Yes!プリキュア5/〃Go!Go!

登録日:2009/12/17(木) 18:26:12ココ
更新日:2024/02/06 Tue 16:23:27ナツ
所要時間:約 11 分で読めるロプ


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07年冬アニメ 08年冬アニメ ABC Yes!プリキュア5 Yes!プリキュア5GoGo! ※日曜朝8時30分です。 たむらけんじ よく食べる アニメ エターナル ギスギスシーン多し←無印 スーパーヒーロータイム テレビ朝日 ナイトメア ヒーリングっど・プリキュア プリキュア プリキュアの数も淫獣の数も負けない プリキュアシリーズ プリキュア戦隊 ボケばっか メイン5人全員大食い 三代目 三瓶由布子 仙台エリ 仮面ライダー555 伊瀬茉莉也 入野自由 前田愛 小村敏明 川村敏江 愛すべきバカ達 成田良美 戦闘民族 戦隊シリーズ 救急戦隊ゴーゴーファイブ 敵はブラック企業 敵も味方も変な奴 朴ロ美 東映 東映アニメーション 永野愛 混ぜるな自然 稀に鬱展開あり 竹内順子 草尾毅 薔薇 邪な女神達 高木渉



希望の力と未来の光!
華麗に羽ばたく5つの心!


Yes!プリキュア5!


プリキュアシリーズ4作目とその続編の5作目で、キャラクターとしては3代目。

前作の不振を受けて、プリキュアシリーズを続けるか否かを議論したうえで製作された作品。
違う番組を始めるという案もあった中、もう一年だけやってみようということで出来上がったのが5である。
そのため前作の反省を踏まえてここからついに「ふたりは」ではなくなる。
また、前作とスタッフは概ね同じであるが、設定等も大きく変更され、

  • 初代/MHやSSでの「ふたりがそろわないと変身できない」縛りもなくなり、それぞれ個人で変身出来るようになった。
  • 初代と同じ肉弾戦メインのアクション路線へと回帰。ただ必殺技は決め技以外としても使えるように。
  • その必殺技等も個別で行えるように変更
  • 妖精が変身アイテムになるシステムを廃止
  • 妖精が人間の男性になれるようにする
  • 映画版の話になるが、見ている子供が映画に参加できるシステムとして「ミラクルライト」が採用された

など、シリーズのその後の方針を決定づける変更が大幅に行われた。
ただし上記のそれらは概ね本シリーズ限りの変更というか特徴であり、以降は作品の傾向に合わせてどれを取るかを決めている。
逆に言えば今回においてこれだけの変化を与えたことでプリキュアの自由度も大幅に広がったということで、
この点において5シリーズの功績や影響の大きさを疑う余地はほぼないと言えるだろう。
なお、本シリーズ以後はスーパー戦隊や仮面ライダー同様に一年単位で放送されるようになった。

本作で目覚ましいのは戦隊形式による単独変身と妖精の立ち位置の変化。
5人になったことで一人一人の掘り下げに注力するようになり、従来シリーズと比べると同級生等のサブキャラの掘り下げ機会は大幅に減った。
しかしその分メインキャラクターの魅力がより描かれる結果となり、本作のキャラクターが大きな人気を得る契機となった。
また、女性スタッフの意見を受けて登場させたイケメンキャラはお母様型にも大当たりした。
5と言えばココナッツと言う人もいるくらいで、映画版ではミラクルライトを紹介する役目として登場して大きなお姉様方を湧かせた。

このように本作では徹底的に商業的な面を意識した企画がなされていたわけだが、その施策は概ね大成功に終わる。
事実として、前作で大きく落ち込んだ商業成績を初代と同程度にまでV字回復させ、低年齢層だけでなくオタク大人層の人気も獲得した。
これは結果として前作のスタッフの力不足というわけではなかったということも証明している。
ただこの成功の裏側には、プリキュアに引導を渡しかけたラブ and ベリーの衰退があったことも理由にある。栄枯盛衰とはまさにこのこと。

