オニゴーリ

登録日:2011/06/30(木) 02:03:27
更新日:2024/03/22 Fri 18:13:54
所要時間:約 14 分で読めます





氷を自在に扱う力を持つ。

獲物を一瞬で凍らせて動けなくなったところを美味しく頂くのだ。



出典:ポケットモンスター、64話『嫌われたアブソル』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


オニゴーリとはポケットモンスターシリーズにルビー・サファイアから登場するポケモン

◆データ


全国図鑑No.361
分類:がんめんポケモン
英語名: Glalie
高さ:1.5m
重さ:256.5kg
タマゴグループ:妖精/鉱物
性別比率:♂50♀50

タイプ:こおり
特性:せいしんりょく(怯まないいかくを受けない)
  /アイスボディ(天候が霰の時毎ターンHPが1/16回復)
隠れ特性:ムラっけ(毎ターン終了時にどれかの能力が2段階上がり、1段階下がる)

HP:80
攻撃:80
防御:80
特攻:80
特防:80
素早さ:80
合計:480

努力値:HP+2

ユキワラシがレベル42で進化する。


◆概要


氷に覆われたのような顔をしており「がんめんポケモン」の名の通り見た目は頭だけなポケモンである。
その怖い顔から悪タイプ複合と勘違いされがちだが、氷単タイプである。

そしてその姿はどう見てもゲッター1であり、ゲッターロボ的なネタに人気がある。
またグランゾートやガンメンでもある。地味にロボネタ豊富。

空気中の水分を一瞬で凍らせるほどの冷気を自在に操る能力を持ち、その力で岩の体に炎でも溶けない氷の鎧を纏う。
しかし岩の体という割に岩タイプではない。
さらにその力のおかげでオニゴーリの周りには常にダイヤモンドダストが発生しており、獲物を凍らせて動きが鈍ったところを捕食する。
地方によってはバニプッチなどの元々凍っているポケモンも食べる。

登頂間近で遭難した登山家の無念が岩に取り付き、生まれたとも言われている。


進化前のユキワラシは雪傘を被った雪ん子の姿をしたポケモン。
雪が多い土地に5匹のグループで暮らし、雪や氷を食べて生きている。
春や夏といった雪が降らない季節は鍾乳洞の奥で過ごす。
真夜中にユキワラシが姿を見せると大雪が降る、ユキワラシが訪れた家はお金持ちになり、代々栄えるという言い伝えがある。
ヒスイ地方では、清水で作った氷塊を戸口に供えるという習わしがあるという。


◆ゲームでのオニゴーリ


初登場のルビー・サファイアでは、進化前のユキワラシのみが野生で出現。
「あさせのほらあな」の干潮時にのみ行ける最深部に10%の確率で出現する。
ホウエン地方四天王で氷タイプ使いのプリムが2匹使用するが、他に使用するトレーナーが居ないのでここで初めて目にした人が大半だろう。
エメラルドでは「だいばくはつ」を覚えている個体もいる。

ダイヤモンド・パールでは進化前のユキワラシの分岐進化でユキメノコが追加された。
「雪女」という女性的モチーフで人気を集め、オニゴーリの人気を根こそぎかっさらっていったのは言うまでもない。


◆対戦でのオニゴーリ


なんと全種族値がオール80という平坦過ぎる能力を持つ。ちなみにフィオネも同じ種族値。
典型的なバランスタイプのキャラクターと言える。
この手のバランスキャラは概ね「器用万能」「器用貧乏」のどちらかに分かれるが、果たしてオニゴーリの運命は…?

第3・4世代(ルビー・サファイア/ダイヤモンド・パール

見事な器用貧乏でした。

まずタイプが防御面で最不遇な氷で、数字上の耐久こそ割とあるものの繰り出しはほぼ出来ないためろくな役割を持てない。

またその平坦な能力のおかげで単純な物理アタッカーではマンムーマニューラの劣化、
特殊アタッカーではレジアイスグレイシア二刀流は平坦過ぎて火力不足が深刻、
耐久型は氷単の時点で無理があり、特性「アイスボディ」を利用した無限型もトドゼルガの劣化と、何をやらせても微妙…

