カナード・パルス

登録日 :2011/12/23 (金) 19:55:55
更新日 : 2017/01/31 Tue 17:54:30
所要時間 :約 8 分で読めます




「生きてるうちは負けじゃない!!」


◆カナード・パルス

CV:保志総一朗
年齢:17歳
人種:スーパーコーディネイター(※後述)
乗機:メビウスハイペリオンガンダムドレッドノートΗ(イータ)
所属:ユーラシア連邦特務部隊『X』オルテュギア→傭兵部隊X
役職:MSパイロット(実質的指揮官)

機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY』の主人公の一人で前述の通りスーパーコーディネイター。ただし失敗作。
基準を満たさないという理由で廃棄される予定だったものを情をかけた研究者によって逃がされた後、ユーラシア連邦に目をつけられデータ取り目的で非人道的実験に晒され続ける。
その後ユーラシア連邦がMSの独自開発の為に設立した特務部隊『X』に配属された。


◆人物

非常に好戦的で冷酷な性格をしており情け容赦の無い戦い方をするMSパイロット。
獣のように激情のままに戦う反面確かな操縦技術とセンスを持っており、その実いざ動くとあらば冷静かつ合理的に思考する事もできる。

また、この手のキャラにありがちな自分の力しか信じないタイプな訳ではなく、集団戦の重要さも理解しており
「兵器の優劣が勝敗を決めるのではない。要は戦い方だ」
とミハイル・コースト隊戦で発言している。

作戦立案は大胆なものが多いがほぼ全てが必ずなんらかの結果を残しているなどこちらも優秀。
それらは乗機であるハイぺリオンとの相性の良さ以外にも秘密がある。

上記の通り失敗作とはいえスーパーコーディネイターである彼の目的は、自分が生み出された理由にして唯一の成功例であるキラ・ヤマトを倒し、本物のスーパーコーディネイターになること。
その為に後天的な努力を惜しまず牙を研ぎ続けてきた。


◆戦術

乗機のハイぺリオンの防御力(全方位ビームシールド)と高い面攻撃力を持つビームマシンガンを使用し、単騎で中央突破、多数の敵を一方的に攻撃し生存者・目撃者を残さない殲滅戦を本人の性格や部隊の特性もあって得意としている。

またハイぺリオンという機体を誰よりも熟知しており作中でもその特性使い同格・格上の相手と渡り合ったり撃ち破ったりしている。

具体的には
サーペントテールとイライジャのコンビに引き分け。
(劾はこの戦いでビームシールドへの対抗策を習得、後にハイペリオン3号機を撃破している)

○死の外科医ミハイル・コースト率いるザフトエース部隊を相手取り、ALを張って単騎突撃→Bマシンガン乱射→ダメージを与えたところにMA隊で攻撃。
のコンボで殲滅、完全敗北に追い込む。

○Nジャマーキャンセラー欲しさに連合の月基地を強襲、守備部隊を壊滅。

○上の追撃に出た月下の狂犬ことモーガン・シュバリエ率いるダガー隊と交戦。
モーガンはガンバレルの攻撃をALの発生装置に集中、装置の破壊を試みるも見切ってかわしたカナードが全てのガンバレルを落とし、モーガンを撤退させる。

○半壊のハイぺリオンでバルサム・アーレンドのハイぺリオン2号機と交戦。
キラと同じく戦闘中にシステムを書き換え、ALの出力方向を一点集中して槍にし、敵のALを突破して頭部を破壊。
敵のALが解除された直後コックピットにビームナイフを突き立てて沈黙させた。
なお、破壊しなかったのは予備パーツ欲しさのため。


など作中屈指の戦闘力を誇る。

作中で唯一の、そして初めて敗北した相手であるプレアという少年に執着し、それを軸にX ASTRAYのストーリーは進んでいく。

余談だがロウを2回殺そうとし2回とも逃げられた。ロウすげぇ。


◆作中での活躍

幼少期、前述の通り非道な実験の繰り返しに精神が荒み、脱走をしては捕まっていた。
最後の脱走の際には発信器ごと腕を迷わず切り落とそうとするほどだったが、変装したラウ・ル・クルーゼ(作中では明言されてはいないが)に会い、彼から『キラを倒せば本物になれる』と吹き込まれた。

この一件から「でき損ない」と言われ続けてきたカナードに妄執に近い目標ができる。

その後特務部隊『X』に配属され、そこで「スーパーコーディネイターの確保」と「Nジャマーキャンセラー」の入手を命じられる。
ちなみにアルテミスを拠点としており直属の上司はあのガルシア司令。性格上折り合いは悪かった模様。

その過程でジャンク屋のロウ・ギュール一行、劾達サーペントテールと交戦しジャンク屋に保護されていたプレアと出逢う。
※プレアはNJC搭載MSドレッドノートを地上に降ろしエネルギー問題を解決するのが目的……だったのだが、紆余曲折を経てジャンク屋に保護されていた。

