ドグマブレード(遊戯王OCG)

登録日:2012/09/10(月) 16:59:05
更新日:2024/03/01 Fri 23:06:17
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遊戯王OCGに2007年〜2008年頃に掛けて存在した伝説のデッキ


■概要

1ターン目に大量の魔法カードを墓地に落とし、手札0枚の時発動でき自分の墓地の魔法カードの枚数×200のダメージを与える
罠カード《マジカル・エクスプロージョン》を次の相手ターンのドローフェイズに複数枚発動して8000以上のダメージを与える【マジカルエクスプロージョン1キル(マジエクワンキル】の中でも、
《D-HERO ドグマガイ》をエンドカードへの繋ぎに採用したタイプのデッキを【ドグマブレード】と呼ぶ。
デッキ名は原型となった【アーチャーブレード】から来ているとする説が有力。

相手ターンを挟むものの事実上の先攻1ターンキルが高確率で可能という恐ろしいデッキである。
加えて、当時は先攻を取れば相手はほとんど為す術が無かった事も凶悪さに拍車をかけた。

先攻1ターンキルがコンセプトのデッキ自体は大量に存在するが、
このデッキの最大の特徴は他のものとは違い成功率が非常に高かったことが挙げられる。

そして、この【ドグマブレード】のミラーマッチの場合、
「先攻を取れば高確率に勝てる」=「先攻決めのじゃんけんで勝てばデュエルに勝ったも同然」という考え方から、
遊戯王OCGはじゃんけんゲー』と称された。その様はいつぞやの【サイエンカタパ】を彷彿とさせたとか。

ここまで暴走したのでさすがのコナミも主要パーツを規制すると思われた。
……と思いきや2008年3月の制限改定ではまさかの全スルー

それどころか新たなコンボパーツの制限緩和により実質強化される。

コナミは一体何をやっているんだ!

しかし2008年9月にはこれらの主要パーツはことごとく禁止・制限に指定され、ドグマブレードはその姿を消した。
めでたしめでたし、である。







ドグマブレードは生きていた。



事故率こそ上がったが相変わらずターボ手段の主軸だったクライスターボは相変わらず規制されていない。
何より軸となるマジカル・エクスプロージョンはノーダメージである。
そしてスターライト・ロードの裏でこっそり登場したジャンク・コレクター。
フィールド上の自身を除外することで墓地の罠カードを発動できる効果を持っていた。
戦士族であったため墓地に落とした後フェニックスブレードで除外でき帰還に繋ぐ事ができる。
先攻で罠カードを使えるようになったためドグマブレードでは出来なかった完全な先攻1ターンキルを達成できるようになった。
これが後にジャンクブレードを生み出し、マジカル・エクスプロージョンの規制まで暴れていたのはここだけの話である。

ドグマブレードの時の課題であったマジカル・エクスプロージョンを手札に握ることも、
墓地に落ちても発動できるのだから気にせず墓地肥しができるようになった。
戦士族のライトロードと光の援軍(当時無制限)とソーラーエクスチェンジを入れて高速で墓地肥しする型が主流だった。

ただし混沌の黒魔術師と次元融合を失った影響は大きく安定性はかなり低下している。
早すぎた埋葬もないためマジカル・エクスプロージョンが墓地に落ちるという弱点を克服したとはいえそれ以上の欠点は抱えていた。

原形はドグマブレードだがこの当時ディスクガイが禁止になっていたためドグマガイが入ることは少なかった。

だがこんなソリティアが許される訳がなくとうとう軸であるマジカル・エクスプロージョンが1枚制限になった。

その他、【アーチャーブレード】【ドクマブレード】の派生形として、
【ワールドトランス】というデッキが存在している(こちらも現在は構築不能となった)。
上記に《アルカナフォースXXI-THE WORLD》、《光の結界》、《マジックブラスト》を組み込むだけで構築が可能。コンボパーツが増え事故率が上がるものの、先攻マッチキルという最高峰の勝利を得られるデッキあった。

