ストライクガンダム

登録日:2010/02/14 Sun 22:09:51
更新日:2024/04/14 Sun 19:38:01
所要時間:約 31 分で読めます





アークエンジェルは……沈めさせやしない!


General
Unilateral
Neuro-Link
Dispersive
Autonomic
Maneuver Synthesis System


ストライクガンダム
STRIKE GUNDAM



ストライクガンダムとは『機動戦士ガンダムSEED』に登場するモビルスーツ(MS)で、同作前半の主役機。
デザイナーは片桐圭一郎(初期稿~最終準備稿)、大河原邦男(決定稿)。


目次




基礎データ


機体名:ストライク
型式番号:GAT-X105
全高:17.72m
重量:64.80t
動力:バッテリー
装甲材質:フェイズシフト装甲

武装:
  • 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2
  • 対装甲コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」×2
  • バズーカ
  • XM404 グランドスラム

特殊装備:ストライカーコネクタ



機体解説


C.E.71の大戦中期に地球連合軍大西洋連邦が作り上げた新型試作MS群「Gシリーズ」の一機。
その中でもオーブ連合首長国のモルゲンレーテ社の協力の下、同国所有の資源衛星ヘリオポリスで建造された「前期GAT-Xシリーズ」に属する。
頭部正面から左右に分かれた四本のブレードアンテナとフェイズシフト起動時の白、赤、青のトリコロールカラーが特徴。
機体名の「ストライク(Strike)」は英語で「攻撃」「打撃」の意。


前期GAT-Xシリーズ5機の中では最も後に完成した機体で、バランスに優れた試作100番の汎用フレームを基本骨格に採用している。
他の4機と比較して本機はPS装甲への依存度を上げる事で軽量化されている。
また本機に採用されたフレームは試作100番フレームのなかでも後発であり、改良されたその四肢の柔軟性は非常に高く、特に腕部の精密さは後に開発された機体すら上回る。
ただし、その分複雑な構造で他の四機に比べ整備性はやや悪くなっている。

コクピットは腹部にあり、ハッチ部分には乗降用のケーブルや緊急用の防護システムを内蔵。
内装部分はGシリーズ共通の物で、効率的な運用を目指し三面モニターや四枚のフットペダル、折り畳み式の照準器などが採用されている。
また、シート横にはキーボードやタブレットがあり、必要に応じてOSの書き換え等を行うことも可能となっている。


本機最大の特徴としてストライカーパックシステムが挙げられる。
これは背面コネクタ及び肩、腕部などの機体各部に特定の機能に特化した装備セット「ストライカーパック」を選択・換装し、
装備したパックによってストライクの機体特性を変化させることで、様々な戦況に対応するシステムである。
本編で使用されたものはバックパックにバッテリーも積まれているため、戦闘中にバックパックを換装すれば稼働時間を少し伸ばすこともできる。
ストライクをはじめとした初期のGシリーズは、PS装甲とビーム兵器の併用でバッテリー消費が激しいという欠点を持っていたため、
このバックパックに予備電源の機能もあるという点は、ストライクの継戦能力の向上に一役買うことになった。

なお、高い汎用性からか、本編では専らエールストライカーを装備していたが、戦況などによってソード・ランチャーを装備することもあり、
発艦時のバンク用映像も一応エール、ソード、ランチャーを装備した3バージョン作成されている。
第29話では全てのストライカーパックを活用。ランチャーで敵部隊を迎撃し、エールに換装して空中戦を行い敵部隊の連携を乱し、地上戦ではソードを使用。
バッテリーが積まれているというストライカーパックの特性を活かして稼働時間を大幅に伸ばし、イージスをフェイズシフトダウンに追い込んだ。

このシステムの採用により、本機は当時のMSの中でも際立った強さを発揮し、以降開発されるMSに多大な影響を与えた。

一方、換装機能を前提にしているためにストライカーパックを付けていない状態では武装が非常に少なく、
手持ち武器を除けばストライク本体の固定武装は頭部バルカンと腰に収納されたナイフだけと些か心許ない。
ただ、ストライカーパック未装備状態でもPS装甲による実弾兵器への防御力や高い運動性は健在であり、ポテンシャルは高い。
また、キラの癖なのか何なのか、接近戦ではストライカーの有無に関係なくパンチキックを繰り出すことが多かった。


一方、OSなどのソフト面では他の4機同様開発は難航し本編中も改良・変更が繰り返されており、以下の三種類が搭載された。
  • モルゲンレーテ製ナチュラル用OS(未完成)
  • キラ・ヤマト製コーディネイター用OS
  • モルゲンレーテ製ナチュラル用OS(完成版)
当初はナチュラルのパイロットを想定し、ナチュラルでも操縦可能なOSの開発がモルゲンレーテのヘリオポリス支社で進められていた*1
…が、開発は難航しており機体完成後もソフト面は未完成なまま。歩行などの基本動作も覚束ない状態だった。
この問題は実戦投入されたヘリオポリス襲撃事件時も解決しておらず、それを見たキラやアスラン悪い意味で愕然とするほど、
初期の「Gシリーズ」MSのポテンシャルを発揮させるには程遠い完成度であった。

この初期状態のOSのままであれば、いくらストライクが高い汎用性を持っていたところで戦闘に耐えなかったと思われるが、
ヘリオポリス襲撃事件の折、たまたま乗り合わせたキラが、ストライクのポテンシャルを十全に引き出せるように戦闘中にOSを書き換えた上、
キラが民間人ながらも、その書き換えたOSを用いれば十全の状態のストライクを操縦できる能力を持っていたことで、
ストライクは(キラがパイロットを務めるのならという前提で)本来の性能を発揮できるようになった。

以降、ストライクとその母艦であるアークエンジェルは、ザフト軍による執拗な追撃を何とか退け続け、
ストライクはその高い汎用性を以て、奪取されてザフト軍に運用された四機の“G”を敵に回してもなんとか生き残ることが出来たが、
これは、ストライクのパイロットであるキラがコーディネイターであったことも大きく、
当初の想定通りのナチュラル用のOSが完成し、搭乗予定だったパイロット候補生が無事搭乗できたとしても、ここまでの活躍が出来たかは少々疑問符が付く。
さらに言えば、人材不足故にキラは戦闘だけでなく日々の整備なども整備兵に混じって行っていただけでなく、
砂漠などの特殊環境に合わせ運動動作や出力等各種プログラムの書き換えを(戦闘中に)行ったりして様々な戦況にストライクを対応させていたため、
作中の活躍は、ストライク自体のマシンポテンシャルの高さもあるとはいえ、キラ個人のスキルも合わさることでなんとか立ち回れていた状態だったといえる。

そして、イージスとの激闘によって中破・放棄されていたストライクがモルゲンレーテに回収・修復された際に、
この直前に完成していたM1アストレイのナチュラル用OSを流用する形で*2、ストライクに完成版のナチュラル用OSを搭載。
キラは既にラクスから託されたザフト製最新鋭MS・フリーダムに搭乗していたこともあり、
ストライクはキラに代わり、ナチュラルのムウ・ラ・フラガによって運用されることになったが、
本編中の立ち回りを見る限り、ムウはストライクの機体性能を十分発揮出来ており、機体開発当初の目標はようやく達成された。