強いて言えば、ひるまない特性「せいしんりょく」を利用してトゲキッス狩りができるかもしれない。
ただトゲキッスとは素早さが同速な上、トゲキッスはだいもんじやはどうだんで高確率で弱点を突いてくるが。

一応フォローしておくと、「器用」の部分は間違っては居ない。
攻撃技については、微妙な火力を補える「ぜったいれいど」「だいばくはつ」「いかりのまえば」などを備えている。
「かなしばり」「うらみ」「まきびし」「ちょうはつ」等、補助技についても地味に面白い技を覚える。
ではサポーターに向いているかというと、素早さが高くて習得技も近いユキメノコでいいかな…。

第5世代(ブラック・ホワイト


最大の差別化ポイントだった「だいばくはつ」が弱体化した。

隠れ特性「ムラっけ」を得たものの、この世代ではほとんど研究が進まずに終わった。

全くどうでも良い事だが、同じ氷単色器用貧乏仲間としてバイバニラが登場。
「氷単色」「無駄に平坦で何をやらせても微妙な種族値」「手も足もなくパンチもキックも出来ない」「だいはくはつだけはできる」となんとなく似たところが多く、採用率も似たか寄ったか。
違いはオニゴーリには最低限のサブウェポンと補助技があるのに対し、バイバニラは合計種族値こそ上回るが技バリエーションも壊滅的というところ。

第6世代(X・Y


この世代、「ムラっけ」の研究が大きく進展し、十二分に実戦的な特性であることが明らかになる。
「ムラっけ」の仕様を確認しておこう。

ターン終了時、自分のこうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさ・回避率・命中率の内、
いずれか1つが2段階上がり、別のいずれか1つが1段階下がる。

一見すると、たいへん運任せで不安定な印象を受ける特性である。
だが、良く見てほしい。上がる方は2段階で、下がる方は1段階なのである。つまり、何らかの方法で長期にわたり生き延びれば、能力の合計値は確実にアップしていくのだ。

かくして、「まもる」「みがわり」でひたすらターン数を稼ぐことに特化した型が考案された。
基本的な動きは、自分より遅い相手に繰り出し、みがまも+たべのこしでターン数を稼いでムラっけによる能力アップを狙っていく。
いい感じに能力が上がったら、殴る。それだけである。
この戦法において、オニゴーリは神がかった適性を発揮した
  • 「ムラっけ」はどの能力がアップするか分からない。→オニゴーリは全能力が平均程度にあるため、どこが上がってもオイシイ。
  • 「ムラっけ」は攻撃や特攻が下がって決定力が落ちる事がある。→オニゴーリは確実に急所に当たる技「こおりのいぶき」を覚える。急所に当たれば特攻ダウンは無視できる。命中率が上がっていればだが命中不安のデメリットまで踏み倒せる。
  • 「ムラっけ」は命中率が下がって攻撃が通らなくなる事がある。→オニゴーリは命中率アップ・ダウンに関係なく30%で一撃死させる「ぜったいれいど」を覚える。
  • 「ムラっけ」で耐久と回避率が上がっていれば「みがわり」を残しやすく、「ぜったいれいど」の試行回数を稼げる。
どんな相手も運とムラ次第で突破してしまう驚異のポケモン、ムラっけオニゴーリの誕生である。

技構成は、ぜったいれいど/こおりのいぶき/まもる/みがわり がメジャー。持ち物は「たべのこし」一択。
努力値は、「たべのこし」と「みがわり」を使用する都合上、HPを16n+1調整。
防御・特攻・特防・素早さに関しては、自分のパーティと仮想敵に合わせて相談。
他には、
  • 水タイプに安定した打点を持てる「フリーズドライ」
  • がんじょうジバコイルに4倍弱点を突ける「じしん」
  • まもみがと合わせてさらに相手の行動を制限できる「かなしばり」
なども候補となる。

オニゴーリ単体でも十分な嫌がらせが可能だが、こいつの真価は味方の起点作りと組み合わせることによって発揮される。
有名なのはジャローダとのコンビ(通称:ジャロゴーリ)。
「へびにらみ」で地面タイプを麻痺させることができ、両壁を張ることもできる。
S113と速く、耐久もそこそあり、「あまのじゃく」+「リーフストーム」のコンボにより積みの起点にされにくいため優秀。
また、ボルトロスクレッフィも「いたずらごころ」により先制で「でんじは」を打つことができ、
いばる」「みがわり」などを絡めて単独で戦えるだけの性能を持っているため強力。

