カイ=キスク

登録日:2010/01/17 Sun 22:32:55
更新日:2024/03/13 Wed 11:09:03
所要時間:約 23 分で読めます




「いい試合にしましょう」


ギルティギアシリーズの登場キャラクター。

カイ=キスク(KY=KISKE)
CV.草尾毅

【プロフィール】

身長:178cm
体重:58kg
アイタイプ:青緑
好きなもの:みんなの笑顔→(Xrdで追加)ディズィー、シン
嫌いなもの:ソル→(Xrd)自らの弱い心
趣味:ティーカップコレクション
所属:聖騎士団(GG開始以前)→国際警察機構(GGシリーズ)→イリュリア連王国連王(GG2以降)

【概要】

ソルのライバルであり、このゲームの準主人公的存在。

性格は極めて真面目であり、正義と平和の為に努力は惜しまない。公人としては理想的な人物で人望も厚い。
そういった姿勢はアウトローな連中が多いGGでは「偽善」と言われる事も多々あるが、カイ自身はそれらに流される事は無い。
一方で誠実であると同時に融通のきかない性格でもあり、自由奔放に生きるソルとは何かと衝突が多い。
規則や秩序を乱すものには嫌悪感を露わにし、道徳に反する者には容赦の無い一面も持つ。

聖戦(ギアと人類の戦争)では2173年に弱冠16歳にして人類の主力である聖騎士団の団長の座をクリフから受け継ぎ、聖戦集結後は警察機構に所属し長官職に就いている。
なお本来なら団長就任前のローマ会戦にて死亡し人類は滅亡寸前まで陥るはずだったが、それを良しとしないイノの介入によって助かり、その後ローマでの勝利を導いた…という流れが現在のGG世界の正史となっている。
優秀さゆえか終戦管理局によってロボカイというそっくりさんが作られた。

バックルの「HOPE(希望)」は2000年に刊行された外伝小説「白銀の迅雷」によると、団長就任後のとある作戦行動にてカイの判断ミスで部隊が窮地に陥った時、同行していた6人の部下達が「この若者は死なせてはならない」という思いの下、カイを生きて逃がすべく殿として命を散らす覚悟を決めた際に最後に託した言葉である。
以後、カイは彼らの死を無駄にしないようこの文字を胸に刻み、この手に届く全ての命に可能性を与えることを決意したとの事。

対ギア兵器「封雷剣」を持つが、なければ無いで戦える実力はある(現に封雷剣を失ったギルティギア2では大剣を使っている)。
Xrdにおいても封雷剣ではなく、封雷剣に似た細身の長剣「Magnolia Eclair II(マグノリア・エクレール・ツー)」を使用している。
STではXrdRのアフターストーリー(詳しくは下記)でMagnolia Eclair IIの柄をぶっ壊したためか封雷剣に戻っている。

法力は全ての属性を使えるが、扱いが難しい雷を使う事にロマンを感じているらしく、ゲームでは雷を使う。
逆に扱いやすく開放的な炎は「美しくない」と嫌う節があり、特にソルの炎は「度を超えて野蛮で醜い」と述べていた。

戦闘スタイルは「聖騎士団闘法」。
普段は騎士道に則った正統派の闘いをするが、実は聖戦時代にはそれこそ「何でもあり」なやり方*1であらゆる手段を駆使しギアを次々と屠っていた。
ソルも聖戦時のカイを「一分の隙も無く、無駄も無く、油断も躊躇も恥も外聞も騎士道も慈悲も無い、感情なんて介在する余地もない存在…まるで屠殺場の機械だ。」と評している。
それだけにソルは戦場で戦うカイを初めて見た時にはその姿に戦慄し、カイが自分に初めて勝負を挑んできた際には「こいつは自分がギアであることを知って殺しに来たのではないか」とガチでビビっていたという。