なお、本編でキラが初めてストライクに乗り込んだ際、OS起動画面に表示された項目冒頭の文字列の頭文字を「GUNDAM」と縦読みしたのをきっかけに、
彼からは「ストライク」という正式名称だけでなく「ガンダム」という愛称でも呼ばれていたが、この由来から分かるように、
この世界における「ガンダム」とはあくまでキラが付けたこの機体のあだ名のようなものであり、正式名称というわけではない。
現実世界における商品化の際には、商標関係からかストライクは「ストライクガンダム」と表記されることが多いが、
本編世界における本機の正式名称は「X105 ストライク」、GAT-Xシリーズを総称して「G」「G兵器」である。ゴキブリではない。
これは本編世界における他の所謂「ガンダムタイプ」のMSも同様で、TVシリーズで「ガンダム」と呼ぶのはキラの関係者だけ*3であり、
プラモデルなどの商標では「イージスガンダム」や「フリーダムガンダム」となっていても、本編世界においては正式名称に「ガンダム」が付くMSは存在しない。
この為、ムウなどはキラがストライクを指してガンダムと呼ぶ事を疑問に思うシーンがある他、
フリーダムをキラに託したラクスは、その容貌にストライクを連想したキラが「ガンダム?」と呟くのを聞き、「“ガンダム”の方が強そうでいいですわね」と返している。


武装


  • 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
GATシリーズ共通の武装で、両側頭部に2門内蔵される機関砲。近接防御火器、所謂「CIWS」の一種。
アークエンジェルを始め地球連合軍艦艇が装備する対空機関砲とも同型。
名称の由来はドイツ語で「ハリネズミの陣」。
牽制・対空迎撃などが主な用途であり、MS相手では効果は薄い。

  • 対装甲コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」
腰部両脇に収納された折り畳み式のナイフ
「アーマーシュナイダー」とはドイツ語で「装甲を切るもの」の意。
アーミーナイフに似た形状で、刀身を高周波振動させることで切れ味を増す機能を持つ。
内蔵電池により機体本体の電力を消費せずに使えるというメリットがあるため、消費電力の激しいストライクのサブウェポンとして採用された。
MSの装甲にもある程度ダメージを与えられるがリーチが非常に短く威力もそれ相応であるため、緊急用の装備という面が強い。

劇中では初戦から使用され、ミゲルの乗るジンの首筋と右脇に突き立てる事でこれを機能停止せしめた。
序盤のデュエル戦では装甲をビームサーベルで破壊した所に突き立てダメージを与えるという荒業を披露。
フェイズシフトダウンまで追い込まれたラゴゥ戦では、デッドウェイト化したエールストライカーパックを躊躇いなくパージするや、
身軽になった状態で襲い掛かってくるラゴゥに突撃し、カウンターでこれを突き立ててトドメを刺した。
ハイリスク・ハイリターンだが、フェイズシフトダウンの状態でも使えることを有効活用した例である。
また、グーンとの水中戦では密着された際に装甲を切り付け水圧による圧壊を誘発し撃破している。
総じて、予備武器の類ではありつつもザフトの名だたるエースを相手に少なからぬ戦果を挙げている。

元ネタとなったのは、監督がスタッフとして参加していた『機甲戦記ドラグナー』のドラグナー1〜3型のボツ装備(当時ナイフは悪者の武器とボツにされた)。
それがとても悔しくて自分のロボットアニメにはナイフを登場させたい!ということで装備された。
デザインは平井久司氏が担当した。


追加装備

  • バズーカ
対MS用バズーカ。俗に「ストライクバズーカ」とも。
地球低軌道域で第8艦隊と合流した際に供給されたもので、弾倉は4つ。
ビームが届かない水中のグーンに対し、ライフル代わりに使用された。
ただし、やはり海中では弾速があまり出ず有効活用出来なかったため、次の戦闘ではソードに換えられた。
Extreme vs.のムービーではどういうわけかビームを発射していた。

  • MMI-M1001 90mm対空散弾銃
本来はディンの装備。
グーンとの水中戦でアーマーシュナイダーを失い丸腰になってしまった際、海上で撃墜されたディンの残骸と共に落ちてきた物を拾い使用した。発砲後は捨てている。

  • 模擬戦用ビームサーベル
本来はM1アストレイの装備。
オーブでムウがパイロットになった際の模擬戦で使用した物。

  • XM404 グランドスラム
本編未登場。
こちらも平井氏がデザインした。
MSの身の丈程ある大型実体剣で、グリップ部を折り畳む事が可能。
元々はプラモデルのPGに付属したオリジナル武装で、『GUNDAM EVOLVE』ではザフト軍基地に落ちていたものをストライクが使用した。
初期設定ではバスター用の武装だったが、これだけ盗られなかったためストライクが使用。
という設定もあったが、MGに付属する際に非公式設定となった。
……が、Hobby JAPAN 2012.4にて付録化。
縮尺が1:144であり、HG・RGに使用できる。
更に2021年発売のEGでも付属。こちらも縮尺は1/144なので他キットに使用可能。

HD化に伴いフル装備状態なんてのも出たので本装備も公式に戻って欲しい気もするが、
ガンダム外伝でお馴染みの千葉智宏氏のブログによると、バンダイホビーからこう提案され設定を破棄することにしたという。
「グランドスラムは、模型としての遊びです。
この武器に公式設定を付けた場合、以後、同じような模型としての提案をする場合にも、『公式に見てどうか?』という縛りが産まれます。
それは模型としての自由な発想を失うことになります。ですから、今回のグランドスラムは、設定なしにいたしましょう」
全文は本人のブログを参照。

ガンダムブレイカーでは普通に装備、使用する事が可能。
プラモデルのゲームということもあるが、何も存在を消したいので設定無しにしたわけではないので空気を読めば登場させて構わない模様。


ストライカーパック装備形態


エールストライク


武装:

高機動戦闘用装備「エールストライカー」を装着した形態。
エールストライカーには専用の手持ち装備やシールド等はなく、固有の兵装は背面パーツのみだが、
上部に固定ブースターと翼、下部にはブースターと翼が一体になった可動式のユニットを備えるため、他二種の背面パーツに比べると大型になっている。
「高機動戦闘用」の名に恥じぬ機動性を誇り、重力下でも短時間の滑空やホバー走行、高高度ジャンプが可能。
主翼はAAの格納庫やカタパルト内では折り畳む事で横幅を確保する事ができ、発艦してから展開される。
また宇宙空間では主翼は放熱板として機能する。

エールストライカー選択時に装備するビームライフルと対ビームシールドは実はエール固有の武装ではない。
が、上述の通り他のストライカーパックは基本的に専用の手持ち武器とシールドを装備することが多いため、劇中でもほとんどエールストライカーの専用装備のような扱い。
加えてビームサーベルを使用する唯一の形態でもあり、ゲーム等ではビームサーベル共々エールの装備として一纏めにされることが多い。

