雑煮

登録日 :2011/12/18(日) 12:20:12
更新日 : 2017/01/01 Sun 11:34:07
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雑煮とは、正月に食べられる、を主とした汁物料理である。

日本以外のアジア諸国にも似たような料理があるが、ここでは、日本のものを説明する。
その起源は諸説あるが、室町時代の文献に、初めて「雑煮」の名が出てくる。
この時には、武士による野戦料理として紹介されており、それ以降も武家社会の祭事儀礼用の食べ物として発展したとある。
武士は、必ずし最初に野菜を食べてから餅を食べるが、これは、「名(菜)を持ち(餅)上げる」と言う縁起担ぎである。

また、一方で、農民たちの稲作神信仰から発展したとされる説もあり、この場合、神様への捧げものとして作った餅を、備えた後に煮て食べたとされている。

しかし、畑作が中心となった地域では、餅を禁忌とし、その他のそば粉や野菜などで雑煮を作り、正月を祝う「餅無し正月」と呼ばれる習慣もあった。

正月以外にも、甘味屋の食事メニューとしておむすびや雑炊などに並ぶ定番となっている。軽食にもよし。
無論、味付けや具材は店主の出身やこだわりなどが反映される。
ただ、餅はしるこやぜんざいと同じものになる(逆に、雑煮のこだわりがしるこなどに反映される時もあるようだが)。


■各地の雑煮

現代でも、雑煮は、日本人にとって大事な正月料理であり、年末についた餅を使って作られる。

また、雑煮ほど、地域や家庭によるバリエーションが豊かなものも無いとされる。
出汁の種類もさる事ながら、味付けも醤油とか味噌とか、味噌もまた赤味噌か白味噌か、
餅も焼いたもの、焼かないもの、四角いもの、丸いもの、はたまた、餡子が入っていたらと様々である。


◆江戸雑煮
鰹出汁と醤油の汁に、焼いた餅を入れたもの。
その他には小松菜、鶏肉、蒲鉾など、かなりシンプルに仕立てる。
正月には豪華な料理をたくさん食べるが、〆の雑煮までごってり具沢山にしたくないと言う、江戸っ子の心意気である。

◆博多雑煮
飛び魚を干したアゴ出汁のすまし汁に、焼き餅。独特の癖がある味わいで、博多っ子の心の故郷である。
あとは野菜などで仕立てるが、旬の鰤などが入ったりもする。

◆長崎雑煮
しっぽく料理の影響で、豚の角煮が入ったりする。

◆ぜんざい
鳥取県の雑煮。
その名の通り小豆と餅を使ったぜんざい。
同じ山陰でも島根では醤油雑煮にかもじ海苔を浮かべたものと全く関連性がなく、かなり局地的な食文化と言える。

※皆様の思い入れある雑煮を募集



追記、修正は、インドで象を捕まえて煮込んでからお願いします

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