ゲームセンターCX

登録日:2009/08/22(土) 12:54:13
更新日:2023/12/29 Fri 18:35:28
所要時間:約 13 分で読めます




「ゲームは1日、12時間ぐらいや!」

CSスカパーのフジテレビONEで放送中のバラエティ番組。
2011年10月にこの度BSスカパーで放映されていた(ただし、第9シリーズから一部を再放送。初回は復帰した後の暴れん坊天狗)。

2003年11月4日から放送開始し、シーズンごとに区切っていて現在第24シーズンが放送中。


懐かしいコンピューターゲームに焦点を当て、そのゲームにお笑い芸人の有野晋哉(よゐこ)が挑戦。
完全クリアを目指すコーナーをメインに据えた番組。
番組本やDVD-BOXも発売されている。

当初は「クリエイターインタビュー」コーナーを主眼に据えた構成で挑戦はサブだったが、
第一回目にしてクソゲー界のレジェンド「たけしの挑戦状」をプレイするというフリーダムと、有野のボヤキが人気を博したため、
挑戦がメインコーナーになった。
現在ではごくまれにクリエイターへの取材コーナーを設けることもあり、
また有野・アメザリ平井のコンビが一つのメーカーを取り上げる「The ゲームメーカー」というスピンオフ企画がある。


□コーナー
 ●有野の挑戦
  有野課長がゲームに挑戦する。放送の多くを占める部分。
 ●たまに行くならこんなゲームセンター
  各地のゲームセンターや駄菓子屋に訪れる。


〇ミニコーナー(☆は構成の岐部さんが進行役)
 ●あの人に会いたい
  ゲームクリエーターにインタビュー。初期はこれ中心。
 ●有野のもしもし大作戦
  視聴者に電話をかけ、「元祖西遊記 スーパーモンキー大冒険」や「チャンピオンシップロードランナー」など難ゲーをプレイ。
 ●ウラワザ ジェットストリーム
  レトロゲームの裏ワザに対する思い出のエピソードが流れる。
 ●有野のDVD大作戦
  DVD-BOXに入れる回を選別。
 ●ハードのエースが出てこない☆
  作家岐部とマイナーハード紹介。コーナーの終わりには封印される。
 ●ロマンティックが止まらない
  レトロゲームのHなシーン紹介。
 ●ゲーム&ウォッチ ほっとけないよ☆
  作家岐部とゲーム&ウォッチ紹介。岐部が買わせようとして来る。
 ●ゼビウス観察日記
  ゼビウスの無敵技を永久的にやったらどうなるのか、と言うドキュメンタリー。衝撃のラスト。
 ●ファミコンまんが喫茶店
  当時よくあったファミコンプレイ漫画を有野課長が読む。
 ●勝手にうたいやがれ
  レトロゲームのBGMや効果音に勝手に歌詞を付ける。空耳アワー方式。
 ●もったいないカラー☆
  ゲームボーイのソフトをプレイし、カラー化して欲しい物を選ぶ。
 ●衝撃映像MAX
  リンク先参照。
 ●キャッチコピーをつかまえて…☆
  ゲームのキャッチコピーでかるた遊び。謎の中国人が出て来る。
 ●レト朗読
  レトロゲームの名・迷シーンを女子アナやスタッフと朗読。
 ●プロジェクトCX☆
  ファミコン周辺機器紹介。
 ●ファミコン人間国宝ありの
  架空のファミコンゲームを、90歳の有野が勝手に想像して語る。
 ●バーコードギャンブラー☆
  ゲーム箱のバーコードでバーコードバトラーをプレイさせ、更にコインも賭ける。
 ●ファミコンスナイパー
  遠くから望遠鏡でファミコンソフトのタイトル当て。
 ●振り返れば奴がいた☆
  SG-1000の30周年を岐部と勝手に祝う。
 ●FAMICOM BOX 10分で十分
  温泉宿で100円10分のファミコンボックスをプレイするコーナー。
 ●ゲームセンターMSX☆
  MSXをプレイしてMSXの名前の由来を突き止めるコーナー。
 ●DJモンスター
  モンスターファームを使い、2枚のCDで作ったモンスターのどちらが勝つかを予想するコーナー。
 ●有野課長のボーナス査定☆
  各ゲームのボーナスステージをプレイし、クリアするごとに番組から様々なボーナスが進呈される。
 ●渋谷に訊け
  流行の発信地である渋谷の若者に、レトロゲームに関する知識を知っているかをインタビューして生の声を聞くコーナー。なぜか若い女の子ばかりにインタビューをしている。
 ●クイズ$ファミオネア☆
  レトロゲームに関する4択問題を出題。正解数に応じて豪華賞品が進呈される。なぜか「ストⅡ」がよく弄られる。
 ●仁義なき2Pプレイ マリオブラザーズ激闘編
  有野と歴代ADがマリオブラザーズで対決。負けたほうは落とし前としてビリビリガンの餌食となる。
 ●学べるゲーム講座☆
  ゲームで遊びながら勉強もしようというコーナー。講師は林修岐部。
 ●基板屋珈琲店☆
  岐部が経営する珈琲店に有野が来店し、基板のアーケードゲームをプレイするコーナー。
 ●密着!ファミコン鑑定士☆
  ファミコンカセットの違いを鑑定するコーナー。いわばファミコンカセットの間違い探し
 ●GOODBYE白黒男(ゲームボーイ)
  平成最初のハード「GAMEBOY」の周辺機器やソフトを振り返りながら平成に別れを告げる。
 ●うどんが茹であがるまで☆
  全国各地のご当地うどんが茹であがるまでファミコンのゲームグッズを紹介する。因みにセットは基板屋珈琲店の使い回し。
 ●占いゲームの館
  占いゲームをプレイし有野課長の運勢を占う。占い師は広報の小川さん。


