アレディ・ナアシュ

登録日:2010/03/08 Mon 01:56:45
更新日:2022/11/01 Tue 20:08:01
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我が轟魔にて打ち砕きます!



「修羅」と呼ばれる一族の闘士。17歳(作中で年齢が確認出来るキャラの中では最年少)。「剛練のアレディ」の異名を持つ。同じ名字と流派を持つアルカイドとの関連は不明。
修羅界に存在した「波国」と呼ばれる国で幼い頃から戦いに身を投じており、「影業のシンディ」ことシンディ・バードを師と仰ぎ、覇龍の塔に身を置く彼女のもとで【機神拳】【覇皇拳】という二つの流派を体得している。素手による格闘戦に加えて自らの覇気を武器にして戦う。

波国がエンドレス・フロンティアと融合した後、突如姿を消したアルクオンを探すことと、妖精族の姫、ネージュ・ハウゼンを故郷まで護衛する所から物語は始まる。

両手足に装着している籠手と脚甲は一組の「轟魔」と呼ばれる鎧で、アルクオンの装甲デザインを元に製作されたもの。覇気を高めると展開し、攻撃力を高める効果がある。


性格は生真面目で、毒舌に定評のあるキュオンをして「普通のいい人」と言われるくらい真面目。何事も修練であると考えている節があり、何かというと自らを鍛えるために修業することにこだわる。その徹底振りは、精神コマンドに「努力」「幸運」が両方かかる「修練」があることからも読み取れる。

パーティメンバーではコウタと並んで最年少クラスであるのと、生真面目であるため言動や服装が過激な他のメンバーに振り回されることが多い(中盤以降はスルースキルを習得している)。
また、シレーナ海賊団のボニーやツァイト・クロコディール副艦長のリーなど半獣人を、獣型の修羅(獣羅)と間違え周囲の者によく訂正される。また本作のパーティーメンバーでは数少ない、人の名前をまともに呼ぶキャラ。あだ名が多すぎるとも言えるが。

覇気を通じてヒトの本質が見える力があるらしく、初対面のKOS-MOSがアンドロイドであることや、M.O.M.O.が人造人間(レアリエン)であることを見抜いた。

波国が転移する前は良くも悪くも修羅らしい性格をしており、敗者にも特に思い入れを抱くようなことはなかったらしい。しかし、10年戦争の直後に転移して来たネージュとの交流をきっかけにその見方に変化が生じ始め、自らの貫くべき争覇とは何なのかに少しずつ悩むようになる。また、この当時からシンディの宿敵である「凍鏡のゲルダ」ことゲルダ・ミロワール一派とは抗争状態にあり、アレディ自身はゲルダの右腕である「操音のヘイムレン」ことヘイムレン・シルバートとの戦いを繰り返していた。

そんな中、波国に攻め入ってきた異世界の軍勢「アグラッドヘイム」との戦争が勃発し、アレディもネージュと共に戦いに身を投じることになる。一時覇龍の塔にまで攻め入られるという危機もあったが、戦争の最中、アグラッドヘイムの中枢たる霊樹ヴェルトバオムが暴走。ガグン・ラウズの捨て身の防御により最悪の事態は免れたものの、波国はその大地の大半を次元の彼方に吹き飛ばされ、渾然大地(神楽天原を中心としてエスメラルダ地方が融合している)の西部・新ロストエレンシアの南部に融合することになった。

その後、姿を消したアルクオンの捜索と、エスピナ城を目指すネージュの護衛として旅に出た……というところまでが本編以前の経歴である。

エンドレス・フロンティアにやって来てからは、修練の成果が出てきたのか技のキレや戦闘力はケタ違いに上がったが、レグやヴァナーを始め「拳に迷いがある」「ギラつくような殺気がない」と修羅としての弱体化を指摘され、それに対してまた悩むという悪循環が発生していた。
旅が続く中、ハーケン一行やエンドレス・フロンティアの人々との出会いや交流、アインストやゲルダ一派、アグラッドヘイムとの戦いを経て、少しずつ自らの進むべき道を見定め始め、アルクオンとの戦いを経て、アイスベルク監獄でのゲルダとの決戦において、ようやくその答えを出した。


波国の修羅の基本理念は、「剛力を持ち、他者を殺め、強者は残り、敗者は滅ぶ」というものである。
アレディはこれを「無責任」と言い切り、ヘイムレンに対して語った。

己の命に、魂に責任を持てぬ者が……どうして高みに至る事が出来よう。
人は争覇の中で進化して来た。やがては神化へと至るために。
だが、ヘイムレン……己の力と業、そして命だけで、一体どれほどのものが掴める?
物理的な強さだけでなく、心に強さを持つためには、己の修練だけでは限界がある。
流浪の民となった今こそ、我々はそれを理解すべきなのだ。

ひたすらに戦い続け、神化を目指すのが波国の修羅。しかし、その先に本当に神化はあるのか。
そんなことはない。見果てぬ光を目指して永劫戦い続け、いずれ死ぬだけだ。
しかし、相手を許し、その先に違う道を見出そうとすることは、新たな可能性を齎すはず。

そんな答えに至った彼は、修羅としての強さを無くした代わりに、人としての強さを手に入れ、「いずれ王となる者」と呼ばれるほどに成長。

アグラッドヘイムとの決戦の後は、修羅たちをまとめ、この世界の一員として生きていくことを決意した。



◆使用技
  • 機神連拳
最初から使える三つの技の一つ。連続パンチからアッパー二連に繋げ、ストレートで吹き飛ばす。

  • 機神剛鉄甲
最初から使える三つの技の一つ。肘鉄やエルボー、裏拳の連続による重い連撃を叩き込む。

  • 覇皇空円脚
最初から使える三つの技の一つ。連続キックからかかと落としを食らわせ、バウンドした相手を真空回転蹴りで打ち上げる。ジェノサイドカッターと言えばわかる人にはわかるだろう。