その場合の強さは、ソルがカイを挑発してわざと怒らせて自分と本気で戦わせた際に初歩の戦法だけでドライン無し通常ソルを完封してしまうほど。しかもソルにドラインを発動させる暇すら与えなかった。
加えて、最後には数メートルに渡るクレーターを作るほどの攻撃を繰り出し、ソルはその中心で大の字になって倒れ込んでいたのに対し、カイはほぼ無傷で座り込んで平然と話していた。*2
だが当時はソルとの戦いは正道にて決着を付けることをカイ本人が望んでいたため、その状態ではソルに遠く及ばず軽くあしらわれていたというのが真相である模様。

ちなみにカイの対ギア戦による強さや容赦のなさはXrd以前にも描写されており、「白銀の迅雷」では怪物と化した黒幕相手にもソル戦と似たようなダーティーな戦法を試みるシーンがあるほか、ギア化した黒幕を見て「今なら殺せる」とカイらしからぬ殺伐とした考えがよぎる場面も存在したりする。

イケメンで文武両道、模範的な性格のエリートと完璧超人だが、自分の正義について悩む一面も見られていた。
しかし、「守るべきもの」を見つけたことにより、自らの正義の道を歩み出す。
後に「守るべきもの」となったディズィーにプロポーズした上で結婚(事実婚)する。


ギルティギア2ではイリュリア連王国という国で初代国王である連王の座に付いている。
また「木陰の君」ことディズィーとの間にシンと言う息子を授かっている。
連王の座に就いたのは、国際警察機構長官という社会的に重要な役職に関わらず、妻のディズィーがGEARであることを理由に脅されたから。
脅したのは国連元老院という謎の怪しい集団。
このため王であるにもかかわらず、実質的に中間管理職であり、相当ストレスが溜まっている(しかしもちろん、ただ従うだけではなく元老院に隠れて動いていたのだが)。

時が流れても根本的な性格は変わっておらず、情に脆く時に熱くなると青臭い理由で行動するなど「一国の王としてどうなの?」と思う者も少なからずおり、ソルからも冗談めかして「不良王」呼ばわりされている。
こうした人間臭さは同時に多くの国民に多大な支持を受ける一因にもなっており、なんと支持率は脅威の92パーセント
これだけでも物凄いがヨーロッパの殆どがイリュリアの領土であることを考えると尚更とんでもない支持率である。
また、かつて真面目さ故に「視野が狭い」と言われてきた欠点は克服しており、より多くの立場から物事を考えられるようになった。

因みに、木陰の君は以前から「あのおっぱいだろ」と言われていたものの、作中で明言されずじまい。作った人もノーコメント。
…だったのだが、スロットやら記念本やらで、遂にディズィーと明言された。
この設定のせいでカイが嫌いな人が増えたとか増えないとか。

初期デザインではおじいちゃんになる予定だったが、そのままイケメンに戻された。
ソルとはある程度和解しているはずだが嫌いなもの欄は相変わらず。ソルェ…


2から1年後のXrd -SIGN- ではやっと嫌いなもの欄からソルが消え、自らの弱い心を戒めるようになった。
大切なもの欄にはおなじみのみんなの笑顔以外に妻子が追加されている。
また伸びた髪をポニテにイメチェンしたが、歳の割に全く違和感がない。さすが美形。
ちなみに一定条件で戦闘中に結った髪が解けてGG2の頃のようにロングになり、ラウンドを跨いでもロングのまま。

Xrd -SIGN- のストーリーモードにて、体にギア細胞が混じっているという事が明らかになった。
「最近はすぐに髪が伸びるようになった」と語っているため、ポニテにしたのはそのためだと思われる。
最新作STRIVEでは短髪に戻ったが、髪が伸びるのは相変わらずらしい。
服装も騎士団らしい恰好から私服のようなラフなものに変わっている。この点はソルにもツッコまれた。


名前の由来はヘヴィメタルバンドHelloweenのメンバー「カイ・ハンセン」と「マイケル・キスク」から。
必殺技もヘヴィメタルバンドの曲名やアルバム名から取った物が多い。