多彩なストライカーパックの中でも格段に汎用性が高い形態のため、アニメ本編ではもっとも多用され、本編外の各メディアでも「ストライク=エール装備」で描かれる場合が多い。
その汎用性の高さから、後にファントムペインのスローターダガーに標準装備として採用。
各種ストライカーパックの中では宇宙空間に於いて最も高い機動力を発揮する形態であるため、
(地上用はジェットに譲ったとしても)宇宙用装備として量産化されても良さそうなものだが、一般用としての普及はしていない模様。
ただしOVA「STARGAZER」において、ファントムペインの主力量産機の105スローターダガーの標準装備としてエールストライカーが採用されている。


□武装(エール)

  • 57mm高エネルギービームライフル
ライフル型の携帯武器。
片手で取りまわせるコンパクトさでありながら戦艦の外装を一撃で撃ち抜く威力を持ち、開発当時のMS用火器としては破格の破格の性能を有する。
反面、エネルギー消費が激しいため、発砲すればするほど機体稼働時間が短くなってしまう。そのため出力に余裕のあるエールとの組み合わせが一番合理的といえる。
銃身下部には大型マルチセンサーが内蔵されているが、準備稿ではグレネードランチャーの予定だった。本編及び多くの立体造形物では前者が採用されているが、METAL_BUILDのみサイズが大型化したうえで後者が採用されている。

  • 対ビームシールド
対ビームコーティングされた実体の大型盾。
デュエルやアストレイシリーズの持つものと同型で、ストライク用は白い縁に赤い表面、黄色の縦筋のカラーリング。
裏面に設けられたグリップによる保持の他、前腕部に直接接続して懸架しておくことも可能。
ビームライフル同様エール専用の装備ではないが、大型で面積も広い分取り回しに難があり、推力に余裕のあるエールでの使用が基本になっている。
エールの加速性を活かして質量弾として投げ付けることも可能。

  • ビームサーベル
ガンダムシリーズお馴染みである、近接戦用のビーム
刀身状に形成したビームで対象物を溶断する。
刀身形成にはミラージュコロイドに使用されている「磁場固定技術」が応用されている。
予備と合わせてエール本体上部の左右に2本搭載。



ソードストライク


武装:
  • 15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」
  • ビームブーメラン「マイダスメッサー」
  • ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」+対ビームコーティングシールド

近接格闘用装備「ソードストライカー」装着形態。
ソードストライカーは背面パック、左肩と左前腕のアーマーの三パーツで構成される。
主武装であるシュベルトゲベールを使った乱戦を想定した形態。
ストライクのPS装甲を利用し敵陣深く切り込ませて混乱させ、そこに艦砲を打ち込むという荒っぽい運用も可能。
一見大型だが、ストライカーはほぼ武装のみで構成されており、本体の運動性の低下は最小限に抑えられている。

初登場は第3話「崩壊の大地」で、ブーメランに気を取られていたミゲルのジンを真っ二つにして見せた。
第4話「サイレントラン」では前回の続きで冒頭のみ登場。
第6話「消えるガンダム」ではブリッツを撃退し、第23話「運命の出会い」ではゾノを、第29話「さだめの楔」ではブリッツを撃破した。

登場回数が少ないものの活躍と言える場面は多く、ニコルを始め多くのエースパイロットを屠った形態でもある。
ムウが接近戦が苦手だったのか、ソードの使える場面が少ないと判断したのか、ニコル撃墜後はこの形態は全く使われていない。


□武装(ソード)

  • 15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」
レーザー刃と実体刃から成るストライクの全長に匹敵するサイズの超大型剣
「シュベルトゲベール」とはドイツ語で「剣 (シュベルト)」と「銃 (ゲベール)」の意。
長大な実体剣の刃部分からレーザー刃を出力する形になっており、レーザー刃で切り付けた箇所を刀身の質量をもって更に押し広げ破壊する。
MSや戦艦等の装甲を一太刀で斬り裂く程の威力を持ち、一般的な対ビームシールドでも正面から防御しきるのは困難。
水中などのレーザー刃が使えない場所でも刃の背の部分で切り裂いたり、切っ先の実体刃部分で刺し貫くことは可能。
しかし元々対艦戦用の装備でその巨大さから小回りが利かず取り回しにくいため、対MS格闘戦との相性はやや悪い。

実は武器名の通り、柄の部分にビーム砲を装備させようとしたのだが実際にビーム発射機能を付けることは出来なかった。柄頭の砲門らしきパーツはその名残。
なお、ストライクの後に開発されたソードカラミティに装備されている同名の武装はビームも撃てるようになっている。

  • ビームブーメラン「マイダスメッサー」
左肩に装備されたビームブーメラン
投げ放った後もビーム刃を展開したまま飛翔し、弧を描きながら標的を切り裂き、手元に戻ってくる。
空力ではなくビームの力場の空間への干渉を利用して飛翔させているため、あの形状でありながら、また宇宙空間に於いてもブーメランとして機能する。
切断力は高く、ジンの脚部程度は悠々と切り裂く。

  • ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」+対ビームコーティングシールド
左腕に装着されたロケット推進式のアンカー。
「パンツァーアイゼン」とはドイツ語で「鉄の鎧」の意。
アンカー先端のクローを展開し標的を捕捉・破壊する。何気にクローはレセップス級の装甲を抉る飛翔速度と握力を持つため攻撃に使おうと思えば使える。
本体キャニスターには対ビームコーティングを施しており、小柄ながらシールドとしても機能する。
ブリッツガンダムのアンカー「グレイプニール」とは同等の威力がある様で、両者が正面衝突した際はお互いに弾き飛ばされていた。



ランチャーストライク


武装:
  • 320mm超高インパルス砲「アグニ」
  • コンボウェポンポッド(120mm対艦バルカン砲&350mmガンランチャー×2)

中~遠距離砲撃戦用装備「ランチャーストライカー」装着形態。
ランチャーストライカーは背面パック、右肩のアーマーの二パーツで構成される。
「アグニ」の圧倒的火力が持ち味だが、その分エネルギー効率に難があり、継戦能力が最も低下し易い装備となっている。
また、あくまで対艦戦闘などの距離をとって動きの遅い目標の攻撃することを意識した武装構成となっているため、動きが速い複数の敵に接近されやすい対MS戦には不向きである。
本来は遠距離からの支援砲撃をメインとする形態だが、劇中ではAAの戦力的にストライクは前衛を務めざるを得なかったため、
戦果自体はそこそこあったものの、第6話や第16話以外では活躍の機会に恵まれなかった。

一方でムウの乗るスカイグラスパーの装備としては特に多用されており、モラシム隊のディンやボズゴロフ級を撃破する、
アラスカ戦でもザフトのMS大部隊を相手に本装備で奮戦し多数のMSを撃墜するといった活躍を見せている。

