ジェネラル(カイザーナックル)

登録日:2011/03/09 (水) 06:35:50
更新日:2024/04/19 Fri 20:46:33
所要時間:約 4 分で読めます


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2D格闘ゲーム史上最強のボスキャラ 3way I'm a Perfect Soldier! TAITO みんなのトラウマ カァンカァン カイザーナックル カリスマ グリーンベレー ゲーメスト「気合で何とかしてください」 ジェネラル スライディング タイトー ダンディズム チート テレポート バランスブレイカー パーフェクトソルジャー ブーツ ベガ ラスボス ワープ 人格者 人類最強 作中最強クラス 公式チート 冷静沈着 凶悪キャラ 初見殺し 勝てる気がしない 午後のティータイムだけは必ず取る 圧倒的な強さ 圧倒的存在感 威厳 将軍 尖兵 感心しませんな 最強 最強の尖兵 格ゲー 残像 濃すぎるキャラクター性 無理ゲー 狂キャラ 紳士 緑の悪魔 自信家 裏ボス 超人 超反応 超高性能CPU 軍人 軍服 邪眼 金髪 隠しボス 難敵 高圧的 鬼畜性能



「 I'm a Perfect Soldier! 」

「女性の身で戦いとは感心しませんな。近頃の女性はやんちゃで困る」


【プロフィール】

格闘スタイル : データなし
生年月日 : データなし
出身地 : ?
星座 : 獅子座
血液型:B型
性格:冷静沈着、人の上に立つ資格をすべて兼ね備えているかのように、常に自信に満ちあふれている
欠点:どんな状況下においても“午後のお茶の時間”だけはとる(これさえなきゃいいんだけどね)
趣味:午後のお茶の時間をゆっくり楽しむ
嫌いなもの:午後のお茶のくつろいだひとときを邪魔されること

【概要】

対戦2D格闘ゲーム「カイザーナックル」に登場するキャラクター。本作品で隠しボスを勤めるCPU専用キャラクター。
登場条件は「ノーコンティニュー(乱入対戦もしてはダメ)」かつ「中ボスのアステカ戦までに、CPUに取られた本数が5本以下」というもの。
後述するが、この条件を満たすことすらすでにキツかったりする。
ちなみに条件を満たせなかった場合は、顔が影になったまま椅子に座っているジェネラルに説教されたあげく、アステカ戦まででゲームオーバーとなってしまう。
しかもエンディングやスタッフロールは一切流れない。


緑色の軍服に身を包んだ白色人種の男。ダンディーな髭を蓄えており目の当たりに傷がある。ドットがどことなくベガに似ている。
と言うか、かつて元スタッフが運営していたHP(現在閲覧不能)曰く「あれはズバリ、ストIIのベガをパクりました(笑)」。版権におおらかな時代の話である。


見るからに悪そうな見た目(立ち絵)をしているが性格は至って紳士的で、相手を蔑むような台詞があまり無い(男キャラに勝つと、「ふんっこの青二才が!…(略」と言うぐらい)。
マルコのエンディングに至っては生物兵器として生み出されたマルコの「人間になりたい」という願いを彼の努力を認めて叶え、
「こんな世の中、怪物が人間になりたいという子供じみたおとぎ話が現実になってもいいと思わんかね?」(意訳)とまで語っている。
格闘ゲーム、ラスボスには珍しいモラルとダンディズムあふれる軍人。

本作品で彼を倒すと、黒幕と思われる人影が、彼を「尖兵に過ぎない」と発言していたが、詳細は不明。
「ジェネラルが負けたから今回はこれで手を引こう」とも言っているため、格闘大会の裏の企みにジェネラルも関与していたようだが、
その件をプレイヤーキャラがジェネラルに問い質すこともなく、EDでは賞金の使い道が描かれるばかりである。
尚、和也EDを見ると、表彰式と賞金授与はジェネラル自身が行うらしい。