テーマ曲はシリーズ通して『Holy Orders(Be Just or Be Dead)』。
2では豪華なバイオリンアレンジになった。
Xrdでは『Magnolia Eclair』になっているが、カイ使用時に上記の条件を満たせば2版の『Holy Orders(Be Just or Be Dead)』に切り替わる。
STでは『The Roar of the Spark』になり、初のボーカル曲。曲の繋ぎ部分には上二つのワンフレーズが使われている。
フルはなんと約5分もあり、普通に戦闘してただけでは全部聞くことはできない。

ブロントさんのコピペで「恥知らずなカイ使い」というくだりがあるが、その中で『剣のはしっこから氷を出してきた』とか書かれている。
カイは下記の技各種を見ても分かる通り電撃使いなのだが、スタンエッジ単体を見れば青色なので氷に見えなくもない…と思う。当たれば電撃エフェクトが出るので一目瞭然だが。
まあ、ブロントさん自体が「ガチっぽい事を言うが実際はあまり…」なネタキャラなので、深くは突っ込んではいけない。

BLAZBLUEジン=キサラギのカラーリングにカイを意識したカラーが存在する。(ついでにロボカイも)


【ゲーム中の性能】

飛び道具、対空、突進と一通りの技が揃っている初心者向けキャラクター。数値的な攻撃力・防御力は至って普通。本当にフツー普通って言うなぁ!

長所は長いリーチからの牽制・固めが強いこと、起き攻めやコンボが簡単に出来て扱いやすいこと、地対空・空対空に優れた通常技が多いこと。
短所はコンボの最大威力が低い、崩しの能力がやや低め、全体的に技の発生が遅く出を潰されやすい、ゲージ依存度が高い…などの点が挙げられる。
攻めていくこともある程度はできるが、どちらかと言えば相手の出方をうかがって攻撃パターンを変える対応・牽制型の性能だと言える。

攻め側が圧倒的に有利なギルティギアのゲーム性にキャラ性能がなかなか合わず、多くのシリーズでは中堅下位~下位くらいのランクをさまよっており、『プレイヤー性能で頑張れ』と言われるキャラだったのだが、
スラッシュで何故か超強化され、ぶっちぎりの単独一強といわれていた。
さすがにまずいとおもわれたのか、それ以降はマイルド調整気味に。
Xrdシリーズでは新技や新仕様「デュランダルコール」により牽制力や起き攻めの拘束力が増したため、一貫して上の下~中の上で安定している、という意見が多い。

画面端まで届く飛び道具を持つ数少ないキャラであり、一部のキャラ(かつ初心者かCPUが相手)ならそれだけでほぼ封殺できる。

家庭版限定のEXキャラでは技がソルをリスペクトしたような近接系の技に変わる。短所の殆どが克服されているため、ノーマルよりも強いとされている。ついでにEXカラーにはソルを模倣したものがある(ソルにもカイを模倣したカラーあり)

Xrdでは空中に「グラインダー」という輪を設置する技がいくつか追加されている。
この輪にスタンエッジ系をくぐらせると、画面端まで届く巨大な雷剣「デュランダルコール」が飛び出す。

STではグラインダー及びデュランダルコールから簡略的になった『ショックステート』というシステムが追加された。
一部の必殺技を相手に当てると相手の周りに電気を帯びたようなエフェクトが発生し、そこから何らかの必殺技を当てると威力やガード硬直差が増えるように。
ちなみにβ時点では『帯電状態』表記だった。

ギルティギア2では高いマスター戦能力と、少々高価だが全体的に高性能なシンとコンパチの兵士を持つ上位キャラ。
極めて多様なコンボ派生による手数と固め&崩し&行動狩り手段を持ち、
さらに安心のヴェイパーやアーマー付きのスマッシュ攻撃で切り返しやゴリ押し手段もバッチリ。

特に↓X(格ゲー時で言うとこの6P)の通称「肘」は、隙が少なく発生も速くガークラ値も高く、ガードさせれば滅茶苦茶な硬直を発生させカイ側ガン有利、ヒットすればヒット確認超余裕という何これ?と言いたくなる超便利な小技。
リーチが非常に短いのが唯一の弱点。
この技の使い方1つでカイの強さが大きく変動するといっても過言ではない。

