夢喰いメリー

登録日 :2010/10/29(金) 11:02:07
更新日 : 2017/01/08 Sun 14:53:54
所要時間 :約 8 分で読めます





『夢喰いメリー』とはまんがタイムきららフォワード連載中の漫画作品。

話数の数え方は「REM~」
既巻14巻
現在まんがタイムきららフォワードで連載されている漫画の中では1番の長期連載。
いわゆる能力バトルもので、可愛い絵柄ながらも熱い展開もかなり多い。


作者の牛木義隆は東方系の同人作家出身。
東方ファンにはそれなりに名前が売れている。
『ADVENT CIRNO』シリーズの生みの親と言えば解るはず。

また、某イラストコミュニケーションサイトにも先生は投稿している。

ゆっくりみたいなキャラも……。





【あらすじ】
人の夢の内容を視ることができる能力を持った高校生、
藤原夢路は夏休みのある日「幻界」の世界から、「現界」に迷い込んだ少女メリーと出会う。
メリーと出会ったことにより、夢路は「幻界」と「現界」の境界で繰り広げられる夢魔たちの戦いに巻き込まれていく。


【登場人物】

◆人間
藤原 夢路(ふじわら ゆめじ)
CV:岡本信彦
主人公。高校2年生。親の仕事の都合により橘家に居候している。
文芸部員だが、特撮好き。
趣味は某同人STG。
いつでも前向きで、苦難にも諦める事無く打開策を探し続ける主人公らしい性格。
親指と人差し指で輪を作り、そこから人を覗くと夢の種類や雰囲気によって違った色のオーラが見え、その人が今夜見る夢の大まかな内容を知ることができる。
が、的中率はあまり高くない(本人いわく30%以下)
しかし、悪夢の時(見えるオーラは真っ黒)だけは確実に的中する。
ジョン・ドゥに体を乗っ取られそうになった所をメリーに助けられ、以降行動を共にするようになる。


光凪 由衣(こうなぎ ゆい)
CV:秋谷智子
夢路とは違う高校の1年生
エンギに力を貸して欲しいと懇願され、その真摯な態度に共感してエンギの器となる事を承諾する。
そのような経緯の為、エンギとは強い絆で結ばれている。
実家が整骨院を営んでおり 本人にもマッサージの心得がある。
吹奏楽部に所属。
美的センスが浮世離れしており、料理が悪い意味で個性的。通称マジカル・ケミカル・クッキング。


橘 勇魚(たちばな いさな)
CV:茅野愛衣
夢路の幼馴染で同じ高校に通う高校2年生。
親しい知り合いからはサナと呼ばれている。
趣味は絵画で、学校でも美術部に属している。
色々あって、夢路が由衣と特訓をするようになった事について複雑な心境を抱いているらしく、焼餅を焼いている。


橘のおやっさん
CV:藤原啓治
勇魚の父。本名は未だに明らかになっていない。
右目に傷があり、妻とは既に死別している。
若い頃は色々ヤったらしい。
今は喫茶店『STO』(すげえぜ・タチバナの・おやっさん)のオーナー兼店長。
料理のみならずゲームの腕にも覚えがあることなどから、近所の学生から慕われており、店の経営はそこそこ順調らしい。
恐らく心眼を開いている。


星野 鳴(ほしの めい)
CV:高森奈津美
夢路が所属している文芸部の部長。恋愛小説家を目指している。


秋柳貴照(あきやなぎ たかてる)
CV:立花慎之介
夢路の同級生で同じく文芸部員。夢路とは中学の時からの付き合い。
線の細い長身の少年で「広辞苑より重たいものを持ったことがない」と自称するほどの虚弱体質。
他人を楽しませる為に、オリジナルの川柳をよく詠む。
枯れ木。


霧島 咲(きりしま さき)
CV:伊瀬茉莉也
夢路の同級生で同じく文芸部員。
男勝りな性格で、人をからかうのが好き。。
特に勇魚が夢路に対して抱く想いをよくいじっている。彼女自身は、貴照に好意を抱いている。


飯島 良太(いいじま りょうた)
CV:鈴村健一
アニメオリジナルキャラ。六花高校の教師。自身の夢は「毎日たくさんご飯を食べること」
大食漢であり(作中「1日米2kgでは足りない」と発言)メシ島先生の愛称で親しまれている。
ただし容姿は標準的であり、あの肉体にそれほどの容量があるのか夢路らに疑問に思われている。


河浪千鶴
アニメオリジナルキャラ。
詳細は項目へ


◆夢魔
『夢喰い』メリー・ナイトメア
CV:佐倉綾音
本作のもう一人の主人公。
ジョン・ドゥに体を乗っ取られそうになった夢路を助け、色々あって互いに協力し合うという「ケーヤク」を結んだ夢魔。
外見は小学生高学年から中学生程の小柄な少女。洗濯板。
耳が尖っているが普段は髪と帽子で隠している。
また右手のカバーに隠れた素肌に古傷がある。
「夢もキボーもない」が口癖。
炭酸飲料が苦手で好物はドーナツ。
何故か現界では動物相手によく喧嘩をする。
本来人間の体を介してしか現界に干渉できないはずの夢魔でありながら、生身で現界に存在している。
記憶喪失のため現界に来る前の事を覚えておらず、夢路に会うまで10年前後も現界をさ迷っていた。
性格は普段は勝気で活発、現界の事はあまりよく知らないため好奇心旺盛で色々な事に興味を持つ。
その反面、自分一人で内側に多くの事を抱え込んでしまうような所もあり、一人で対処できない状況には精神的に落ち込む事もある。
優れた身体能力の持ち主で、戦闘スタイルは肉弾戦。
帽子や小物に「閉じた瞳」のようなデザインが見られる。
名前の由来は「メリーさんの羊」

