ラジアントヒストリア

登録日 :2011/03/01(火) 07:39:18
更新日 : 2017/08/16 Wed 14:06:54 NEW!
所要時間 :約 6 分で読めます




死亡フラグをへし折れ!




アトラスから2010年11月3日発売されたニンテンドーDS用RPG。
ラジアータストーリーズとは一部スタッフが一緒なだけで、直接の関係性はない。
2017年6月29日に3DSにてリメイク作「パーフェクトクロノロジー」が発売した。

時間移動を主軸とした近年稀に見る良ストーリー、音楽、戦闘など高い評価を受けている一方で、グラはSFCに毛が生えた程度でキャラの立ち絵も一枚だけ、アトラスにしては珍しくクリア後の要素がないと惜しい所がある(開発期間が短かったと言われている。3DS版では足音の修正や追加要素アリ)。
また、戦略性に富む戦闘システムであるが、後述するアトの地雷のチート並の強さ、後半に進むにつれ範囲攻撃が主力になり大味になっていくことなども含めて勿体無いと言われている。


  • あらすじ
大規模な砂漠化が進むヴァンクール大陸が舞台。大陸の東に位置する神聖国家アリステルと西に位置する帝国グランボルグは50年以上にもわたり大陸の覇権を巡り戦争を続けていた。
アリステルの情報部一の腕利きであるストックはある任務で危機に陥る。しかし彼が上司のハイスからお守りとして与えられていた白示録が覚醒、過去に戻る力を手に入れる。
ストックは白示録の中の世界、ヒストリアで世界を正しい方向に導く使命を聞かされることに…


以下ネタバレ含む




  • 白示録
本作のキーとなるアイテム、システム。本作の物語は最序盤で「正伝」と「異伝」の2つの本筋の歴史の流れに分岐する。ストックは白示録を用いて2つの並行世界と、時間を行き来し、未来をあるべき姿に戻す使命を持っている。時間移動をして「過去をやり直す」ことで正しい世界に導いて行く。
ストーリー、サブイベント問わず、ストックには何度も2つの大きな決断を迫られることになる。選択肢によってはバッドエンドである「パラレルエンド」にもなるが、時間移動可能なためやり直すことが出来る。
この「やり直し」のおかげで、最近のゲームにありがちな「取り返しのつかない要素」や「時期限定のサブイベント」などがないため安心して進められる。

パラレルエンドは本当に些細なことが起因となることも多い。

■戦闘
◆チェンジ
本作はターン制のバトルシステム。だが、チェンジと言うコマンドを選択することでより有利に戦闘を進められる。回ってくる順番を変更しながら戦うことで効率的に敵を倒す事ができる

一例
A、B、C=味方

1.A
2.B
3.C
4.敵
5.A
6.B
7.C

こんな風に数字の順番に行動順が決まっているとする。ここで1番目のAがチェンジを選択し、「4番目に行動する敵と順番を替える」と、

1.敵
2.B
3.C
4.A
5.A
6.B
7.C
となり、「6回連続」で行動出来るようになる。攻撃には「コンボ」があり、続けば続くほど攻撃力や獲得経験値が上昇するため、チェンジはコンボをするために必須なコマンドである。
もちろん仲間同士のチェンジも可能。ただしチェンジをすると自分のターンを消費するまで防御力が下がる。

物語を進めて行くと敵のターンそのものを消滅させる「ターンブレイク」と言う技も習得する

◆グリッドバトル
戦闘では3×3のマス上に配された敵と戦うことになる。
敵を吹き飛ばしたり、引き寄せたりして一箇所に集めてまとめて倒すことが大事になってくる。中には吹き飛ばせない敵もいる。
一例
 、 =敵

    ◯
◯ ◯ ◯
◯ ◯ ◯
こんな風に敵が配置されていたとする。味方の1人が敵を奥に吹き飛ばす「プッシュアサルト」を に仕掛けると、左上のマスに  と が集まる。ここで追撃すると  、 両方に攻撃が出来る。前述のチェンジと合わせることで敵をまとめて一気に攻撃することでより戦いを有利に進められる。


■登場人物(CVは3DS版より)
○パーティキャラ
ストック CV:小西克幸
主人公。アリステル情報部一の腕利きの赤い服を着た金髪イケメン。寡黙で冷静沈着だが、非常に仲間想いで自己犠牲も厭わない。
攻撃、魔法、移動技、回復何でもござれな万能キャラ。
しかし諜報部とは思えないほどに足音がうるさい。どんなパラレルエンドになっても生き残りヒストリアに戻ってくると言うある意味運が良く諦めが悪い人

レイニー CV:佐倉綾音
ストックのパートナーで男勝りな槍使い。元は傭兵。
正伝、異伝共にパーティを離れることが少ない。多彩で高火力な魔法を良く覚えるが、MPがかなり低いと言う良くわからん性能。火力や装備面もアトやエルーカに劣るが、防御力はわりかし高い
あるパラレルエンドではストックと幸せになるが…

マルコ CV:山谷祥生
ストックのパートナーでレイニーとは腐れ縁。
走、攻、守どれをとっても救いどころがない。高い魔攻を生かす攻撃手段は皆無と中々可哀想なスペック。ただし、移動技は豊富で、回復魔法や補助魔法も充実している(アイテムで代用可)上に、レイニー同様パーティから離れる機会は少ない。
とあるバッドエンドにてパーティを皆殺しにする。普段から本気出せよ。