+ 必殺技・フォースブレイク
  • スタンエッジ(236+S(無印、SLASH、ACCENT COREは236+SorHS))
いわゆる波動拳。カイの技の中でも発生は速い方。S版とHS版を撃ち分けられる作品の場合、S版は弾速が遅め(後述のスタンエッジ・チャージアタックよりは速いが)な代わりに硬直が短く、HS版は逆に弾速が速い代わりに硬直が長い。
空中でも撃てたり汎用性が高いカイを象徴するような技。射出のスキをフォースロマンキャンセルで消せる優秀っぷり。
困ったらスタン。やること無かったらスタン。

家庭版のシリーズにはGOLDキャラという性能を超強化したキャラバリエーションが存在するが、ゴールドカイのスタンエッジは3ヒットするため、これだけで相手の体力を7割近く奪う鬼畜技。
(基礎攻撃力上昇+3ヒット+「雷撃の威力が通常版の1.5倍になる」という特性のため)

SLASHではカイ自体が全体的に強性能だったのだが、中でもこのスタンエッジS版が特にぶっ壊れていた。
その性能たるや、何と密着で通常ガードさせて3フレームも有利になるというもの。格ゲーのことを少し分かっている人なら、これがどれだけヤバい性能かはすぐわかるだろう。
案の定、相手を画面端に追い込んでスタンエッジS版を連打するだけで、回避困難な攻めになってしまう。
前述の通りノーマルよりもEXが強いと言われるカイだが、SLASHに限ってはこの技の存在+EXのSスタンエッジが青リロ仕様な為に評価が逆転している、それほどの存在なのである...。
このため次作のACでは硬直が微増・攻撃レベルが低下し、密着で5フレーム不利になるまで弱体化した。

STではショックステート発生技。
またエフェクトもXrdと比較すると青白いエフェクトから赤い鳥が黄色い雷を纏ったのようなエフェクトになり、きれいに整っている。これは後述のチャージアタックやセイク、ダイアエクラも同じ。
βまでは従来通りの青色だったのだが、開発によると「青のままだと視認性に問題がある」ためと語られているが、それまではプレイヤーたちから「今まで嫌いだった炎も混じったのでは」という考えもあった。

  • スタンエッジ・チャージアタック(236+D(X~#RELOADとXrdはHS))
通常のスタンエッジよりも巨大で弾速の遅いスタンエッジを撃ち出す。
無印の時はスタンエッジをチャージすることで放つ技だったが、X以降は別技として分けられるようになった。
地上スタンエッジHSの追加に伴い、SLASHでコマンドが変更され更に空中でも発動可能に。
3ヒットする、弾速が遅いという特性から相手の起き上がりに重ねて、起き攻めを仕掛けるのがカイの定跡。
フォースロマキャンに対応しており、成功すれば射出と同時に行動可能になるので重なりながら敵に接近することもできる。FRCの直後にジャンプすることで、射出高度を変化させるテクニックが存在する。 
ACでは一定距離飛んだら消えるようになってしまった。Xrdでは以前の仕様に戻っている。
STではこっちもショックステート発生技。

GOLDカイのチャージスタンは画面から消えるまで相手に連続HITというこれまた鬼っぷり。
なお、初代でもチャージLV3にして地上版を撃つと、画面から消えるまで連続HITする。

  • ヴェイパースラスト(623+SorHS)
頭上を切り払いながら真上に飛び上がる対空技。空中コンボの〆にも使える。
横移動距離が短く、上方を大きく切り払うため、状況によってはめくりにも対応可能。
お決まりの弱点としてヴォルカニックヴァイパーと違い攻撃判定に穴があり、低姿勢の技でスカされてしまう。そのため起き上がりの切り返し択としてはやや弱い。
具体的な例を言うとソルの足払いや、ファウストの2Kの3段目など。
青リロとXrdの地上HS版はダウン復帰不能時間が長く、画面端でループコンボが可能。
EXは2段技になり低姿勢にも当たるように。ただし派生技まで当てないとダウン復帰される。ヴォルカニックヴァイパー。
STのS版はほぼ従来通りの性能だが、HS版がプレイヤーから背を向けて放つようになり、飛び上がる角度もほぼ真上から斜め上へと変更されている。