その人気ぶりは初代と同じく二年目への継続が決まる程となり、
『全プリキュア大投票』でもむしろ商業成績が(若干)落ちたはずの『GOGO』が3位、『5』が6位という好成績を収める程となっている。
同じキャラクターで継続させることに対する関係者の疲弊具合等を考えてか*1、1年毎にキャラクターと世界観を一新する方向性へと変わった。

ただ本作の場合、初代と違って続編ではいわゆるサザエさん時空に突入する。つまり全員学年が一緒。
これは「こまちとかれんを卒業させてプリキュアのメンバーを入れ替える」という案に対し、鷲尾天プロデューサーが頑なに反対したためである。*2
ただオトナプリキュアを見る限り、無印の出来事も5GOGOの出来事もしっかり歴史として刻まれている様子。

しかしその後も人気は衰えておらず、放送10周年を迎えた2018年には、「HUGっと!プリキュア」の伝説の37話にて
のぞみがハグプリメンバーと共演した。あとブンビーさんも

そして2021年春には、なんと映画にて「ヒーリングっど・プリキュア」との共演が実現。まさかのコラボにファンは驚愕したとか。

やがてプリキュア20周年を迎えた2023年…NHKで大人になったのぞみ達の物語を描く「キボウノチカラ~オトナプリキュア23'~」の放送がけってーい!
10月に放送される。制作は東映アニメーションとスタジオ・ディーン。
見て見て見てね!


◇Yes!プリキュア5

モチーフは蝶。
変身のかけ声は「プリキュア、メタモルフォーゼ!」
ドリームはヘソ出し+全員が(レモネードを除き)スパッツである。
ココとナッツのためにパルミエ王国再建のため戦う。
敵は悪のブラック企業ナイトメア。
りk
ちなみに、時間的に戦隊(ゲキレンジャー/ゴーオンジャー)→ライダー(電王/キバ)の後に放送されたためあまり違和感がない。

序盤から中盤にかけては、裏番組にあの『天元突破グレンラガン』があったせいか少し苦戦することも多かったが
当時翳りを見せていたプリキュアシリーズの人気を取り戻し立て直す事に成功した。



CV:三瓶由布子
口上は「大いなる希望の力、キュアドリーム!」
サンクルミエール学院2年生。
ツーサイドアップでピンク髪の法則に漏れない。やたらよく食べる。
運動や勉強は基本的にダメだが前向き。何をやらせても微妙と言われるが、実はマネージャーの才があった。
夢というキーワードをここぞとばかりに推していながら夢らしい夢がなかったが、ココの影響によって5の最後で夢を見つける。
口癖は「○○するぞー!けってーい!」

ちなみに中の人は当時少年役として有名で、今作でも夏木りん役で受けていたが、奇しくも同じ役で受けていた竹内順子の
掛け合い役としてのぞみの役をオーディションでやらされ、先輩の足を引っ張るまいと必死にやったところのぞみ役で受かってしまった。
そして本作で初の本格的な女性役を務めることとなった。


CV:竹内順子
口上は「情熱の赤い炎、キュアルージュ!」
のぞみの幼なじみで同級生。のぞみの保護者的存在で、チームのツッコミ役。
家は花屋。常識人然としているがたまに大きなボケをかます。やっぱりよく食べる。
ボーイッシュな見た目で運動神経も抜群。それでいて心は乙女。
そんなキラキラした心が彼女にアクセサリー作りという夢をもたらすことになる。

作中では過労死するのではというくらいいろんなことを掛け持ちしており、
スポーツ部の助っ人、家業の手伝い、弟・妹の世話、アクセサリー修行、そしてプリキュアといつ休んでいるんだというくらい。

初期は声が「完全にナルトじゃん」と言われていたり


CV:伊瀬茉莉也
口上は「はじけるレモンの香り、キュアレモネード!」
はじけるプリキュアである。
のぞみ、りんの後輩で1年生。
女優を目指しており、既にアイドルとしてテレビなどに出演している。
母は舞台女優で、既に他界。
努力家でやっぱりよく食べる。
のぞみの言葉に影響されてプリキュアになり、以降はのぞみに対して友人としての思いを寄せるようになる。