■動かし方

+ ...
ドグマブレードの名前の由来は「ドグマガイ」+「フェニックスブレード」。
そしてさらにこれらのカード以外も組み合わせ、様々な手段でデッキを回転させていく。
2008年3月の制限改定で上述通り《死者蘇生》と《魔法石の採掘》が制限緩和を受け、より回しやすくなった。


ワンキル狙いの場合、序盤は最優先で展開札を確保しつつ、《名推理》などでとにかくデッキを掘り進める。
デッキの底が見えてきたら中盤。一番わかりやすい詰め方は混黒ヴァリーループ。《混沌の黒魔術師》と《サイバー・ヴァリー》を一緒に除外しつつ《次元融合》を握れるように、各種除外札をフル活用しよう。
そのループが完成したらいよいよ大詰め。《混沌の黒魔術師》《サイバー・ヴァリー》《サイバー・ヴァリー》を並べつつデッキを引ききって、「《サイバー・ヴァリー》1体で《マジカル・エクスプロージョン》をデッキに戻し、もう1体で《混沌の黒魔術師》を除外しつつドロー」の動きで手札に《マジカル・エクスプロージョン》2枚が揃う。
あとは《魔法石の採掘》で必要な魔法を回収したり《D・D・R》で展開しつつ手札を減らす。

回す上での注意点として、時代の違いゆえの展開力の低さが上げられる。
現在のOCGと違い、当時は「墓地から除外して発動」とか「墓地へ送られた/除外されただけで発動」する効果がなく、「手札/墓地から自身を特殊召喚」のような効果もこのデッキには存在しない。
そのため、モンスター効果を使うには「墓地/除外に落として」「蘇生/帰還札を使う」という2ステップを踏む必要がある。
常に展開札を手札に確保し続け、かつデッキ内の残量も把握することが大事。
「推理/ゲートの前に不要札をセット(クライスケア)、増援やドロー札も使っておく(SS率アップ/デッキ切れケア)」のような細かい定石にも注意。
さらに言えば、慣れないうちは3手詰めを見逃すようなことが結構頻繁におこりうる。定石を外してでもキルを取りにいける状況をしっかり把握しておくのが勝率向上の近道。

○ドロー・手札補充

《D−HERO ディスクガイ》
《サイバー・ヴァリー》
《光帝クライス》
神剣ーフェニックスブレード

特にフェニックスブレードは、手札を増やしつつ戦士族を除外できるため、このデッキのキーパーツとして働く。
ディスクガイは蘇生成功時に2枚ドローという強力な効果を持つため、無限ドローパーツが揃うまでのドローソースの中心を担う。
クライス+DDRor早すぎた埋葬のコンボもよく使われる。

無限ドローのパーツが揃ったらヴァリー+次元融合のループ、クライス+混黒+次元融合+フェニックスブレードのループ等を利用して手札を補充していく。
まあ無限ドローするまでもなくデッキを掘りきることもままあるのだが。

《D−HERO ディスクガイ》は最優先で墓地へ落としたいが、《光帝クライス》は墓地ではなく除外してしまっても問題ない。
《次元融合》のついでにドローできるのはもちろん、《D・D・R》を使用する場合でも手札2消費2ドローでアド損はしないため、初動としてもそれなり。

このデッキにおける除外札は意外と貴重であり、序盤の《神剣ーフェニックスブレード》は最優先で墓地へ落としたい。
逆にこれ自身は除外しても意味がないので、《D・D・R》の帰還対象がいないような序盤において手札に抱えておく意味はあまりなく、せいぜい《手札抹殺》《手札断殺》に巻き込めるくらい。
《光帝クライス》がデッキに残っている状況で推理ゲートギミックを使う際には伏せておくなど、積極的に墓地送りを狙おう。

○手札交換

《手札抹殺》
《手札断殺》
《デステニー・ドロー》
トレード・イン

手札事故を回避しつつ墓地を肥やしていく。
《デステニー・ドロー》はディスクガイ及びドグマガイ、《トレード・イン》は混沌の黒魔術師及びドグマガイが対象。

両者に対応する《D−HERO ドグマガイ》に対しては、基本的には《トレード・イン》を優先したい。《混黒》は《サイバー・ヴァリー》で手札から除外してもコンボ始動できるが、《D−HERO ディスクガイ》は除外しても美味しくないため。
ただし《マジカル・エクスプロージョン》《D−HERO ドグマガイ》を1枚ずつ素引きしている…など、《D−HERO ドグマガイ》フィニッシュが見えている場合には序盤から《D−HERO ディスクガイ》を除外していくうま味も出る。