  • ライジングジャベリン/斬り払い(ヴェイパースラスト中にSorHS/214+K)
ACで追加されたヴェイパースラストからの派生技。壁バウンドを誘発し非常に受身不能時間が長い。これを絡めたジャベリンループはそこそこの火力とゲージ回収に加え確定でダウンが取れるため、狙える場面では確実に狙っていきたい。
AC+RでS版が追加。こちらは壁張り付きを誘発し、画面端でもループが可能になったが判定がHS版より狭い。
家庭用XPlusからEXは派生技として斬り払いが追加。よほど高空でない限りダウンを奪えるが上下の攻撃範囲が狭くスカりやすい。叩き落とし。

  • スタンディッパー(236+K)
スライディングから足元切り払いに繋ぐ突進技。398!
下段技なので不意を突くのにも使え、スタンエッジのような飛び道具を避けることも可能。
またスライディングをガードされたところでフォースロマキャン→ダッシュ→投げ(→フォースロマキャン→空中コンボ)という選択肢もある。…というかガードされた状態で二段目まで出し切ると反確。
XX~ACとシリーズを重ねるにつれスライディングの速度がどんどん遅くなり、繋がる状況が少なくなっている…が、青リロに近い性能のXrdからは相応の速さに戻った。

#コンパス戦闘摂理解析システムにコラボ参戦した際にヒーローアクション(特殊技みたいなもの)に抜擢されたが、
  • 発動に必要なタメ時間が長過ぎる。約2秒。コンパスの中でもだいぶ長い方。
  • スライディングの移動距離が長い。明らかにXrdの3倍は滑ってる。
  • スライディングが多段ヒットして、相手は喰らうとダウンする。
  • 最後の薙ぎ払いがスライディングが刺されば確定ヒットしてダウン、追撃可能。最速で構えなおせばハメも出来る。
……という、原作から思いっきり離れた性能になっている。

  • ニードルスパイク(236+K(無印は63214+K))
薙ぎ払いを行った後にとび蹴りを放つ技。空中ではとび蹴り部分のみ。
無印の技だったが、Xでは削除されXX以降はEX専用技になっている。また無印とXXのEXでモーションが異なる。バンディットリヴォルヴァー。
無印にてこの技の蹴り部分で気絶させた後にヴェイパースラストで打ち上げると、まるでボールになったかのように相手がバインバイン地面で跳ねるようになる

  • グリードセバー(214+K/236+K押しっぱなし)
グリードセイバーではない。こらそこ蛍光灯とかいうな。
小さく飛び上がりながら封雷剣を振り下ろす技。ヒット後は浮かせて追撃が可能。
中段のため、屈ガードしている敵に不意打ちするのに有効。距離によってはめくりも狙える。ガトリングから連ガにならない上、やたら派手なエフェクトのため、崩しの択としてはやや弱め。
モーションの関係上、対ソル戦で、ガンフレイム一点読みでガンフレイムをかわしつつ攻撃ができるがリスキー。
EXはニードルスパイクからの派生技。バンディットブリンガー。
AC+Rでフォースブレイク版が追加されたが正直性能は悪い。
STでは削除された。

  • クレシェントスラッシュ(214+K)
宙返りから剣を掬うように切り上げる中段技。X初出でXXからEX専用技に。セバーよりは見切りにくいが割とどっこいどっこい。
家庭用XPlusのEX版のみ空中で発動可能で、こちらは高速中段として機能する。これがアーケード版にもあれば・・・

  • グランドヴェイパースラスト(214+S→214+K)
EX専用。高速で滑り込みからの下段薙ぎ払い→ヴェイパースラストへ連携する技。斬り払いへ派生可能。グランドヴァイパー。
密着で出すと裏回ってめくりになるテクがある。FRC対応だが猶予は1F

