罠モンスター(遊戯王OCG)

登録日 :2011/03/10(木) 23:09:11
更新日 : 2017/03/07 Tue 22:37:04
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罠モンスターとは、その名の通り罠カードでありながらモンスターでもある特殊なカード。

共通して、永続罠として場に残りながらモンスターカードゾーン一つも埋めてしまう為、通常のモンスター召喚の阻害になる場合もある。
また、《王宮のお触れ》等で一度無効にされると、ただの永続罠カードとして場に残るだけになる。
モンスター除去、魔法・罠カード除去の両方で破壊される点も厄介。

しかし、罠モンスターは全て、特殊召喚であり一気に展開する事も可能である等メリットも多い。
召喚権を使わずに特殊召喚できるため、アドバンス召喚などのリリース、シンクロ素材、トークンと違いエクシーズ素材などにも利用できる。

初出は原作でリシドが使用した《アポピスの化神》である。


その後マリクが使用した《メタル・リフレクト・スライム》が登場。
以降もマイペースにちょくちょく出ており、現在は15種類の罠モンスターが存在する。


◆主な罠モンスター
◎通常モンスター扱いとなる種類

《アポピスの化神》
レベル4/地属性/爬虫類族/ATK1600/DEF1800

攻1600・守1800となかなかのステータスに加え、特殊召喚なので一気に相手を畳み掛けられる。
OCGカード化後、メインフェイズにしか発動できないデメリットは付いたがそれ以外は原作通りであり、
召喚権を使わずリリースを揃えられた為、かなり使用された。
ちなみに、特殊召喚後は特に効果がないため、通常モンスターとしても扱われる。


《コピー・ナイト》
レベル(変動)/光属性/戦士族/ATK 0/DEF 0

戦士族が召喚された時のみ発動でき、そのモンスターと同じレベルになる。
まあ、エクシーズ素材にしろということである。
しかも名前まで律儀にコピーしてくれるため、HEROなら融合素材にできたり、
三幻魔デッキではプリズマーを地獄の暴走召喚できたりと応用の幅も広い。


シェイプシスター
レベル2/地属性/悪魔族・チューナー/ATK 0/DEF 0

ありそうでなかった罠モンスターのチューナー。
ただし、チューナーである以外に効果はない。
罠なのでシンクロ召喚がワンテンポ遅れるのは否めないが、
召喚権を使わずに出せるのは罠モンスターならではの利点である。
墓地では罠扱いなので一族の結束等の種族サポートを阻害しない。

同名カードは1ターンに1枚しか発動できないデメリットを持つが、
相手ターンと自分ターンに1回ずつ発動すれば2体まで同時展開でき、ダブってもランク2のエクシーズ召喚に転用できたりするので腐りにくい。
地属性なのでナチュルシンクロを狙う事ができる。
ちなみにイラストは スライム娘 であるが、方向性は洋モノRPGっぽいので霊使いなどとは趣が異なる。
ただし 全裸 。英語版でも 全裸 。いいのか。


《鏡像のスワンプマン》
レベル4/(任意の属性)/(任意の種族)/ATK1800/DEF1000

《量子猫》
レベル4/(任意の属性)/(任意の種族)/ATK 0/DEF2200

発動時に任意の属性・種族となる、海外版で登場した罠モンスター。
アポピスの化身を始め、種族サポートで差別化していた罠モンスターの立場がますますなくなった。
あらゆる属性・種族サポートに対応し、縛りのあるシンクロ・エクシーズ召喚に使えるのが利点。


◎効果モンスター扱いとなる種類

《死霊ゾーマ》
レベル4/闇属性/アンデット族/ATK1800/DEF 500

マスターガイドで登場し、罠モンスターの中でもかなり強力な効果を持つ。
戦闘破壊されると、このカードを破壊したモンスターの攻撃力分ダメージを相手に与える。
上手くいけば、自爆特攻からのフィニッシャーにもなれる。
攻撃力も1800と高く、アタッカーとしても十分実用に耐えうる。
ただし、守備表示でしか特殊召喚できない。エンドフェイズに特殊召喚しておき、自分のターンで攻撃表示に変更しておこう。
このカードのせいで、《アポピスの化神》の居場所が……。