もちろん、この戦法にも弱点はある。
例えば「ほえる」や「ふきとばし」と言った強制交代を喰らえば能力アップは無に帰すし、補助技封じの「ちょうはつ」にも弱い。
またムラっけ抜きのオニゴーリの実力は第4世代と大差ないので、オニゴーリがどんな戦法を取るのかは相手にバレバレである。
逆に言うと、見せあいの場面でオニゴーリが居るだけで、オニゴーリ対策を何かしら用意しなければならないという相手の選出への圧力が非常に高い。
そしてオニゴーリは、対策用ポケモンをぜったいれいどで3割の確率で即死させられる。
もちろん運ゲーではあるが、「相手に手の内が完全にバレており」「相手にメタを貼られている」状態でも、運さえ良ければ勝ててしまうのがムラっけオニゴーリなのだ。

第3世代で登場して以降、なかなか日の目を見ることの無かったオニゴーリであるが、「ムラっけ」の研究が進んでからは、大会入賞者やレート上位者の構築にも度々顔を見せるまでに出世している。
しかもその戦法は、かつて自らの足を引っ張った「能力の平凡さ」と「こおりタイプ」を最大限活用したもの。
「器用貧乏」の看板を返上し、「器用万能」にもならず、なおかつ平均である事を最大限に活かした、唯一無二のポジションを手に入れた。

ちなみにすっかり言及するのを忘れていたが、この世代でメガシンカを手に入れている。
が、ムラっけの方がはるかに強かったので、後回しにする。

第7世代(サン・ムーン

オニゴーリ自体に特に強化はない。相変わらずムラムラして、いい感じにムラったら「ぜったいれいど」を撃つだけである。
強いて言うならその「ぜったいれいど」がこおりタイプ相手には無効になったが、環境級のこおりタイプで「ぜったいれいど」を撃って迅速に処理したい相手はパルシェンとオニゴーリミラーくらいしか元々おらず、強化とも弱体化とも言い難い。
しかし、ルール変更がオニゴーリに味方した。

第6世代の通信対戦では、各ターンの思考時間が1分、試合全体の制限時間が30分と決められていた。
30分が経過した時点で、残りポケモンの数が多い方が自動的に勝者となる。
そして、ムラっけオニゴーリは能力が上がりきって攻撃に移るために長いターン数が必要となる。
よって、オニゴーリを出されたプレイヤーは、自分の残りポケモンが相手より多ければ、毎ターン1分間の思考時間をすべて使うことで、オニゴーリが攻撃に移る前に時間切れに追い込んで勝利できた
これがいわゆるTOD(タイム・オーバー・デス)である。

第7世代ではルールが変わり、時間制限は持ち時間制となった。
各プレイヤーに思考時間の制限が与えられ、思考時間を使い果たしたプレイヤーは残りのポケモン数に関わらず敗北となってしまう。
つまり、ムラっけオニゴーリに対し、TODによる判定勝ちに持ち込む事が困難になってしまったのだ。

かくして「運ゲー」「対策してないと死ぬ」「対策しても運次第で死ぬ」「1戦に時間がかかる」ムラっけオニゴーリは、害悪の名をほしいままにする事となった。
オニゴーリの素の性能自体は先述の通り器用貧乏であり、ムラっけ以外のオニゴーリは対戦環境にほぼ存在しなかったため、もはやオニゴーリ自体が害悪の象徴と化していた。
XY発売から5年あまり。プレイヤーはこう考えていた。
顔を合わせるたびにムラっけ戦術を仕掛けてくるオニゴーリは、もはや顔も見たくない。
顔しかないけど。

第8世代(ソード・シールド

「ムラっけ」にピンポイントで弱体化が入った。
具体的には、ムラっけでアップ・ダウンする能力から命中率と回避率が外された。
回避率が上がらなくなったのは非常に痛く、氷タイプの耐性の少なさも相まって、以前より居座りが厳しくなった。
どくどくも習得できなくなった。

