ダダ

登録日:2011/12/16 Fri 07:12:00
更新日:2024/01/31 Wed 23:26:44
所要時間:約 25 分で読めます


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A B C dada ※日曜夜19時です。 おかっぱ ウルトラゾーン ウルトラマン ウルトラマンジード ウルトラマントリガー ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA ウルトラマンパワード ウルトラ怪獣 ガリガリ キス魔 コンピュータ生命体 ストライプ セクシーポーズ ゼブラ ダダ トラウマ ネット社会ではシャレにならない怪獣 ブラック企業勤め マイケル・ジャクソン レイオニクス 会社員 侵略回路 初代ウルトラマン 副隊長 声優の無駄遣い←ジード18話、劇場版タイガ 外島孝一 大怪獣バトル 女体化 宇宙人 実は苦労人 小林通孝 山本匠馬 巨影都市 悪役 最弱候補 森川智之 標本 田原アルノ 社畜 私ってほんとダダ 緒沢あかり 繁殖する侵略 誘拐 邦ちゃんのやまだかつてないテレビ 鈴木その子 鈴木泰明 鋼魔四天王 電子生命体 電脳生命体 鬼畜な上司





ダァダァ〜〜〜!



ダダとはウルトラシリーズに登場する宇宙人。
バルタン星人メフィラス星人らに負けずとも劣らない、『ウルトラマン』及びウルトラシリーズ全体でも高い知名度を誇る名物宇宙人の一体である。


ちなみに、「ダダ星人」と呼称するのは決して間違いでは無いが、公式でも滅多に使われない呼び方であり、コイツの名前はあくまで「ダダ」なので注意すること。*1




◆三面怪人 ダダ

【データ】

別名:三面怪人*2
身長:1.9~40m
体重:70kg~7000t
出身地:ダダ星
武器・能力:三つの顔、透明化、飛行能力、壁を擦り抜ける、憑依、ミクロ化器



【概要】

ピエロ風の顔におかっぱの頭、白と黒の縞模様の体が特徴の不気味な宇宙人。
「三面怪人」の別名通り、異なる三つの顔を持ち、自在に切り替えることが出来る。
コミカルな外見に似合わず、低く唸ったような声で「ダァダァ〜〜〜!」と叫ぶ。

名前の由来は「駄々っ子」……ではなく、芸術思想・芸術運動の「ダダイスム」から。
縞模様のモチーフはオプ・アート、また三面怪人のアイデアは「キュビスム」に由来する。
デザインを担当した成田亨はこうした芸術運動を芸術としては評価していなかったようだが、自らの怪獣デザインも芸術作品とは見なしていなかったため取り入れていたらしい。
後のシリーズにおいてもダダがオマージュとなった敵は多く、『ウルトラマンダイナ』に登場する三面ロボット・ガラオンを操るミジー星人、『ウルトラマンコスモス』にギギなどがいる。


……とまぁ、ダダの本来のコンセプトは上述の通り「不気味でシュールな宇宙人」なのだが、
おかっぱ頭やソバカスのように見える顔の模様、大きな唇などよくよく見れば妙に愛嬌のある部分が多く、
派生作品ではどういう訳かギャグキャラ、あるいは女の子キャラとして扱われる事が非常に多い。



【活躍】

ウルトラマン

CV:鈴木泰明

第28話「人間標本5・6」に登場。
この話はダダの神出鬼没っぷりから『ウルトラマン』の中でもかなり不気味で怖いエピソードであり、
リアルタイム、再放送、レンタル問わず子供達をトラウマを与えた。
……が、物語後半(主にウルトラマン登場後)は案外そうでもなかったり。

地球に派遣されたコードネーム「ダダ271号」と呼ばれる個体と、通信機で271号に指示を飛ばす「ダダ上司」の2体が登場。
また、劇中ではそれぞれ顔の異なるダダが3体出現してムラマツ達を追い詰めるが、それらは全て271号一人が透明化と顔の入れ替えを駆使し、複数のダダが襲い掛かっているように見せかけているだけに過ぎない。
結局一人で奮闘しているだけなのでぶっちゃけ顔面入れ替えの意味はほとんどなかったりする。


