登録日:2012/06/07 Thu 17:53:36
更新日:2024/01/19 Fri 08:51:20
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ウルトラシリーズ、仮面ライダー、スーパー戦隊、メタルヒーローシリーズ、マジンガーシリーズ、ゲッターロボ………
いずれも日本のヒーロー番組の歴史には欠かせないシリーズである。
実はこの上記のシリーズ全てに参加している脚本家が存在する。
それが本項目で紹介する上原正三氏である。
▽目次
【生い立ち】
1937年
沖縄に生まれ。
上京し中央大を卒業、帰郷と上京を繰り返しながら文学作品を発表したりや沖縄のローカルドラマで脚本デビューをした後、
友人で脚本家の金城氏を手伝う形で円谷プロに入社した。
その後
ウルトラQで全国デビューを果たした後、第一次ウルトラシリーズでサブライターを務めながらキャリアを重ねる。
そしてウルトラシリーズが一旦終了した後は、その他の作品にも参加しながら仮面ライダーや帰ってきたウルトラマンの立ち上げに参加。
ライダーの脚本には参加しなかったが、帰ってきたウルトラマンのメインライターに選ばれた。
ウルトラシリーズは
タロウで一旦離れ、1970年代半ばから東映の特撮作品と東映動画のアニメ作品に参加するようになる。
1980年代からはスーパー戦隊とメタルヒーローシリーズにメインライターとして参加、特に
宇宙刑事シャイダー全話の脚本を執筆した。
その後
仮面ライダーBLACKに数話参加した後はそれまで参加した各シリーズにゲスト的に参加することが多くなった。
【作風】
さて、彼の特徴といえば子供向け作品にこだわり続けたことと、その多作ぶりだろう。
彼は仲間の脚本家から大人向けドラマへの参加を勧められながらも、子供向け作品に参加し続けた希有な脚本家である。
一応参加した作品はあるが、全体から見ると割合的にはかなり少ない。
また、職人系の作家として様々な話を量産出来る人間であり、シリアスからコメディまで何でもこなせる上に作品数は1000を超える。
また、円谷プロ出身ということから円谷プロには恩義を感じていたらしく、全話執筆する代わりに
宇宙刑事シャイダーの主役に円谷浩氏を推薦している。
しかし、普段は職人系だが、テーマが重い作品を書かせると「怪獣使いと少年」(帰ってきたウルトラマン)みたく暴走する時がある。
【主な参加作品】
全部は書けないのでシリーズとメインライターで参加、または参加率の高い作品を中心に記す。
◆仮面ライダーシリーズ
仮面ライダーBLACK(初期メインライター)
仮面ライダーJ
その他参加作品多数
追記・修正は上原正三回を全て見てからお願いします。
- スパイダーマンブギ・銀河ハニー・不思議ソングといった名(迷?)曲たちとの関連も有名だったり -- 名無しさん (2013-07-07 22:32:39)
- 怪獣使いと少年は東條監督の暴走が原因なことは追記した方がいいと思う -- 名無しさん (2013-09-06 04:47:37)
- 「スーパーロボットマッハバロン」はあまりにも脚本の内容がブッ飛んでいたので、誰だよこんなバカなシナリオ書く奴wwwと思って見てみたら上原正三さんだったでござる…。 -- 名無しさん (2013-09-06 13:22:19)
- 「突如として流行したヒット曲が実は敵の作戦」って話はこの人の十八番だよなw
あと、特撮の各種考察本だとしょっちゅう「沖縄県民なので戦争のトラウマを引きずっており、東京が憎いのでそれが作風に表れている(意訳)」とか書かれちゃう不憫な作家さんだったりする。 -- 名無しさん (2013-09-08 19:00:46)
- 俺は未見だけどロボコンやゲッターでも怪獣使いと少年のような救いのない鬱回やったらしいけど本当? -- 名無しさん (2013-10-26 11:54:15)
- ↑ゲッターGの地虫鬼の事かな?オチの後味の悪さは既に快感レベル -- 名無しさん (2013-10-26 12:12:05)
- ↑特撮系(特にウルトラシリーズ)の取材を受けない姿勢なのも多分そのせいなんだろうな。前のウルトラマンの特番で制作スタッフが粘りに粘ってやっと電話越しまでの了承が出たっぽいし。あとリメイク版ロボコップのパンフに噴いたわw -- 名無しさん (2014-03-31 08:35:06)
- ロリコン脚本家 -- 名無しさん (2014-06-06 23:07:11)
- 『ウルQダークファンタジー』のインタビュー写真で茶髪に染めてるのを見た時は吹いたw一体ナニがあったのやら… -- 名無しさん (2014-10-03 16:07:30)
- シャイダーで燃え尽きた人 -- 名無しさん (2015-02-08 19:08:26)
- 迷曲作詞は上原正三をリスペクトしてる荒川稔久が受け継いでるのかなあ。 -- 名無しさん (2015-04-04 02:17:44)
- ↑8 大きな話で東京がピンチになるのは初代仮面ライダーでもそうだったしこの頃の特撮ロボアニメじゃ危機感を煽るのに便利だからよく使われてたんだろうけど、市川が脚本書いた「私が愛したウルトラセブン」での300年の復讐がボツになったくだりといい戦争のトラウマをひきずってるというのは否定できないわ -- 名無しさん (2015-07-18 06:25:47)
- ↑ご当地怪獣の企画に参加した時もシーサーとかじゃなくて戦争の話だったからな。やっぱりまだあるんだろうね -- 名無しさん (2016-07-24 02:25:15)
- >原正三をリスペクトしてる荒川稔久 公言してないけれど市川森一もリスペクトしてるんじゃないか?信頼と裏切りがテーマみたいだし、クウガ小説版なんてモロ怪人が市川森一的だし -- 名無しさん (2017-04-25 23:17:12)
- あまり触れられないけど「復讐鬼」を格好良く書かせるのも上手い -- 名無しさん (2018-03-24 00:06:10)
- 今月の二日、お亡くなりになったそうです。ご冥福をお祈りします……。 -- 名無しさん (2020-01-09 09:17:18)
- 追悼企画としては悪くないと思うけど、社会派要素を取り入れた作品ばかり取沙汰されるのはなんだかなぁと、「怪獣使いと少年」が無料配信されたのを見て思ったりしたのです。 -- 名無しさん (2020-01-11 21:21:05)
- ↑生前「上原といえば『怪獣使いと少年』といわれるが自分としては好きではない」と答えていましたね。どうしても社会派の話に注目が集まりますが、基本的にエンターテイナーですし。 -- 名無しさん (2020-10-14 17:55:15)
- 戦争云々に関しちゃ後年沖縄も決して被害者ではなかった的な事言ってたそうだし許してあげて…むしろ問題しかない怪獣使いと少年を公式配信として選ぶ今の円谷の方が頭おかしいと思うの -- 名無しさん (2022-07-22 15:44:49)
最終更新:2024年01月19日 08:51