セガガガ

登録日 :2011/08/17(水) 19:39:21
更新日 : 2016/10/09 Sun 17:04:19
所要時間 :約 8 分で読めます




セガガガとは2001年3月29日に発売されたセガシミュレーションゲーム。
(つまりマルチエンディングの自虐系近未来ロープレ経営シミュレーション型アドベンチャーパズルシューティング)
媒体は ドリームキャスト


『時は未来、混迷続くゲーム業界。その中にあって、いまだ制覇の野望を果たせぬセガは、
ついに1人の少年に未来を託す奇策に打って出た! その名も極秘プロジェクト「セガガガ」。
セガの全権を与えられ、超ヒットゲームの開発を命じられたあなたは、果たして与えられた3年の間に、ゲーム業界制覇を成し遂げられるだろうか? 
狂乱のゲーム業界を舞台に繰り広げられる、奇想天外、虚々実々の物語。迫り来る年末戦線! 
次々と出現するライバル会社の新製品! そして、選ばれたもう一人の謎めいた美少女。彼女の目的とは何か! 
今、誰も見たことのない、大いなる冒険の世界が幕を開ける』
(説明書より)


【あらすじ】 
本作は西暦2025年、 いまだドリームキャストで業界を生き抜くセガ をゲーム市場シェア100%に導く特殊プロジェクト、
『セガガガ』のため、本社のスーパーコンピュータ『テラドライブ』によって一般から選抜された一人の特務社員を主人公として物語が展開する。

社長から託された期間は3年間。プレイヤーはそれまでに人外魔境の地となった数々の開発室を解放し、
スタッフを集め、限られた予算の中でゲーム制作を取り仕切り、3%まで落ち込んだセガの業界シェアを100%にしなければならない。



【ゲームの進行】
ストーリーは大まかに、
  • 開発室を開発するRPGパート
  • 解放された開発室にてスタッフ達を指揮しゲーム開発を進めるシミュレーションパート
の2つに分かれる。
(R.P.Gはバンダイの登録商標です。)

RPGパートではゲーム開発という特殊な職業ゆえに、そのストレスで人間でなくなった者が増えたため、
巨大なゲートで隔離された開発室に入りスタッフ達をまとめあげることが目的となる。
(R.P.Gはバンダイの登録商標です。)


開発室のスタッフ達は文字通り正体を失っているため、外の世界の住人である主人公を発見すると問答無用で襲いかかる。
様々な大人の事情や開発者側の葛藤など、精神攻撃を繰り出す敵(スタッフ)に対し主人公は胸をえぐる説得やハッタリなどで対抗し、
言葉のドッジボールで言い負かし、屈伏させた敵を女神転生風に勧誘することでスタッフとして開発パートで起用できる仕様となっている。

なお世間と隔絶された開発室からは定期的に完成したゲームが送られてくる代わりに、
必要な生活物質を送っており、20年間ここに入って出てきた人間はいないとのこと。
これに戸惑いを隠せない主人公には更に、
「危険だから外に出すわけにはいかないけれど、いいゲームを作るためには、
そうしたスタッフの力が不可欠だからこういう形をとっているの。ま、どこの会社でもだいたいこんなものよ」
と語られている。

アイテムを取ると例の「 セェェガァァァァッ! 」のSEが響き渡る不思議空間。


対して開発パートではRPGパート (R.P.Gはバンダイの登録商標です。) にて捕まえたスタッフ達を開発室に缶詰めにして、
設備投資や給料など予算を設定し、それぞれのスタッフ達を生かさず殺さず新しいゲームの開発にあたらせる。

基本的にはディレクター一人、デザイナーとプログラマーが一人から三人いればゲームが開発されるのだが、
開発室にて仕事に従事するスタッフ達は日々体力ややる気などパラメータが下がるため、「ギンギンいこうぜ」や、
「からだをだいじに」など必要に応じ号令をかけて各能力を上げてやることも主人公の大切な仕事。
また広報をうちだし世間の注目を集めたり外注を頼んで作業を効率化させたり、回復アイテムの差し入れをすることも出来る。

他にもこのゲームは予算がゼロになってもゲームオーバーとなるため、
β版(バグとりやテストプレイが済んでない状態)での見切り発売や、逆に開発率を100%超えさせて発売することもできる。
また監禁されたスタッフは体力が1でも残っていれば継続して開発にあたらせることが可能。さらに給料を1円にすることも可能である。
「働かせればいいのよ。馬車馬の如くね」

ゲームの売り上げは出来と広報による購買層の期待値と市場の動向に左右され、発売ごとにセガの業界シェアが変動する。


またアドベンチャーパートでは様々なイベントが発生し、
中盤からは業界の97%のシェアを持つDG社(ドグマカンパニー)が互いのシェアを賭けて売り上げ合戦を挑んでくるため、
常に元気で性能の良いスタッフを準備し良いゲームを開発することが目的となる。