ダダ271号はダダ上司の命令でミクロ化器を使い人間標本を作る為に宇宙線研究所を占領し、中央宇宙原子力研究所の秋川技官と科学特捜隊のムラマツを狙う。

しかし、ウルトラマンがムラマツ達の救出のために研究所に駆けつけたことで、事態は一変。
上司から遊撃の指示を受けた271号は巨大化し、ウルトラマンを迎え撃つことになる。

……が、いざ戦いとなると271号はパワーでも戦闘技術でもまるで歯が立たず*3テレポートで背後をとっても簡単に投げ返される。
挙句の果てには投げ飛ばされた後テレポートで逃げようとするが失敗してしまい、よろめきながら振り向いたらスペシウム光線を顔面にブチ当てられ大火傷を負ってしまう。
そしてぶっ倒れたところでなんとかテレポートを成功させ、一時撤退を余儀なくされる。


顔は焼けただれて既に満身創痍な271号は上司に「ダメだ……ウルトラマンは強い……!」と弱音の報告をするも、
上司は「人間標本5・6二体、至急回収して転送せよ、急げ」と一蹴し、あろう事か退却よりも任務の遂行を優先させられてしまう。

その後、271号はすっかり疲れ果てた弱々しい声で野外でムラマツ達にミクロ化器を突きつけて追い詰めるが、ウルトラマンの加勢ですっかり勢い込んだムラマツにタックルであっさり突き倒され、屋上に先回りしたら今度は足を払われて屋上から転落してしまう。

それでもなお諦めず屋上に再出現し、ムラマツ達を屋上から落とすことに成功するも、ウルトラマンに彼らを救助される。
ウルトラマンにもミクロ化機を当てて小さくした(※ここで貴重なウルトラマンの等身大シーン見られる)が、再度巨大化されて意味がなかった。
いまさら挽回する余地などあろうはずもなく、テレポートからの背後を取って羽交い絞めも、とりつく前にヤクザキックで蹴り返される始末。
透明になって逃亡しようとするもウルトラ眼光によって暴かれ、最後はスペシウム光線を受けて倒された。


改めて観てみると、ノルマを達成する為にムラマツキャップに体当たりされたり、蹴飛ばされたりしながらも仕事に励み、強敵ウルトラマンにも立ち向かい、スペシウム光線で顔面を大火傷しながらも耐え、
「ウルトラマンは強い」と弱音を吐いて必死に上司に泣きつくが聞き入れてもらえず、「いいからさっさと任務を遂行しろ」と無理難題を押し付けられるという悲しい社畜の性が見受けられる。


なお、スチール写真の一つに「寝そべって片手をあげた妙にマヌケなポーズ」をとっている物があり、特オタの間では有名。
後年『X』『ジード』『タイガ』に登場した際にも小ネタとして本編でこのポーズをとっている他、
『ウルトラ怪獣モンスターファーム』では休養するとこのポーズで(流石に手は下げているが)寝る。

この回はウルトラマンが変身してから帰るまでリアル時間で6分経っており、「初代ウルトラマンは体調次第で3分を超えても戦える説」の根拠としても有名。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』



ダッダーッ!これで十戦十勝!
レイブラッドの後継者は俺で決まりダダ~!

CV:小林通孝

第9話「暗黒の鎧」にて登場。
レイブラッド星人の遺伝子を継ぐ怪獣使い・レイオニクスの一人。語尾に「〜ダダ」を付ける口癖がある。
如何にもお調子乗りで馬鹿っぽい性格なのにレイオニクスバトルでは十戦十勝と実力はかなり高い。

しかし、アーマードメフィラスとなったメフィラス星人を煽っていたら、あっさり斬られた。


この時使用された着ぐるみは恐らく新造。
以後、『ジード』まではこの着ぐるみがベースとなって使用される。


大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE

ウルトラマンベリアルによって怪獣墓場で蘇り、ナックル星人マグマ星人ババルウ星人と共にレイに襲い掛かるが、周りがやられていくのを見て怯え、あっさりレイモンに敗れる。



ウルトラゾーン


星野美弥子と申します

勝手に話し掛けてんじゃねえよ

触らないで!


