棒読み

登録日:2009/06/05 Fri 01:52:53
更新日:2024/01/28 Sun 14:38:12
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その名の通り、台本等の文章を声に出して読むに際して、棒の如くほぼ一定の音程・抑揚で読むこと。
読む時に気持ちを込めていなかったり、演技系統の経験が浅かったりすると起きる。
ここでは主にアニメや吹き替えで生じる棒読みについて述べる。


概要

主に声がくぐもっている、声に起伏がない、滑舌が悪い(例:オンドゥル語)、絵は二次元なのに声が三次元で違和感があるなどの時に棒読みと言われがちで、
単純に声・台詞が聞き取りづらい他、アニメーションや吹き替えの場合、絵や俳優の豊かな感情表現と声の棒読み具合のミスマッチで内容に集中できなかったりするため、
基本的にはネガティブな意味合いで使われる。

話題性を確保するために、声優経験があまりない俳優やアイドル、お笑い芸人やスポーツ選手などの有名人を声優に起用するといったことは少なからずあり、
その結果、主要キャラクターのほとんどが棒読みになってしまうといった(純粋に作品を楽しみたい人からすれば)惨事になることもあり、
作品によっては重要人物に起用する事もあるが、クライマックスが棒読みで台無しという惨事になることもある。
話題性以外にも、「このキャラクターにはプロ声優の演技がかみ合わない」「違う世界に生きていることを表現したい」という理由で
意図的な音響面の演出として声優経験の少ない専業俳優がキャスティングされる場合もあり、
有名どころではジブリ作品で監督を手掛けた宮崎駿などがそういう理由で主役に声優ではなく俳優または文化人を多く起用していたりする。

また、声優は基本的に声だけで演技するのに対し、俳優は声以外にも表情、身振り手振りなども用いて演技するため、
ベテラン俳優でも、その勝手の違いから演技力を発揮できず、棒読み気味になってしまうこともある。
実際、多くの俳優が本業の声優と共に吹き替えを担当した「KAMENRIDER DRAGON KNIGHT」では、俳優と声優のやり方の違いに戸惑ったキャストが多かったという。
舞台をメインに活動している俳優の演技が、ドラマなどでは若干オーバーに映るのと似たようなものだろう。
逆に特撮出身俳優は、動きに合わせてアテレコしていくという収録を1年強続ける関係で、声優・俳優どちらでもかなりの演技力を見せる。
この理由に加え「掛け声がメインだから」という理由で『ドラゴンクエストソード』では特撮俳優がメインキャラのCVとして当てられている。

そもそも、映画やドラマ、アニメなどのエンターテイメントでは「声」も重要な役割を果たしており、
実写の洋画吹き替えの場合、棒読みでなくとも俳優本来の声とかけ離れていることが原因で低評価になってしまうこともしばしばある。
シリーズ作品の場合、1度芸能人が演じた役柄を続編では本職の声優が引き継ぐことも多い。

一方、ディズニー作品の吹き替えでは、キャラクターの声のイメージを守る事が徹底されており、
引退や逝去、不祥事、子役の声変わりといった特別な事情がない限り、一度担当したら続編などでも基本的に続投させている。
そのため、タレント声優が起用されたキャラが僅かでも登場すると、少しの出番のためにわざわざ再起用するのも珍しくない。
「モンスターズ・ユニバーシティ」や「ファインディング・ドリー」、「インクレディブル・ファミリー」といった10数年ぶりの続編でも、
前作のキャストを可能な限り再集結させるほど強い拘りを持っているが、2000年代までは現在ほど続投が徹底されておらず、
劇場向け長編アニメーションとオリジナルビデオ作品で声優が異なる事がしばしばあった。
なお、動画配信サービス「ディズニープラス」での配信限定作品では、芸能人が担当した役柄の殆どがプロ声優に変更されている。
またディズニーの看板キャラクターミッキーマウスの歴代声優は、アメリカでの歴代公式担当5人中4人が演技経験のない一般人で日本でも平成時代の公式吹き替え声優は大学教授だった。
これは初代担当が原作者本人で、かつミッキーのパブリックイメージの一つである特徴的な声の再現を優先しているためと思われる。