《カース・オブ・スタチュー》
レベル4/闇属性/岩石族/ATK1800/DEF1000

他の罠モンスターに「このカードと戦闘を行ったモンスターを破壊する」効果を付与する。
単体では普通のモンスターだが、複数並べる罠モンスターデッキならそこそこ強力なカード。
加えてこのカード自体も攻撃力1800と主力レベル。


《ソウル・オブ・スタチュー》
レベル4/光属性/岩石族/ATK1000/DEF1800

カース・オブ・スタチューとは対になる属性・ステータスを持つ。
自身以外の罠モンスターの破壊を無効にしてセットする効果を持つ。
攻撃力が低いのが珠に瑕か。


《メタル・リフレクト・スライム》
レベル10/水属性/水族/ATK 0/DEF3000

守備力3000の壁。エネコンを使われても泣かない。
原作では戦闘ダメージを受けライフが半分になったときに発動可能の罠で、
守備力はその攻撃モンスターの守備力の3/4になるという回りくどい効果であった。
この時に攻撃したのがオベリスクの巨神兵であり、守備力が4000であった。
OCGの守備力3000という数値はここから来ていると思われる。
レベルが10と高いため、そのままでもランク10に、レベル・スティーラーなどを絡めればランク9・8あたりのエクシーズ召喚を狙うことができる。
かつては突然変異とのコンボでサイバー・エンド・ドラゴンにメタモルフォーゼしていた時期もあった。


《サイバー・シャドー・ガードナー》
レベル4/地属性/機械族/ATK ?/DEF ?

攻撃対象にされた時、攻撃モンスターのステータスをコピーする。
また、相手のエンドフェイズに強制的にセット状態に戻ってしまう。
基本的に相討ちしか狙えないが、《宮廷のしきたり》とコンボすれば一方的に破壊できる。
しかしもちろん バレバレ である。
シャドーのくせに地属性。
このカードが実装された直後のTFではガイアパワーを発動してると勝手に相手が自爆し続けてくれた。


《起動砦 ストロング・ホールド》
レベル4/地属性/機械族/ATK 0/DEF2000

3色ガジェットと共に出すと攻撃力3000となる。
元々ガジェットはこのカードのサポートのはずだった… らしい
ガジェット自体はそのサーチ効果のお陰で揃えることは難しくないが、1体でも欠けると攻撃力0を晒してしまう点から使い勝手はよろしくない。
しかもエクシーズ召喚の登場によりガジェットたちは単体で低い打点を補えるようになってしまったため、ますます立場がない。
どうしても使いたい場合は機械族の罠モンスターであることを活かし、機械族縛りのシンクロ・エクシーズサポートに活用しよう。


《機械王ーB.C.3000》
レベル4/地属性/機械族/ATK1000/DEF1000

機械王シリーズ。
発動ターンは他のモンスターの召喚・特殊召喚ができなくなるデメリットを持つ。
他の機械族をリリースすることで、エンドフェイスまでその攻撃力分のバンプアップ効果を得る。
どうしても突破したいモンスターがいる場合には有効だが、少々使いどころを選ぶ性能である。
属性・種族・レベルも上記のストロング・ホールドと被っている上にデメリットがあるため素材としても使いにくい。


《影依の原核》
レベル9/闇属性/魔法使い族/ATK1450/DEF1950

シャドールの融合モンスターを融合召喚する際に指定された属性のモンスターの代わりになる。
更にカード効果で墓地へ送られるとシャドールの魔法・罠カードをサルベージする効果も持つ。
レベル9を簡単に場に出す手段の1つなのでシャドールを一切入れてなくてもランク9エクシーズを狙う場合は使ってみるといいかもしれない。


《運命の扉》
レベル1/光属性/悪魔族/ATK 0/DEF 0

通称、扉さん。直接攻撃をされた時、その攻撃を無効化して特殊召喚できる。
自分のスタンバイフェイズにはバーン効果と自己強化を行う効果を持つ。
墓地コストが希望皇ホープと名のつくモンスターを何種類も除外しないといけないので下準備が非常に面倒。


《始源の帝王》
レベル6/闇属性(変更可)/悪魔族/ATK1000/DEF2400

このカードがある限りこのカードと異なる属性のモンスターの特殊召喚ができなくなるデメリットがあるが、
特殊召喚時に手札を1枚捨てることで任意の属性に変更でき、宣言した属性のアドバンス召喚のための2体分のリリース素材になるダブルコストモンスター。
ステータスは上級帝モンスター帝モンスターの攻守を入れ替えたもの。
上級の帝の召喚リリースには効果を使う必要はないが、最上級の帝の召喚には、ダブルコストと属性変更の効果を活用できる。
他にはないレベル6の罠モンスターでもあるが、特殊召喚縛りと、
闇属性ランク6エクシーズモンスターは種類が少ない上に使いにくいため、あまり活かせることはない。
神属性指定して相手にでも押し付けるか。