ドラマパート「ホシの招待状」では物語の鍵を握るキーパーソンとして登場する。



ウルトラマンX

第9話「われら星雲!」に登場。

CV:前田高宏

ババルウ星人たちとチーム・『暗黒星団』を組み、どこかで見たことあるようなやつらとラグビー対決を繰り広げる。
試合では瞬間移動能力を利用しゴールを決め活躍するも、結局負けてしまい逆ギレしてババルウ共々巨大化して暴れる。
...が、最後はエックスのゴモラ振動波を食らい地球外へとぶっ飛んで行ってしまった。

後にギャグ回である第16話にも(おそらく)別個体が登場。

CV:南雲大輔

宇宙犯罪組織『人間標本』のリーダー格。
地球が滅びる運命にあることを知ったため、かわいい女の子のサンプルを集めていたところをxioにリークされ、あえなく御用となる。

二回登場したが初代・パワードとは違いどちらもコミカルな役どころであり、視聴者・スタッフのダダ観の変化を感じるところ。


ウルトラマンオーブ

22話『地図にないカフェ』に登場。
と言っても本人は出演せず写真と名前だけだが。
「カフェ・ブラックスター」の常連で、地球を出ていく際にスペースデブリとぶつかってしまい大切なコーヒー豆を地球に落としてしまうが……


ウルトラマンジード

●ダダ820号
CV:外島孝一

2話「怪獣を斬る少女」に登場。
エリ(正確には彼女の中のリトルスター)を狙い避難している倉庫を襲い、一旦縮小光線を命中させ回収には成功する。
が、結局リクに邪魔されライハに頭部を蹴られエリを離して退散。
やっぱり弱い...…がライハに初遭遇した時にはなかなかの動きで剣撃を避けているので、初代個体よりは強いかも?

その後伏井出ケイの衝撃波のようなものを食らい、肉体がバラバラにされ殺されるという最近のウルトラマンではかなり珍しい&エグイ死に方をした。

●ダダ116号
第18話「夢を継ぐ者」に登場。
滅茶苦茶イケボで勇ましい性格なのが特徴。
それもそのはずで、CVをなんとファンガイアの兄さんこと山本匠馬氏が演じている。なんというミスマッチ……。
そのイケボっぷりはバンダイコレクターズ事業部公式Twitterで「出来の良いイケボな後輩が頑張ったようだな……」と初代ダダ(S.H.Figuarts)から紹介されるほど。

ケイに殺された820号の仇討ちとベリアルの後釜として宇宙を支配するのが目的。
ベリアル銀河帝国軍から奪ったレギオノイドをダダカラーにリペイント&腕等を改良して地球に襲来。
ウルトラマンゼロと交戦し、意外にも最強クラスのウルトラマンであるゼロの強化形態ゼロビヨンドを時間切れに追い込むという歴代最強ぶりを見せつける。
だが、結局ケイが召喚したザイゴーグには(防御力の高さこそ見せたが)敵わず、レギオノイドの爆発に巻き込まれ塵となってしまった。


ウルトラマンR/B

CV:外島孝一

第17話「みんなが友だち」に『R/B』初のゲスト宇宙人として登場。例によって武器として縮小光線銃を持っている。また、目から光線を出す事が可能で、当たればウルトラマンでも炎上させる威力がある。
今回の個体はピグモンと共に宇宙人達の慰労会を開いたが、うっかり「大御所様」に日時を誤って伝えてしまい、大御所様のために改めて慰労会を開こうと模索していた。

ハロウィンパーティの会場を探していた湊アサヒ一行と遭遇し、利害の一致から仲良くパーティを開くことになる。
しかし湊アサヒの兄であるイサミ・カツミが会場に現れ、更に彼らがウルトラマン変身者だと知ると巨大化して暴れ出す。
イサミ・カツミがロッソ・ブルに変身して応戦し、最後は合体形態ウルトラマンルーブによって縮小光線銃を暴発させられ、縮小光線銃の光線を浴びたことで元のサイズに戻されてしまった。
最後は「大御所様」こと快獣ブースカによってお仕置きを受け、更に縮小させられてカプセルに閉じ込められ、怪獣標本にされてしまった。

なお、この個体は次の回でもチラリと登場。宇宙人向けテレビ番組でインタビューを受け、湊カツミ・イサミの父である湊ウシオのことを「ウルトラの父だ」と答えていた。
ウルトラマン兄弟の父親という意味ではある意味間違っていなかったが、事情を知らない番組スタッフがウシオに特殊能力があると誤解する発言であり、事実上のガセネタであった。
インタビューではプライバシー保護として顔にモザイクが掛かっており、D・Dさん(仮名)として紹介されたが、体の模様やモザイクの上からでもよく分かる顔立ち、単純すぎる仮名などから正体はバレバレであった。
ちなみにこの番組のテレビ局で放送しているテレビ番組の中に「家政婦はダダ」なるものが存在するらしい。


