ブリジット(GG)

登録日:2011/02/03 Thu 00:25:33
更新日:2024/02/29 Thu 09:45:53
所要時間:約 7 分で読めます





楽しんでいって下さいね。



出典:4Gamer.net、https://is.gd/FnnR39、22年8月18日閲覧、
GUILTY GEAR -STRIVE-、アークシステムワークス、2021年6月11日、
(C) ARC SYSTEM WORKS

格闘ゲーム「GUILTY GEAR」シリーズに登場するキャラクター。
初登場はGGXX。

ブリジット(BRIDGET)
CV(ブリジット):小西寛子(GGXX~SLASH)、加藤有希子(ΛC)、石見舞菜香(ST)
CV(ロジャー):石原明広(GGXX~SLASH)、井口屋タクミ(ΛC)


【プロフィール】

  • 性別:男性(GGXX~ΛC)→女性(ST~)
  • 身長:158cm
  • 血液型:O型
  • 体重:50kg
  • 出身:イギリス
  • 誕生日:10月26日
  • 趣味:ヨーヨー、影で男らしく努める(『ST』では削除)、昼寝
  • 大切なもの:両親、ぬいぐるみのロジャー、父親から初めて貰ったヨーヨー
  • 嫌いなもの:ムキムキな筋肉(『ST』では「筋肉」)、(以下『ST』で追加)ナマコ、しいたけ、苦い野草、昆虫、オバケ


【人物】

白と青を基調としたシスター服に似た帽子と、丈の短いスパッツにワンピースを着た金髪でエメラルドグリーンの瞳を持つ子供。腰周りには賞金首を捕えるための大きな手錠をつけている。
上に投げたヨーヨーを相手にぶつけてしまったりと、ちょっと天然。
基本的に敬語で、いつも楽しそうにしている。一人称は『ウチ』だが別に関西弁を喋ったりはしない。
ファンの間での呼び名は始めの二文字をとって鰤(ぶり)。

戦闘では、熊のぬいぐるみであるロジャーとヨーヨーを使って戦う。
戦闘前にヨーヨーを数個回しているが、これは4Aと呼ばれる「ヨーヨーとストリングが分離している」部門における高等テクニック ソロハム が元になっている。
ソロハムを初披露した長谷川貴彦氏(スピンギア代表)が監修したとか。

指名手配中(現在は解除)のギアであるディズィーを狙って旅をしており、終戦管理局により危険度が設定されている。
ただし最低のDクラス。

元ネタはヘビーメタルバンド「Hawkwind」のアルバム「Space Bandits」のオープニング曲「Images」にボーカル参加したブリジット・ウィシャート(BRIDGET WISHART)と思われる。カットインイラストのブリジットはデビュー当時の彼女がモデルとなっているのかそっくりである。また、ブリジットのテーマソング「Simple Life」は「Images」に曲調が似ている他、ステージ名「VERDANT」は「Space Bandits」をもじったものだったり、賞金稼ぎの設定も歌詞から来ている。


  • ロジャー
一緒に持ち歩いている熊のぬいぐるみ。
ただのぬいぐるみのはずなのだが、何故かしゃべる。しかも声は可愛い(?)外見に反してなかなか渋い。
4コマでは「中身は心配してついてきたブリジットの兄」などとネタにされた。



【ゲーム内の性能】

専用のシステム「YOYO設置」を使い相手を翻弄及び牽制する能力が高い所謂テクニカルキャラ。
まず根性値が最低クラスで削り合いに弱く、防御力自体も低い方なのだが、その低さは華奢な見た目の割には意外とそうでもない。
…というか、まだ良心的な程度で、身体が小さく、長いリーチを誇るYOYOを始め多くの牽制・切り返し技を持つので、あまり気にならない。
むしろミリアや梅喧などのように、トータルな防御面は素の脆さの割にむしろ相当優秀とされている。
もしかするとRPGで出るなら、物理には弱いけど魔法には異常に強く、さらに無属性以外全部半減モチな体質なのかもしれない。