《深淵のスタングレイ》
レベル5/光属性/雷族/ATK1900/DEF 0

下級アタッカークラスの攻撃力を持っている上、戦闘破壊耐性もあるので壁としても優秀。
レベル5で光属性なのでセイクリッド・プレアデスのエクシーズ素材にも使える。


《苦紋様の土像》
レベル7/地属性/岩石族/ATK 0/DEF2500

相手のカード効果対象にならず、自分の魔法・罠ゾーンのカードがモンスターゾーンに移動するとフィールドのカード1枚破壊出来る。
サイバー・シャドー・ガードナーとコンボすれば何度も発動出来る。
罠モンスターだけでなく宝玉獣やユニオン等も恩恵に預かれる。
ランク7エクシーズへの布石にもなる。

《メタモル・クレイ・フォートレス》
レベル4/地属性/岩石族/ATK1000/DEF1000


自分フィールド上のレベル4モンスターを対象として発動し、特殊召喚後に対象モンスターを装備カードとして装備する罠モンスター。
攻撃力1000上昇の装備カードのような感覚で使えるが、罠カードである関係上追撃や対象にされたモンスターを装備カードにして不発にすることも可能。
Sinモンスターやバルバロス、コントロール奪取との相性は抜群。
レベル4なのでクリスタルウイング・シンクロ・ドラゴンのオネスト効果を発動させずに殴り倒せるようになるのもポイント。

◆特殊な罠モンスター
9期からモンスター扱い中は罠として扱わないタイプが登場した。
更には特定条件下で自身をモンスター化するおまけがついたものも登場した。
モンスター化しても罠扱いにならないのでサイクロンは防げてもしきたりで守れないのが難点。
墓地にいさえすれば特殊召喚出来るので牽制の意味合いが強い。
再利用を防ぐ為か、特殊召喚後は自身を除外するデメリットが付いている。
王宮の鉄壁があれば墓地に戻るので再利用出来る壁になる。
初めてこの仕様で登場したのは幻影騎士団からである。
なおありそうでなかった罠モンスターテーマのバージェストマも登場した。


《バージェストマシリーズ》
レベル2/水族/水属性/攻1200/守0
月の書や収縮といった汎用的な効果を持つ韓国先行の罠モンスターテーマ。
全て通常罠でありステータスもエクシーズ以外はこのステータス。
特殊召喚の条件は場の罠の発動時で、罠に連動して墓地からワラワラ出てくる。
全て通常モンスターで除外デメリット持ち。

《幻影騎士団シャドーベイル》
レベル4/闇属性/戦士族/ATK0/DEF300
モンスターの攻守を永続的に300アップさせる通常罠で通常モンスターになる。
特殊召喚の条件は相手の直接攻撃宣言時で、守備表示で特殊召喚される。

《救護部隊》
レベル4/地属性/戦士族/ATK1200/DEF300
墓地の通常モンスター1体を手札に戻す通常罠で通常モンスターになる。
特殊召喚の条件は通常モンスターの戦闘破壊時で、切り込み隊長と同じ
ステータスとして守備表示で特殊召喚される。
通常扱いのトークンや相手の通常モンスターの破壊にも対応するが、
守備表示で出るので追撃は出来ない。

《真源の帝王》
レベル4/光属性/天使族/ATK1000/DEF2400
2015年9月に登場した新たなストラクの永続罠で通常モンスターになる。
効果は墓地の「帝王」魔法罠2枚をデッキに戻して1枚ドロー。
特殊召喚の条件は墓地の「帝王」魔法罠の除外。
特殊召喚に除外を要求してるのでモンスター化した自身を除外するデメリットはない。
代わりに真源の帝王の除外コストとして真源自身も利用出来る。
始源の帝王同様に守備型の帝を生み出す帝の生贄要員で守備表示で特殊召喚される。

