ブリッツガンダム

登録日 :2010/03/03 (水) 17:34:40
更新日 : 2017/02/04 Sat 12:21:59
所要時間 :約 6 分で読めます




アスラン、下がって!



ブリッツガンダムとは『機動戦士ガンダムSEED』に登場するMS。



ブリッツ
BLITZ

形式番号:GAT-X207
全高:18.63m
重量:73.50t
装甲:フェイズシフト(PS)装甲

武装:
■攻盾システム[トリケロス改]
  • 50mmレーザーライフル
  • ビームサーベル
  • 3連装超高速運動体貫徹弾[ランサーダート]
ピアサーロック「グレイプニール」

特殊兵装:ミラージュコロイド




地球連合軍がヘリオポリスでモルゲンレーテ社協力の下、試作建造した初期GAT-Xシリーズの一機。
外観としてはPS装甲起動時の黒い装甲色が特徴。
ブリッツとは「雷撃」の意。

ブリッツはデュエルバスターストライクに採用されている「GAT-X100系フレーム」を発展させた「GAT-X200系フレーム」を採用している。
このフレームは最もシンプルなX100系を発展させ、特殊装備の搭載が可能なように設計にゆとりを持たせた物。
これによりブリッツは他の機体には見られない特殊武装が施されており、それらを用いて敵陣深くに潜入し陽動・撹乱などを行うことをコンセプトとしている。

その最たるものは機体の視覚的隠蔽までもを可能とする「ミラージュコロイド」であり、このシステムを搭載することを前提に粒子散布を行う肩部や背部を大型化し、粒子が定着しやすいよう前面装甲を追加。
頭部もセンサー系への配慮などからイーゲルシュテルンの搭載を見送るなどしている。

他方、武装面でも小型化されたビーム兵器を備え、実弾に対し絶対的な防御性を誇るPS装甲を搭載するなど戦闘力自体も他のGに劣らない。
しかし、武装は右腕に集中しているため、万が一これを破壊されると戦闘力が大幅に減少する弱点がある。
事実その弱点によって、撃墜されるという事態を招いている(後述)。



■各種装備
  • 攻盾システム「トリケロス」
ブリッツの右腕に装備された、シールドと武装を一体化した複合兵装。
運用の都合上、敵の行動に素早く対応することが求められることから搭載された。
後にいくつかの発展型が作られた。

以下の武装が搭載されている。

◇50mmレーザーライフル
いわゆる、ビームライフル。
しかし何故か、名前がレーザーライフルになっている(媒体によってはビームライフルと表記する場合も)。
接近戦を主眼に置いている為か、他の機体の物に比べて口径が小さい。
シールドと一体化している為、取り回しが悪い。

◇ビームサーベル
読んで字の如く。レーザーライフルのすぐ下に固定されている。
シールドと一体化している為、取り回しがry

◇3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」
シールドからはみ出る位長い、槍型のミサイルのような実弾兵装。
武装も正式名称も長い。
敵に刺さった後は爆裂し、内部にまでダメージを与える。

  • ピアサーロック「グレイプニール」
左腕の有線ロケットアンカー。ソードストライクのものとは違い3本爪。
熱や音の排出を抑えており、ミラコロ時にはこれを地形や残骸などに引っ掛けて移動する事も。

  • ミラージュコロイド
本機に採用された特殊兵装であり、本機最大の特徴。通称「ミラコロ」。
特殊なコロイド状の粒子を散布し、それらを磁場で機体表面に定着させることで「レーダー波」のみならず「可視光線」さえも偏向し、機体後方に受け流す。
これにより、ミラージュコロイド展開中はあたかも「機体が消えた」様に見える。
使用中は消費電力の多さからPS装甲を併用出来ず、スラスターを吹かすと熱でバレる。
そのため、目標に弾幕を張られると解除しPS装甲に切り替える必要がある。
最大85分間使用可能。

後にユニウス条約で、使用禁止になる程のチート装備。
DESTINY時代には感知装置ミラージュコロイドデクターが作られたが正確な位置までは把握できず、依然としてチート。
だがディアッカには「臆病者にはふさわしい」とバカにされた。

ちなみにこのミラージュコロイドの技術を応用したのがC.E.世界におけるビームサーベルゲシュマイディッヒ・パンツァーである。



■劇中での活躍
初登場は他の機体同様、第一話。
クルーゼ隊ニコル・アマルフィの手により奪取され、彼の愛機となる。

ユーラシア連邦の軍事衛星「アルテミス」に於いて、そのステルス性を活かした強襲で陥落せしめた。
しかしアークエンジェル(以下、AA)との戦闘ではミラージュコロイド展開時の弱点を突かれ、これと言った活躍は出来なかった。
その後もAA追撃任務に従事、ザラ隊の一角としてミラコロを使ってAAに肉迫し追い詰めたりもした。

最期はオーブ近海での戦闘で窮地に陥ったイージスを助ける為、中破しながらもランサーダート片手にソードストライクに挑んだが、
数々のエースを葬ってきた対艦刀「シュベルトゲベール」で返り討ちにされあえなく撃破された。

しかしストライクはシュベルトゲーベルで体を両断せず、中途半端に斬った状態で手を止める奇妙な動作であったため、
リマスター版では「突撃に怯み構えを解こうとした時、偶然ブリッツが刃に当たった『事故』」という演出に変更された。
どっちにしろ、素直に斬ってないので微妙な動作に見える。