起き攻めやロジャー等を使った固めが強いが、HSボタンが「YOYOを操作する手段」という彼独自の仕様になっている為、HS系の攻撃を一切持たず若干火力が低いという欠点を持っている。
それ故に普通に戦っているだけではダメージ負けしやすく、真剣に勝とうと思ったら他のキャラクターとは異なる高度なテクニックが必要。
作品によって性能が安定せず、XXシリーズ終盤では最弱と言われるまでに弱体化した。
そんな玄人向けキャラにもかかわらず、可憐な容姿とテクニカルな性能から愛用するプレイヤーも多い。

余談だがXrd人気投票では第1位で決定権を得たディズィーに続く銀メダリストなのだが、その票数差は351差とホントにギリギリのデッドヒート、戦いを経て親友になった二人らしいほほえましくも熾烈なものを見れてほっこりした人も多いだろう。
それだけに、次回のアップデートで出るのも時間の問題かと思われたが、当の石渡自身のストーリーモード制作における意識と悪い意味で逸脱していたらしく、
」ザトーとはちがって悪い意味で上級者向けとされる使いにくいキャラ=プレイヤー人口が期待できないと見做されたのもあって、結局Xrdシリーズでは最後まで見送られてしまう憂き目に遭った。

【必殺技】

  • YOYO設置/YOYO引き戻し
ブリジット専用のシステムで、レバー操作で画面の好きな場所にYOYOを設置することができる。H追加入力で引き戻すことができ、引き戻し時のみ攻撃判定がある。

→(YOYO設置後追加対応)ローリング移動
YOYOの設置場所に回転しながら移動する。空中可能。移動は通常技等でキャンセル可能でこれを用いた連続技が存在する。

→(〃)ロジャーラッシュ
YOYOがロジャーになり、パンチしながら自身のもとにくる。

→(〃)ジャック ド ロジャー
同様にロジャーが刃を回転させながら戻ってくる。

→(〃)ロジャーゲット
設置場所からロジャーによる中段判定のボディプレス。
高度によってはヘッドスライディングに移行し、こちらは下段判定。

→(〃)ロジャーハグ
約10秒程相手をマークし、マーク中は相手にローリング移動が可能。ロジャーに変化させることもできる。

  • キックスタートマイハート(派生/停止:派生/発射)
YOYOに乗って高速移動する。ヒットしても移動し続け、P追加で停止、K追加で発射できる。
発射時は斜め前方に飛び、停止時は相手の眼前で止まる。停止時の攻撃判定が見た目以上に広い。
Motley Crueの楽曲「Kickstart My Heart」が元ネタ。

  • スターシップ
自身の周りでYOYOを回転させる。
出が早く、非常に使い勝手がいい。また無敵時間が長いため対空、切り返し、リバサと防御方面を一手に引き受ける重要な必殺技。
しかし徐々に性能の弱体化が進み、後の作品になるほどかなり隙が大きくなっているので過信は禁物。


【フォースブレイク】

  • ロジャーラッシュ
上記とほぼ同じだが、自身の方とは逆の方向に進むため長時間拘束できる。

  • ジャック ド ロジャー
同様。若干斜め上方向に進む。


【覚醒必殺技】
  • 俺とキルマシーン
ロジャーが炎を纏った自転車をこぎながら戻ってくる。

  • ループ ザ ループ
YOYOを数回ループさせた後、巨大なロジャーを落下させる。

  • メンテナンス中の悲劇
自身の正面斜め70度程の方向に爆炎を起こす。


【一撃必殺技】

  • シュート ザ ムーン
文字通り一撃で相手を倒す究極の必殺技。
相手をYOYOに乗せ月まで飛ばす。
相手は月の表面に突き刺さってしまう。



ブリジットはYOYOを設置していないとやることが極端に減るので、相手がダウンしたら即座にYOYOを設置することを心掛けよう。








(以下、ある意味重大なネタバレ)