《幻影騎士団ダーク・ガントレット》
レベル4/戦士族/闇属性/攻3000/守300
デッキの「ファントム」魔法罠を墓地へ送る専用のおろかな埋葬で通常罠。
特殊召喚の条件は相手の直接攻撃宣言時で、守備表示で特殊召喚される。
効果モンスターとなり、墓地の「ファントム」魔法罠×300守備力をアップする。

《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》
レベル4/戦士族/闇属性/攻0/守300
純粋な罠モンスターで通常モンスターとなる。
墓地に罠がなければセットターンに発動可能。

《幻影騎士団トゥーム・シールド》
レベル3/戦士族/闇属性/攻0/守0
純粋な罠モンスターで通常モンスターとなる。
自身の墓地除外で相手の表罠1枚を1ターン無効化する効果を持つ。

《機殻の凍結》(クリフォート・ダウン)
レベル4/機械族/地属性/攻1800/守1000
純粋な罠モンスターで効果モンスターとなる。
「アポクリフォート」モンスター3体分のコストになる初のトリプルコストモンスター。
更に自身の特殊召喚ターンのみ「クリフォート 」魔法罠への効果破壊耐性を持つ。


◆罠モンスターと相性のいいカード

宮廷のしきたり
このカード以外の永続罠カードは全て破壊されない。
罠モンスターをあらゆる破壊から守ってくれる心強いカード。
ただし、《死霊ゾーマ》などとは若干相性がよくない。
反面《カース・オブ・スタチュー》とは相性がよく、戦闘でも効果でも破壊されることなく、相手を追い詰めていける。

神炎皇ウリア
我らが罠カードデッキの切り札。
永続罠カードに特化したデッキなら軽く攻撃力10000越えも珍しくない、まさしくフィニッシャー。
有無を言わせぬ魔法・罠破壊効果も強力。
召喚時の罠にかかる恐れがある、モンスター効果無効に弱いなどの欠点はあるが、罠モンスターデッキの大きな切り札であることに変わりは無い。

《マジックプランター》
永続罠カードを墓地に送りカードを2枚引く。
やや発動に手間が掛かるが、罠モンスターデッキにとっては貴重なドローソース。
不要な罠モンスター等をコストにしよう。



◆罠モンスターの弱点
魔法・罠破壊カード達
《宮廷のしきたり》のおかげで耐性が付いたとは言え、未だに脅威。
《宮廷のしきたり》や《スターライト・ロード》などがなければ、《大嵐》や《ブラック・ローズ・ドラゴン》などを受けると全滅してしまう。

破壊以外の除去カード
バウンスや除外など。あまり使われる種類は多くないが、《宮廷のしきたり》で防げずに素通りしてしまう。

王宮のお触れ
罠モンスター達の永遠の天敵。
いくら《宮廷のしきたり》でも、このカードからは守れない。
しかし、モンスターとしては消えても永続罠カードとして残るので、《神炎皇ウリア》で巻き返しをはかろう。

人造人間サイコショッカー
永遠の天敵その2。お触れ搭載のハゲメガネ。
アドバンス召喚が減衰してる現在では滅多に見ないが、召喚を許すと《ブラック・ホール》でもないと対処できない。
原作と異なり罠カードは破壊されず残るため、表側で残っていれば《神炎皇ウリア》で巻き返せるが、発動すら許してくれないため裏側のままではそれすら不可能。
罠モンスターが多ければ多いほど脅威となるが、モンスターが全て消えれば逆にサイバー・ドラゴンの召喚チャンスであり、そのままフォートレス^^してしまおう。

ダーク・シムルグ
セットを禁止される為、罠モンスター達が戦いの場に赴く事を許してくれない。
《魔封じの芳香》と併用されるとさらに絶望的になる。
《デモンズ・チェーン》などを用意しておき、無力化してしまいたい。

「表側表示」のカード無効化
上記の王宮のお触れに近いが、罠モンスターデッキは永続罠を普通より沢山使用する性質上、
しきたり等も無効にする「表側表示無効化」は数は少ないが地味につらかったりする。

例えば展開力とゴドバの除去に定評のある【BF】や【ハーピィ】から飛んでくる
零鳥獣シルフィーネ》は、次の自分スタンバイまで片っ端から相手だけ表側表示無効にされるため天敵と言える。
またRUM-ヌメロン・フォースも表側全体無効化の追加効果を持っており、許すと大打撃を被る。



余談だが、アポピスの化身はジャンプの付録としてカードになったが、その号はあのBLEACHが始まった号であった。





追記・修正お願いします。

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