初登場は第2話「その名はガンダム」から第3話「崩壊の大地」のクルーゼ隊迎撃の場面。TV本編で初めて登場したストライカーパックである。
消耗した電力を補充するためにその場にあったものを装備したが、その火力を知らなかったキラが独断でアグニを発射し*4、コロニーに大穴を開けてしまう。
第6話「フェイズシフトダウン」ではエールのエネルギー切れに伴い補給目的で換装し、辛くも敵を退ける。
第16話「燃える砂塵」の砂漠戦では格闘も織り交ぜてバクゥ部隊を蹴散らすも、アグニの撃ち過ぎでエネルギー切れ寸前に陥る。
第29話「さだめの楔」のザラ隊迎撃の場面では艦上からアグニで遠距離攻撃を行うために使用。
この時はAAから電源コードを繋ぐ事で本体エネルギーを気にせずに連射する事ができた。
その後、コードを抜いて接近しつつバスターとデュエルの載っていたグゥルを破壊して海へ叩き落している。
第44話「螺旋の邂逅」ではムウがこの装備で出撃してストライクダガーを数機撃破したが、別方向からやって来たクルーゼと対峙してしまい、思うような成果を発揮できず、翻弄される。
この時アグニを両断され、以降はソード共々出番なし。


□武装(ランチャー)

  • 320mm超高インパルス砲「アグニ」
主武装の大型ビーム砲
約20mもあるためマニピュレーターだけでなく、背面パック本体からのアームも使って保持する。
その威力はMSどころかコロニー外壁にすら一撃で大穴を開け、掠めただけでもシグーの腕を捥ぎ取る程。
当然ストライクの基本装備は勿論、『SEED』世界のMS全般が持ち得る火力の中でも最大級の威力を誇る。
しかし、その威力に比例して一発のエネルギー消費が激しいため、長時間の戦闘には不向き。
一応外部電源に接続すれば長時間にわたる連続使用も可能になるが、当然移動は大きく制限されるため砲台のような運用になる。
「アグニ」はインド神話に登場する火神。

  • コンボウェポンポッド
右肩に装着される小型ガトリング砲「120mm対艦バルカン砲」と2連装式ミサイルランチャー「350mmガンランチャー」から成る複合兵装ユニット。
「ガンランチャー」というからにはミサイルと砲弾の両方を使用可能と思われるが、劇中では具体的な撃ち分けの描写は無かった。
スカイグラスパーが装備する場合は右翼側に右向きに装備され、左に旋回しながら正面に射撃する、といった使い方になる。


マルチプルアサルトストライク(パーフェクトストライク)


エール、ソード、ランチャーを全て装備したロマン形態。
装備位置が重複する背面はエールを起点にシュベルトゲベールとアグニを左右に接続するなどパック側にも改造が施されている。
プラモデル版を見るとウィングの接続位置もエールストライカーに比べて大分後ろになっている。
エールの機動力を活かしつつ、遠距離の敵にはアグニによる高火力砲撃をぶちかまし、近距離の敵はシュベルトゲベールで斬り倒すのが基本的な運用法となる。
電力消費が他形態の比ではないほど激しいため、背面に複数の補助バッテリーを搭載し、不要になったものは順次パージされるようになっている。

HDリマスターでは第8艦隊との合流時にスカイグラスパー等と一緒にこのストライカーパックも搬入されていたという事になっている。
しかし、
  • 燃費の大幅な悪化
  • 重量増大による運動性の低下*5
に難色を示したキラの意見もあって使われる事はなかった。
その後、ナチュラル用のOSを搭載されたストライクのオーブ防衛戦時にムウが当ストライカーパックを使って出陣……したが、キラの懸念していた問題点が的中。以後出番はなかった。
一応、相手が多かったことやムウの技量もあって、高機動力で多武装という特性自体は活用されている。
なお、本来のバージョンで使ったものをそのまま流用しているだけなので、それに沿った武器しか使えない。
メタいことを言うとこんなに複雑な形状の武装が多いと作画の手間がかかる上、近接戦での一騎打ちなどを非常に描きにくいので、出番を程々に抑えやすく蹴散らす相手が多いオーブ防衛戦だけで使われたと言った感じである。

劇中ではダガー3機をアグニの掃射で纏めて蹴散らす、シュベルトゲベールでカラミティに斬りかかり、カラミティに初めてシールドをシールドとして使用させるといった獅子奮迅の活躍を見せている。



劇中での活躍


C.E.71(『SEED』)

第一話から登場。
中立コロニー「ヘリオポリス」に侵入したザフトのクルーゼ隊の襲撃に晒されるも、技術士官マリュー・ラミアスと電子工学生キラ・ヤマトが乗り込んだ事で奪取を免れる。
技術士官であったマリューが咄嗟にストライクを起動させたものの、OSが未調整だったために起動直後はまともに歩くことさえできない有様だった。
だが、たまたま乗り込んだキラが自身の知識と経験、そしてコーディネイターとしての高い能力を活かし、
機体のポテンシャルを最大限に発揮できるよう、戦闘中にOSを改良するという離れ業*6を行ったことで、
敵パイロットが困惑するほどの機体性能を発揮し、敵機を退けることに成功する。

その後、新型艦アークエンジェル(以下AA)を急遽運用することになり、使える機体がストライクとムウのメビウス・ゼロしかなかったためそのまま実戦配備に。
間の悪いことにフラガ以外の正規パイロットが乗り合わせていなかったこと、メビウス・ゼロはムウにしか扱えないようなピーキーなMAだったこと、
更にOSの設定が、ストライクの性能を最大限発揮できる代わりにコーディネイターであるキラにしか扱えない複雑な構成になっていたことで、
キラがストライクに乗らないと著しく戦力がダウンするということで、ストライクはキラに任されることになった。

当初こそ互角の性能を持つGATシリーズ四機相手に苦戦していたが、キラがSEEDに目覚めて以降は凄まじい戦闘力を発揮。
ストライカーパックシステムによる汎用性の高さもあって度重なるザフトの追撃を退け続け、数々のザフト軍エースを葬った。
ただ、それだけの性能を発揮させるために、キラは機体の限界ギリギリまでストライクを酷使することを余儀なくされ、特に駆動系に関してはかなり消耗していたという。*7
その消耗の激しさは劇中ではオーブの技術者に言及されており、その後にストライクがオーブでメンテナンスではなくオーバーホールを受けている*8あたり、その酷使ぶりがうかがえる。

しかしオーブ近海でのイージスとの戦闘で中破。
AAからの通信を受けたオーブにより回収・修復され、同時にOSを完成したナチュラル用の物に変更。
その後AAに返還されるが、既にキラがフリーダムに乗り換えていたこともあって、以降はムウの搭乗機として前線で活躍した。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にてラウ・ル・クルーゼプロヴィデンスとの戦闘で中破。
更に満身創痍の状態でドミニオンのローエングリンからAAを庇い、爆散した。
ただし、ムウは一命を取り留めていることからコックピット部は無事だったと思われる。

続編である『DESTINY』には、ストライクに似たインパルスが前期主役機を務めたものの、本機は未登場。
しかし、改良型であるストライクルージュにキラが乗った際、VPS装甲の電圧調整により装甲をオリジナルのストライクとほぼ同じカラーリングへと変化させている*9