初見で見切れた人間が何人いただろうか。
そして見切れず騙され絶望した人間が何人いただろうか。
そう、コイツ





お と こ



である。
シスター服調の帽子、丈の短いスパッツ、ミニスカ並の短さのワンピース、更には熊のぬいぐるみまで抱き、一人称がウチだったりするが

お と こ

である。
大切な事なので二度言いました。
というかそもそも、額のはちがねに♂マークが堂々と書かれている。

【男の娘】

非常に自然に女装をしているため分かりにくいが、体はれっきとした男性(男の娘)で、作中でもロボカイ紗夢ジョニー(途中で気付く)に男性であると見抜かれている。

しかし、やはりどう見ても女の子にしか見えず、多くの人がその事実を知らずに悶え、ハアハアし、そして絶望に堕ちていった。ジョニー「一生の不覚」

が、一部のプレイヤーの中には

  • 「ついてる?だからどうした!!」
  • 「私は一向に構わんッッ!!」
  • 「むしろそれがいい!!」

と、ある意味勇者としての道を進む人が多数生まれてしまった。
余談ではあるが、彼の登場以降ギルティギアの同人誌が爆発的に増えた。

ただ、男でも女でも、彼はまだまだ子供なので、身体が出来てないということで、メイともども耐久力は期待できないので、ここは前述のある意味ブリジットのレゾンデートルと言っていい他の優秀な防御面をフル活用して極力ダメージ源から遠ざけたい。

一応、「見た目が女の子だが実は男」といったキャラになったのには理由があり、石渡太輔氏が突如、女性キャラクターであったブリジット(当初の名前はYOYO)を男性キャラクターに変えたためらしい。

【ストーリー】

元気ハツラツな彼だが、そのストーリーは意外に暗い。
とある村の富豪の家に、ブリジットは男の双子として生まれた。
しかし、その村には「男の双子はその地に不幸をもたらす」という特異な迷信があり、
村の迷信を信じてしまった両親は彼を男としてでは無く、
女として育てることで周りにその事実を悟られないようにした。
それにより彼は礼節極まる立派なお嬢様として育つのだが、両親はその境遇を辛く思っていた。
彼は両親のことを思い、自らが男として生きるため、そして村の迷信が消えるような富を手に入れるため、
指名手配中のギア・ディズィーを追うことを決意した。
しかし決意する以前に紗夢が賞金を掻っ攫った事を彼はまだ知らなかった……。

と設定されており、彼の明るい性格などは、両親に心配をかけさせないようにと努力して身についたものである。
ヨーヨーも、自身が幸せであると両親に示すためにしていた。
ただ、甘やかされて育ったせいか、明るい一方で毒舌家な一面もあり、知らずのうちに人を怒らせてしまう事が多々あるようだ。

上記のように、女装を止めるために一人旅に出た訳だが、村を出て一人で暮らしている限りは女装する必要性が全くない。
ただし実は性自認が男性とは言い難い状態であり、この時期は「自分は本当は女性なんじゃないか」というようなことを極力考えないようにしていたらしい。
必要が無いのに女装していたのは、そこからくる欲求の表れなのかもしれない。

【キャラクター評価】

実際のところ、彼の評価は賛否両論で、"見た目は可愛いが性別が男"というのは嫌い、という人も多い。
とある海外サイトで「服装が最悪なゲームキャラTOP5」の2位にランクイン。
宗教的な理由で「セクシーな修道女」というだけもタブーなのに、「実は未成年の男の子」というのがさらにダメらしい。
当時の混乱は相当であり、一部のファンは殺人予告までしたらしい。石渡氏も「殺されるかも、と怯えていた」と後に語っている。
ある成年漫画家などはあまりのショックに石渡氏に直接抗議にしたという逸話がある。

またキャラ人気は高いが、メインとなるストーリーには全くといっていいほど絡んでおらず、唯一の接点である『賞金首のギア(≒ディズィー)を追う』ことも、もう賞金を持って行かれてしまっているので、闘う理由づけも割合薄い。
ハッキリいって女装を取ったら何も残らないという見方をされても、仕方ない面がある。