なお、着ぐるみは今回からまた新たに新造されており、より初代ダダに似た造形になっている。


ウルトラマンタイガ

劇場版『ニュージェネクライマックス』に登場。
CVはパワードのケンイチ・カイの吹き替えや超闘士激伝OVAのマンでお馴染みで、かつトライスクワッドの担当声優3人が所属する声優事務所『アクセルワン』の社長でもある森川智之氏が担当。
本来はもっと台詞が少なかったのだが、森川氏がダダの声を担当すると知ってテンションが上がった監督によって大幅に台詞が書き足されたのだとか。

窃盗団のボスであり、冒頭にて、世界の大秘宝展に展示されていた「バラージの青い石」を狙うも、E.G.I.S.の面々に阻止される。
ジード18話の個体と同様レギオノイド・ダダカスタマイズを操縦し、トライスクワッドと戦うも、最後はタイガのタイガダイナマイトシュートによって倒された。
窃盗団一味はいずれもダダのようなマスクとダダのような模様の服を身に着け、光線銃を装備している。


ギャラクシーレスキューフォース ボイスドラマ』
科学部隊のメンバーとして「ダーダ」という個体(CV:村上ヨウ)が登場。
同じ科学部隊に所属するウルトラウーマンのソラに惚れており、彼女の幼馴染であるリブットを通して彼女の恋人の有無や自分に対する気持ちを聞こうとするも、リブットの朴念仁ぶりが災いして全ての事情をバラされてしまった。
その後、ソラを基地周辺の観光スポットとして有名な惑星に案内するという内容の手紙、言わばラブレターを送っている。
だが実は、全宇宙支配の為にソラの科学力と知識量を狙っている悪の宇宙人であり、2人だけになったところで彼女を妖術で操り、怪獣に無限のエネルギーを供給する装置を作らせ、近隣の惑星で怪獣達を暴れさせる。
駆け付けたリブット、ババルウ星人RB、ポッコラの3人の前で本性を現し、ソラに基地のセキュリティシステムをハッキングさせて全出入口を緊急ロックさせる事で援軍を封じた上で、ネロンガ、ギーストロン、ケルビムにリブット達を足止めさせてソラを連れ去った。
体内に闇エネルギーを宿しているが、基地内では抑え込んでいたため、零れ出ていた微量なエネルギーのみが感知されていた。
怪獣軍団との戦いで疲労したリブットを、手から放つ光線で追い詰めるも、リブットの呼びかけで正気を取り戻したソラによってリブットにエネルギーを供給され、慌てて怪獣軍団を集結させるも、ソラが緊急ロックを解除した事でGRFの面々が駆け付けて形勢逆転、GRFの一斉攻撃によって怪獣軍団共々倒された。


≪映像作品外≫

『ウルトラマン(楳図かずお版)』
『メフィラス星人の巻』に登場。
巨大フジ隊員が作り出した土の繭をぶち抜いて現れ、ケムール人バルタン星人ザラブ星人と共に東京を荒らし回った。
四人がかりでウルトラマンを襲撃するも、空におびき寄せられ、ローリングスペシウム光線を浴びせられて4人仲良く撃墜された挙句、
続けて放たれたダメ押しのスペシウム光線で全員爆砕された。

実はメフィラス星人が登場する「禁じられた言葉」では、脚本段階においてはダダも登場する予定だったのでこのカルテットが組まれたらしい。
ケムール人はダダの代役として登場したので、このマンガでは両方を採用している。
ウルトラマン超闘士激伝』においても、この4人はメフィラス大魔王傘下の鋼魔四天王として登場を果たした。


『ウルトラマンFighting Evolution』シリーズ
ウルトラマンの対戦格闘ゲームにも『1』から『3』まで、人型体型でモデリングが容易だったのか怪獣枠で登場。
体力が回復する三種の顔チェンジに、相手の体を小さくしてしまう必殺技など、独特な能力が実装されている。

