Dies Irae -Acta est Fabula-

登録日 : 2011/01/22(土) 06:50:54
更新日 : 2017/05/05 Fri 11:59:39
所要時間 :約 7 分で読めます






では一つ、皆様私の歌劇をご観覧あれ。


「――流出(Atziluth)


その筋書きは、ありきたりだが。


混沌より溢れよ(Du-Sollst)――」


役者が良い。至高と信ずる。


生と死の刹那に(Vive memor mortis)――」


ゆえに面白くなると思うよ。


怒りの日(Dies Irae)


未知の結末を見る(Acta est Fabula)



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2009年12月25日に発売されたlightの18禁アドベンチャーゲーム。

2007年に発売され「最高の素材を調理し損ねた」とまで呼ばれた地雷ゲー「Dies irae -Also sprach Zarathustra-」を正田崇自ら加筆・修正し、新規CG・BGMを加えた作品で、2007年版のユーザーIDとパスワードがあれば無料でアップロードできる。
しかし、一定の認証回数を越えると有料になる オンライン認証 があるので注意。


ゲーム構成としては、螢・香純→マリィ→玲愛の順番でロックがかかっており、公式の推奨する順番は香純→螢→マリィ→玲愛。もしくは香純→マリィ→螢→玲愛でもいいだろう。






◆ストーリー

大地は血を飽食し、空は炎に焦がされる。

人は皆、剣を持って滅ぼし尽くし、息ある者は一人たりとも残さない。
男を殺せ。女を殺せ。老婆を殺せ。赤子を殺せ。
犬を殺し、牛馬を殺し、驢馬を殺し、山羊を殺せ。
――大虐殺(ホロコースト)を。
目に映るもの諸々残さず、生贄の祭壇に捧げて火を放て。
この永劫に続く既知感ゲットーを。
超えるためなら総て焼き尽くしても構わない。

――1945年、ドイツ。
陥落するベルリンで、その儀式は行われた。
彼らにとって戦争に敗北することなど些事であり、むしろそれによって生じる夥しい犠牲者たちを、儀式の触媒として生贄に捧げようとしていた。
その試みが成功したのか失敗したのか、誰にも分からない。
終戦後のドイツには、その存在すら不安定な彼らの噂だけが広まっていく。
聖槍十三騎士団――ナチスドイツの闇が生んだ超人たち。

彼らはいずれ戻ってくる。
そのとき世界は破滅する。
ゆえに、再来を許してはならない――と。

そして61年の歳月が流れた。
彼らを知っている者たちは、その大半が死んでしまい、皆が彼らを忘れていた。
しかし

――2006年……日本。
親友・遊佐司狼とのけんかを皮切りに、青年・藤井蓮の日常は崩れ去る。
夜毎見る断頭台の夢。
人の首を狩る殺人犯。
それを追う黒衣の"騎士"たち。
常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。
変わらなければ、生きられない。
生き残らないと、戻れない。
加速度的に狂っていく世界の中、蓮は独り、日常と非日常の境界線を踏み越える。
何も大層なことを望んでいるわけじゃない。
ただ、還りたいだけ。
つまらない、退屈だけど平凡で暖かかったあの頃に。
悲壮な決意を期する胸に、司狼の声が木霊する。
この街に住んでいたら、遅かれ早かれどいつもこいつも気が狂う――と。

聖槍十三騎士団との戦い。
狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続き。
その果てに、蓮はいったい何を見るのか。




◆設定

●聖遺物
いわゆるマジックウェポン。人々の思念を受け、自らも思念を持つようになった器物の総称。

エイヴィヒカイト
メルクリウスが生み出した聖遺物を操るための魔術体系。
これを習得した人間を通常の物理手段で殺すことは不可能。




◆主要人物

藤井蓮
CV:先割れスプーン
主人公。 次回作では……

遊佐司狼
CV:ルネッサンス山田
蓮の親友。天才超人だがそれ故に日々に退屈していた。本編の前からデジャブにとらわれ、それから逃れるために日常の象徴である蓮・香純の元から離脱する。インポ。無鉄砲で飄々とした性格。特技は減らず口。

櫻井螢
CV:かわしまりの
ツンデレ。

マリィ
CV:榊原ゆい
メインヒロイン。巨乳
正体は蓮が夢の中で出会い、いずれ契約を交わす聖遺物『罪姫・正義の柱(マルグリット・ボワ・ジャスティス)』。口ずさむ血塗られたリフレインと首に刻まれた斬首痕が特徴の呪われた少女。触れた者の首を切り落とす。だが性格は純粋無垢で健気。そのあまりの美しさの為、ニートにストーカーされている。

氷室玲愛
CV:雛見風華
蓮の先輩でドイツ人のクォーター。空気に語りかけるようなダウナーな話しかたとどこかずれた性格はユーザーを虜にしたとかしないとか。ラスボスと戦うためには彼女を核とした闘技場を形成しないといけないため、Acta est Fabla以前はどうあがいても救済できなかった。だが、Acta est Fabulaでヒロインに抜擢され、ループが存在する作中世界での正史に選ばれる。

綾瀬香純
CV:佐本二厘
蓮と司狼の幼馴染。快活で活発。常にハイテンションでづけづけと突っかかってくるが触れてほしくないところにはきちんとスルーできるなどしっかりした性格の持ち主で、空気も読めるバトルものの幼馴染らしからぬ性格。そんな彼女のあり方は蓮にとっても好ましく、心地の良い存在で、本編序盤で蓮が彼女を守ると決意し、聖遺物を受け入れたシーンは名シーンの一つである。

聖槍十三騎士団
該当項目を参照。









画像出典:Dies Irae -Acta est Fabula-
© light・greenwood



Res novae――
新世界へ
Also sprach Zarathustra
語れ超越の物語 ―――追記・修正

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