  • 覇皇両断刀
テクニカルな連続攻撃から手刀で両断。浮かせ方が小さい上につなげ難い。

  • 覇皇剛衝殻
鉄山劫からゼロレンジでの連撃を食らわせる。ブロッククラッシュ能力が非常に高く、アレディはこれを覚えてからが本領。連続攻撃の拾いには不向きなので支援攻撃や援護攻撃を併用すべし。

  • 機神乱獣撃
アレディ版「機神双獣撃」。覇気で出来た獣を連射する。ホーミング性能が非常に高く、打ち上げるタイプの技につなげると綺麗にコンボが決まる。

  • 覇皇轟雷脚
連撃→覇気で追撃→雷をまとって飛び込み蹴り。重い敵は落としやすい。

  • 轟覇機神拳
ヤルダバオトでお馴染み機神拳奥義。連続パンチで打ち上げた相手を地面に叩き落し、バウンドしたところで覇気を放って打ち上げる。

  • 争覇の構え
特殊技その1。自身を含む前衛の味方に「覚醒」「気迫」をかける。

  • 覇皇終極波動覇
覇皇拳奥義。アレディ版「覇皇終焉波動覇」。覇気の気弾を放って敵全てを薙ぎ払う。

  • 機神朧撃拳
アレディ版「機神猛撃拳」。援護攻撃技。

  • 真覇朧撃烈波
機神拳無双奥義。必殺技その1。双覇竜による連撃から轟魔を解放しての格闘コンボを叩き込んだ後打ち上げ、飛び込み蹴りでフィニッシュ。

  • 覇皇魔滅拳
覇皇拳極奥義。必殺技その2。アルクオンと共に連撃をしかけ、アルクオンが叩き落した相手を掌底で吹っ飛ばして山に叩き付ける。
アルクオンの参入タイミングの関係で、普通に進めると第二必殺技の中ではもっとも追加が遅い。

  • 封魂の掌打
イベント技。剛衝殻から魔滅拳に繋いで敵を吹き飛ばす。羅刹機の動力である覇気を機体内部に封じ込めて縛りつけ、行動不能に陥れる。アグラッドヘイムとの決戦ではアレディがこれを使えなかったら完全に詰んでいた。





【羅刹機アルクオン】
覇龍の塔の最上階に安置されている最強の羅刹機。ヤルダバオトがエクスティムの装甲を纏ったような姿をしており、「漆黒の羅刹機」と呼ばれている。

羅刹機とは波国における修羅神に該当する存在で、3m前後の自律機動兵器である。操者となる修羅の覇気を動力として思考・行動するのだが、アルクオンは操者に要求する覇気のレベルが尋常ではない程高く、長らく誰も操者となれないまま覇龍の塔最上階に安置されていた。

エンドレス・フロンティアとの融合後、肉体を失ってなお回帰を望んでいたヴァールシャイン・リヒカイトの死念に反応し、彼のいるヴィルキュアキント最深部を目指し、EF全土を駆け回った末にヴァールシャインのもとに到達。しかし、それを追って現れたアレディの信念と覇気に反応し、アインストの意志を無視して戦いに臨み、敗北したことでアレディを主と認めヴァールシャインを拒絶。ようやくあるべき場所に戻ることになった。

数ある羅刹機の中でも最強と謳われるだけあって完全にロスト・テクノロジーの産物だが、ヘイムレンは持ち前の頭脳とエンドレス・フロンティアの技術力をフル活用してその特性と構造を解析、コピー機の羅刹機アルコンテスを開発するという快挙を達成している。

本来、アルクオンの主となるには覇龍の塔内部で行われる「覇龍の修練」を突破する必要がある。覇龍の塔の中には高密度の覇気が満ちており、塔のある世界の強者たちを幻影として投影、それらと戦い打ち克つことで力を示す必要がある。これが覇龍の修練である。ただし、幻影たちはその肉体が覇気そのものであるため、オリジナルの数倍の強さを持つ。また、これは生命体でなくとも機兵=ロボットでも適用される。

それら全てを潜り抜けた後、最上階で待つアルクオンと戦い勝利することで、初めてその主として認められる。アレディは各地を駆け回った末にアルクオンに追いつき、実力行使でアインストを排除したことで主となったため、アルクオンを伴ってこの修練を受けるという変則的な流れを踏むことになった。

◆使用技
  • 羅刹連拳
連続蹴りから裏拳で吹き飛ばす。

  • 羅刹剛鉄甲
裏拳二連発から覇気で打ち上げる。

  • 羅刹幻殺甲
連続パンチから裏拳で吹き飛ばす。

  • 羅刹断撃拳
必殺技。アルクオン版「機神猛撃拳」。連続攻撃で打ち上げた相手を飛び蹴りで仕留める。
出力の上昇に伴い機体が赤熱化するため、この技を放つときはヤルダバオトと瓜二つの外見になる。

  • 羅刹覇龍吼
特殊技。覇気の獣を連発した後、アッパーでまとめて粉砕する。




専用BGMは「紅い阿修羅」「轟き、覇壊せし者」(ver.EF EXCEED)。前者はフォルカ・アルバークの戦闘曲「紅の修羅神」、後者はヤルダバオト(神化)のBGMのアレンジ。





追記・修正は覇龍の修練を終えてからお願いします。

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最終更新:2022年11月01日 20:08