SDガンダムGジェネレーションシリーズ(携帯機)

登録日:2011/03/12(土) 23:55:45
更新日:2023/01/15 Sun 07:43:40
所要時間:約 6 分で読めます




SDガンダムGジェネレーションシリーズのうち、携帯機で発売されているシリーズを指す。

同じ「Gジェネ」の名を冠してはいるが、ゲームシステムが根本から異なり、

  • 機体はレベル制では無く「強化(大体二段階)」
  • 別の機体へは指定のパーツで「改造」する
  • 各作品のキャラが一つの時間軸上に登場するパラレルワールド上のオリジナルストーリー
  • オリジナルキャラがメインに(例外あり)
  • スパロボの「精神コマンド」にあたる「IDコマンド」の存在

といった違いがある。
また、このシステムを本格的に採用した「ギャザービート」から取って、このシリーズを「ギャザービート系」とも言う。


・シリーズ紹介

◆SDガンダムエモーショナルジャム
ワンダースワン用ソフト。モノクロ。
名前こそGジェネでは無いものの、上記のようなゲームシステムを持ち、ギャザービートを始めとしたシリーズに繋がるソフトである。


◆Gジェネレーション ギャザービート
ワンダースワン用ソフト。モノクロ。

専用機器とポケステを使い「GジェネレーションF」と通信することにより、FのDISC4に収録されたGジェネAction versionがギャザービートの後日談的な話に変化する。
ラスボスはごっついMA「グロムリン」


◆Gジェネレーション ギャザービート2
ワンダースワンカラー用ソフト。ここからカラーになった。
ワンダーゲートで追加機体やシナリオを入手できるというDLCの先駆け的な要素がある。
また、本作からルート分岐が始まった。
ラスボスはギレンの駆る「グロムリン2」


◆Gジェネレーション モノアイガンダムズ
スワンクリスタル用ソフト。
遂にオリジナルキャラが登場し、更にタイトル通り、ガンダム史上稀にみるモノアイのガンダム「シスクード」が登場する。
シナリオは意外に重く、通常ルートではヒロインが死んでしまう。救われない。
スペシャルでは生存させる事が出来るが、機体の制約上シスクードでは両手に花ができない。なんでやねん。

他にもオリジナル要素として、いわゆる「はにゃーん様」が白いエルメスに乗って出てくる。実に素晴らしい。




本作は通信で機体交換ができた為、セーブが3つある事を悪用して
ゼロカス量産という凶悪な行為が可能だった。敵涙目。


◆Gジェネレーション ADVANCE
GBAソフト。
地味に日本に於けるバンダイ初のGBAソフトである。無印SEEDが初参戦(但し原作ラストまでではない)。

「ギャザービート」をリメイクしたような作品で、再びオリジナルキャラの居ない作品となっている。
難易度はそれ程では無いものの、中盤は敵の硬さと自機の微妙な弱さでダレ気味。
ウイングガンダムとシャイニングガンダムには良くお世話になる。
カミーユ救済策が奇抜。
ラスボスはギャザービート時代のボス、グロムリンにゴテゴテと強化パーツを装着、自己修復機能まで付け足された「グロムリン・フォズィル」。
例によってギニアス兄さんが作った。
都合3回撃破しなければならない。

キャラクターの顔グラに違和感を持ってはいけない。そういうもんだと割り切ろう。
尚、本作のプロフィールモードはGジェネシリーズ屈指のネタ図鑑。
ライターがノリノリ過ぎである。



◆Gジェネレーション DS
無印SEEDが原作ラストまで参戦。また放送中だったDESTINYも途中までだが初参戦。

良く練られたストーリー、充実したクロスオーバー、驚きと嬉しさを両立してくれるif展開、周回プレイの意欲を掻き立てる3つのルート、やや簡単だが爽快感を味わえるゲームバランス…
等々、シナリオを中心にプレーヤーからの評価が非常に高く良作と言われることも少なくないソフト。
無論、欠点もいくつか存在する。
前述の通り、基本的に簡単なのでゲームバランス自体は良いとは言えない(但し、終盤のオリジナル敵との戦いのように歯ごたえがあるものもある)。
1周目のプレーでは戦闘アニメをカット不可能(2周目以降は可能)。また戦闘アニメ自体は、せっかくハードがDSになったのにアドバンスから ほとんど進化していない所か一部は劣化してしまっている…等
しかし、正直、ここに挙げた欠点など些細なものと思えるくらいに長所の方が上回っているのでDSソフトをプレー出来る環境の人には是非遊んでもらいたい。
ストーリーを楽しめるという意味で、スパロボ的な要素が強い作品とも言える。