  • エレガントに斬る(密着して623+P)
EX専用。相手の胸倉を掴み、横薙ぎで浮かせるコマンド投げ。ぶっきら。
追撃も可能なので崩しの弱いカイにとって何とも嬉しい技。投げの常として暴れ・ジャンプ・バクステには弱いがガンガン狙っていきたい。

  • ライトニングスフィア~チャージドライブ(地上スタンエッジ・チャージアタック中に214+D~46+D)
目の前に雷球を発生させるフォースブレイク技。基本的にコンボの繋ぎだが発生がかなり早いのでチャージスタンを見て突っ込んできた相手への暴れ潰しとしても有効。
更に派生のチャージドライブは渾身の突きを放つ。単発高ダメージだが硬直が長すぎるので基本トドメ用。
AC+Rでコマンドが4+D~64+Dに簡略化。引き寄せ効果が追加され地上コンボにも有用になった他、チャージドライブに壁張り付効果が追加と強化された。

  • スタンレイズ(空中で214+D)
ジャンプDより一回り大きい2ヒットの雷球を設置するフォースブレイク技。。
これだけ聞くと大したことはないように聞こえるが、実はこの技をどう活用するかでACカイの強さ(と勝敗)は決まると言っても過言ではない重要な技。
性能自体も発生保証あり、持続長め(約4カウント)、空中ガード不可、着地硬直0と高性能。壁としての設置はもちろん、起き攻めに重ねて拘束、コンボの中継(!)等、用途が幅広い。
もっとぶっ壊れた技が多いフォースブレイクの中でも「最良」の称号で呼ばれていると何とか。

  • ライトニングストライク(222+HS/D)
ACで追加されたダウン追い討ち専用技。アーケードではインストカードに記載されてない隠し技扱いだった。
ヒット後の状況はあまり有利ではない、外すと硬直が長いなど決して性能は良くないが、与ダメが30固定*3でコンボダメージの低めなカイにとっては何気に重要な技。
EXはフォースブレイク技で、いつでも出せる・相手をサーチして攻撃・硬直無しと超性能。

  • ホーリーブランド(←or→+Y)
2で登場した新技。左右どちらかに小さくステップし、剣を突き立て雷撃を巻き起こす。
見た目がカッコよく性能も便利な人気者。一時期壊れ性能だったが修正された。

  • スプリットシエル(236+D)
Xrdで追加。掌底で殴りながらグラインダーを設置する。
地上ヒットで相手を怯ませるのでその隙に足払い→スタンエッジを重ねたりセイクをブチ当てたり。
STではこれも削除されている。

  • デュランダルコール
ダスト・ジャンプD・スプリットシエルで設置したグラインダーに各種スタンエッジ・セイクリッドエッジを通過させると技が強化される。
地上・空中スタンは細身の雷剣に変化し、一瞬で画面端まで届く。カウンターヒットでダウンするので迂闊な牽制・飛び道具に合わせよう。
チャージスタンは画面6割程度のリーチの雷槍に変化し、6ヒットするように。起き攻めの拘束力が段違いに上がるので、なるべく足払いやコンボの締めにシエルを決めて重ねたい所。
セイクリッドエッジは長大な雷剣に変化し、1ヒット高ダメージ+壁張り付き誘発。カイらしからぬ火力が出せるので壁コンのお供に。

  • フードゥルアルク(214+K)
STでグリードセバーの代わりに入ってきた新技。前方に飛び込みながらオーバーヘッドキックをかます。空中ヒット時にはバウンド。
グリードセバーに比べると前に伸びた代わりに上段になり、崩し能力が失われた。
代わりに技後半部分で当てたりしゃがみに当てたりするとこちらが先に動けるようになっており、固め能力は増した。
ぶっちゃけグリードセバーというよりグラブルVSのナルメアの繊月に似た性能。あっちもしゃがみ相手に当てると先に動けたりするし、同じ開発元だしね。

