登録日：2009/12/16 Wed 17:02:50
更新日：2021/07/15 Thu 19:17:02
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AD 2090 地球は、突如として現れた外宇宙生命体の侵略を受けた。
激戦の続く中、世界連合軍は破壊された敵の戦闘機を基に、世界中の優秀な技術者を集めて、超高空戦闘爆撃機・雷電を作り出したが、あまりにも高性能、高機動であったために、実戦に耐えられるパイロットは、僅か二名しか残らなかった。
―そして今、地球の運命を賭けて、2機の戦闘機が出撃する。
セイブ開発が1990年に販売した縦画面縦スクロールシューティングゲーム。
過去に『雷電伝説』などの移植もあったが、2021年7月にはPS4およびNintendo Switchで家庭用移植版が配信されている（海外版同梱）。
全8面構成のループゲーム
8方向レバーで自機「1P:超高空戦闘爆撃機・雷電」及び「2P:ファイティングサンダー」の操作。
ショットボタンでショットを放ち、ボムボタンで爆発までタイムラグはあるが、弾消し効果のあるボムを投下する。
途中現れるアイテムキャリアーの中型機を破壊すると、以下のアイテムが出現し自機の強化をはかれる。
同じ色を取り続けることで最高8段階までパワーアップする。
種類は以下の2つ。
バルカン (赤・初期装備)：単発のバルカンを放つ
強化すると連装になり、扇状に放つため広範囲を攻撃出来る。
一発あたりの威力は小さいが、張り付いて撃ち込むことで驚異的な攻撃力を発揮する。
レーザー（青）：前方にセミオートのレーザーを発射する
貫通性はないが高い攻撃力を持ち、強化するとレーザーが太くなり威力が飛躍的に上昇する。
狭い範囲しか攻撃できない欠点があり、また取得すると敵の耐久力が上がるため雑魚の相手はしづらい。
自機のサブショットとしてミサイルが発射される。
種類は以下の2つで、同じものを続けて取ると最高4段階まで強化される。
ニュークリア（Ｍ)：初速は遅いが、加速・拡散しながら飛んでいく二組のミサイルを放つ。
高い攻撃力を持ち、遅い初速を活かして弾幕を張ることが出来る。
張り付いて撃ち込むことで、初速の遅さをカバーすることも出来る。
ホーミング（Ｈ）：敵を追尾するミサイルを放つ。
強化するとミサイルの本数が増え、威力の上昇・弾速の向上とともに、多数の敵機を相手することが出来るようになる。
ボムを一発補給する。
特定の場所に隠れている。
取得しておくと、ミスをしたときにアイテムをいくらかばらまいてくれる、ミス時の保険。
特定の条件で出現。
ショットとミサイルが最強になる。
地表にある特定の障害物を破壊することによって、得点アイテムである勲章(300点)やミクラス(3000点)が現れる。
日本を代表する著名的な縦スクロールシューティングゲームのパイオニアが本作である。
稼働当初は突出したところが特になかったため、その無個性さからゲーマーの人気は低かった。
しかし
究極タイガーをベースとして作り上げられた本作は、ゲーム内容に光るものを持ち、以下の点で高い評価を得ていくこととなる。
やり込むことによって、確実に上達が見込める丁寧な作り込み、クセの無さや、理不尽さの少ないゲームバランスの良さ、パターンを構築することで、様々な敵に確実に対処して進めることなど、その完成度の高さがじわじわと雷電の存在を高め、いつしか海外にまで高い人気を誇るロングセラーシューティングとなった。
基板も安く、当時から出回りも良かったため、現在でもよくゲーセンに置かれている。
続編は難易度が向上し、本作ほどの人気は得られなかったが、その完成度の高さと知名度は相変わらずであり、
雷電IIに至っては
『仕事帰りのサラリーマンがよく使う武器』の愛称として
新規武器の「プラズマレーザー」に、“リーマンレーザー”という名が付けられた程である。
なお、ゲームを2P側で始めることによって自機が「ファイティングサンダー」となるわけだが、こちらを使うと敵弾の速度が少し遅くなり、難易度を下げることが出来る。
さらに、1Pの「超高空戦闘爆撃機・雷電」は縦方向の移動が、2Pの「ファイティングサンダー」は横方向の移動がそれぞれ少し速くなっており、弾を避けやすい。
それも相まって2P側でスタートするとゲームの難易度が少し下げられる。
この点を鑑みて、先述のPS4/NSW移植版ではオプション設定でデフォルトを2P側ソロプレイに変更する事が可能になっている。
追記・修正お願いします。
最終更新：2021年07月15日 19:17