次回作でプレイヤーキャラクターに昇格する予定であったが会社の経営不振に寄り開発が中止されたため、いよいよ日の目を浴びることは無かった。
もっとも、そのお陰で最強のラスボスとして今なお語り継がれているが。



当時、格闘ゲームといえばストリートファイターやSNK系統が主流だったため、カイザーナックル自体、お世辞にも人気とは言えなかった。
にもかかわらず単独で項目が出来たのはゲーム中の彼がとんでもなく鬼畜で格闘ゲーム史上最強の悪名を恣にしてきたほど。
当時のアーケードゲーム雑誌「ゲーメスト」はストリートファイター初め、様々なゲームの攻略を載せてきたが、ジェネラルに関しては「不可能」「気合いで何とか」とサジを投げてしまった。

対策として、メーカーからeasyモードでの稼動を推奨したがそれでもかなり強く、あまり解決策にはならなかった。というかRTA走者によって「逆効果」と断言された。
こんな強さにしてしまったのは、プログラマーが「好きにして」と言う上からの命令を真に受けてしまったかららしい。




【ゲーム中の性能】

攻撃力、防御力共にTOPクラスであり、移動スピード・ジャンプスピードが異常に速い。更にダウンからの復帰スピードも最速と、基本スペックからどうかしている。
また、通常攻撃のスピードが軒並み速く、強攻撃ですら小パン並の隙とスピードである。

更に超反応でガード、迎撃してくる反則クラスのアルゴリズムで動いている。
一応プレイヤー側のアドバンテージとして、最終奥義(体力ゲージ点滅時に出せる、高威力の超必殺技。クラッシュゲージMAX時にはさらに威力が上がる)があるのだが、ジェネラルにはそれがない。
しかしどの最終奥義より優秀な必殺技を大量に保持しているため、「だからどうした」のレベルである。

なお、「実際に対決させると中ボスのゴンザレスの方が強い」と言う話もあるが、これは有名なデマで、
改造ツールでゴンザレスを使用すると対ゴンザレスを想定していないCPUジェネラルにそう難しくなく勝てることや
某同人格ゲーツールのゴンザレスがアッパー調整されているために広まったもの。
実際にゲームの性能で戦うと、永遠に無敵を継続させられるジェネラルが無敵に隙のあるゴンザレスを圧倒する。
(改造ツールを使わない限り戦わせる事は出来ないが)
ただ、まあどっちも格ゲーキャラとして異常に強いのは間違いない。
と言うか、確かにボス勢は抜きん出ているが、超反応は一般CPUも同じなので、CPU戦後半あたりからすでにキツかったりする。
常人ではそもそも最初の中ボス・ゴンザレスにすら辿りつけない。

おそらく前述の説教をされた上で再挑戦してジェネラルを呼び出してEDを見られる…という設計なのだと思われるが、
実際はアステカに勝てるほどの腕なら狙ってやらない限り他の条件も満たしているほどアステカも強いため、ジェネラルが「隠し」ボスだと気づかれなかったとか……

【使用必殺技】

NPCであるため、正式名称は不明。

  • 飛び道具
自身を模った緑色のオーラを飛ばす技。前、30度、60度に3つ飛ばすものと、前方に1つだけ飛ばすものの二つが存在する。飛び道具を掻き消しながら進むため撃ち合いにも強い。一言で言えば貫通性能付き3way覇王翔吼拳を常時フォースロマキャンしながら撃ってるようなものである。
なおとある投稿者によると難易度が上がると敵が離れていてもパンチを連続で繰り出す行動をとるが、これはCPUはパンチボタンでこの飛び道具を
出すことが出来るため技を出すためにパンチをしているとのことである。

  • スライディングキック
低姿勢で足を掃うように滑り込む。当たるとダウンを奪う。
と、ここまでは普通だが、何故かガード時は3回ガードさせられる上、ジェネラルが大幅有利。これを繰り返されるだけで脱出が困難になる。
通常攻撃扱いなので削りがないのが唯一の良心だが、攻撃判定が強い上に画面半分近くを平気で滑ってくるため、常に気が抜けない。
地味ながらジェネラルの持つ技の中で一番凶悪。