ちなみに発売されるソフトのタイトルと設定には往年のセガゲーや他ジャンルのオマージュが使われる。

さらに開発パートで実績を残したスタッフには経験値がたまり、
デザイナーからディレクターにクラスチェンジするなどのイベントで作れるソフトの種類が増え、
最終的には250タイトル近くを開発することができるため、ライブラリをコンプリートする気でやりこむと周回プレイが当たり前になる。
2週目以降は初期開発資金が増えたりするやりこみモードが選べるのでマルチエンディングとの兼ね合いも含めてやりこめる。



【設定・用語解説】
  • テラドライブ
セガのスーパーコンピュータ。512テラバイトのメモリと16エクサバイトの記憶装置、
333GHzで動作する512ビットCPUが4096個というわけのわからない代物。

  • 開発A研
ゲームを始めて最初に乗り込む開発部門。プログラマー側とデザイナー側が衝突し、
責任者はパクリや続編など確実に売れるソフト作りに没頭したため、歯止めをかける者がいなくなり世紀末状態。
北斗の拳? なにそれおいしいの?

  • 開発B研
かつては天才的な責任者の指揮のもと数々のヒットを飛ばしたが、
現在は責任者がほぼ不在状態のためRPG志向の月組、グラとムービー主義の星組、格ゲー信者の花組の三派に分かれ冷戦状態。
協調性のなさはサクラ大戦シリーズから?三枚のGD-ROMの話はあまりにも有名。

  • 開発室C研
萌えの名のもとスタッフが一丸となってヒット作を作っていたが、
スタッフ達があまりにも自分の趣味を注ぎコストや期日を無視するようになったため、
あらゆる萌えを弾圧し、実力と反萌えの功績により階級制度を敷いた効率主義の研究室。
誰もが知ってるようで知らない「萌え」をプレイヤーに哲学させた。

  • ドグマ社
業界97%のシェアを有するセガのライバルというにはあまりに強すぎる企業。
ストーリー度外視で萌えに特化させたり金をかけずにつまらないゲームを作り、
浮いた資金で宣伝しまくって面白そうに見せたりとなかなかピーキーな製作者を取り揃えている。
売り上げ勝負では発売前の店舗イベントで「セガなんて死んじゃえ~!」と叫びながらドリキャスを踏みつけると、
特製の限定トレカが貰えるキャンペーンなどを打ち出し、広報と併せてライバル企業のネガキャンを行うなど大企業でありながらスキがない。

  • モゲタンとお姉さんのゲームなぜなに講座
ショボい画質の定点カメラで本社をバックに撮られた実写の幕間解説人形劇。
大田区の隅っこにある本社ビルを皮肉ったり大人の都合を教えてくれる。
数回分の撮影は溜め撮りで済ませたらしく、よく見ると本社のガラス拭きのおじさんが回を追うごとに次第に下がってきてる。
モゲタンとお姉さんのなぜなに講座はセガガガによるオリジナルコーナーです。


【キャラクター】
  • 主人公/瀬賀太郎(変更可)
本作の主人公。燃えるセガ魂と心をえぐる約300種の説得を武器にシェアを拡大する。
例)やっとくやっとくっていつやるんですか!/お風呂に入りましょうよ/スーツ持ってないんですか?
ニヤつかないでください!/目を見て話しましょうよ!/日本語をしゃべってください/愛してくれる人はいますか?
悪霊退散!/机の上のフィギュアはなんですか?/作り直したほうが早いんじゃない?

  • ヒロイン/羽田弥生(変更可)
セガガガに選ばれたもう一人の少女。額になぞの金属板を付けている。
戦闘に参加する場合は相手を罵倒しながら銃火器で攻撃。揺れるスカートからのぞく生足がムッチリしてて人気。

  • アリサ
プロジェクト・セガガガの専属秘書。
ゲームキャラとして入社したため、口パクなしでの会話が可能。その正体は……。

  • アレックスキッド
かつて任天●のマ●オさんに対抗して国際的人気を得ようとセガが作り出したキャラ。
案の定没落して今はゲーム屋の店長。


余談だがセガガガGDをCDプレイヤーで再生すると、
「故障するからドリキャス以外で再生しないで」という趣旨の演歌が流れる。
放置するとスタッフを讃える内容で2番も歌う。
もはや止めさせる気があるのかは謎。

後に本屋大賞をとる冲方丁がシナリオを執筆しているのは有名。
ゲーム自体は基本的に良作といえるが、「アダルトチルドレン」という言葉を誤用して使って批判されたり、
いくつかトレス疑惑が浮上したりと問題点も散見される。
また、これとアトムハートの成功が、プロデューサーを務めた岡野哲の増長と暴走に繋がっていったともいわれている。





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