□メインパーソナリティ
1972年生まれの「ファミコン世代」
子供っぽさの残るオヤジ顔&味のあるツッコミが哀愁を感じさせる番組企画に合い、ゲーム経験を問わず子供から大人に至るまで人気を得ている。
番組スタッフと力を合わせ、努力と根性、そして持ち前の強運でエンディング画面を目指す。

「取扱説明書をある程度困ってからじゃないと読まない(取説は攻略本じゃないですよ課長)」
「ボス撃破後に油断したり調子に乗ったり、ガッツポーズして画面から目を外したりコントローラーを手放す
「ゲームを後日に延長すると、操作方法をすっかり忘れる。」

など、いくつかの致命的な欠点がある。
しかし、まぐれで強敵を撃破したり偶然隠しワープを発見するなどの異常なほどの強運を見せることがある。

開始当初の肩書きは「主任」であった。第1シーズン終了後より「課長代理」に昇進。
その後、第3シーズンの挑戦ゲーム全クリアという偉業を成し遂げた事により「課長」にまで昇進した。
しかし、第4シーズンでは初回から4連敗を喫し「主任」にまで転落。
その次の回で挑戦に成功し、今後の活躍に期待を込めて「課長」に復帰となり、今に至っている。
本人曰く、目指すは「CEO」。

得意ゲームはパズル系。苦手ゲームはシューティング系と公言している。
アクションも苦手だが、挑戦するゲームは殆どアクションである。
チマチマした作業ゲーが好きな一面があり、「アクトレイザー」のシム部分やミニゲームなどの横道にハマって時間を無駄にすることも多い。
「ゲーム内ギャンブラー」と評される通り、毎回ギャンブル系のミニゲームにハマっては大金を手にしたり、逆に飲まれたりしている。
ライバル(天敵)はレッドアリーマー、ドラゴン、鳥。だが、レッドアリーマーは最近克服したらしい。

レトロゲームばかり挑戦してるから、最新のゲームができなくなっているとは本人談。
同時に「新しいゲームをやったら、相方の濱口の方が上手いと思いますよ」とも言っており、
実際に最新ゲームを紹介するゲームセンターDXでは濱口がコーナーを担当し、最新ゲームを楽しんでいる。