『3』の顔チェンジのみ、BまたはCの顔に変わった際に耐久力が上がるようになる。
その耐久力たるやキングジョーを上回るほどで、全キャラ中最高の打たれ強さを誇る。
ただし、顔チェンジせずAのままでもそれなりに耐久力はある。原作で一度はスペシウム光線を耐えてみせたことの再現だろうか。

他にも『3』では、あのダダ271号が主人公のシナリオがあったりと、なかなかの優待ぶり。

そしてダダの技の中で、最も注目すべきは投げ技。
相手を掴むと、ブチュウゥゥゥゥゥという非常に不快な効果音とともにキスを繰り出し、ヒップアタックで相手をぶっ飛ばす。

華麗に立ち回る相手のウルトラ戦士たちに、悪魔のキッスを叩き込んでやれ!


『2』のCMでウルトラマンとイチャつくダダの姿は必見。

ダーリン、大好き/// チュッ///

やめろよー///

顔、真っ赤だぞっ!///

やめろってぇ

ん~~ダーリンたらぁ///
照れ屋さん///

やめろっつってんだろ!!

はっはっはー
怒った、怒ったー

あーはっはっはー!



大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア

「我々は…いいチームだ」

今作でのダダ一族は、「非常に徹底された管理社会の星に生きる一族」というハードな設定が与えられており、
様々な宇宙人が種族を超えて手を組むことが当たり前のプラズマギャラクシーにおいて、
同族同士でしかチームを組まず、まともに会話すらしないその姿勢は「ダダのカーテン」と呼ばれている。
自身の肉体改造にすら何のためらいもなく、カネゴン・ア・キンドをして「不気味な連中」と評される。

通常のダダ同様「ダダ」という声しか発しないが、同族同士ではよく喋り、話すときは他種族でも話す。

CGアニメTV初登場時は漁夫の利を狙う「せこいチーム」という印象が強く、ミステリアスなイメージが付き纏っていたダダ達だが、
コミックス版では彼らがそれぞれ如何なる想いを持って戦っているのかが判明し、かなり魅力的なキャラクターとなった。


・ダダA(エリートナンバーズ)
CV:斎藤寛仁

「ダダ一族:指揮官クラス」。
コミック版では「A913号」とも呼称されている。
メンバーの中では最年少と思われ、まだまだ若いためか作戦が荒削りで無茶も多い。
それでもリーダーとしては申し分ない力量を持つ。
まだ若い指揮官ながらも、自分なりにチームを纏め上げようとしている。

・ダダB(ブレイカーナンバーズ)
CV:髙橋孝治

「ダダ一族:工兵クラス」。
コミックス版では「B081号」とも呼称されている。
メンバー内では最年長者と思われる面を見せリーダーである「A913号」を庇ったり「C696号」を諭すなど間に立つ役割を担う。
己の信念とダダの掟を貫こうとするいいやつ。

・ダダC(コマンドナンバーズ)
CV:浅科准平

「ダダ一族:兵士クラス」。
コミック版では「C696号」とも呼称されている。
リミッター解除することでマッスルオン状態となる。
また自由に憧れ、ダダの掟に背いたことが拘束された原因と思われる描写があり、
それゆえか少なからずリーダーの「A913号」にいい感情を見せていない面もあるが、戦いの中で心情が変化していく。


『ザ・グレイトバトルⅤ』
コンパチヒーローシリーズのザ・グレイトバトル5作目にはなんと黒幕として登場。
西部劇のような世界観の惑星ガルシアに君臨するマフィアの親玉。主人公ロアを始め、
流れ者のゴッドガンダム、開拓民の仮面ライダーブラックRX、保安官のウルトラマン達と激闘を繰り広げる。
同作に登場する敵キャラは全て彼の部下で、その中にはバルタン星人やマスターガンダムも。



巨影都市
ソルジャーレギオンと同じく等身大の脅威枠で登場。
数日前から観測される紫色の閃光を調査していた国立宇宙線研究所に侵入し、原作通り人間標本をつくっている。
本作ではダダのいる研究所内を探索しなければならないのだが、プレイヤーはダダに攻撃することができない上に、遠くにいると思って安心していると瞬間移動して襲ってくる
さながら原作でのムラマツキャップのような状況を体験することができ、コミカルな描写が一切無いことも相まって本作のダダは非常に怖い。
ちなみに、本作のメインの敵は「影」という存在が生み出した使い魔が大半で、ある人物を確保するために動いているのだが、こいつらはあろうことかその人物が一人放置されている状態でガン無視しているため、影とは無関係の可能性大。なにしにきたの。