確かに多くの人に作品を見てもらうためには話題性も重要であり、そのために有名人を声優を起用することも間違いではないのだろうが、
棒読み、キャラクター・俳優のイメージに合っていないなどで作品の評判を悪くしてしまえば、話題性以外の面ではマイナスになってしまうだろう。
2010年代に入ると吹き替え音源のオフィシャル化などの事情でテレビ放送独自の吹き替え制作が減少していき、劇場公開・ソフト版の吹き替え音源での放送が殆どとなり、その出演者の中に芸能人がいた場合、時にはSNSなどで批判的なコメントが殺到してしまう事も多い。
ちなみに、タレントとしても高い知名度を持つ山寺宏一は芸能人声優と公開アフレコなどで共演する事も多いが、某アニメ作品の劇場版の声優変更問題について遠回しに苦言を呈した事もある。

もちろん 芸能人声優の中にも本職に匹敵する実力を持っている人もおり、芸能人が声優を務めることが必ずしもマイナスとなるわけではない
例を挙げれば、「シュレック」の浜田雅功(ダウンタウン)、「アイスエイジ」の太田光(爆笑問題)と「モンスターズ・インク」の田中裕二(爆笑問題)などは評価が高い。
特に「アイスエイジ」は配給会社がアニメ映画の公開に消極的になった事で4作目以降が劇場未公開となるが、そんな中でも太田は引き続きシリーズへの出演を果たしている。
洋ドラの吹き替えなら「アルフ」の所ジョージも印象深いところ。

ボクシング漫画の金字塔である「あしたのジョー」のアニメ版では、主人公の矢吹丈を水戸黄門の助さんでお馴染みあおい輝彦、丹下段平を悪役俳優で知られた藤岡重慶が演じ、テレビシリーズ・劇場版含め2名のみ一貫して同じキャストで通した。

ストレンヂアでのTOKIOの長瀬智也は初挑戦でありながら、全編通して主人公・名無しの役柄にハマった高い演技力を披露した。

大泉洋レイトン教授茄子のペペ等人格やノリの全く異なる役を演じ分けておりこちらも評価が高い。
ただしレイトン教授については大泉くん曰く
「結局日野さんが言う英国紳士ってなんだか分からなかったから、完全な棒読みで収録したらOK出た」とぶっちゃけている。

また、鬱ゲーとして有名なドラッグオンドラグーンでは、
ピーターが赤竜アンヘルを演じたが最初は人間を認めない無機質で傲慢な演技から始まり、
最後は戦友となったカイムのための自己犠牲からくる声の温かみ、
そして旅路の果てに理不尽を通り越し意味不明な事態に巻き込まれた嘆きを見事に演じた。

他にも攻殻機動隊の合田一人役である西田健は、公安9課最大の敵としての悪役を西田曰く演技者として高い次元で熱演。
天空の城ラピュタにおける寺田農(ムスカ)の記憶に褪せない往年の名演技も忘れてはいけないだろう。

また「いいですとも!」で知られる鹿賀丈史は上手いだけでなく、キャラソンまで歌ってしまっている。

そして忘れてならないのが国民的アニメであったこち亀両さんことラサール石井。
タレントながら他の声優達と肩を並べられるほどに演技力がよく、キャラクター性がありいい役者であった。ただし最初期はまだ力不足といった感じであり、ラサール本人も「初期は視聴者からの苦情は多かった」とのこと。放送が進むにつれて徐々にハマり役となった例ともいえる。

また、遊戯王デュエルモンスターズ遊戯を演じた風間俊介も、最初こそ棒読みをネタにされたものの放送を重ねるにつれて目に見える形で演技力が増していき、キャラの成長にあわせて演技面も成長という現象が見られた。

ジャンプ作品*1は「アニメメインじゃない」俳優・タレント陣を数人起用する事があるが、
こち亀の場合は、他のレギュラー陣に森尾由美、林家正蔵、三浦理恵子、小宮孝泰、渡辺哲ら「アニメメインじゃない」俳優・タレント陣が多い珍しい番組であり、堺雅人も白鳥麗次役で出演していた時期があった。