艦を守ろうとしたプレアの乗るドレッドノートとカナードは交戦するも、ドレッドノートのプリスティス(ドラグーン)に対応できず敗北。
プレアが体調に異変をきたしたために撤退したことでトドメは刺されなかったが、以後カナードはプレアに固執するようになる。

その後連合……厳密には大西洋連邦がクルーゼからNJCを入手、ユーラシア連邦は方針を転換し大西洋連邦からダガーシリーズの供与を受ける事に。
特務部隊『X』は無用となり、ガルシアがその責任の転嫁を図った為オルテュギアはカナードと共に離反。
目的がなくなったカナードはプレアとの決着を決意する。

連合から奪ったNJCと核エンジンによりハイぺリオンをスーパーハイぺリオンに改造。
一方プレアのドレッドノートもXアストレイに強化させ、決戦へ挑む。

カナードはその中で「勝って生き残る」事に固執し続けていたが、実際は死に場所を求めていたこと、「戦う以外で活かせる能力じゃないのを呪っていたこと」を告げ、プレアも自分は戦闘用のクローンの失敗作であったことを告白。
自分と同じ存在に狂喜し戦いを続けようとするも、プレアの「特殊なビームシールドで包み込む」という非戦戦術に攻撃を全て封じられ、最後はビームキャノンで無理矢理破ろうとして自滅した。

機体の爆発を前に「自分もプレアのように生きたかった」と思い、そのままカナードは死のうとするが……


「カナードさん!」


「来るな!核エンジンが暴走してるんだぞ!」


「アナタを死なせはしません!!」


「……プレア……」


寸前でカナードは救出され一命をとりとめた。

だがプレアのクローニングの失敗点は寿命であり、身体を酷使したプレアはカナードに人の温もりを伝えた後、その腕の中で息を引き取ったのだった。


◆その後

NJCをプレアの代わりに地上に降ろしマルキオ導師に引き渡した。
この帰り道でキラを見かけるも妄執を捨て去っていたため何もアクションを起こさずに通り過ぎている。

以降は遺されたドレッドノートを駆り、彼に好意を持っている節がある艦長のメリオル(眼鏡巨乳の美人)らオルテュギアのクルーと共に、傭兵として生活している。
またプレアの魂とは今でも通じており、時に暴走しがちなカナードのブレーキとなっている。


◆ハイぺリオンとカナード

カナードの愛機であるハイぺリオンには
  • 本物のスーパーコーディネイターになる/連合の本物のガンダムに勝つ
  • 心を殻で守っている/強力な盾で自分を守る

と共通点が多く、それゆえか非常に愛着を持っている

また「物の気持ちがわかる」と語るロウからは
「ストライクはキラを守ろうとしたがハイぺリオンはアンタを守るのか」
と言われており、その際はカナードは激昂しているものの、プレアに敗戦し死を覚悟した彼が、自分の夢が驕りだったのかと諦めかけた際には
ハイぺリオンは再起動し、以来一層ハイぺリオンに愛着を持つようになる(ロウの言う通りだとすればハイぺリオンはまさしくカナードの為に動いたと言える)。

因みにカナード曰く

『ガンダムは俺のハイぺリオンだけでいい』
『ハイぺリオンは俺の一機だけあればいい』
という事であり、ハイぺリオンを失いドレッドノートΗに乗り換えてからもハイペリオンのAL由来のビームシールドを装備し続けている。
その愛着は本物で、不細工MAのゲルズゲーがビームシールドを装備してるのを見てブチ切れてバラバラにしている。

外伝展開のキャラだがその設定から根強いファンがおり、ゲームなどでもっと出るのを望む声もある。


◆その他

余談だが声はまさかのキラと同じ。

SDガンダムGジェネレーションシリーズ』にはPとWORLD、クロスドライブに登場。特にWORLDでは保志氏の声で新録されており、特殊セリフもある。
その中の一つであるシャイニングフィンガー使用時のセリフ
「見せてやる!シャイニングの輝きをな!」はまるでどこぞのアルター使いを彷彿とさせる。また「スーパーゴッドフィンガーで…消えろ!」というセリフも。
能力的にはバランスが良いので使い易い。

尚、カナードは三隻同盟と一度接触しかけているので、彼の行動次第ではキラと会っていたかもしれない。
ただその際は執着していたプレアの存在が確認出来なかったのでカナードは行動を起こさず、結果交戦することはなかった。

スーパーロボット大戦W』ではイベントのマップ画面でキラとクルーゼが交戦している時に突如乱入し、キラに攻撃を仕掛けた。
『GENERATION of C.E.』のプロフィールにて、カナードにキラの存在を教えた変装男がクルーゼと判明しており、スパロボではそれをもとにカナードが「お前…まさか、俺に奴の事を教えた男か!」という場面がある。



……そうだ、俺も項目もまだ生きている


追記・修正できるうちは負けじゃない!!!!

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