ウルトラ怪獣モンスターファーム
初期から育てられる怪獣の1体。もちろん力・丈夫さが低くてかしこさ・回避が高いというピクシーポジ。レア種はチャッキーだけど。ハイレグダダを見せろ。
ガッツ回復と移動速度も速く、優良な「ワープ射撃」という技を持つので実はかなり扱いやすい。
極め切ったダダであれば、素パラから育ててもSクラス大会ですら蹂躙できる。
上記のパワハラ上司展開の影響か、「恐れ」が上がりやすいという悲しい固有特徴を持つため、誉めまくってても忠誠度が結構上がる*4
また、食いしばり能力を付与出来たりもするので、1桁%がヒットという突然死のリスクも下がっている。
各大会でもダダ系の怪獣は頻繁に見る。その中でも印象的なのがBグレードで現れる「ショボンヌ」という個体で、ダダのセオリーとは逆にちからを中心に上げているガチムキ系ダダ。
その戦闘力は馬鹿にならず、中距離技のドロップキックをまともに食らえば下手な怪獣では致命傷。
ダダらしく命中と回避も低くはなく、しょせんダダだろうとあなどってかかるとオーバーキルされて引退の危険性すらある。
あえてその怪獣の印象の逆をいっても強く育てることはできるということをプレイヤーに教えてくれるキャラといえよう。
ほかの怪獣の派生形にもダダカラーは多く、奇抜なものからかっこよく見えるものまで千変万化。
ただし、サブの悉くが力・丈夫さタイプのレッドキングやゴモラ及びレイキュバス、力・回避タイプのベムスター、賢さ・丈夫さタイプのゼットン、とダダの本領である賢さ・回避を活かせる組み合わせが皆無
長所と短所が相殺し合ってバランスよく仕上がっているものもあれば、半端に打ち消して微妙なレベルになってしまっているものもあるので注意が必要である。
ちからとかしこさの両刀・回避タイプのノーバはなかなかの相性で、寿命が若干減ってしまうものの適性は純血からかしこさが一段階上がりちからはそのまま、回避Aかつ回避の重トレが得意になって避けまくる育成が可能と適正に合った強化がされる。

ULTRAMAN
ダダを基としたキャラクター「アダド」が登場。



ウルトラ怪獣擬人化計画
KADOKAWA版では、まめっち氏のデザインにより擬人化されている。漫画『ギャラクシー☆デイズ』では原作設定を生かして(?)ガチャ狂。
ベムスターとゴモラの二人の財力をお借りしようとしたが、あえなく拒絶された。

講談社版でも、まめっち氏デザインで擬人化されている。
魔女サバトに仕えるダダ兵として登場しており、新たな世界を創るエネルギー源とする為生物をミクロ化器で捕獲している。
また、チャメゴンが化けた偽物も登場。




◆三面怪人 ダダ(パワード版)




私がダダだ。

生命の仕組みは全て分かった。

私の体を構成するために、お前たちの炭素ユニットを頂く。


【データ】

身長:0~55m
体重:0~1万t
出身地:コンピュータ内部
武器・能力:アームレーザー、サイコキネシス、テレポート
デザイナー:前田真宏
CV:田原アルノ(吹替)


【概要(パワード)】

ウルトラマンパワード』にて登場したダダ。通称パワードダダ
他のパワード怪獣と比べても比較的原典そのままなデザインをしているが、手脚が異常に長く、3つに分かれた足の指としゃくれた顎が特徴。
また、着ぐるみの都合でわかりにくいが、設定上は肩が無く、頭部のラインが直接腕に繋がるデザインになっている。

キャラクター設定が原典から大きく変更されており、「ダダ星からやってきた宇宙人」ではなく、「地球のコンピューターから生まれた電脳生命体」となっている。
即ち、ダダと便宜上名付けられているものの、厳密には「宇宙人ダダと同じ名前、似た姿の何者か」ということになる。


凹凸が激しいキラキラとした着ぐるみはなんとスパンコールを用いて造形されており、これで電脳生命体特有の「ピクセル的なボディ」を表現している。
そのお陰なのか、素材が素材なだけに撮影に用いられたスーツは殆ど劣化することが無く、令和になった現在でもほぼ当時の状態のまま現存している。