主役機として


Ζ以降拡張性に乏しく、何かに特化したガンダムが主役を張ることが多い中で、この機体はRX-78以来のシンプルさとF90ばりの拡張性を持ち、
尚且つ無骨さとヒロイックを両立したデザインと設定は、シリーズファンやガンプラファンに今尚多くの想像の余地を与えている。

ガンダムビルドファイターズではイオリ・セイが自機の素体にストライクを選び、ビルドストライクとして生まれ変わらせた。
つまり、ストライクはSEED本編とBFの2回、主役機体を務めたことになる。

他に複数の作品シリーズで主人公の機体として抜擢されたのは、続編を跨いで登場したΖガンダムガンダムエクシア、同作品のウイングガンダムガンダムMk-Ⅱ
そして、続々編である『ビルドダイバーズ』に登場したダブルオーガンダム等が挙げられる。

また、『Re:RISE』では横浜赤レンガ倉庫にあるガンダムベースの象徴としてエールストライクガンダムが建っている。
GBNが実現してしまう世界なので、不安定そうなバランスも多分大丈夫なのだろう。



バリエーション


直系の発展機や改造機についてはストライクガンダムのバリエーションストライクルージュストライクEライゴウガンダムを参照。
直系量産機についてはダガーストライクダガーを参照。
その他、基礎設計を参考にされた機体としてアカツキの項も参照。



立体化


ガンプラ

1/144コレクションシリーズ、1/144 HG GUNDAM SEED、1/100(ノーマル)、1/60(ノーマル)、1/60 PG、1/100 MG、1/144 RG、MG Ver.RM、HGCE、EGといったように、歴代主役機の中でも種類が多い。

  • コレクションシリーズ
プラモデル初心者向けに、最低限のパーツで構成されている。
プロポーションは非常に良好で、値段も税抜300~500円と安価だが、色分けは大まかで、またヒジ・ヒザ・手首・腰の関節が一体成形で可動しない。
ストライクはパックなしの本体のみと、ソードかランチャーパック付属の3種類が発売。HG対応のソードストライカー・ランチャーストライカーが中々発売されなかったので20年以上現役であり続けた。
片桐圭一郎氏による準備稿を参考にしているので後々の立体化製品と比べると細部のデザインが異なっている。


  • 旧HG
エールストライカーとセットで発売。コレクションシリーズよりもパーツ分割と色分けが細かく、全身フル可動なところはHGならでは。
別売コレクションシリーズのソード・ランチャーパックを装備可能。
角をシャープにする等の工作を行えばかなり見違えるが、色の足りない部分が多く塗装に手間がかかる。
また取付時にパーツの一部を切り取らなければならないため、その場合はコレクションシリーズのストライクへの取付が不可能になる。
設定画準拠で造形されているため、スマートにアレンジされた劇中作画と違いが目立つ点もしばしば指摘されているが、「このガッシリした造形もこれはこれで良い」という意見もある。

HDリマスター版が公開されてから、パッケージデザインと成形色を変更し、マーキングシールを追加したリニューアル版が発売。アクションベース接続用のジョイントパーツも追加されている。
後にパーフェクトストライクも発売された。こちらはエールのウイングを大型化しつつ新規造形の武装を追加して細かくパーツ分割されているが、残念ながらソード・ランチャー用のバックパックは付属しないのでソード・ランチャーストライクへの換装は不可能。


  • 1/60
ストライク単品が発売。造形は1/100とあまり変わらなく、可動範囲も狭め。
後にエール・ソード・ランチャーパックセット版も販売された。


  • 旧MG
プロポーションが1/100無印より良好で、腕や脚のフレームもディテールが入っているが、エールの翼付け根がヘタレやすいので注意。
まず先にエールが発売され、後にソード&ランチャーのセット、さらにIWSPも発売された。
IWSPはスウェン機として発売されたため、胸部の成形色が青からダークグレーに変更になっている。
またグランドスラムが付属。


  • PG
ストライク単品で発売され、造形、ギミック、関節可動範囲全てが両立されている。
独自のアレンジとして全身の装甲がかなり細かく分割され、それぞれが可動に合わせてスライドするギミックが設けられており、これは後に発売されたストライクのハイエンド系キットにおいても踏襲されている。
また、前述のグランドスラムも付属する。すぐ後にPGスカイグラスパーとエールストライカーセットも発売。
フレーム構造は後に出るRGなどと比較しても最も優れており、一部パーツにはメッキ仕様のシリンダーが仕込まれている。装甲の展開ギミックや可動域は完璧と言って差し支えない。
地味だがライフルの分解構造で銃口下部の円柱状パーツが個別で取り外せる。他パーツであるなら外装やスコープなど理由が付くのだが、一体なんのパーツかの説明が無いため不思議なものとなっている。

PGでは今までソードとランチャーパックが無かった(過去にイベントで参考出品されたに留まる)が、2020年にPGパーフェクトストライクが発売。
遂にPGでもソードとランチャー装備が再現できるようになった。
アップデートされた本体用パーツの一部も入っている。
また、既にPGストライク本体を持っている人向けに、プレミアムバンダイ限定でパック単品も発売された。


  • MG Ver.RM
2013年にリリース。プロポーション、ディテール、可動範囲がグレードアップした。
付属するストライカーパックはエールのみだが、増加バッテリーパックも付属しており、別売のMGソード / ランチャーパックと組み合わせることでパーフェクトストライクも再現可能。
Ver.RM発売に合わせて、プレミアムバンダイ限定でソードとランチャーパックも単品発売された。こちらには特製のデカールが付属している。


  • RG
RGシリーズとしてはガンダムザクⅡに続いて発売。1/144ながらディテールが非常に細かいが、繊細なパーツも多い。
ストライカーパック接続用コネクターは円柱ではなく長方形なため、HGのパックを取り付けたい場合は工夫が必要。
付属するパックはエールのみだが、別売りのRGスカイグラスパーにソードとランチャーパックが付属し、それぞれの換装形態を再現可能。

プレミアムバンダイ限定でフェイズシフトダウン状態を再現したカラーリングのストライクも発売された。こちらにはエールストライカーは付属せず、ストライク単品での発売である。

2019年にはパーフェクトストライクがプレバン限定で発売された。


  • HGCE
2014年に、ガンダムビルドファイターズと連動したHGオールガンダムプロジェクトの一環でHGCE(HGUCと同じ系列ナンバー、読みはハイグレード・コズミック・イラ)として、
ビルドストライクガンダムの一部パーツ流用で再HG化された。改造機という設定の機体のパーツ流用で出るオリジナル機。
最新の技術が使われているだけあって旧HGから大幅に進化しており、良好なプロポーションとカッコイイ顔、細かいセンサー部やバーニア以外はほぼ完璧と言っていい色分け、優秀な可動範囲を誇る。
旧HGよりも目立つ継ぎ目が減っているのも大きな改良点である。
付属しているストライカーはエールのみだが、コレクションシリーズとHGで出たパーフェクトストライクを組み合わせて少し加工することでソードとランチャーも再現可能。また、接続軸がHG共通なためIWSP等のパックもそのまま装備可能。