切り落とされた右腕はオーブが極秘裏に回収し、ゴールドフレーム天に移植された。

因みにこれはアニメスタッフがゴールドフレームに右腕が無い事を知り、使って貰う為に用意したもの。
そこは変更不可だったらしい。

ブリッツ撃破以後は回想で何度も撃破シーンが使われる羽目になった。


■派生機
  • ブリッツガンダム(リリー・サヴァリー機)
外伝『DESTINY ASTRAY B』で登場。
リリー・サヴァリー(の一人)が搭乗したライブラリアンでコピーされたブリッツ。
そのため、厳密に言えば派生機ではなく、型式番号もオリジナルのままである。
しかし、オリジナルよりも進んだ技術を用いており、VPS装甲が採用やミラージュコロイド技術の進展により、黒ではなく白を基調としながらも、紫と黄色のアクセントでカラーリングしてあるなど、細かいところで差異はある。左右非対称の複雑なカラーリングの理由は不明。


一応量産機だが核エンジンで無限ミラコロが出来るようになった。
ピアサーロック「ハーケンファウスト」は鉤爪状になったり直刀を二振り装備していたりと細かい変更が加えられている。
掌部分には小型のワイヤーアンカーが内蔵され、ミラコロ中の移動や突き刺した相手のコンピュータからデータを吸い出すといった芸当も可能。
ダガーとか言ってるけどブリッツから全体的にシンプルなデザインになったとはいえまんまガンダムフェイス。
ずるい。
主に特殊・非正規部隊などに配備されC.E.73年代にはアーモリーワン襲撃事件前後にその姿が確認されている。


  • GAT-X207SR ネロブリッツ
アクタイオン・プロジェクトで開発された近接戦闘にさらに特化したブリッツ。こちらも実は核稼動。
再建造されたブリッツを改修した機体でありファントムペインに配備された。
背中にはPS装甲を破壊出来たり、クリスタル化してビームを屈折出来る巨大アームという謎のチート装備を持つ。
だが大した活躍も無くバラバラに切り刻まれ撃破された。
歴代ブリッツでも残念な奴。

ちなみに残骸はジャンク屋によって毟られた。


  • LN-GAT-X207 ネブラブリッツ
VS ASTRAYに登場。
見た目はブリッツに天のバックパックを付けて真っ赤に塗った仲間内ではそこそこ無難な感じ。腰に天の装備を付けている。
「ミラージュコロイド・テレポート」なる訳の分からないチート能力を持つ……
が、種を明かせば実は「複数の同系機で出たり消えたり」を繰り返してテレポートしているように見せているだけ。

機体色とパイロットからしてあの幼女のパロディと思われる。
複数の彼女たちがテレパシーを取ることでテレポート戦法が使えるという、恐らくニュータイプのパロディだと思われる。



■ガンプラ
1/144コレクションシリーズ、HG GUNDAM SEED、1/100で発売。
HG化が一番遅く、他のGATシリーズがHG化されてもコレクションシリーズのままだった。
そのうちにアニメ本編でストライクに撃破されてしまったため、HGが登場したのは退場した後である。
しかし2012年、デュエルに続きMG版で発売された。
ミラージュコロイド発生装置の展開など新ギミックも搭載でかっこいい。



■ゲームでの性能
◇連合VSザフト
☆3.5として参戦。
耐久が同コスト帯で一番低い600だったがそれを上回る性能で、使用率が中々高い機体。

機体のキレや隙の少ない格闘、普通よりモーションの早いBR、対処法を知らない限り絶対当たるL字ランサー、
着々膠着を消せるアンカーキャンセルなど耐久の低さを感じさせない機動ができる。

さらにミラージュコロイドで至近距離なのに緑ロックにする(歩くだけで誘導が切れる)素晴らしい武装も持っている。

しかしBRは弾が他の万能機より少ない。

上記のL字ランサーはステキャン→滑り撃ち、というテクニックが必要な上、相手の懐に潜り込むので迎撃される恐れもある。

アンカーキャンセルは相手に張り付かれていれば、自ら隙を晒すだけになる。

そして、ミラージュコロイドは攻撃を受けた時に被ダメージが2倍になるというかなりリスキーな武装なのである。

機体は消せても隙は消せないので、着地を取られたりモンキーハンティングショットで無理やりBRを当てられてしまう可能性も高い。
しかし普通に使いやすい。


◇連合VSザフトⅡ
コスト450として登場。
今作の450帯の平均耐久が600に下がったので、耐久面でのマイナスは無くなった。

覚醒が更に重要視されるようになった本作では、ミラージュコロイドを使えば相手の覚醒から簡単に逃げれるようになった。
しかしグリーンホーミングという新しい弱点も出来た。緑ロックの相手を赤ロックにするテクニックである。

やり方は簡単。
サーチを変えるだけ。

それによりミラージュコロイド中も攻撃が当たってしまうが、それでも覚醒潰しが出来るのは嬉しい。

今作もプラスとマイナスが出来たので別段強化された訳ではないが、前作通り使いやすい。


◇アサルトサヴァイブ
不遇。攻撃が貧弱な上に格闘が二段のみ。宇宙じゃ常時スラスターを噴くのでステルスが無意味。


◇GENERATION OF C.E.
やっぱり不遇。装備全般の中途半端感がぬぐえず。
しかも登場ステージは大気圏突入戦一つしかなく、ニコル共々いつの間にか退場している。


◇エクストリームバーサス マキシブースト
第3弾解禁機体として参戦。アシストにイージスがいるため、NEXTとは逆になった。コスト2000。
2000コストの中でもサンドロック改Xアストレイに並ぶ優秀な機体である。
敗北ポーズでは右腕を失い、シュベルトゲベールが刺さった状態から爆発するという原作再現を行われる。


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