最近では、ゲームトリック・ロジックにてデーモン閣下がその力を見せ付けた。

なお、クレヨンしんちゃん埼玉西武ライオンズの中村剛也選手が本人役で出演した時には、棒読みをネタにされていた。

つまり声の演技の世界においては

キャラクターに命を吹き込める事

正義である。

故に 稀に棒ながら愛されるキャラがいるのは、それがただの棒ではなく、そのキャラに命を吹き込んでいるという事でもある

声のみで勝負するアニメや吹き替えではその性質上全くでは無いがあまりいないものの、
身振りや表情も加わる実写では、演技力自体は拙くとも熱意は十分に伝わってくる故にあまり批判されることがない、
言わば「愛すべき棒」はしばしば見受けられる。
例えば、ウルトラマンゼアスで主人公の朝日勝人を演じた関口雅晴は当時のとんねるずマネージャーであり、当然役者としては素人なので棒読みが目立ったが、演技力が拙くとも一生懸命な姿勢が好評を博し、「フレッシュな若手ウルトラマン」というキャラ像と上手くマッチしていた事もあってあまり批判されなかなった。
他にもKINGDOM HEARTSⅡのサイクスの佐藤銀平はあまり上手な方ではなかったのだが、その抑揚のないしゃべりが「心を持たないノーバディ」という設定にとてもマッチしていたためファンからは好評だった。
仮面ライダークウガ』のン・ダグバ・ゼバ役の浦井健治も終盤参加とはいえ棒読みが目立つが、それがかえって「純粋さ」と「不気味さ」を上手く表しており好評。

最悪なのは、演技力は低いわ、やる気は無いわ、見ていて明らかに酷い「愛せない棒」である。

なお最初は棒読みで不自然だったキャラが段々と自然に感じてきた時は、演者が上達したか、耳が慣れたか、またはその両方かである。
しまいには棒読みボイスに魅力を感じてしまい「 うまい棒 」と呼んだりするようになる。

時として棒読みが何かの伏線であることも極稀にあるし、
そのキャラが(例えば歌劇の舞台上などで)ガチガチに緊張していたり、アンドロイドなどの感情が希薄なキャラであるためにわざと棒読みで演じていることも。
時には、わざと声を加工して棒読みにすることもある。

ちなみに、ラノベ漫画等でよく使われる手法として、本心でないことを言った時に「オカネハセカイヘイワノタメニツカイマス」などと全部カタカナで表記することで棒読みを表現するというものがある。
大体は直後に「棒読みだぞ!」と突っ込まれる。

また、非常に稀だが、漫画でも棒読みが発動することがあったりする。
目が死んでいたり、あまりにも表情にやる気(精気)が感じられなかったり、セリフと漫画のキャラの表情が合致しなかった時等が主な発生原因だと思われている。
しかし、上記の全てを満たしていても発動しないときもあるので注意。

棒読み漫画としてポピュラーなのは、漫画版“リアル鬼ごっこ”等である。

フリーの文章読み上げソフト「Soft Talk」は棒読み声でとても有名。
ゆっくりの声と言えば大体の人が分かると思われる。
そのゆっくりとした喋り方、組み合わせられたゆっくりの絵と相まってかなりの人間がイライラさせられる。
……筈だったのだが、技術が向上したせいか、聞く側に変革が起きたせいか、その独特な声が多数の人に愛されるようになっている。
某動画サイトでは一大ジャンルを気づくに至った。
更には謎の技術により、棒読み声に音程を付ける事で歌を歌わせる物まで現れる。
Soft Talkの同じ音源であるUTAUのデフォルト(通称デフォ子)もちゃんと歌うことができる。
(ただし重音テトと同じく、スキルがないとゆっくりと同じ棒読みになってしまう)


注意点

よほど下手な物を除けば、棒読みに聞こえるか否かは主観による所も大きい。
前述の通りネガティブなニュアンスを多分に含む為、余りしつこく話題に出すと顰蹙を買う恐れもあるので注意してほしい。


■棒読みで有名な作品及びセリフ


マクロスF
ランカ「キミガキミガスキナンダー」
後のゲーム作品で棒読みが改善された結果、逆に違和感を覚える人が多数出現。

機動警察パトレイバー 2 the Movie
「SIFショウゴウ」
指令室を中心に展開されるスクランブルシーン。
オリジナルでは敢えて演技がド素人の本職の自衛隊員を起用。
サウンドリニューアル版ではプロの声優に総入れ替え。
DVDには両方の音源が収録されている。お好みはどちら?