  • EG(エントリーグレード)
2021年末に発売。初心者向けにパーツ分割を工夫することにより、組み立てやすさと色分けや稼動と低価格の両立を実現している。
先行販売されたライトパッケージ版は装備がアーマーシュナイダーのみ。通常版はアーマーシュナイダーがない代わりにビームライフルとシールドが付いてくる。
稼働域・色分けはHGCEより優秀で、後者は目や腰部のV字マーク、シールドの白いフレーム部分がしっかり色分けされている。
また工具を一切使う必要が無く、パーツをランナーから手だけで綺麗に引きちぎる事が可能。
その分ディテールはあっさりしているが、言い換えればアニメ本編中のストライクにかなり忠実な姿となっており、アニメ風を好むモデラーからは好評。
一部には準備稿版デザインを参照していると思しき造形*10も見られ、片桐氏本人からもTwitterで「歴代ストライクで一番好き」と絶賛されている。
初心者向けキットというのもあってストライカーパックは付属しないが、規格そのものは生きているのでHGやHGCE、コレクションシリーズの武装が接続可能。

クリスマスシーズンにはストライクルージュのカラーリングで、スナック菓子付きのラウンドボックスが発売。こちらはライトパッケージ準拠で武装がアーマーシュナイダーのみ。
パッケージの背景が核弾頭を迎撃した瞬間のプラントと何気に物騒。

2022年にはディアクティブモードを再現したカラーリングと、オリジナルカラーのグランドスラム装備の2種類が発売された。
どちらもオレンジの香りの入浴剤が同梱されており、湯船で溶かすと中からグーンかゾノのいずれかのミニプラモが入ったカプセルが出てくる仕様になっている。物凄くちっちゃい。

2023年にはリサーキュレーションカラー/ネオングリーンが発売。
武器はビームライフルとシールドに加え、新たに90mm対空散弾銃が付属する。


  • その他
2024年に1/144のオプションパーツセットが発売予定。
第一弾としてエールストライカー、第二弾としてソード・ランチャーストライカーが予定されており、エールにはEGストライク用の各種武装が同梱される。
この二つを組み合わせればパーフェクトストライクも再現でき、HGCEエールストライクへの装着も可能とのこと。
さらにジョイントパーツも付属し、これを使えばストライク以外のガンプラの背にストライカーパックが取り付けられるようになる。


以上の通常販売に加え、クリアカラーバージョンなど、通販やイベント会場、一番くじ等の懸賞限定品もあり、全部集めるだけでも結構大変である。


■METAL BUILD

ハイエンドの完成品のフィギュアシリーズとして「ストライクガンダム」と「エールストライクガンダム」が発売。
このシリーズでは大河原邦男氏と重田智氏の協力の下独自解釈のアレンジが加えられており、非常に重厚かつ複雑なスタイリッシュデザインとなっている。
当然ストライカーパックも換装可能であり、受注発売の「ガンバレルストライカー」を取り付けることで「ガンバレルストライク」にも出来る。

更に「オルタナティブストライク」というオリジナル企画も展開しており、
『ASTRAYシリーズ』で登場した多機能武装「カレトヴルッフ オプションセット」と、
アストレイ用のフライトユニットをストライク仕様にした「フライトユニット オプションセット」(これらも受注販売)を、
同梱されているジョイントパーツを介してストライクに組み合わせた「ドライグストライク」などを作ることが出来る。

MBシリーズの共通事項ではあるがどれも結構なお値段であり、受注販売の物も多いため入手は難しい物もある。



ゲームでの活躍


スパロボシリーズ

初参戦の第3次αではエールが強力で使いやすい全体攻撃を持ち、飛行可能なこともあって輝いていた。
ただし、原作設定に反して陸適応がBなので、必ず空を飛べる小隊員と組み合わせること。
ソードは射程が短く全体攻撃がないため使い勝手が悪く、ランチャーはアグニが強力な全体攻撃だが、燃費が悪いので、あまり使うことは無いだろう。
しかし、その真価は単なる戦力としてではない。
フリーダム、ルージュ、バスターに改造が引き継がれ、更にフリーダムからジャスティス、バスターからデュエルにも引き継がれるため、
一時離脱するまでにストライクを改造しておくと、5機分の改造費が浮くのだ。
そのため、序盤から可能な限り改造を進めておきたい。

小隊制がないJWではエールの長所が飛行可能な事くらいになり、攻撃力も低くなったので、使う価値があまりなくなった。
強力なコンボ攻撃を無消費で使えるソード、アグニのMAP兵器版も追加され燃費もよくなったランチャーの価値が上昇した。
また、第3次αではルージュ専用だったIWSPも装備できるようになっている。(逆に、ルージュにソードやランチャーを装備することも可能になった)
Wではライトニングも登場。

KLでは換装なしのエール一択、かつ修理装置持ち。
設定上はストライクルージュと同一機体であり、カガリ以外が乗るとエールストライクに名前が変わりストライクのカラーリングになる。
原作でもDESTINYでキラがルージュに搭乗した際、装甲色のみ無印ストライクになっていたが、原作とは異なり無印SEED時代と完全に同じカラーリングになっている。

しばらくは続編の話が主流になっていたため登場する機会が少なかったが、『X-Ω』で久し振りに参戦。
パーフェクトストライクも登場するのだが、原作とは違い性能バランスが取れている。
無印はキラ機のみ、エールはキラ機とムウ機が両方存在、ソード、ランチャー、パーフェクトはムウ機のみとなっている。
ムウ機は初期はやたら回避率が高く、強力なユニットだったが、どうやらバグだったらしく下方修正が行われた。
なお、この時公式のお知らせでは「実質上方修正となるように下方修正を行います」という意味不明な文言となっていた。*11

同じく無印の内容が再現されている『DD』でも登場。
同時参戦の00も第1期からの展開なため、キラのストライクと刹那ガンダムエクシアとが対峙する場面がある。
こちらではエール以外の装備を選ぶことはできず、他はソードが必殺技の演出で登場するのみ。
通常攻撃の射程が2で、ビームライフル連射以外の必殺技が全て射程が1しかなく、近接特化のやや扱いにくいユニットとなっている。
一応、キラが最初から「狙撃」を使え、バランスタイプなのでサブパーツで射程を伸ばしやすいためある程度のカバーは可能。
今作ではキラ以外は搭乗できないので、フリーダムが参戦したらお払い箱になる可能性が高い。

余談であるが、第3次αのリアル系男ルートではクォヴレー・ゴードンが正規パイロットになる予定だった。*12
彼なら乗りこなしそうだし、乗せてみたいと思えるのがなんとも…。