相手のダイマックスとの相性はかなり悪く、「まもる」を貫通してダメージを与えてくる上「ぜったいれいど」が効かず、耐久が倍加するので「こおりのいぶき」ではダメージがろくに与えられない。ムラっけで素早さが上昇すれば先手を取って身代わりを使えるが、やはり安定性に欠ける。
おまけに特性「すりぬけ」で身代わりを無視するドラパルトが環境上位に居座り、ラプラスアシレーヌニンフィアと身代わり無視の音攻撃を主力とするポケモンが蔓延。
オニゴーリに不利な要素がとにかく多いため、対戦でオニゴーリを見かける機会はかなり減ってしまった。

追加コンテンツ「鎧の孤島」では、オニゴーリキラーのような性能を持つウーラオスが登場。
氷の弱点をつく格闘タイプ、特性「ふかしのこぶし」で守る無効、
れんげきの型の連続攻撃技「すいりゅうれんだ」で身代わりも突破され、おまけに確実に急所に当たるのでムラっけでの防御上昇も無視される。
ウーラオスは登場直後から大流行し、オニゴーリはますます数を減らすことになった。

第9世代(スカーレット・バイオレット

今回も最初期からの参戦。

本人の性能には変化なしだが、この世代で追加された「てんねん」持ちの存在がかなり痛い。
特にほのおタイプのみがわり貫通技という相性最悪の技「フレアソング」を覚えるラウドボーン、弱点こそ狙えるが特殊耐久に非常に優れたドオー……と、またもや難敵が増える結果に。
環境的に下火気味になっている積み技だが、ムラっけも例外なく巻き込まれる事になってしまった。
しかも、オニゴーリキラーのウーラオスはPokémon HOMEの連携と共に解禁された。

一応、新規習得として命中安定の「アイススピナー」と、攻撃が低下しても使える「イカサマ」が増えている。

メガオニゴーリ


口の 中に 獲物を 放り込み 瞬時に 凍らせるが アゴが 外れているので 食べられない。


分類:がんめんポケモン
英語名: Glalie
高さ:2.1m
重さ:350.2kg
特性:フリーズスキン(ノーマルタイプの技が氷タイプに変化し、威力が1.2倍になる)

種族値
HP:80
攻撃:120
防御:80
特攻:120
特防:80
素早さ:100
合計:580

口から大量のメガシンカエネルギーが溢れ出たことで顎が外れてしまい、常に大口を開けているという何ともシュールな姿になる。
口から常に吹雪を吐いており、あたり一帯をホワイトアウトに陥らせる。
その力で獲物を瞬時に凍結させるが、前述の通り顎が砕けているので上手く食べられず、苛立っている。
「かみくだく」を覚えるが、出来るのかこれ…


能力上昇は攻撃・特攻に+40・素早さに+20。
見事なまでの攻撃面偏重強化となっており、防御面は元のオニゴーリのまま1も変化していない
強化された事はされたものの、元が平坦すぎるせいでメガシンカにしては控えめな攻撃面・激戦区真っ只中の素早さなので注意。

特性は上記の通り「フリーズスキン」
アマルルガと同じ、ノーマル技を氷技に変更してついでに威力も1.2倍にする強力な特性…なのだが…。


困った事にオニゴーリはノーマル技のレパートリーが異様に貧弱。
物理技は「おんがえし」や「からげんき」の様な対戦で使うには問題ない技があるとは言え全6種
特殊技は何とゲッタービームはかいこうせん」「りんしょう」「いびき」だけという凄まじい対応枠の狭さ。
「ハイパーボイス」? あるわけないだろそんなもん。
実はアマルルガよりも対応している技の数が少ないのである。
ここに来て顔面だけと言う見た目が仇となるとは…。


物理技は上記の通り何とかなるので、メガオニゴーリを使う場合は大抵が物理型となる。
サブ候補は先制技である「こおりのつぶて」やほのおはがね対策の「じしん」が有力。
ただ、そうするとせっかくの特攻+40は完全に死ぬ。
両刀にするにも技スペースが足りないというか、物理技で範囲がカバー出来る為ぶっちゃけ特殊技はいらない
メガオニゴーリは前述通りメガシンカ前後で耐久が変化しない為、耐久を軽々しく下げるわけにはいかず捨てるならば特攻なのである…。