○サーチ・サルベージ

《アームズ・ホール》
《魔法石の採掘》
《魔法再生》
混沌の黒魔術師
《増援》
《E・HERO エアーマン》
《サイバー・ヴァリー》

この中でも特に使われたのが《アームズ・ホール》。
蘇生札《早すぎた埋葬》と帰還札《D・D・R》の両者に実質無条件でアクセスできる、どころか墓地肥やしのおまけまで付いてくるぶっ壊れ札。
もちろん《神剣ーフェニックスブレード》がいつまでたっても落ちない場合にサーチもできる。

《増援》はディスクガイとエアーマンが対象。
アムホの都合上、サーチ対象は基本的にはディスクガイ。手札から墓地なり除外なりを介してSSできる場合のみエアーマンと思っておけば良い。
推理ゲートで《D−HERO ディスクガイ》を引いてしまうと大外れなので、早めに使っておこう。

《サイバー・ヴァリー》はドロー効果の他に、墓地のカードをデッキトップに置く効果もある。
通常のデッキでは隠された効果扱いされることもある影の薄い効果だが、引き切り型のこのデッキにおいては「墓地に落ちた《マジカル・エクスプロージョン》を回収する」超重要効果となる。
他にも「混黒、クライスなどを手札から直接除外してコンボ始動」とか「最後の手札整理時に伏せられないモンスターを消す」とか色々便利な効果。

《魔法石の採掘》は通常デッキでは手札コストが重すぎて話にならないのだが、引切型コンボデッキの【ドグマブレード】では八面六臂。
《マジカル・エクスプロージョン》発動のための手札調整に便利なのはもちろん、場合によっては墓地が肥えていない最序盤から手札コスト目当てで無理やり発動することも。
現代遊戯王以上に、手札コストはアド損であると同時にアドでもある。


○モンスター展開

《名推理》
《モンスターゲート》
《早すぎた埋葬》
死者蘇生
《次元融合》
《D・D・R》

名推理やモンスターゲートは大量の魔法カードやフェニックスブレードを墓地に落とすのにも有利に働く。
各種蘇生・帰還カードを使用し、デッキを高速で回転させていく。
早すぎた埋葬や次元融合を連打していると気づいたらLPが尽きていることもあり、とくに無限ドローを主軸にしたい場合には《魔力倹約術》をピン挿ししておくと良い。

蘇生時《強欲な壺》モンスターには《光帝クライス》と《D-HERO ディスクガイ》の2種が存在するが、《早すぎた埋葬》再利用の都合上、基本的には《光帝クライス》を蘇生すると良い。
《サイバー・ヴァリー》や《ハリケーン》を絡めた動きができる場合は《D-HERO ディスクガイ》蘇生のほうが良い場合もあるが…

○ダメージソース

《マジカル・エクスプロージョン》
《D−HERO ドグマガイ》

エンドカードはマジカル・エクスプロージョン。
《D−HERO ドグマガイ》も4000取れるカードであり、「《マジカル・エクスプロージョン》*2」か「《マジカル・エクスプロージョン》+《D−HERO ドグマガイ》」でワンキルが基本形。
ちなみに《マジカル・エクスプロージョン》+《D−HERO ドグマガイ》の布陣の場合は、ドローフェイズに《サイクロン》を食らってしまうとワンキル失敗。

とはいえ採用モンスターは当時としては打点が高く、特に《D−HERO ドグマガイ》のATK3400は破格。
ドローサイクやら単に回らなかったやらでワンキルに失敗しても、並のデッキ相手なら普通に殴り勝てる可能性が残るのも強み。
また、このおかげで後攻スタートでも(当時のデッキ程度の制圧力なら)ふつうに返せる目も残る。
後の【イグナイト1kill】や【ノーデン1kill】と違い、先攻1killデッキではあるが「先攻を取らなければ厳しい」というわけでもない。ミラーマッチでさえなければ。それにどっちみちサイチェンで死ぬんだけど