ただし、スパンコールでは無い頭部は撮影後すぐにお釈迦になってしまったようで、
後の3DOソフト『ウルトラマンパワード』の実写取り込み撮影時に新しい頭部が新造された。
同時にダダBとダダCの顔も新造されたが、ダダCは『パワード』本編映像では鮮明に映って居ないこともあって、
資料が足りなかったのか、オリジナルの顔とは大きく異なるデザインとなっている。

パワードダダのスーツは今でも円谷プロのイベント等でちょくちょく展示されている機会があるので、見ることが出来たらラッキー。
頭だけは本編撮影当時の物では無いとは言え、それでも90年代前半に作られた年季の入った物である事には変わりない。


【活躍(パワード)】

第8話「侵略回路」に登場。
元ニューロネット・インダーストリー社の社員で、プログラマーのリチャード=マーリンが自身を解雇した会社への復讐の為にウィルスを作成していた際、偶然生み出したコンピュータ生命体。

人間を電子と化してコンピューター内に吸い込む事が可能で、その際に人間の炭素ユニットを奪い取る事で実体を得る事ができる。
人間を吸い込んだ後にはレゴや発泡スチロールの様にザラザラしたシリコン片が残され、その中には吸い込んだ人間のDNA情報が残されていた。
同一人物だった初代と異なり、顔が異なる個体が三体登場する。
パワード戦では合体し、送電線を利用して巨大化した。

リチャードは天才プログラマーである自身を解雇した恨みでウィルスを作成していたところ、電子生命体ともいえるダダを生み出すことに成功する。
武器を得たリチャードはとんでもない行動を起こす。あろうことか会社の元同僚のもとにダダを送り付け、社員を捕食させていたのだ。
しかし、途中で自我に目覚めたダダは「自分の体を構成する」事を覚え、殺害した人間の細胞から炭素を奪って自分の肉体を作る材料にし始めた。
元凶であるリチャードはこの時に食い殺されている。インガオホー。
パソコンの画面や自動販売機から次々と人間を捕食する様は非常に怖い。
登場する際はパソコンなどのモニターから 独特の幾何学模様 が発生する。

その後、ニューロネット・インダーストリー社を制圧して社員数人を捕食。身体を三つに増やし、それを駆使してWINRをも一蹴する。
カイがウルトラマンパワードに変身すると、三体が合体して巨大化。
正体が電子ということで、肉体を電子に戻してタックルを避ける、振り向いた状態で再編成して先手を打つなど特性を生かして大奮闘。
が、パワードがニューロネット・インダーストリー社の発電機をメガ・スペシウム光線によって破壊したことで電源を落とされ、消滅した


しかし……


バチッ ジッ ジジッ
キュィィィィィィィンンン
ピポパポプポポ
トゥルルルルルル

ジジジジジッ……








「ダァ……ダアァ……!!」


その危険度や衝撃のラストは多くの視聴者に、初代以上のトラウマを植え付けた。
そして電子の海で眠る中、令和の世に再び現れるとは誰が予想しようか……






【その後の客演(パワード)】



ケンゴ「『dada』……!?」

アキト「『ダダ』……それがこいつの名か」

令和ウルトラマン第三作『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』第8話「繁殖する侵略」でまさかの再登場
人造生命体ともいえる原典と異なり、今作のパワードダダはダダ因子と呼ばれるものから生まれた電脳生命体という設定。名称もナースデッセイ号のディスプレイに映った小文字のアルファベットから。紹介テロップにも「POD-3」という形式番号のようなものが振られている。*5原典と異なり人語も話さず終始「ダァダァ~」としか喋らない。
ホログラフだがダダBとダダCも登場。ナースデッセイ号のブリッジでヌッと現れる場面が不気味。

ある晩、都内に光る銀色の粒子が飛来してきた。
携帯電話の端末に侵入してきたそれは、VRシステム・都市交通・金融機関・放送機関……世界各国のあらゆる通信ネットワークをジャックしていく。
事態の解決に動くGUTS-SELECTだが、世界一のセキュリティシステムを持つナースデッセイ号もジャックされてしまう。
GUTS-SELECT一同は事態の解決に乗り出すが、情報分析もままならなず全システムを掌握、ナースキャノンが発射されてしまう。
辛うじてマニュアル操作に切り替えられたため、テッシン決死のド根性操作でナースキャノンは都心の直撃を免れるが、既に再充填状態に入っていた。そこでケンゴはハルキと共に外部から緊急停止パネルを撃ち込んで発射阻止に成功する。