技が足りず、耐久が足りず、メガシンカの配分も無駄が多い、メガスピアーに代表されるようなぶっ飛んだ強化も無い…。
ぶっちゃけメガシンカの中ではトップレベルの不遇と言っても過言ではない。

ならメガシンカに意味は無いのか…と言えばそうでもなかったりする。
スキン特性持ちで「だいばくはつ」を使えるのがゴローニャ(リージョンフォーム)とメガオニゴーリのみ。
勿論スキンが乗るのでその威力は脅威の487.5に達する。
こおりタイプ弱点の相手ならばもれなくゲッター線と同化消し炭にできるだろう。
というか等倍でも物理特化クレセリアを8〜9割持っていくほどの火力。
ただ、やはり1枠しかないメガシンカ故、ホイホイ自爆させるわけにもいかないのも事実である。
が、下記の通りオニゴーリの技の採用率は…。

ちなみに隠れ特性「ムラっけ」と組む方法もあるが、運試しの特性と組むのは中々難しいと言うのも事実。
耐久は変化しないから相性自体は悪くないが。

なお、PGL統計で一番多い持ち物は「たべのこし」。結局ムラっけ運試し零度型がやたら多い
そして技の採用率は「だいばくはつ」>「おんがえし」と何とも言えない空しさを漂わせている…。
もう爆弾岩で良いんじゃないかな

ORASレートシーズン12では過去作のポケモンも使用可能になった。
その為オニゴーリも「シャインスパークすてみタックル」を使用可能になり、今までよりはマシな火力が出るようになった。
ただし、すてみタックルは第3世代の教え技限定である為、厳選も移送も超絶めんどくさい点に注意。あとムラっけとの両立も不可能。


◆アニメでのオニゴーリ系


サトシのオニゴーリ

サトシのユキワラシが進化した姿として登場(CV:小西克幸)。通常の個体と比べてかなり小柄である。
イタズラが大好きだが特に悪気は無い。
なお、性別は分かっていない。まずそれを知る機会に恵まれて(ry

得意技はゲッt(ryれいとうビーム。
ユキワラシの時はまともにコントロールできなかったが、進化することで制御が利くようになった。

そしてなんと


負け戦が無い


それどころか、相性で不利なはずのリザードンメタングを1体1で倒している。
(マグマラシジュプトルとのコンビプレーで倒している)
戦闘不能になったのも引き分け(と「みちづれ」)のみ。勝率だけでみればかのゴウカザルも上回っている。
ゲーム内での不遇っぷりがウソのようである。
後に、この記録は全勝という形でワルビアルに抜かれた。

ただしこれはあくまで進化後の話であり、ユキワラシ時代にはデビュー戦のルネジム戦で負けを喫している。
合計試合数も現時点で公式戦での6戦のみにとどまっている。
勝率に関しては話し出すとキリがないのでここでは割愛。某サイトなどに勝率を細かく計算した動画があったりするので気になる人は参考にしてみよう。

その後ホウエンリーグ終了後にオーキド研究所に預けられてしまい 殆ど出番の無いまま現在に至る 。この時は通常サイズになっている。
登場時期の関係で映画にも出演出来なかった。一応のちのシリーズで別個体が登場してはいるが...。
一応、一度シンオウリーグの際に呼びもどされたが、バトルの描写はない。
優遇…なのだろうか…。

サンゴのオニゴーリ

アニメ第8シリーズでは、敵組織「エクスプローラーズ」のメンバーであるサンゴのパートナーとして通常サイズの個体が第24話から登場。CV:光部樹。
使用する技は「ふぶき」*1、「じばく」*2(いずれも第25話から使用)、第43話では「アイススピナー」、「かみくだく」を使用した。
また、宙に浮けるためか彼女の移動手段としても活躍。ケツ冷えないんだろうか

サンゴにじばくを命じられた瞬間、何の躊躇いも無く実行する肝の座りっぷりが特徴。
なお共闘していたオニキスの反応からして、キレたサンゴが敵味方問わず巻き込んでじばくするのはよくある事らしい。


