが「エレンにプレッシャーがかかる」と止めようとすると、
「誰もがお前のようにエレンのために無償で死ねるわけじゃない」と言い返す場面もある。


マルコ・ボット
親友。訓練中には立体機動のコツをジャンが教えていた事も。
他の訓練兵がマルコの指揮する班で訓練を行いたいと口を揃えて言う中で、「自分はジャンの方が指揮役に向いていると思う」と彼に話した。

マルコ曰く、

「ジャンは強い人間ではないから、弱い人間の気持ちがよく理解できる」
「加えて、現状を正しく認識できるので、今何をするべきかが明確にわかる」
「大半の人間は弱いと言えるけれど、自分達と同じ目線に立つ人間から放たれた指示なら、どんなに困難であっても切実に届くはず」
これらがジャンの本質であるらしい。

しかしこの回想の後、

「お前… マルコ…… か……?」

体の半分を抉られ、路傍に打ち捨てられていたマルコの遺骸をジャンは見つけた。
5巻より後の裏表紙では、マルコの立っていた部分が黒く塗り潰されている。



【そして調査兵団へ…】

命を落とした兵士達を火葬する最中、彼は他の訓練兵に尋ねる。

「おい… お前ら…」
「所属兵科は何にするか 決めたか?」

「オレは決めたぞ」
「オレは…」
「……」
「オレは…」

「調査兵団になる」


なぜ調査兵団に進路を変えたのかと問われた彼は、
誰かに説得されて自分の命を懸けてる訳ではない、自分で決めなければこの仕事を務めることは出来ない
と答えた。
そうして、アニ以外の成績上位(ryと共にジャンは、第104期調査兵団として心臓を捧げる事になる。
エレンの生家に残された巨人の謎を求め、彼らは新兵として壁外調査に赴いた。


だが結果は…………











【嘘予告におけるジャン】

「突然の来訪者」
 苛まれる思春期の呪い





 チ
  ャ




「ジャン!」
「あんた!自分の部屋ちゃんと掃除したの!?」




ガバッ



「ババァ!!」
「ノックしろよッ!!」



ジャンの壮絶な
過去が明らかに!!







単行本6巻にて。
わかりやすくまとめると、部屋の布団の上でエロ本読んでたジャンの所へ、カーチャンがノックせずに入ってくるという図。
慌てて毛布にくるまり、お母さんをババァ呼ばわりする辺り、思い当たる節がある人も居るのではないだろうか。
煽り文から察するに、ジャンも何か重たいものを抱えているのかもしれない。

ちなみに彼の出身地はローゼ・トロスト区なのだが、
そのトロスト区が巨人の襲撃に遭っても出身である街の住民の安否よりも自分の保身で頭がいっぱいなところ思い返すと、
本気で過去に何かあったのかもしれない。


【アニメ】
アニメスタッフにも人気があるらしく全般的に出番が増えており、初陣の話では彼の指揮官としての資質が見れる描写が増えている。
一方でトロスト区奪還作戦の下りでは立体機動装置が故障してピンチに陥ることもあった。

冒頭で述べた通り、外伝作品「突然の来訪者 -苛まれる青春の呪い-」では主人公となり、上の嘘予告のやり取りが冒頭でシチュエーションを少し変更した上で映像化された。(ついでにサシャの料理シーン、アルミンの膝打ち悶絶、ライナーの特に理由のない暴力などの他の嘘予告も映像化されている。)

そしてなんと紅蓮の弓矢の映像もエレンの部分をジャンに置き換えた特別仕様になっている。

ちなみに紅蓮の弓矢を歌っているRevoさんもジャンが好きで、あるコラボジャケットではジャンの隣に描かれていた。
また進撃とは関係ないサンホラ作品『ヴァニシング・スターライト』の予約限定版冊子内でも、なぜか唐突に「キルシュタイン」なる単語が出てきており
2019年に音楽番組『アニソン!プレミアム!夏の生放送SP!』にてLinked Horizonのミカサ曲『13の冬』が披露された際、Revo氏・石川由衣氏が曲前コメントを述べる時GRANRODEOとして出演していた谷山氏も少し加わるという嬉しい偶然があったりもした。


ジャン「追記・修正お願いしま……」
カーチャン「ジャン!あんた!自分の部屋(ry」
ジャン「ババァ!ノックしろよッ!!」

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最終更新:2023年11月13日 12:12