ムラクモ(アカツキ電光戦記)

登録日:2009/06/05(金) 20:31:19
更新日:2024/04/07 Sun 15:59:00
所要時間:約 3 分で読めます




現人神降臨



格闘ゲーム『アカツキ電光戦記』に登場するキャラクター。本作の最終ボス。
続編の『エヌアイン完全世界』にも登場している。
CV.松本忍


◆概要
秘密結社ゲゼルシャフトの創設者の一人にして支配者。
前大戦時は陸軍武官でアカツキの上官だった。
新世界秩序を築き、現人神として君臨するために電光機関を独占し全世界に最終戦争を仕掛けることを画策している。
また、完全者の秘蹟「転生の法」を会得しており、世界中に転生の器「依巫(ヨリマシ)」として自身の複製體(クローン)を無数に配置している。

電光機関に加え、最新式電光被服である「六〇式電光被服」を装備して立ちはだかる。
ホームステージはゲゼルシャフトの地下施設で、背景に巨大な電光機関がそびえ立ち、その根本からはピンク色の液体が溢れ出している。
これは電光機関の燃料にされたものの成れの果てで、要するにエレクトロゾルダートの搾りカスとでも言うべき代物。要所でエグい設定が垣間見える本ゲームでも一際えげつない描写である。

『エヌアイン完全世界』においては「人口調節審議会(人調審)」という秘密結社を立ち上げている。
また、の上官であった千家三佐という自身の複製體に転生。デフォルトカラーは濃緑に変わっている。

高い機動力やリーチの長い通常技を駆使した立ち回りを得意とする。また、分身やワープといった相手を撹乱する技を持つのが特徴。
反面火力が低めなことや、咄嗟に出せる対空手段が無いなど防御面が弱いことが欠点。操作難度も高い。

技名の一部はアカツキと同じ。

◆特殊技
  • 電光欺瞞(4+C)
分身しながら攻撃する立ちC及びしゃがみCのフェイント版で、ムラクモ自身は印を切ってその場に留まる技。
ただしスクロールの有無などから撹乱手段としては微妙。
隙が凄まじく大きいしゃがみBの隙軽減の手段として使えるが、バレると反撃されるので多用は禁物。

  • 電光迷彩(空中で2+攻撃)
空中で一瞬制止した後に姿を消して瞬間移動する。ボタンによって出現する位置が変わる。
幻惑効果が高く、相手の起き上がりに空中移動するC版からの空中攻撃を重ねて表裏択を仕掛けることが出来る。
ただし技の前後に大き目の隙があるので読まれて反撃される危険が伴う。
所謂光学迷彩で、ダッシュ時に姿を消す際にも使用している。

  • 人間迫砲(AorB電光迷彩後に8+攻撃)
姿を表すと共に斜め上に蹴り上げを出す。軌道はアカツキの同名技とほぼ同じ。
威力が高いため、カウンターや背面攻撃が成立した場合のダメージは馬鹿にならない。
ガードされれば当然致命的な隙を晒すため、見切られない程度に織り混ぜていくのが効果的。
C電光迷彩を潰しに来た相手へのカウンターとして使うのがベストか。

  • 電光弾(4タメ6攻撃)
目玉のように見える電撃弾を発射する。
ボタンで弾の軌跡を変えられ、Aは低い軌道、Bは直進、Cは高い軌道を進む(速度は同じ)。
発生は遅いが隙が小さめで、弾速も絶妙と本作では優秀な飛び道具
特攻版はA→B→Cの順にほぼ同時に3発撃つ。

  • 徹甲斬(2タメ8攻撃)
軍刀を逆手持ちで振り上げ斬りつける。
無敵は無いが、発生が速く威力が高い。
見た目に反して対空性能はいまいちなので、主にコンボの締めに使う。一応置き対空として使うことも出来るがリスクは高い。
特攻版は5ヒットするようになる。こちらは発生まで無敵が続き、真上にも判定があるので対空に使える。

  • 電光地雷(22攻撃)
足元に地雷を設置する。弱〜強で設置完了が遅くなり、爆破による打ち上げ高度が変わる。
設置後再度コマンド入力で地雷強制爆破。こちらは弱~強の順に発生が遅くなり硬直が短くなる。
これを絡めた起き攻めや連続技は非常に強力。ただしムラクモがダメージを受けると消滅してしまう。
特攻版は4つ置く。こちらはムラクモが攻撃を喰らっても消えない。
使用時のボイスや、懐にしまっておくにはでかすぎるサイズの地雷をおもむろに取り出して地面に設置する動作があまりにもシュール。
「これでよい…。」←なぜか嬉しそう

◆最終特別攻撃
  • 八紘一宇(ABC同時押し)

電光機関解放!
さらばだ!

自身の周囲に黒い雷を放ち相手を打ち上げた後、軍刀で連続攻撃するロック技。フィニッシュ時には背景に「八紘一宇」の文字が現れる。
初段は見た目に反し打撃判定。
発生前まで全身無敵があり、発生速度も非常に速いため、連続技だけでなく確定反撃にも有用。威力も高め。
雷の判定の高さはムラクモの身長程度、横は小パン程度で意外とリーチが短い。対空に使う際は引き付けないと悲惨なことになる。
ちなみに八紘一宇とは「日本を中心に世界を統合する」という戦時中の日本のスローガン。


◆完全神殺
  • 菊一文字(完全世界中ABD同時押し)
高速で駆け抜け、徹甲斬のモーションで相手を斬り捨てる一閃タイプの完全神殺。
突進速度が非常に速く、ダメージも高い。
単発技なので削りには向いていないが、相手の反対側まで一気にすり抜けるので位置によっては反撃を受けづらい。
完全神殺の中では優秀な性能である。
ただし発生が若干遅め。

◆余談
187cmと高身長で、電光戦車を除いた全キャラの中で2番目に背が高い(1番は)。

大戦時はアカツキ(アカツキ試製一號)と同じく暁部隊に所属しており、当時は『アカツキ零號』というコードネームを持っていた。
アカツキに命令を下したのも彼であるが、アカツキが生還することは想定していなかった。
これに関して「まさか生還する者がいるとは思わなかった」と語っており、案外詰めが甘いのでは?と疑惑を持たれている。

ムラクモ自身のストーリーでは、本人が死亡し彼の複製體インフーに転生したところから物語が始まる。
このストーリーではラスボスミュカレ/完全者となる。

ムラクモもミュカレと同じくEDでは全世界に対する最終戦争を仕掛けている迷惑極まりない指導者である。
しかもどっちも真面目に人類の救済が目的なのだからタチが悪い。
なお、彼らが協力している理由は利害が一致しているためであり、互いを利用し合っているに過ぎない。

作中においての言動はシリアスで、外見なども含めてラスボス然としたキャラクターである。
しかし、その一方、ムラクモの高い機動力を象徴する前歩きの異様極まりないモーション(OVAジャイアントロボの十傑集のように走る)や
電光地雷設置時の変なモーションやボイスがよくネタにされる。

ちなみに、本来は現人神の読み方は「あらひとがみ」だが、彼はネタで「げんじんしん」と呼ばれることが多い。
これは、アカツキ電光戦記のラジオである「アカツキ放送機関解放!」での読み間違いが元ネタ。



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最終更新:2024年04月07日 15:59