ナースデッセイ号の掌握に失敗したダダは、キングジョー ストレイジカスタムを操りGUTS-SELECTの抹殺に乗り出す。
ケンゴはトリガーに、ハルキはゼットに変身して迎え撃つ。
これに対しキングジョーは分離・変形機構で二人を翻弄、パワー形態特有のプロレス空間にも怯まずペダニウムハンマーで反撃していく。

ダダ対策のため、アキトは研究ルームからなぜかファミコン時代の2D横STGっぽい対抗プログラムをヒマリに転送。
プログラム中枢を支配するラスボスダダに256発撃ち込ませたことで操舵システムの奪還に成功するが、その報復と言わんばかりに研究ルームにダダが出現。
アキトの危機にユナの中で眠るユザレが目覚め、その力でダダを追い出す。

一方、トリガーはタイマーフラッシュでペダニウムハンマーの捕縛を振りほどくが、ついにダダが実体化。タッグ戦に移行する。
ゼスティウムドライブで倒されたかと思いきや、背後に回り込んで念動力で無数の自動車を操り礫のように攻撃してカラータイマーの点滅に至るまで追い込んでいく。
その隙をついてキングジョーと同化しようと目論むダダ。しかし完全に同化する前にタツミ隊長のナースキャノン発射でコアを破壊され、失敗に終わる。
残留思念に操られるキングジョーもまた、ゼスティウム光線とゼペリオン光線の同時攻撃でスクラップと化し、幻界魔剣ベリアロク空間切断能力でゼット&ハルキと共に『Z』世界へ帰還されるのだった。

もし、仮にダダの残留思念がキングジョーに残っていたとしても、『Z』世界には「白いアイツ」も居るので多分大丈夫……だと思いたいところである。


【余談】

  • フジテレビで放送されたバラエティ番組「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」では、なぜかレギュラー出演。山田邦子の欽八コントでは生徒としてダダAが、その家族にB&Cが出演している。原点と異なり「ダァダ~」としか喋らなかった。バブル期らしくA・B・C共にご丁寧に新規造形されるという太っ腹な面も見られている。

  • スカイツリーオープン記念アイテムとして何故かダダの透明化ver.ソフビがM78ショップ限定で発売された。
    完全な無塗装クリアではなく、黒い部分がシルバーで、目と口はメタリック塗装がされている。

  • モンストとのコラボでもゼットンバルタン星人ゴモラレッドキングという錚々たるメンツに混じって登場。
    弱っちぃネタキャラ枠...と思いきや意外にもこの中は一二を争う強さとなっており、原作を知ってる人にはたいそう驚かれた。


  • トリガー恒例の裏モチーフに関してはスリムな体形の白っぽい姿とその増殖力から「パラサイト宇宙人 イルド」と思われる。
    あるいはキングジョーも含めて「メカ生命体 サタンファイバス」か。

  • 映画監督ティム・バートンのお気に入りのウルトラ怪獣の一体であり、持っているフィギュアを「僕の幸運の天使」と表現していた。*6



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最終更新:2024年01月31日 23:26

*1 その昔に出演したバラエティ番組や、『ギャラクシーデイズ』ではダダ星人と呼ばれていたことがある。間違ってはいないが、これだと『宇宙鉄人キョーダイン』の悪役と紛らわしいので、ダダとだけ呼ぶことを推奨する。

*2 昔の怪獣図鑑では「三面怪獣」だったことも。

*3 ちなみにウルトラマンとは身長は同じなのに体重差は絶望すら漂う5倍。現実的に考えたら、体重40キロのガリガリ人間が体重200キロの横綱に殴りかかるようなもので、むしろ奮闘した方かもしれない。

*4 このゲームは褒めると「甘え」が、厳しくすると「恐れ」が上昇し、その平均として忠誠度が上昇する。

*5 おそらくはマスクのデザイン元となったゲームのゲーム機「3DO」と「パワードダダ(Powered Dada)」を組み合わせた物と思われる。

*6 出典:https://www.cinematoday.jp/news/N0067665