【有野語録】
  • ゲームセンターシーエックス!課長、オ~ン!
  • ゲームオーバー課長OFF
  • 早く帰れるかも(残業フラグ)
  • パターン入った!(入ってない)
  • ガメオベラや(※GAME OVERのローマ字読み)
  • そこにエンディングがあるからや
  • ゲームは1日12時間くらいだ
  • 嫌や、これ以上やったらゲームが嫌いになるよ俺
  • 帰ってきたラストレミングス
  • 天才的な閃きと平均以下のテクニック
  • お前クッパの何知ってんねん



■アシスタントディレクター
「有野の挑戦」で有野が苦戦し収録が長引きそうな状況になると、攻略のアドバイスやサポートプレイなどで登場する影の主役たちである。
有野がクリアできなかった時には、場合により30時間近い時間をかけて徹夜作業してクリアしている。
歴代AD:ゲームセンターCX歴代ADを参照


■カメラマン:阿部浩一(あべ こういち)福岡県(筑豊地区)出身。
「たまゲー」内で、有野に代わり『ハングオン』の運転で番組初登場。元ヤンキー。
クイズソフトの回では、車・バイクは手堅いと定評だが、3は犯人だったり、余計な口出しをして何故か有野が怒られたりする。
有野のプレイに対してツッコミを入れたり、たまゲー内にも時折顔を出すなど、番組内ではカメラマンの枠を超えた存在になりつつある。
非常に絵が上手く、ゲーム化企画で「北のメガネっ子」や「つっぱり大名」を披露した。
番組本で漫画を描き、生放送中に手料理を作ったり、たまゲーでは切手や釣りに詳しい面を見せた博多枠の多才な元ヤン。

\3は犯人だろ/



■構成作家:岐部昌幸(きべ まさゆき)
1977年10月9日生まれ。血液型はA型。
番組のブレーンの1人。 あだ名は火の鳥。
セガっ子で古いハードに詳しく「ハードのエースが出てこない」に説明役として出演した他、
有野の挑戦が行き詰った時には、たまーに応援として登場する構成作家。
犯人はこの人


■音声:須田祐一郎(すだ ゆういちろう)
愛称は「須田ちゃん」。
3児の父で高尾山在住。機械に強い。『スーパーマリオワールド』では、ソフトの接続部分をドライバーで掃除するというパワープレイで直した。
意外にもディズニークイズが得意だが、『子育てクイズマイエンジェル』だと全く役に立たなかったので退場させられている。
この人の終電が挑戦のタイムリミット、通称須田時間


■整音:谷澤宗明(たにざわ むねあき)
愛称は「タニー」。大の阪神ファン。
ウラワザジェットストリームから番組によく顔を出すようになった。
クロックタワー』では収録に参加してクリアに導く。
XLサイズTシャツは微妙な売れ行き。


■プロデューサー:菅剛史(かん つよし)
1964年10月5日生まれ。血液型はA型。
番組開始当初は総合演出。番組を製作しているガスコイン・カンパニーの社長でもある。
制作プロデューサーながら演技力や声質に定評があり、「有野の挑戦」や番組内の宣伝などのナレーション(通称・天の声)も兼任。
そのナレーション向きの声から、もじぴったんアンコールのCMナレーションまで担当したことがある。
基本的に冷静な語り口調だが、生放送やイベント等の仕切りの際や有野があまりにヘタレな際はやや感情的になってしまうこともある。
「くぐれ!」や「ゲームは遊びじゃないんですよ」という名台詞を残した。
笑い上戸であり、有野がミスしたときに聞こえる笑い声は彼である。
強面に見合ってかなり怖いらしく、初期の頃はロケ先で部下に物凄い剣幕で怒鳴っているところを有野に目撃されており、
そのエピソードを話すと演出の藤本に「無茶苦茶怖いんですよ!!」と証言されたくらい。
また、窮地で現場がパニックの際に現れ、場を凍らせる事も。
この度有野の代わりに被災地にニンテンドー3DS10台を提供した。



□有野の挑戦で登場した主なソフト

記念すべき初回の挑戦がよりにもよって公開処刑も当然なコレである。勿論失敗した。

あの鬼畜難易度で有名なゲームで、1面クリアには長い時間を要した。
1周目クリアの台詞に、レッドアリーマーや魔界村シリーズとの因縁など、GCCXの歴史の上では欠かせない回。