アト CV:黒沢ともよ
角が生えた獣人、サテュロス族の幼女。「〜なの」、「〜の」と言う語尾が特徴。あるイベントでストックが好きになりついてくる。
レイニー、マルコに次いで正伝、異伝問わず良くパーティに参加する。
素の魔攻はそこまで高くないが装備で補完可能。物防もHPもかなり低い紙耐久。
だが地雷設置魔法「〜トラップ」、「〜星陣」がとにかく強力。1人だけ桁が違う破格のダメージを叩き出す。
アトちゃんマジ爆殺
移動技が豊富なマルコや風神拳持ちのガフカとの相性が良い
反面、移動技が効かない敵にはお荷物になりがち。ダンシングデスで頑張れ!
また、回復魔法やポラリスを始めとする補助も優秀

ロッシュ CV:羽多野渉
ストックの親友のガントレット男。
HP、物防が高いが、魔防は低い。最終章以外は異伝でしか使えない上に異伝でも出番は少なめ。鈍足だが、ブラストペインやへーストモードはかなり強力

エルーカ CV:高橋李依
グランオルグの第一王女。金色の巻き髪が美しい
魔法特化キャラ。とにかく魔攻が高く、覚える技も高火力かつ広範囲。ただし、燃費が悪く調子に乗ってるとすぐにMPが尽きる
装備の関係上アト以上に紙。殺られる前に殺れを地で行くキャラ
武器は銃だが、飛び道具として使用するのは魔法使用時だけで、通常攻撃では鈍器として使用する。
補助はディバインライトが強力。紙耐久の助けになる。
ほぼ正伝しかパーティに参加しないのが欠点か。
リメイクにあたって各キャラデザインも新しく描かれているが、彼女のみキャラデザインがかなり変えられている。
短髪の巻き髪だったのがストレートのロングヘアに変更されており、見た目の印象がかなり変わっている。

ガフカ CV:黒田崇矢
全身毛むくじゃらのプルート族の漢。人間は区別がつかないため、ストックを「赤いの」と呼んでいる。
ほぼ異伝でしか使えない。HP、物攻、物防が高い。武器は爪。
まとめて吹き飛ばす範囲移動技が特徴で、特に「全体に三回攻撃して中央にまとめる」風神拳が超強力。これとアトの地雷を使えば雑魚は余裕。役割が被るロッシュがライバル



○イベントキャラ
ハイス CV:飛田展男
アリステル情報部総督でストックらの上司。冷静沈着で用心深い性格。
ストックに白示録を渡した張本人だが…

ノア CV:滝知史
アリステルの創始者。既に相当の年齢になっており人前に姿を見せることがなくなっている。
DS版では重要キャラなのに立ち絵すら存在しなかったが、3DS版で立ち絵が追加され出番も増加した。

ソニア CV:ゆかな
アリステル軍の女医。ストックの友人にしてロッシュの嫁。

ビオラ准将 CV:井上麻里奈
アリステルの戦女神。

フェンネル CV:小形満
アリステルの科学者。典型的なマッドサイエンティストで自分の身体を機械化している。
3DS版追加イベントでは自爆装置まで搭載されていることが明らかに。
(ちなみに、マルコとティオは揃って「自爆はロマン」と共感していた。ちょっと待て)

キール CV:内田雄馬
異伝に登場。ロッシュの部隊のリーダー的存在。ストックやビオラを尊敬している。
儀礼用の剣舞は得意だが実戦用の剣技は苦手。この剣舞が後に役立つ事になる。

プロテア CV:新井里美
グランオルグ女王。元街娘で、先王が死亡したため即位。
自分が側近達に利用されている事にも気付かず、悪政により人民を苦しめている。

ディアス CV:浪川大輔
セルバン CV:浜田賢二
グランオルグ女王の側近。プロテアを利用して国の軍事と議会を掌握している。

リプティ CV:内田真礼
ティオ CV:富田美憂
ヒストリアを管理している姉弟。バッドエンドになる度に一々ツッコミを入れてくる。

バノッサ CV:坪井智浩
サテュロス族で旅芸人一座の座長。アトの保護者的存在。

リーズ CV:赤崎千夏
サテュロス族で旅芸人一座の踊り娘。人種を超えた恋に悩む。

ネメシア CV:小松未可子
3DS版の追加キャラクター。歴史学者の少女であり、アーティファクトと呼ばれるものを探している。
新シナリオ「亜伝」に密接に関わって来るようだが…?
肯定する時に「マル!」否定する時に「バツ!」と言う口癖がある。

以下更なるネタバレ



ストックの正体は大陸の砂漠化を止めるためグランボルグの王族が執り行う儀式のニエであり、エルーカの実兄であるエルンストである。死人に儀式の執行者の魂を分け与え、死人はニエとなりその魂を儀式に耐え得るように鍛えて執行者に返すと言う役割を持つ。
白示録とはニエが魂を鍛えるための道具である。


真のエンディングではハイスがストックの代わりにニエになったため、ストックは死なずに生きることになる

これは重要な決断だ 追記、修正を
→行う
やめておく

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