Gジェネシリーズ

モノアイガンダムズ発売時はSEED本編が放送前だった事もあり、初期案をベースとしたデザインで登場している。結構レアなので必見。
NEOでは本来のデザインで登場しているのだが、ストライカーパック関係は一切ない。イージスへ開発するのが無難だろう。
アドバンスからストライカー無しとエールストライカー装備が登場。今作も換装は無い。なお、発売時期は放送終了後である。
同作品ではストライクvsフリーダムが実現するシーンがあり、フリーダムとの一騎討ちイベントもある。
SEEDではやっとストライカーパック換装が実装。作品の顔というだけあって設計元としても優秀。
Portable以後はインパルスガンダムも参戦したので使用メリットが大幅に下がってしまった。
WARS以降はストライカー無しの状態が選択できない状態が続いていたが、クロスレイズで無事復活。使うかどうかは別として、とりあえず全形態が再び揃う事になった。

クロスレイズでの性能の簡易紹介
  • 共通
艦内に居る時に限り好きな装備に換装出来る。
また装備したストライカーによって若干程度だが機体ステータスが変化する。
(エールでは機動力が他の形態よりも上がるなど。)

フェイズシフト装甲→ターン開始時にEN15消費。物理攻撃を2000軽減。
種系ガンダムではお馴染みの装甲。EN15はおおよそ攻撃一回分。
攻撃を行うと稼働時間が減るという意味で原作再現。
ビームが飛び交う戦場だとENを無駄に食うだけのお荷物になってしまう。

  • ストライカーなし
武装→アーマーシュナイダー・イーゲルシュテルン・ストライクバズーカ
ナイフとバズーカが使える唯一の形態。
ナイフはバッテリー切れでも使える装備という面を反映してか、全形態の武装で最も消費ENが小さい。
空は飛べない、射程はない(最大でバズーカの3)、盾もない、ビーム兵器もないの四重苦。ほぼSEED第一ステージ(ヘリオポリス)と第五ステージ(オーブ近海)でのイベント用の形態。

  • エールストライカー
武装→ビームサーベル・イーゲルシュテルン・ビームライフル・(シールド防御)
高機動形態らしく最も地形適性が優秀…と言っても他の3つよりも抜きん出ているわけではない。
エールは宇宙A空中C地上B水中C・エール以外は宇宙B地上B水中C、空は飛べるが申し訳程度の適性である。
原作通りにゲストのキラやムウが乗ってることが多いが、自軍で使う場合は残り2つのパックの方が便利なことが多い。

  • ソードストライカー
武装→シュベルトゲベール・イーゲルシュテルン・マイダスメッサー・(シールド防御)
パックなしと同じように最大射程3という悩みがあるが、
射程1-2でクリティカル時のダメージアップを持つシュベルトゲベールが優秀。
マイダスメッサーは射程2-3の格闘扱いなのでプラネイトディフェンサー等の射撃防御アビリティをすり抜けられる。
射撃防御持ち相手に換装してのピンポイント起用が出来る分前者2つよりは恵まれている形態。

  • ランチャーストライカー
武装→対艦バルカン砲・ガンランチャー・アグニ
旧作では持っていたアーマーシュナイダーがないので射程1で何も出来ない…
と思いきや対艦バルカンが射程1-3をカバーしているので接近戦でも問題にならない。ここでもバルカンストライクである。
ガンランチャーはビームライフルと同等の威力と射程(2-4)で水中でも問題なく使用可能。
アグニはシュベルトゲベールと同等の威力と燃費で敵の防御を-20%して計算する貫通持ち。射程は3-6でもちろんストライクの武装で最長。
正直な所この形態一本で十分戦い抜けてしまう性能。飛べない欠点も自軍での運用ならサブフライトシステムで解決する。
強いていえば射撃防御アビリティ持ち相手が辛いくらい。困った時は母艦に戻ってソードに換装しよう。

  • マルチプルアサルトストライカー(パーフェクトストライク)
この形態のみ換装ではなくストライクガンダムからの開発で使用可能。全部乗せなので換装は出来ない。
近作のGジェネでの全部乗せガンダムの先輩のように、装備重量での機動低下もエネルギー消費もなんのそのな上位互換。
装備が増えて機動力が下がるどころかむしろ上がっており、本家エールストライカーよりも空中と水中の地形適性が1段階高い。
追加バッテリーを装備しているのでENは本家ストライクよりも多く、他のステータスもパック装備で上がった状態よりも高い。

使用できる武装はシュベルトゲベール・マイダスメッサー・ガンランチャー・アグニの4つ。
物理格闘こそないが相手によって何も出来ないということもまず無い優秀な機体。
惜しむらくは開発先にフリーダムがあるのでストライクへの思い入れが無い限りはあまり長く使うこともない事。
射程のある格闘が惜しいという場合もフリーダムからジャスティスへの開発で取り戻せてしまう。


◇連合vsZAFT

ストライカー3種(コスト450)と、ライフルとバズーカを主武装とした生ストライク(コスト420)が参戦。

エールはそつのない万能機。
当初はストライクルージュに比べ強みがないとされていたが、
研究が進むにつれて発生の速さ、硬直の少なさに優れる前格闘の分わずかではあるが勝るとされるようになり、
コスト450万能機の代表格とされるにまでなる。

ソードは見た目通り接近戦に強い反面、射撃武器に乏しく遠距離戦が辛い。
ブースト性能が標準より若干下な事もあって得意距離まで詰めるのは一苦労だが、
一度距離を詰めさえすればビームライフルの約半分の硬直のビームブーメランや発生の恐ろしく早い前格闘・判定の強い横格闘などで圧倒的な殲滅力を見せる。

ランチャーは格闘兵装を持たない純射撃機として登場。
リスクの少ない遠距離から攻撃を仕掛けられるためCPU戦ではかなり使い勝手が良い。
一方、頭部バルカン以外の武器がすべて足の止まる武装な事もあって対人戦では肩身が狭かった。
続編の連ザ2では肩バルカンの性能を調整・・・されすぎてぶっ壊れ機体に。
威力が高く3発ヒットでよろけてアグニがつながる。8発ヒットで強制ダウン。銃口補正が優秀で振り向き撃ちもない。撃つと慣性を無視して止まり、空中なら落下するため移動テクに使え、リロードも遅いわけではないとどこを切り取ってもおかしい性能。本項目内でも散見されるバルカンストライクはここが元祖。

ストライカー無しストライク2種は、ストライカーパック装備機体と比べて一見地味で目立たないが、
実はライフル持ちが本作最強機体の一角とまで言われている。
最大弾数こそ少なめだが、リロードが平均的なライフルに比べ1~1.5秒近く早く設定されているため弾切れとはほぼ無縁。
潤沢な弾数を生かした安定した立ち回りを維持することができる。
また、横格闘の硬直が異常なまでに短く、少し反応の遅れた相手の反撃なら悠々ステップで回避し逆に反撃を入れ返してしまえるほど。
それでいて発生、判定、誘導などは先出しするのに充分な水準を備えており、接近戦での強さは下手な高コスト機より上とすら言えてしまえるような仕上がりになっている。
当然次回作では弱体化されたが、それでもコスト560の相方として充分過ぎる程の性能を有している。


◇ガンダムvs.ガンダム

『機動戦士ガンダムSEED』枠で登場。GPは2000で、パイロットはキラ。
3つのストライカーパックを自在に換装でき(出撃時はエール固定)、各形態の操作感は『連ザ』のそれと似通っている。装備なしストライクにはなれない。
操作感だけでなく、火力に乏しいエール・遠距離択のないソード・接近されたら貧弱なランチャーとどれも極端な性能なのも『連ザ』と同じで、
換装時に一瞬無防備になるのも相まって、相手や戦況に応じてストライカーパックを正しく使い分けないと真価を発揮できない、上級者向けの機体になっている。


機動戦士ガンダム Extreme vs.