GCCX挑戦初のSFC用ソフトで初の2部構成、高難易度な操作性で有名。
有野が騎士を壁でハメて壁ハメした時に発した言葉は後の挑戦でもよく使われる。

何故か2から先に挑戦した。
同シリーズの他作品も多数挑戦しており、有野の宿敵的存在。

ホテル・サンハトヤで合宿挑戦。
名作と誉れ高いゲームだが、笛などの裏技を知らないと非常に高難易度なマリオであり、有野の心身を削り取った。

カセットの不良やカメック、そしてクッパに苦戦。
30時間かけた戦いのラストは感動的。

屈指の高難易度ゲーで、課長曰く「たけしの挑戦状に並ぶ難易度」
東島、笹野、浦川と共に力を合わせて挑む。

  • 第6シーズン #39 ワープか?セーブか!?「マイティボンジャック」
  • 第6シーズン #40 恐怖のWヘッダー「マイティ」&「レッドアリーマーII」
  • 第6シーズン #41 ファン感謝デー 決着!「マイティボンジャック」
井上と共に挑むものの大苦戦し、とうとう3回目にまでもつれこむ。
観衆の前での生挑戦でついに……!
映画化もされた屈指の挑戦である。

  • 第7シーズン #54 最上階を目指せ!!「カイの冒険」
  • 第8シーズン #55 目指せ100カイ! 第8シーズン ショ「カイの冒険」 ゲームセンターCX 生放送SP
のべ37時間半をかけた最長のゲーム。
生放送では98面一つに8時間かける放送事故になり、
「カイやれ」に「GO!」「アカン!」、アルフィーのライブ延期など一周回ってシュールな事になっている。

  • 第10シーズン #73 引率できるか!?「レミングス」 ゲームセンターCX 24時間生放送スペシャル
本編ではTrickyモード全30面攻略だった。
しかし、それより難易度の高いTaxingモードをまさかの24時間生放送で挑戦する事になる。
課長、スタッフ、そして視聴者が一丸になって一つのゲームを攻略する姿は必見。

この他にも多数のゲームがみんなのニンテンドーチャンネルや番組内で登場している。
挑戦ソフトや単に紹介されただけのソフト、ゲームセンターのゲームも含めれば軽く300は行くと思われる。


これをベースにしたDS用ソフト「ゲームセンターCX 有野の挑戦状」「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」が出ており、
第10シーズンの時点でDVDやゲームなど関連商品の売上が26億円を記録したことが『レミングス』回の冒頭、有野によってさらっと紹介された。
内容はオリジナルの「レトロゲーム」を複数収録した所謂ミニゲーム集だがその作りこみは深く、要所要所に番組の小ネタが仕込まれている。

2014年にはガルフから3DS用ソフト「ゲームセンターCX 3丁目の有野」が発売され、「有野の挑戦状2」と同様に限定版にはDVDが付属する。
が、開発会社の違いから来る作風の違いでかなり大不評。

他にも劇場版や武道館公演など、物凄い事をやっていたりする。
任天堂公式で相方の濱口と一緒にゲームをプレイする番組が不定期で作られているが、撮影スタッフは同番組と同じだったり。

2018年には声優の中村悠一がゲストとして出演、2023年には桜井政博のYouTubeチャンネルとコラボし話題となった。

海外でも人気は高く「Kacho」の愛称で知られており、収録中にフランスのテレビが取材に来た事もある。


追記・修正はゲームセンターCXを全シーズン見てからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ゲームセンターCX
  • テレビ番組
  • ゲーム
  • フジテレビ
  • 有野課長
  • ガメオベラ
  • 神と呼ばれる男
  • 24時間戦えますか?
  • くぐれ
  • 博多枠
  • 有野晋哉
  • よゐこ
  • 友達の家
  • ラストコンティニュー
  • GO!アカン!
  • うるせえよ
  • いけそう缶
  • カットグラス
  • 名刺
  • 冷えピタ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年12月29日 18:35