この辺からもうスタッフの黄色い子好きが見え隠れしている。
変身後の髪型は各方面でネタにされるほど。
そしてはじけるプリキュアである。
長い間、最年少プリキュアという肩書きを持っていたが、
スイートプリキュア♪』で同じく黄色い子で小学生プリキュアのアコが現れ、その座を明け渡した。


CV:永野愛
口上は「安らぎの緑の大地、キュアミント!」
のぞみ、りんの先輩で3年生。
図書委員であり、小説家を目指している。
良くも悪くもおっとり。
推理小説好きのため事件を頭脳で解決しようとした事もあり、そのためにコスプレ衣装まで用意していた。
家は和菓子屋で、外観がよく似た姉のまどかがいる。ただし性格は真逆で活動的。羊羹が好物。
防御技を攻撃に使ったり、攻撃技を防御技に使うなどの応用力を見せるあたり、実はかれんより知性的なのではと思わせる一面も。


CV:前田愛
口上は「知性の青き泉、キュアアクア!」
こまちの同級生で生徒会長。
品行方正なお嬢様でお金持ち。
一見完璧に見える彼女だが、歴代プリキュアの中で初めて最初の変身に失敗したという経歴を持つ。

大人びた容姿が視聴者からネタにされ続けたが、内面は最も年相応で多感。
そしていじられキャラ。
ある時から家柄とはまったく違う方向である医者を目指すようになる。


■その他の人々

CV:草尾毅
パルミエ王国の王子でクリーム色をした獣。
語尾は「~ココ」。
好物はシュークリーム。あまりに好きすぎて、食べすぎでダイエットする羽目になってしまうほど。
人間に化けるときの名前は小々田コージ。
サンクルミエール学院で教師をしている。
人間の時は色白細身、茶髪のイケメン。
のぞみとフラグが立っているが、腐女子の餌その1。
妖精時と人間時の声のトーンの変わりようから、どっかのビーロボの一番星を思い出した特撮ファンは少なくない。

GoGo!のエンディングでは目が笑っていない小々田先生が見られます。
アンタは化けたカワリーノさんか。


CV:入野自由
ココと同じくパルミエ王国の王子で色はココア色。
語尾は「~ナツ」。
好物はこまちの家の豆大福。
人間に化けてナッツハウスという雑貨屋をやっている。商品は仕入れたり、夏木さんが作ったりしたもの。
色黒細身、金髪のクールなイケメン。
こまちとのフラグが立っているが、腐女子の餌その2。


  • ミルク
CV:仙台エリ
作中後半から登場したココとナッツのお世話役見習い。
語尾は「~ミル」。
ロップイヤーのような長い耳が特徴で、これで階段を上ったりくるまって寝たりする。
ちょっと抜けているツンデレ。
ドリームの腕に巻きついて強化アイテムになる。


CV:山田茉莉
サンクルミエール学院2年生。
報道部で貴重な眼鏡っこ。
続けて読めば「マスコミか!」。
ハイテンションだが取材の仕方はまさにマスゴミ。
そのため辛い現状に立たされることもあったが、昔の良い頃に戻りつつある。
戦いに巻き込まれる人は彼女以外あまりいない。

ハピネスチャージプリキュア!』には親類?の「増子美代」さんが登場。
美代のCVは『ハートキャッチプリキュア!』のマスコミキャラクターの多田かなえさんと同じ人。


  • おタカさん
CV:神代知衣
ある意味黒幕。
売店のおばちゃん。


CV:高木渉
続編には同僚の酢昆布さ…スコルプさんが登場。

『5』に登場する敵組織。詳しくは個別項目を参照。

◇Yes!プリキュア5GoGo!

変身アイテム・衣装が若干変わる。
キュアローズガーデンなる場所から助けを求められたプリキュアは、そこに行くために戦う。
敵は盗賊団紛いの組合エターナル。

ゴーゴーファイブでも555でもない。
以前YouTubeでGo Go V(またはFive)と検索するとこの作品の動画が先に来るという事態が発生していたが。

なお、前作で1年経過したはずだったが、進級も卒業もすることなく、5人ともそのままの学年で在籍している。つまりはサザエさん時空である。


■追加キャラクター

CV:仙台エリ
「スカイローズ、トランスレイト!」のかけ声で変身。
口上は「青い薔薇は秘密の印*3、ミルキィローズ!」
GoGo!から登場の新しい戦士。
ルミナス同様プリキュアではない。
転校生で頭はいいが、どこか抜けているツンデレ。
長いこと正体不明だったが、名前を逆から読むと幸せになれるミル。