ジャンクブレードの場合は基本的な所はあまり変わらないが主に光の援軍やソーラーエクスチェンジで墓地肥しを行う。
ディスクガイが禁止になっており改定によりサイバー・ヴァリーが使いにくいためクライスターボのギミックを中心に回していく。
十分に墓地が肥えたらジャンクコレクターを特殊召喚し効果によって異次元からの帰還を除外し自身と他のジャンクコレクターを帰還させトドメと言った流れになる。
マジカル・エクスプロージョンを素引きしている場合に墓地に魔法カードが20枚以上だと、

1.ジャンクコレクターをフィールドに出しマジカル・エクスプロージョンをセットしてエンド
2.相手のスタンバイフェイズにセットされたマジカル・エクスプロージョンを発動
3.処理終了後に墓地に置かれたマジカル・エクスプロージョンを除外しジャンクコレクターの効果を発動

でワンターンキルとなる。
なのでマジカル・エクスプロージョンは2枚でも十分だったりする。

しかしマジカル・エクスプロージョンが二枚あれば出せた大火力も1枚では8000の初期ライフを削り切るには心もとない。
1killを成立させるためには残骸爆破などを併用するか闇の仮面などを利用して回収する必要があるが、デッキ40枚全てがキーカードと言われるこのデッキでは余分なカードを投入することはコンボの成功率を著しく下げる諸刃の剣でもあるのだ。
デッキの基幹パーツたるマジカル・エクスプロージョンの失脚をもってこの形式のデッキは廃れ、姿を変え形を変え環境を荒らしに荒らした極悪デッキは遊戯王OCGの歴史の闇へと消えていった…はずだった。






2010年。ドクマブレード界は核の炎に包まれた。

ダメージソースは枯れ、デッキコンセプトは崩壊し、全てのコンボカードは死滅したかに思われた。

だが…








マジカル・エクスプロージョン1killは
死滅していなかった!!!!


詳しくはマジカル・エクスプロージョン(遊戯王)の項目を参照のこと。



■欠点

大きく分けて三つ挙げられる。

一つ目が、動かすのが非常に難しいこと

このデッキはループコンボを回転の主軸としているのは確かだが、本質的には所謂チェインコンボデッキなので安定した手順を毎回構築できるわけではない。
手札、デッキ、フィールド、墓地、除外ゾーンをフルに利用する必要があるため、何も考えずに動かしていては途中でウンともスンとも言わなくなる。
後の【インフェルニティ】や【ドラゴンリンク】などに通づるところもあるが、こちらはカード毎の課せられた制約が少ない点で自由(フリーダム)度が高く、高度な経験と判断力が要求される。
とはいえ、自由度の高さは柔軟性にも繋がる(=最適解ではない動きをしても回り続ける)為、
他のコンボデッキに比べて【ドグマブレード】の方が難しいとも言い切れない。

その点は同じ先攻1キルであったMoMaサニー・サイド・アップが抱える宿命とも言える。

初見だとデッキレシピみても紙束にしか見えないぐらい何がしたいかわからないデッキにも見えない事もない。
後、ソリティア系の1ターンキルデッキの宿命として後攻だとやられる妨害の種類が増えるため成功率が落ちる。
もっともその弱点すら克服した【マジエク】という魔物が後に出現することとなるのだが…

二つ目が、対人戦(相手とのコミュニケーション)というTCGの概念を崩壊させてしまう点

全盛期にはドグマブレードを使わないプレイヤーからは大いに批判されていた。
尤も、これは先攻1キルデッキ全般にあてはまる事なのでドグマブレードに限った話ではないが、当時は手札誘発がほぼ存在しなかったため、昨今の【シンクロダーク】や【未界域】の比ではないレベルで壁とやってろ状態であった。
現代では手札誘発さえもケアしてくる全盛期の【植物リンク】や【ドラゴンリンク】の方が嫌われるだろうが……