そして多分縞パン。


『双月花(ガーデン)』エンギ・スリーピース
CV:遠藤綾
翼のような髪が天使のような印象を与える女性の姿の夢魔。瞳の形は三角形。茄子女。
姉を亡き者にしたエルクレスを追い、仇討ちのために現界に来た。器は光凪由衣。
現界では頭を2回小突くのを合図にして由衣と入れ替わる。
柄に花が咲いた無数の剣(霰茄子)を出現させ、それらを同時に操って攻撃する。
名前の由来は「初夢の縁起物」


『追跡者(チェイサー)』ジョン・ドゥ
CV:中田譲治
名無しの権兵衛
夢路の体を乗っ取ろうと夢路を自身の幻界に引きずり込んだ夢魔
メリーについて何かを知っているような素振りを見せる。
黒いローブ&猫耳フードに身を包み猫の仮面を被って素顔を隠している。
ノコギリとギロチンを組み合わせた奇妙な形の剣を使う。
配下にリトルチェイサーがおり、二足歩行の猫とエロい猫耳少女の2種類が存在する。
初めは対立していたが、メリー達に興味を示し、真実を知るため協力的な姿勢を見せる。
現界の器は黒猫
名前の由来は「我が輩は猫である」


『灯台(ファロス)』エルクレス
CV:三宅健太
器は現在のところ不明。
人に取り憑くことで現界に行けることに最初に気付き、これを利用して現界の乗っ取りを計画した夢魔。
黒い胴体に中世の騎士の甲冑のようなものを纏った姿をしている。
素顔は笑った顔の落書きという感じ。


『鎖縛(チェイン)』ノワール
器は古町日向子
器とは違い非常にエロい大人の女。
瞳は2つの繋がった輪(鎖)。
服のように見える胴体の黒い個所は只の模様であり、実際には殆ど全裸である。
黒い鎖を縦横無尽に操り、攻撃や束縛を行う。
サディストでレズ。あとおっぱい。
名前の由来は「黒」


『迷路(メイズ)』ランズボロー
CV:吉野裕行
器は御堂ケン。
瞳は歪んだ#。
大きな一つ目に小さな胴体、細い手足にとんがり帽子という、何処かメルヘンな姿。
仕事場ではアイドルらしい。
名前の由来は「ランズボロー迷宮」


『樹海(フォレスト)』ミストルティン
アニメオリジナルキャラ


その他
『初恋(ラバーズ)』クリス・エヴァーグリーン
『影同心(ファミリア)』レギオン
『狐影(ロンリネス)』イチマ
『夢捜歌(ソナー)』クリオネ
『砂爵(デューク)』カクタス
『指揮者(マイスター)』エオリア・アハテルノーテ、アイオニア・アハテルノーテ
『氷壁(ダイアロック)』フリムスルス



【用語】

  • 夢魔
いわゆる夢の世界の住人、それぞれが独自の幻界を持っている。
本来は幻界から出られないが、人に取り憑くことで現界に行ける事が判明し、人間の体を借りて次々と夢魔が現界に進出している。


  • 幻界(ゆめ)
各々の夢魔を核として形成された空間の総称。
人間が寝ている時に夢を見るのは人間の意識がこれら幻界を訪問しているからだとされている。


  • 白昼夢(デイドリーム)
夢魔が自分の幻界を展開し 周囲の夢魔やその器を取り込む現象。


夢魔に取り憑かれた人。完全支配、二重人格、共存など形態は様々。


  • フルヘルボーダーグリッチョ
CV:川田紳司
夢路が夢中になっている特撮ヒーロー。
毎週日曜、朝8時から15分間放送。
近場を守る主人公「一 翔(にのまえ かける)」が変身し、
スケボー型の愛機ホーカーファイヤーとともに繰り出す必殺技『グリッチョオーリーキック』で悪の怪人「ダークランピアン」を倒す
が、技を命中させる度に体の何処かが捻挫してしまう。
正義を貫くには自分自身も痛みを伴うのだ!
パチンコ、映画化されるほどの人気。

単行本カバー下でグリッチョの日常が描かれている。




【アニメ】
2011年1月から放送。
監督‐山内重保
制作‐J.C.STAFF
楽曲制作‐IOSYS

OP曲「Daydream Syndrome」
歌:藤原鞠菜
作曲・作詞・編曲:void(IOSYS)
ED曲「ユメとキボーとアシタのアタシ」
歌:メリー・ナイトメア(佐倉綾音)
作詞:はかせ(IOSYS)
作曲・編曲:ARM(IOSYS)

メリー役の佐倉綾音氏は放送当時はまだ新人ながら好評。
が、内容はJ.C.お得意のオリジナル展開が炸裂し、原作ファンからは不評。
特にミストルティンが登場する中盤以降はシリアス一辺倒となる。
ジョンやエルクレス、ランズボローは完全に空気化で伏線も丸投げで終了。
特にランズボローに器にされている御堂ケンも救われないままなので後味が悪い。
その一方で鈴村健一氏の貴重な外道演技が拝める作品でもある。

監督がイベントで苦笑気味に「メリーどうでした?」と伺う場面もあり、
このことから「監督が『失敗作だった』と発言した」という噂が流れたことも。



「追記、シューセイされないなんて、夢もキボーもありゃしない」

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