手を汚しても正義ならば誇れるらしい(ミルク・ミラクル・ミルキィ伝説より)。


  • シロップ/甘井シロー
CV:朴ロ美
運び屋。
語尾は「~ロプ」。
腐女子の餌その3でショタ要員。
劇中でも女性に人気。
好物はホットケーキ。
ホットケーキ食べ放題という条件でおタカさんの所でバイト中。
労働基準法は大丈夫なのだろうか。

相棒はメルポ。
「メ~!」


  • フローラ
CV:皆口裕子
キュアローズガーデンにいる美しい女性。
のぞみ達に助けを求めてきた。
清らかな涙一粒。


  • エターナル
『GoGo!』の敵組織。


  • たむらけんじ
ゲストキャラクター。
超絶大爆笑お笑い芸人。でもプリキュア達は(関西関連の番組に縁が無かったせいか)彼の素顔を知らなかった。
『秋元こまちゃ~』








実はボスの目的が地味。

○無印→不老不死になりたかった
○GoGo→単なる収集癖



◇劇場版


1年目は『映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』、2年目は『映画Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』が公開された。

後者は同時上映として『ちょ~短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ』も公開され、DSゲームと共に『 DXシリーズ 』の原点となった。

その他、ダークドリームダーク小々田も参照。



【余談】


MAG・ネット』や『シルシルミシル』でBGMが使われている。


台湾では『yes!光之美少女5』のタイトルで放送された。
韓国版もある。


GoGo!の時期、アニメイトTVから『Webラジオ CLUB ココ&ナッツ』が配信され、ダイジェストCDも発売された。
中にはキャスト達によるショートドラマもある。
また、本編のサイドストーリーでココとナッツが主役のドラマCDもあるが、明らかに女児向けではない(特に2つ目)。
イソーギンやラブ兄貴も出てるよ!

「この世界で僕達は、イケメンらしいよ☆」


2012年、プリキュア好きな加藤レイズナ氏の著書『プリキュア シンドローム!』が発売された。
表紙はキャラデザの川村敏江氏、内容は5に関わった25人に徹底取材と、本気ぶりが窺える。そして厚い。
氏は『MAG・ネット』のプリキュア特集や『プリキュアぴあ』に参加し、上北ふたご先生への取材もしている。


2009年には5メンバーがSUPER☆TEUCHI☆LIVEに似た『Oui!青春★ShiningParty~乙女たちからの招待状~』というライブを行い、非常に盛り上がった。


2013年には無印5のBD-BOXの発売が発表された。
特典映像としてプリキュア声優5人による対談や変身バンク、エンドカード集が収録される。
また、購入特典応募者全員サービスとして川村敏江さんによるグッズが貰える。

ちなみに『アニメージュ 2013.12』にも5人の対談が載っている。
スマイル放送後に描いたためか、ボックスのパッケージの表情がどことなくそちら寄り。


2014年には5シリーズと『スマイルプリキュア!』の画集・設定資料集である『川村敏江 東映アニメーションプリキュアワークス』(通称:女神本)が発売。

それに先駆けて『フェブリ Vol.20』では内容の一部やインタビューが掲載された。
そして『フェブリ Vol.22』には、女神本のカバー裏をカラーにしたポスターが収録されている。




のぞみ「追記・修正しちゃうぞー!けってーい!」
りん「勝手に決めるなー!」

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最終更新:2024年02月06日 16:23

*1 過去に描いた設定との矛盾を避けるべく、全て洗い出しながら作劇していくため。このことはおジャ魔女どれみで有名な関裕美も警鐘を鳴らしていた。

*2 後の作品ではそこまで強く考慮されていなかったが、当時は学校を変えることで5人のスムーズな集結が難しくなると見込まれていたため。

*3 青色の薔薇は天然には存在しないため、このような意味合いがある。放送時期にになってようやく人工的に合成されたものが流通開始したばかりだった。