  • ワープ
カァンカァンと奇妙な音をたてながら瞬間移動する技。出始めから終わりまで全身無敵で、技後の隙が一切無い。見た目と音のインパクトのおかげか、今やジェネラルの代名詞。

  • 投げ
必殺技では無いがこちらに記載。なんと投げ間合いがザンギエフ並に長いため、不用意に近づいたら吸われる。
カイザーナックルには投げ抜けも無いため、超反応を悪用したCPUにスライディングキックから投げられること多数。
当然、投げ失敗のモーションなどと言う可愛げのあるものも存在しない。


一応攻略法が無い訳ではなく、全キャラクター共通で「起き上がりに足払い」でハメ殺す事が可能。
しかし前述の通り、起き上がりが異常に速いためタイミングが非常にシビア。
そもそもその状況に持ち込むには、ジェネラルをダウンさせなければならない。


また武龍というキャラクターには嵌めが確立されており、コマンドさえミスしなければ倒せる。

が、これらの攻略方法はあくまでeasy設定のものであるため、難易度が上がったら、一発勝負の運ゲーでは人間が倒すのは恐ろしくきつい。
一応ベリーハード設定でジェネラルを倒している動画も存在する。

また、改造ツールなどで人操作可能にした場合、「ワープを連打して一切の切れ間なく無敵を発生→投げられるようなら投げ→投げられなかったら即ワープで無敵」とやる事で、1フレームの隙さえ与えず相手を封殺可能となる。
余談だが、改造ツールなどで使用するとデモや通常あまり表示されないドット絵はジェネラルと同じ組織の改造人間マルコのものが流用されている。

【余談】

  • そんなジェネラルであるが調整版のロケテを経て制作されるも没になった断仇牙では
    出現条件が廃止されCPUの超反応がなくなったことで大幅な弱体化がされている。

  • イージーでも撃破が難しいとされたジェネラルであったが、2020年になってカイザーナックルのRTA走者が出現。
    しかも難易度はイージーどころかベリーハードのRTAをするという猛者の出現にカイザーナックルを知る人々からは驚きの声が挙がった。
    内容も嵌めがあることからジェネラル戦で優位とされた武龍ではなく月光という別キャラで挑んでおり、
    1戦も落とさずジェネラルにたどり着き、時にはジェネラルにノーダメで勝利するというガチぶりである。
    なお走者の本業はSTGスコアラーで難易度の高い数々のSTGだけでなく「ジェネラルの再来」とまで言われたアルカナハートのパラセ・ルシアも撃破している。
    なお設定をベリーハードにする理由としては「そっちの方が行動のブレが少なくなってパターンにハメやすいから」との事で、実際にイージーよりもベリーハードのほうが記録が速い。
    (これ自体は強パターン行動に徹せず、弱いパターンを入れて簡単にするという難易度調整の為で、他の格闘ゲーでもよくある事)

  • RTA投稿以前にミカドでジェネラルに挑むチャレンジ企画が実施された時に月光で挑んだ挑戦者がいたが、その人物が後のRTA走者だったことを明かしている。
    この走者の検証で難易度にもよるがゴンザレスやジェネラルはパターンが組めるもののアステカだけは無理として長らく記録更新が頭打ち気味であった。
    だがRTA開始から約半年後には両者よりも容易に嵌められるパターンを見つけるという快挙を成し遂げてしまった。
    これによりRTA記録も飛躍的に短縮され、当初目標としていた10分切りを僅か1年4カ月ほどで達成している。

  • 今まで一度も移植されたことがなかったが、2022年発売予定のイーグレットツーミニにて本作と続編が両方収録されることが確定した。これでRTA走者も増えることだろう
    なお先のRTA走者曰く「ラグがきつい」。まあこのミニチュアアーケードシリーズはどれも開発元が同じで同じことを言われているので仕方なし。


アニヲタの身で追記・修正とは感心しませんな。近頃のアニヲタはやんちゃで困る。

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