  • ダイアエクラ(214+HS)
新技その2。その場で雷球を形成した直後、 その球ごと豪快に叩っ斬る という今までのカイらしからぬ荒々しい技。ショックステート発生技。
ヒットさせると大きく吹き飛ばしながらダウンを奪い、ガードされると不利だが、距離が大きく離れるため反撃は受けづらい。
とりあえず何か刺さったらこれ出しとけな技。STのカイを支える重要な必殺技ともいえる。
範囲が若干狭く、遠5S等の先端ヒットからだと空振りするのが欠点か。

+ スキル
ギルティギア2にのみ登場する、試合中にMANAを使って購入する事で使えるようになる技。
購入後はアイテムスロットに保管され、スロットを選択する事で何回でも使える。
2ではスタンエッジ・チャージアタックもこの枠だった。

  • ディヴァインゲイズ
周囲の味方サーヴァントにHPと経験値を与えるスキル。
後者の「発動するだけで経験値が貰える」という効果は稀有かつ強力で、敵同士お互い攻撃を仕掛けにくい時などでもどんどん味方のレベルを上げる事が出来る。
そういったお見合い状況が発生しやすい2on2では特に有用なスキル。

発動中(3秒ほど)は隙だらけになるという弱点も、交戦を避けて使えばいいだけなのであまり問題にならない。
もし発動中に攻撃を受けそうな場合でも、もう一度Bボタンを押せば中断可能。ただし中断した分効果は下がる。

  • ソウルダイバー
マスター以外の味方ユニットへ「のけぞり耐性」と「防御力上昇」のバフを付与するスキル。
効果範囲は自分の周囲。
発動時にちょっとした攻撃判定があり、連携やコンボに組み込むことも可能…だがとりたてて強力な攻撃手段でもない。あくまでおまけ程度。

決して弱いバフではない。
が、サーヴァントを持ち歩きたいし、用意しておきたいアイテムもあるし、ディバインゲイズとスタンチャージも使いたいし…
とアイテムスロットがカツカツになりやすい事情もあって、購入の優先度は低め。

  • Zチェイン
キャンペーンモードmission16「静かな宵に光を灯し」内でのみ使えた幻のスキル。
カイが鎖のような電撃を放ち、敵に伝播するっぽい。

何故かアップデートで削除され、最初期ver.でしか使用できない。
steam版などダウンロード版はこれが削除された後のバージョン準拠なので、GG2をプレイした事はあるがこんなスキル知らんというユーザーは多いと思われる。
確認したかったらXbox360向けパッケージ版GG2を購入するしかない。

どうせキャンペーンモードでしか使えなかったのであっても良さそうなものだが…どうして削除されたのかは謎。

+ 覚醒必殺技
  • ライド・ザ・ライトニング(632146+HSorD)
雷を纏って相手に体当たりする突進技。EXでは雷の塊をぶつける飛び道具。どちらも長い無敵時間を持つ。
当て方によっては追撃も可能。通常・EX共に空中で発動したほうが隙が小さい。
「2」では威力の高い1ヒット技になり、殲滅力が高く重用されている。通称轢き逃げ。
Xrd REV2ではバースト覚醒必殺技対応。

STでは締めに薙ぎ払いが追加された。また突進速度や距離も大幅に伸びており、具体的に言うとカイが画面端背負っていても 逆に画面端までぶっ飛ばせる ぐらい伸びた。
というか本作ではウォールブレイクというシステムがあるので、画面中央でもこれを当てればまず間違いなくウォールブレイク発生させて大幅にダメージを稼げるうえにテンションゲージも上がりやすくなる。
代わりに隙も大幅に増えており、溜めダストが確定する。
それを差し置いてもSTの中でも非常に高性能で、ぶっちゃけSTのカイのテンションゲージはこれでほぼ全て消費されていく。

  • セイクリッドエッジ(236236+P/632146+P)
剣の形をした雷を前方に飛ばす技。足払いから繋がり、硬直が短い。EXは少し停滞した後猛スピードで飛んでいく。
無敵は皆無なので専らコンボ用。足払いから繋げば浮いている相手にさらに追撃できる。
5ヒットする都合上、相手の飛び道具を消すのに使えなくもない。
STではライド・ザ・ライトニングの陰に隠れがちだが弾速が大幅に早く、遠距離で迂闊な隙を見せた相手に刺すならこっちのほうが良かったり。