◇遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
遊戯「サァ、ジョウノウチクンノターンダヨ」
闇遊戯「ミンナ、アリガトウ!オレワモーナニモオソレナイ」
丸1年かけつつ改善され、4年後の最終回付近ともなると完璧に演じ分け出来るようになった。
なお、後のシリーズでも本職でない方が声を当てることがちょこちょこあるのだが、良くも悪くもここまで劇的な変化はない。

真夏の夜の淫夢
DRVSフェラもできないの?そんなんじゃ甘いよ(棒)」
NSOK「調子こいてんじゃねーぞこの野郎、ホモのくせによー。何がしゃぶれだー? お前がしゃぶれよー。ほら上手いんだろー?ほらしゃぶれよー(棒)」
このセリフのある真夏の夜の淫夢 第二章はキャスト全員が極端な棒読みで有名。
結果、某動画サイトでは「棒読みだから2章(暴論)」というこじつけネタが定期的に流行る。

OVERMANキングゲイナー
ザッキ「たいいー!」(大尉)

ローグギャラクシー
キサラ「ジェスター」(上戸彩)
ジェスター「キサラー」

アンシャントロマン ~Power of Dark Side~
バーク「アバレルゾー!」
ミーナ「アナタガタガ、ピクシーノナカマダトハゾンジマセンデシタ」
バロア「オレサマノデバンダナ!」

FINAL FANTASY Ⅶ
ティファ「イヤー!」
FF7ACの話。後のFF7Rではかなり改善された。

FINAL FANTASY ⅩⅡ
ヴァン「オイヨイヨ!」
因みに中の人は後に仮面ライダーキバで汚名返上している。
逆にDDFFでは小野賢章があえて棒っぽくヴァンを演じている。

鬼武者
左馬介「ユキヒメーヌメマル-!」
後に発売したHD版では当時の面影を残しつつ、かなり上手になっている。

El shaddai
エゼキエル「オトートノカタキヲトルノデス!」
※PVでの棒読みであり、本編のエゼキエルとは声優が別人と思われる。

デスクリムゾン
コンバット越前「上から来るぞ!気をつけろ!」
※これは演技指導の結果

◇冒険!イクサー3
イクサー3「くすくす」(キューティー鈴木)

屍姫
マキナ「人は、畏怖と憐憫と侮蔑と嘲笑をこめて屍姫と呼ぶ」

機動戦士ガンダムSEED
アイシャ「アツクナラナイデ!マケルワ!」
※スペシャルエディション以降は平野文が担当し、棒読みではなくなった。
またゲーム「終わらない明日へ」に登場したレナ・イメリアの「ウチュージンハオトナシクウチューヘカエリナサイ」も有名。
ついでにロウ・ギュールも若干棒気味。Gジェネクロスレイズでは担当声優の小野坂昌也もやっとコツを掴んだのか、かなりマシになったが。
同作における3馬鹿のシャニも担当声優の本業は歌手であり棒気味に見えるが、これはあえてそうするような演技指導があったとのこと。薬物強化されていたり性格上もヤバイキャラであったため演技自体も好評だった。

うみねこのなく頃に
「アクマノシワザヤー」

ラブライブ!
西木野真姫「ナニソレイミワカンナイ!」

デビルマン(実写)
「おれでえもんになっちゃったよー」
「あーー」(棒読みな上に声も小さい)
「ほわーん」
「わあーーわあーー」(彼女の生首を見つけた時の迫真の演技)

龍が如く4 伝説を継ぐもの
谷村正義「サイッコー↓」
堂島大吾「コイヨキリュー」

◇クロヒョウ 龍が如く新章
右京龍也「わーっはっはっ(棒)」

超電子バイオマン
高杉真吾「やべどぉ~!高いんだどごの車ぁ~!!」(エゲ声)

劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE
黒崎一誠「ウラギリモノノアカイチト、クツジョクノナミダヲ!」(武蔵)
PS2版「仮面ライダーカブト」では中田譲治が演じており、こっちはかなり好評。
後に「バトライド・ウォーⅡ」で武蔵が再びコーカサスを演じる事になるが…

ロマンシング サガ -ミンストレルソング-
ナイトハルト「我が名はカール・アウグスト・ナイトハルト、イクゾー」
同作屈指の人気ネタキャラである。

ゼーガペイン
守凪了子「キョウちゃん、いっけぇー!」
花澤香菜の本格的な声優デビューキャラ。当時の演技は現在と大きく異なるが、素朴な味わいのあるよい棒、あの素人っぽさが逆に良かったなど高評価を得た。


ドラえもん(水田わさび版)
出木杉くん「にっぽんが、せますぎるんだよ」
近年では慣れたのかかなり改善されている。


大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE
ウルトラの母「タロー!シッカリー!タロー!」
しかし、回想で出てくる若い頃の方はまあまあ違和感はない。

魔法戦隊マジレンジャー
「ウッセー!アキラメズニキアイイレテ、タオスンダ!」

動物戦隊ジュウオウジャー
タスク「ボクハイカナイ。ボクハキミノセワニハナラナイ!」

仮面ライダー響鬼
仮面ライダー朱鬼「バカメ、コレガオニノシゴトダ!」

THE ROOM
ジョニー「あいでぃっどのっとひっとはー。いっつのっととぅるー。いっつぶーしっ。あいでぃっどのっとひっとはー。あいでぃっどなぁぁぁぁ…おーはいまーく。」
棒読みな上にアクセントも珍妙。
そもそもセリフ自体が状況と噛み合っておらず違和感しかないことも合わせてよくネタにされる。

二ノ国(PS3版)
アリー「おりばー↑」
男の仲間はマシだが主人公はちょっと、ヒロインはかなりの棒読み。
だからといって全員が棒読みというのではなく、演技の拙い主人公役の多部未華子の横で山口勝平とかがしゃべるから違和感が凄い。
ちなみにココルという少女も棒読みだが、演者の芦田愛菜が当時小学生だったのでそこは仕方ないだろう。

◇スーパーナチュラル
ディーン「かじだーにげろー」
なぜか次長課長の井上が演じておりレジェンドクラスに酷い。
もう一人の主人公サムの成宮寛貴も井上ほどじゃないが不評。あまりに不評で第3シーズンからは変更された。

名探偵コナン
主に劇場版でのゲスト声優がやり玉に挙げられやすい。
特にネタにされるのは漆黒の追跡者のDAIGOと11人目のストライカーの各種サッカー選手本人。
かと思いきや純黒の悪夢の天海祐希などレギュラー陣を食いかねないほど上手な方もいる。
他にもゲスト吹き替えに当選した一般の人たちもいるが仕方ないとはいえほぼ棒。

劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!
真田幸村「準備は順調だ、牙王殿。もうすぐ決行出来るだろう」「す、すまん。言い過ぎた」
お笑い芸人の陣内智則を起用したゲストキャラクター。
これだけなら芸人枠ということもあり「仕方ない」で済ませられるのだが、公開から10年後の2017年にアメトーークで突如として披露され、「クソ大根!」とイジられたことを皮切りにネタとしての知名度が急激に爆発。
それ以降も各バラエティ番組で陣内と仮面ライダーが揃った途端に陣内のクソ大根シーンが晒されるというのが定番になった。
なお、再現を求められた時も演技力は向上していなかった。本職じゃないもんね。
撮影にあまり余裕がなかったようで、監督からも投げやりな感じでOKを出されたようだ。


なお、「ストライクウィッチーズ」「ぐるみん」のように、演技指導などで「敢えて」声優に棒読みで演技させるケースもあり、
例えばOVA製作当時でも中堅声優として名が売れていた山口勝平が「ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日」にて主役の「子供の演技」を要求され、
わざとTV慣れしてない子役っぽい棒読みにしたなんてケースも。


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最終更新:2024年01月28日 14:38

*1 るろうに剣心、テニスの王子様、アイシールド21など