ポケモンGOでのオニゴーリ系


ユキワラシは年末あたりのシーズンになるとあちこちに出現し始める。見つけるのに苦労することはないだろう。

オニゴーリへの進化にはアメが100個必要。
元々は50個だったのだが、ユキメノコが実装された際、進化先によってアメの数を変えるということがシステム的に不可能なのか、
そちらに合わせる形でオニゴーリまで100個になってしまったユキメノコの方を50個にしてもよかったのに。
一応、上記の通りシーズン中ならばユキワラシをよく見かけるようになるため、少し頑張ればイチからでもアメは十分集められるレベル。

ポケGOにおける種族値は原作の種族値から算出されるが、原作で平坦なオニゴーリはやはりこちらでも平坦。
しかし、こおりスペシャルアタックの中でも強技の「ゆきなだれ」を覚えられるため、
総合的には実は意外と悪くない性能。
ただし最大CPは2000ちょっとなので、スーパー/ハイパーリーグ向けだろう。

ちなみにサブウェポン候補は「ジャイロボール」と「シャドーボール」。……やはり見た目の関係からか?

2022年12月にはメガオニゴーリが実装された。
メガシンカすることにより最大CPが3600ほどと、☆5レイド等でも十分通用する値になる。
同じくこおりタイプのメガシンカ枠であるユキノオーと比較すると、
アメやレイド中の各種ボーナスではくさ複合のユキノオーの方が活躍の場は広いと言えるが、
バトル時のこおり技DPSではこちらが上。うまく使い分けるといいだろう。


◆その他スピンオフ作品でのオニゴーリ系


本編では偏に優遇とも不遇とも言い切りがたい絶妙な立ち位置に存在するオニゴーリだが、どういうわけかスピンオフ作品で役を与えられることが多い
客観的に見て、オニゴーリはピカチュウやユキメノコのようなマスコット的可愛さがあるわけではなく、600族のような猛々しさも持ち合わせていない。それにしては、スピンオフに置いては出番と語り草には不足なく優遇されているとも言える。
  • ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊のスペシャルエピソード「あんこくのみらいで」では、道中にボスであるマンムーの取り巻きとして登場する。暗黒に染まりすぎて暴走しており、話は通じる様子もなく、ジュプトル一行の前に立ちふさがる。
  • ゲーム版「名探偵ピカチュウ」にも登場。「R」のせいで正気を失い主人公一向に襲い掛かるも、鎮圧されて正気を取り戻した。その後は大人しくなり、主人公たちにも協力的になる。何気に、作中ではじめて明確に描写された「R」の被害者である。
  • New ポケモンスナップにも一族揃って登場。ユキメノコと共に氷の洞窟の中で暮らしている。
  • 正確にはスピンオフではないが「スカーレット・バイオレット」にて、ナッペ山ジムのジムテスト「雪山滑り」の障害物としても登場する。

◆余談


第5世代でムラっけオニゴーリの研究が進まなかった理由として当時のレート対戦では使い物にならない戦術だったからという点が挙げられる。
第5世代のレーティングバトルは切断してもレートが下がらないというとんでもない欠陥を抱えており、世はまさに大切断時代であった。
ついでに1試合の制限時間が1時間、1ターンあたりの思考時間が2分とかなり長く、気に入らない戦術に対しては操作せず放置する事が横行。
そんな環境にこんなのを持っていけば切断と放置の嵐に遭うことは目に見えていた。
かといってオフ会等で顔なじみ相手に仕掛けるにはあまりに姑息な戦術であるのも確か。
そんなわけで、第5世代のムラっけオニゴーリは「考案しても使う場所がどこにもない」という、なんとも残念な存在なのであった。



オニゴーリ「ゲッターの力を信じるんだ!」
ドリュウズオクタン「「おう!」」

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最終更新:2024年03月22日 18:13
添付ファイル

*1 この時は口元に溜めた冷気を吹き付ける演出になっている。

*2 この時は自分を中心に爆発を起こす演出になっている(なお、サンゴは巻き込まれないように瞬時に離脱した)。使用後はゲームと同様に戦闘不能になる。