神剣ーフェニックスブレード

登録日 :2011/02/08 (火) 14:18:25
更新日 : 2017/03/01 Wed 22:01:29
所要時間 :約 5 分で読めます




神剣ーフェニックスブレード
装備魔法
戦士族のみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
このカードが自分のメインフェイズ時に自分の墓地に存在する時、
自分の墓地の戦士族モンスター2体をゲームから除外する事でこのカードを手札に加える。

STRUCTURE DECK ー戦士の伝説ー で登場した装備魔法。

フェニックスの名を冠するだけあって、装備魔法にも関わらず、
アドバンテージを失わずに 手札に回収することができ、戦士族主体のデッキのモンスターの攻撃力を底上げすることが出来る。

初心者にも扱い易いカードとして、戦士族デッキの縁の下の力持ちとも言えるカードであった。

現在は一族の結束と言う、強力な種族強化カードが存在するため、運用は難しいと言わざるを得ないが、
かつての良カードとして、このカードを取り出し、共に戦った日々を思い出すのも一興だろう。


暖かな、追記、修正をお願いします





後攻1ターン目ドロー!!
8400ダメージ!!決闘終了!!








































ふう……
分かっているとは思うが、本題に入ろう。



そう、このカード、当初は上記のような地味な使い方のためにデザインされたのであろう。


……だが、アドバンテージを稼ぎつつ墓地の戦士族を除外出来る、と言う点に目が付けられ、
本来の使い方ではない凶悪な運用方法が考案されてしまった。


次元融合
魔法カード
2000ライフポイントを払う。お互いに除外されたモンスターをそれぞれのフィールド上に可能な限り特殊召喚する。


……つまり、フェニックスブレードで除外した戦士族を一斉に特殊召喚し、1killに近いダメージを叩き出すことが可能というわけ。

しかも、同時期にE・HERO エアーマンと言う空気の読めない疑似ガジェットがいたため、
低レベル戦士ビートダウンは突如として、凄まじい爆発力と安定力を得た。

因みにこのデッキにおいて、フェニックスブレードは墓地のモンスターをただ除外すれば良かったため、
ライトニングボルテックスのコストにされたり、モンスターゲートでデッキから直接墓地に落とされたり ほとんど装備されなかった。


その後、エアーマンは制限化。
上述のようなデッキは完全に弱体化した。


ふーやれやれ。
やっとフェニックスブレードがまともな使い方をされるようになるかな…

…………………だが、このとき既に、このフェニックスブレードは、装備魔法としてではなく、
「アドバンテージを稼ぎながら墓地の戦士を除外するカード」 としてしか、見られていなかった……



その結果、最凶最悪のデッキを作り出す足掛かりとなってしまうのであった。




抜群の安定力と、殺傷力を秘めた、【ドグマブレード】の誕生である。

このデッキ、知ってる人は知ってると思うが、とにかく酷い。
どれだけ酷いかって、このデッキ相手に先攻を取られたら、高確率で 自分の後攻1ターン目のドローフェイズに決着がつく。
つまり何も出来ない。リスペクトデュエルなんてくそくらえだぜ!!

反面、運用がとても難しく、高度なプレイングを要するデッキである。
詳しい回し方に関しては該当項目を見るなりYouTube様で検索するなりしてほしい。
なお、このデッキでは、フェニックスブレードは一瞬も装備されない。


このデッキの別名は【クライスブレード】と言って、フェニックスブレードは光帝クライスとよく組んで使われた。

参考までに
光帝クライス
効果モンスター
星6/光属性/戦士族/攻2400/守1000
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊し、破壊されたカードのコントローラーは破壊された枚数分だけデッキからドローできる。
(2):このカードは召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。


代表的な運用方法は以下

①クライスを含む、複数体の戦士族とフェニックスブレードを墓地へ送っておく

②ブレード効果、クライスと戦士1体を除外し回収

③DDR発動。コストはブレード。クライスを帰還

④クライス効果。装備されたDDRとクライス自身(もしくはどうしても破壊しておきたい相手の邪魔なカード)を破壊。2枚(相手のカードを破壊したなら1枚)ドロー。

⑤DDRが手札にあるなら、①に戻る

こうしてアドバンテージを稼ぎながら戦士を除外出来る。
因みに、クライス等が規制を受けていないため、この回し方は、 現在も可能。
これが先述の次元融合、混沌の黒魔術師と組み合わさると…

①クライス2枚を墓地に送り、混黒を除外しておく。

②ブレード効果、クライス2枚を除外し回収。

③ブレードをセットし次元融合を発動。混黒とクライス2枚が帰還。

④クライス効果。セットしたブレードとクライス自身、混黒を破壊。4枚ドロー。
⑤混黒効果。次元融合を回収。

①に戻る。

おわかりいただけただろうか。
次元融合のコストさえなんとかすれば無限ドローになる のである。
また過去のカードには魔力倹約術という魔法カードのライフコストを踏み倒せるカードが存在する。
そして遊戯王の初期ライフは8000。

つまり 最悪ライフを6000ポイント払って12枚ドローすれば初期手札+ドローしたカードの中に魔力倹約術が高確率で存在する よねということである。
無限ドローを成立させたら後は相手を倒す手段を引っ張ってきて終了という訳である。

まあ、当然こんな凶悪デッキが許されるはずもなく、制限改定で主軸カードの混沌の黒魔術師次元融合は禁止化。
他のカードも軒並み規制されるが、 ブレードや、鬼畜バーンカードのマジカル・エクスプロージョンは無傷。

……そして、再びジャンク・コレクターとか言うカードを交えた1kill【ジャンクブレード】が誕生。
ジャンク・コレクターに墓地の罠を発動させる効果があり、罠カード版次元融合とでも言うべきカード異次元からの帰還まであったため、下手したら 自分のターンが来ずに負ける。 リスペクトデュエルなんか(ry……
なお、このデッキでもブレードは一瞬も装備されn……
……もう、装備魔法の十字アイコン要らないんじゃ……

またしても暗黒時代再来か?!と思われたが、流石にKONAMIが危険視したのか、流行る前にキーカードのマジカル・エクスプロージョンが制限化。
いや、危険視するならそもそもジャンク・コレクターなんて作るなよ!!

ちなみに実際にはドグマブレード以上のプレイング技術が必要で安定性はなかったため使用者はほぼいなかった。
また現在はキーカードの異次元からの帰還が禁止カードとなったので構築困難となっている。


……だが、 フェニックスブレードは無傷。
流石は不死鳥の名を冠したカード、と言ったところか。


そして現在……
相性のいいカードはセブンソード・ウォリアーなどで、あとは前述のクライスくらいのもの。

ブレードと名のある凶悪な1killデッキは鳴りを潜めた……
……が、フェニックスブレードが今尚無制限なため、また変なカードが現れたらブレードデッキは息を吹き返し、
平和なデュエルを蹂躙し始めるかもしれない。なにせフェニックスだからね。
デュエリスト諸君、注意されたし。



しかし、【ドグマブレード】は凶悪であったが、その構築は素晴らしいものであった。
遊戯王は通常40枚のデッキである。
【ドグマブレード】はその40枚、 デッキ全てがコンボパーツ という、MOMAクラスの芸術的なデッキであった。


追記、修正は、フェニックスブレードを 装備させてから でお願いします

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