Xrdでは作中で明確な時間が経過しており、年齢はほぼ成人のそれに近いであろう状態で、男の娘の姿で居続けたら逆に違和感しかないだろう。あっちこっちから毛も生えるだろうし。
(Xrdの数カ月前の時間軸であるパチスロのヴァステッジに登場した姿はどうなるんだという話にもなるが…)
こう考えると成長したブリジットをデザインすることは非常にデリケートかつ難しく、下手をすればメイン層である『男の娘好き』からは一気に見放される危険性は高い。そして先述のカトリック問題もあり…と、とても難儀な事態になっている。
海外でもアークワークシステム(含むギルティギア)の人気はかなり高くなっており、その海外から大バッシングを受けてしまう可能性があるブリジットを本格参戦させるのは、企業としてもなかなかの博打になってしまうだろう。
こういった事情もあり、Xrdシリーズではあえてブリジットを復帰させなかったという見方がある。もちろん、先述の理由がすべてではないと思うが。


【再登場へ】

そんなわけでXXシリーズ以降長らくゲーム上に登場していなかったが、設定上ではStriveでも健在であり、石渡氏へのインタビューにて近況も明かされた。
STでのブリジットは賞金稼ぎとして大成しており、当初の目標であった村への貢献を成し遂げている、とのこと。
一方で賞金稼ぎとしての目的は単純に「生活費を稼ぐこと」になっており、現在の彼は「本当の自分とはなにか」を理解しようとしている時期だとか。
おなじく近況を語られていたテスタメントがDLCとして参戦したのでブリジットももしかしたら……?と言われていたが2022年8月9日、ついに有料DLCキャラクターとして復活することが発表された
その容姿はまさに最後に出た作品からの正当進化そのもの。相変わらずの可愛い男の娘でした。
(主に海外で)何かと物議を醸したシスター服はパーカー風の衣装へと変更されており、元のデザインをほぼ残しつつ上手く現代に適合したキャラデザは評価が高い。
ちなみに体格はちゃんと青年男子相応になっているため、ダボダボなパーカーでボディーラインを誤魔化す、服のたわみとリボンで胸があるように見せる等、衣装を工夫して女性的に見せている。

しかし、故郷の迷信を自らの手で打ち破ったため女装する理由が完全に無くなっているにもかかわらず未だに女装を続けており、さらに趣味から「影で男らしく努める」が削除されている、帽子のマークが「♂」からトランスジェンダーを表す「⚨」に変わっている等、性自認が女性である事が現れつつある
「本当の自分」というのはこの性自認のことであり、自身のストーリーはそれの答えを導き出すものになっている。
また、他作品とのコラボでは性別の項目に「女」と記載されたため、公式で彼女の性別は女ということになっているようだ。

性能面でも大きく手が加えられ、シリーズ屈指の高難易度キャラでもあった以前とは一転、非常に扱いやすくなおかつギルティギアらしい自由度の高い攻めが楽しめるキャラクターへと変貌した。

ブリジットの特徴であり操作難易度を上げている要素のひとつだったYOYO設置は「ストップ&ダッシュ」という必殺技として実装されており、それに伴いHS系統の通常技がシリーズで初めて実装された。

設置からのローリングを用いた攻めは難易度が緩和され、また、設置とローリング抜きでも高性能な突進技や無敵技、牽制として優秀な通常技、オマケにコマンド投げまで兼ね備えており、初心者でも扱いやすく勝ちやすいキャラクターとなっている

【台詞集】


  • 楽しんでいって下さいね。
  • え~っと…寝ちゃう程待たせちゃいました?
  • はーい!お粗末さまでしたー!
  • はーい!…風の力はあなどれませんね。
  • 仕上げです(ペラッ)…いやぁん!///
  • あれ?おじいちゃん…?




ウチが勝ったら、追記・修正して下さいね♪

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ギルティギア
  • GG
  • ヨーヨー
  • アークシステムワークス
  • YOYO
  • シスター
  • スパッツ
  • ぬいぐるみ
  • 小西寛子
  • 加藤有希子
  • 石見舞菜香
  • ブリジット
  • トランスジェンダー
  • ジェンダーレス
  • ジェンダーレス←テスタメントとは違うベクトル
  • クマ
  • こんな可愛い子が女の子なわけがない
  • こんな可愛い子が男の子なわけがない
  • だが男だ
  • だが女だ
  • 男の娘
  • 女の子

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月29日 09:45
添付ファイル