まぁ何はともあれ
トリエたんちゅっちゅ
ノーマたんちゅっちゅ
これに限る。
モノアイガンダムズ勢も再び参戦している上、今回は両手に花ができる。ようやく報われたようで嬉しい限り。


◆Gジェネレーション CROSS DRIVE

DESTINYが原作ラストまでの本格参戦。劇場版Zの影響も一部に見られる。
前作DSの好評を受け、多くの期待を背負い発売されたのだが、

  • 使いにくくなった改造
  • 謎のポジション決定システム
  • 戦闘に入ったら「攻撃しない」という選択肢がない
  • 結果ダメージ調整が難しく、敵機を捕獲しにくい
  • 頭が異常にデカいオリキャラ
  • いまいちはっきりしないストーリー
  • 前作までで見られたクロスオーバーストーリーの大幅減、しかも新規デザインのGジェネオリジナル機体も無くなった。
  • よって据え置きハードのGジェネのように、ある原作の再現ステージをプレーしている感が強い
  • しかし、据え置き版と違い、好きな原作の再現ステージを自由にプレー出来るわけではない…当然、一度プレーしたステージを遊び直すことは(次の週になるまで)出来ない
  • ボタン操作は殆ど出来ないオールタッチペン操作。
といった風に、評判の良かった前作は一体どうしたってレベルの酷さで黒歴史扱い
今作の不評が原因なのかは不明だが、ギャザビート系列のGジェネは本作品を最後に製作されていない。うーん…。

中古価格がGジェネDSより安いことが多々ある。


◆Gジェネレーション 3DS
機動戦士ガンダムAGEに合わせて発売された3DS用ソフト。上記のようにクロスドライブでギャザビート系列システムのGジェネは終了したため、システム上は据え置きハードのGジェネに近い。
AGE第一部と模型戦士ガンプラビルダーズが目玉。

当初はガンダムAGE-1とビギニング30ガンダムをど真ん中に置いたパッケージだったが、気が付いたら逆シャアの二人が中心の構成に変更されていた。
機体のボリュームは減ってしまったがゲームとしては中々良作である。


◆オリジナル機体

詳細はこちらや各機の項目も参照。

  • Ez-8改、HMC、HAC
Ez-8に魔改造を施した機体群。
改は宇宙用、HMCは軽量化してスラスターを追加した高機動軽装型、HACはサラミスの主砲×2を搭載した重装型。
ちなみにHMCは「ハイモビリティカスタム」、HACは「ヘビーアームドカスタム」の略。別に重腕は関係ない。

  • ジム・ジャグラー
ビーム砲引っ付けたボール2基を背負ったジム
一応レーザー通信でボールを遠隔操作して飛ばせるなんちゃってNT専用機。
ADVANCEスペシャルモードではムウが乗ってくる。
序盤では貴重な全体攻撃持ちだが、性能は心許ない。




  • ドムグロウスバイル/ドムバインニヒツ
ドムの亜種。
グロウスバイルは大型のヒートサーベルとヒートナイフのみを装備した漢機体。
バインニヒツは脚部を大型スラスターに換装した、分かりやすく例えるとドム版ドラッツェ。
マイナーな機体だが、後にリアル頭身でガンダムウォーでカード化された。なかなか格好いいので一見の価値あり。

  • スーパーディアス
「Dディフェンサー」なる追加装備を装着したリック・ディアス
要するにリック・ディアス版スーパーガンダムである。

ティターンズの軍事計画「プロジェクト・セイレーネ」で開発された、ガンダム史上初の「モノアイ」を持ったガンダム達。
はいそこ、「それってにせガンダムじゃん」とか言わない
タイトル「モノアイガンダムズ」の由来でもある。
シスクードは高機動戦闘が可能な迎撃機、デスパーダは対エース用の機体である。

プロジェクト・セイレーネの根幹を担う機体。
サイコウェーブを発してマインドコントロールを行い、兵士の理性を失わせるシステム「システム・セイレーネ」の制御を行う。
通常は100m越えの大型MAだが、緊急時にはパイロット搭乗部分がMSとして脱出できる機能が搭載されている。
前述のシスクードとデスパーダは元々この機体の護衛用MSである。

ゲーム中ではヒロイン「セレイン・イクスペリ」が搭乗、「システム・ファブニール」によって能力をアインに使われつつ戦闘を行った。

DSにてトリエルやノーマ達「レギオン」が搭乗する機体。
ナノマシンを使って自身の武装をその場で生成できる。
羽によって等級が別れており、ノーマのインペラトールは最上位に当たる。
トリエルの機体は最初に製造された実験機で、正式名称はセンチュリオ・トライア。



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最終更新:2023年01月15日 07:43