  • 技名不明(214214+K)
EXかつ金カラー時のみ使える覚醒必殺技で、軌道の低いグリードセバーを放つ。高ダメージ+高バウンドで追撃も可。
AC+Rロケテ当時のFBセバーは威力が僅かに低い以外ほとんどコレと同じ性能だったとか・・・

  • ドラゴンインストール(214214+HS)
STで削除されたソルの代わりに引っ提げてきた強化技。 (ソルは事情あって一瞬しか使えなくなった)
実際、Xrdのストーリーではこれっぽい技を発動して相手を驚かせている(この時異形化はしておらず、左目の色が変わっただけ)
これを発動させると周囲に衝撃波を放って近くの敵を吹き飛ばし、必殺技と覚醒必殺技が全て強化される。見た目も左顔半分と左腕が異形化する。効果はラウンド終了まで持続する。
……これさえ見れば一見ソルが使っていたドラインより高性能のように見えるのだが
  • 本当に必殺技と覚醒必殺技しか強化されない。ショックステートも付加出来なくなるが、付加した時以上に強化されるのでそこは問題ない
  • デメリットとしてテンションゲージの増加量が減る
  • 前隙が大きく潰されやすい。後隙も無いと言い切れないぐらいある。その上打撃無敵はない
  • そもそも体力30%以下でしか発動できないので下手すれば発動した直後に相手の覚醒必殺技喰らって死ぬ
  • というかSTのライド・ザ・ライトニングが高性能すぎてゲージがそっちに回されがち
そんなわけでやや死に技に近いロマン技と化してしまっている。
一応、発動直後まではゲージを消費しないので殴られそうならロマキャンを使って迎撃する、ということも一応可能だが……。
流石にちょっと使いにくすぎたためか、アップデートで太字以外の欠点はほぼ解消され(追加で移動速度上昇、テンションゲージデメリット短縮、発生高速化してヒット時に先に動けるように)、体力制限のリスクに見合った性能には近づいている。

ちなみに何故カイが使えるようになったかというと……ストーリーでほんの少しだけ触れられているのでそちらをチェック。
発動可能になると赤い雷を纏うようになる。息子であるシンの雷エフェクトは赤いので恐らくは……

+ 一撃必殺技
  • ツヴァイ・ボルテージ
無印の一撃必殺技。殺界発生後に発動。
相手を十字に斬りつけた後に、巨大な雷の十字架を発生させる。

  • ライジングフォース(236236+HS)
雷を纏った素早い突きを繰り出す。無敵は皆無だが準備時間と発生が他キャラの一撃必殺技に比べ早い。
青リロではたまにグランドヴァイパーをスカったソルが着地の瞬間これでウォアーってたりしたし、ACでは血液ゲージ0になったA.B.Aがダウン起きに喰らったりする。

「健やかに心育む時、四海はその涙…奮い立て…!」

Xrdでは新しく追加された3HSのモーションで攻撃、ヒットすると↑の詠唱の後、相手を突き抜く演出に変更された。
なお、この詠唱はショートカット版であり、フルバージョンはGG2のスキル「ディバインゲイズ」を使用すると聞ける。
フルバージョンはここでは割愛。







「どうしても追記、修正しますか」

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最終更新:2024年03月13日 11:09

*1 公式で描写された範囲だけでも不意打ちや目潰し等は序の口で、相手に何もさせないままハメ殺すのも当然の事だった。想定する相手が人間の何倍もの強靭さを誇るギアである事を考えれば非常に合理的ではあるが…

*2 なおカイのこの戦法は格上の化物を確実に仕留める為のものであり、例えるなら試合前に対戦相手を暗殺する外道戦法の類なので単純な強さで語るのは難しかったりする

*3 GGシリーズの体力ゲージ総量は420(AC+Rのみ460)で一貫している