コスト2000で参戦。3種のストライカーに加えまさかのIWSP換装(時間制限付き)を得た。
サブのバルカンがそこそこ優秀で、平時はバルカンを適度に加えて射撃と格闘を距離や状況に応じて使い分けるプレイングが求められる。
続編のEXVSFBでは覚醒技の追加や全体的なスペックの底上げが行われた。
EXVSMBではなんとバルカンを没収され、微妙性能のメビウスゼロが追加された。
しかしあまりに不評だったのか即座にコマンドが元に戻され、メビウスゼロは弾数制限の無い格闘CSへ移行された。
EXVS2ではストライクのアシストがスカイグラスパーに変更。ストライク本体も換装しつつアシストを呼び出す珍しい武装となっている。
EXVS2XBでは数々のテコ入れを経て継続参戦。地味だがIWSPの格闘CSからメインキャンセルができるようになり、ストライク初の降りテクを手に入れた。
EXVS2OBではSEED覚醒の追加、ランチャー形態に蹴り技やソードにカウンター技など、ここにきて新たな技を手に入れている。


ガンダムバトルシリーズ

『SEED』と『00』からも参戦したアサルトサヴァイブに、エール・ソード・ランチャーの三機が参戦。
飛行可能なエール、マイダスメッサーでスタンさせて一方的に攻撃可能なソード、砲撃機のお約束なのか大火力だがやや特徴に欠けるランチャーと、全体的にはバランスよく揃っている。

しかしこの作品のプレイヤーからは、最悪のMSの一機として名前が挙げられることも多い。それがエールストライクである

+ トラウマ機体の所以
この作品では『SEED』と『00』のシナリオが特殊であり、自機と僚機が決められた状況で出撃することが必須となっている*13
そして『SEED』のミッションの一つに「終末の光」というものが存在する。

このミッションはムウ視点の第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦といった内容で、自機がエール(ムウ)+僚機はモブが乗るM1アストレイが二機というもの。
エールの武装はBR、バズーカ、バルカン砲、ビームサーベル。
しかし、今作のSEED系ガンダムはフェイズシフト装甲で守られているので、事実上このミッションではBRとサーベルしか武装が無い
これでレイダー、プロヴィデンスを相手にしなければならないのが「終末の光」。
おまけにレイダーは耐久が減ると超威力の突撃(SPアタック)を繰り出す。当たればほぼ即死。
プロヴィデンスのSPアタックはドラグーン一斉射で、これも回避が困難(ブースト連打で多少マシになる。もしこのミッションが地上戦だったら……)。
最悪の場合はSPアタック→拠点に撤退して回復して再突入→SPアタックが溜まっており一斉射→拠点に(略)という逆永久パターンもありうる。

こうした悪条件が重なり「終末の光」は作品一の難関ミッションとして、エールストライクはトラウマ機体として記憶に刻まれたのである*14
他の二機ならもっと簡単だったのに、よりにもよって最終決戦にエールで出たムウさんに責任がある。


◇BATTLE DESTINY

連合ルート中盤で入手可能。
ストライカーパックの無い素トライク、ストライカーパックの換装機能を持つ仕様が別で存在している。
またC.E71シナリオを完走するとパーフェクトストライクも別で入手できる。
換装ストライクはゲームにおけるストライクの例に漏れずいつでも任意のタイミングでパックを交換可能な能力を持ち、特に回数制限なども無い。
換装中は大きな隙になるものの、高機動・近接特化・砲撃特化の3種で自在に戦法を変更できる。
特にランチャーのアグニは高威力な上に地形を貫通する仕様な上、SP攻撃が非常に強力なためボスキラーとして優秀。
機体自体のスペックも高いため、連合・アークエンジェルルートでは非常に頼りになる。
AAルートに至ってはこれより高性能なMSは最終盤でしか手に入らないため最後までお世話になった人も多いのではないだろうか。




武器はっ…追記・修正…?……これだけかっ!!

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最終更新:2024年04月14日 19:38

*1 カレッジでキラたちのゼミを受け持っていたカトウ教授も関わっており、キラが教授から押し付けられていた作業機器の動作プログラム解析作業なども実際にはこの開発の一部だった。

*2 同時期に連合もストライクダガーなどのナチュラル用OSを完成させているが、こちらはモルゲンレーテとは別にデトロイトの企業が開発したもの。

*3 「ASTRAY」などの外伝作品ではこの限りではない。

*4 しばしば勘違いされるがマリューの指示ではない。むしろ彼女はストライクがアグニを構えたのに気付いた時に静止しようとした

*5 この装備だけでストライクの本体重量と同じくらいある。

*6 敵を目の前にしながら膨大な設定項目を短時間で書き換え、操作に対する反応性を大幅に高めた。早い話が戦闘開始後に機体を動かす準備を始めて即座に完了させた

*7 これは厳しい戦況に対応するべく、機体のポテンシャルを限界ギリギリまで引き出せるようにキラがOSをカスタムしていた影響もあるが、機体に掛かる負担を度外視し、酷使しなければ潜り抜けられない状況に置かれていたので仕方ない面もある。余談だが元祖たるアムロ・レイをはじめ、バーナード・ワイズマンやユウ・カジマなど愛機を酷使しガタガタにしてしまう人物もガンダムシリーズでは割と存在し、その多くはキラと同じくMS黎明期の、言い換えればMSの運用法が成熟していない時代の人物であった。

*8 『オーバーホール』とは、対象となる機械などを一旦分解し、細部まで清掃・点検・修理などを行って新品同然の状態まで戻す(回復させる)こと。つまり技術者から見ると、ストライクの状態は通常のメンテナンスでは修復しきれないと判断されるほどまずかったということである。

*9 カメラアイの色は緑のままであり、黄色になっていない。

*10 分かりやすいのが肘関節で、「可動軸を腕の正中線から前にずらして配置することで二重関節なしでも大きく曲がる」という準備稿版ストライクの特徴が踏襲されている

*11 実際には数値上の回避率は上がるがバグが修正されるので、「実質下方修正となる上方修正」が正しいと思われるのだが

*12 リアル系男ルート限定。他ルートでは原作と同じだと思われる。

*13 これをクリア後に、他作品のように自由に出撃が可能になる。

*14 機体指定は面倒だが、高性能なガンダムタイプに乗れるミッションが多いので、他のミッションはむしろ余裕がある。レイダーとプロヴィデンスの存在から、他の機体でも正直難しいミッションだが……