三つ目が、デッキを組むと非常に高額であったこと
プロモカードのアームズ・ホール、ディスクガイ、エアーマン、クライス等に加え、
そしてパックの高レアである混沌の黒魔術師、ドグマガイ、デステニー・ドロー、サイバー・ヴァリー、次元融合……等々。
よって実際にこのデッキを組める人はあまり居なかったらしい。

というかこれらのカードを売り捌くために規制しなかったという噂も……汚いなさすがコナミきたない

しかし、現在ではキーカードだった次元融合、マジエク、フェニックスブレードが禁止指定、混沌の黒魔術師、ディスクガイはエラッタにより緩和されたものの弱体化されたせいでキーカードとしての価値を失い、デッキとしては完全に崩壊している。
更にアームズ・ホール、エアーマンは度重なる再録によって価格が暴落するなど、今まで入手困難だったカードが軒並み不要になったか手に入りやすくなったため、かつてに比べれば幾分か組みやすくなっている(大会では使えないが)。
なお、マジエク規制前は【マジエク帝】はこれらのカードが安くなるか不要になったこと、キーカードの殆どがストラクに入っているため、下手したら「ストラク3箱+バラ売りカード+α」で組めてしまうそれなりに安いデッキとして結果を残した。

■対策

当時可能であった有用な対策 としては、相手ターンに手札から相手を妨害できる《D.D.クロウ》や《ハネクリボー LV9》。
またマジカル・エクスプロージョンに対して手札からカウンター可能な速攻魔法の《痛恨の呪術》《防御輪》。
先攻さえ取れれば要所で妨害可能な《サイクロン》《神の宣告》といったカード。

凶悪なデッキなのだが、大会ではサイドデッキからメタられたため、 凶悪な先攻ワンキル率と高い知名度に反して成果はそれほど挙げられてない
1発勝負の野良デュエルでは滅茶苦茶強いが、マッチ戦ともなると相手は対策取り放題で、こちらはデッキ全てがコンボパーツなため2戦目以降極端に弱くなると言うのは多くの1ターンキルデッキに共通する点である。まあそうならないとこんなことになっちゃうし
ぶっちゃけるとサーチ、特殊召喚、ドローを駆使するデッキなので当時の汎用メタカードを適当にぶち込むだけでも勝手に対策できてたりする。
これは日本国内における【ノーデンワンキル】などにも通じる物がある。

カードの選択次第では特化した対策も取れるが、汎用性が犠牲になるため難しいところ。

■余談

遊戯王タッグフォースでは、3のエドが禁止制限無視デッキでこれを使ってくる。
ただCPUの残念思考では動かすのが難しいこのデッキは当然使える訳がなくむしろカモ。

デッキ40枚全てがコンボパーツのため、ドグマブレードとその派生デッキは遊戯王のデッキの中でも最も美しいデッキとも言われる。
デッキを回しているだけで相当な時間を潰せるので一人回しデッキとしてもオススメ。

そして2017年、有志によってまさかの
ドグマブレードのみが使える非公認大会・ドグマブレードトーナメント
が開催された。
禁止・制限リストも当時のままだったので全盛期のドグマブレード同士がしのぎを削るという壮絶な大会となったようで、
当然ながら入賞者は全員【ドグマブレード】だった模様。

さらに【ドグマブレード】を回すためだけのサイトである「ドグマブレードシミュレータ」なるものまで誕生した。
先攻1キルを決めるというルールでドグマブレードを回すものであり、墓地に落ちたカードによって名推理で宣言される数字が変わるという芸コマっぷり。
脳トレやパズルのような、本物の「ソリティア」になった瞬間である。Twitterのトレンドに入り、当時のプレイヤーが懐かしむというインターネット老人会が繰り広げられた。
このシミュレータを動かして「魔力倹約術いらなくない?」という意見を述べた人に、ドグマブレードトーナメントの主催者が懇切丁寧にカードの採用理念を語るのほほんとした一幕も見られた。
回してるの先攻1キルデッキなんですけどね。



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最終更新:2024年03月01日 23:06