ネームレス(KOF)

登録日 :2010/01/16(土) 08:03:42
更新日 : 2016/10/29 Sat 21:57:00
所要時間 :約 8 分で読めます





「俺に敗北はない……!」



プロフィール
名前:ネームレス(正式なコードネームは「Ж'(ジェープライム)」)
格闘スタイル: なし
出身地: ネスツ火星基地ダイモス
誕生日: 不明
身長: 168cm
体重: 58kg
血液型: B型(RH-)
趣味: なし
大切なもの: カスタムグローブ「イゾルデ」
好きな食べ物: レッドグローブ(種無し葡萄)
嫌いなもの: 実験
得意スポーツ: ルールを知っている個人競技全て
CV:小野大輔
専用テーマ曲:Ж'


『KOF2002UM』から初出場したキャラクター。大人の事情により出場できなくなったK9999の代役である。
KOFに出場する理由は、 裏切り者達の始末、及び成功した暁には約束を果たしてもらうこと。



【概要】

秘密結社「ネスツ」工作員の一人。『プロジェクトЖ』により生み出された9999番目の実験体であり、唯一の生き残り。
顔つきは草薙京に似ているが、前髪の半分だけが白くなっており、右眼下と左頬に傷が刻まれている。
ネスツ製の戦闘服にボロボロのマントを羽織り、腕のグローブが際立つ格好になっており、グローブを除けば容姿の特徴が某モグリの医者に似ている

性格は寡黙な自信家。ネスツに対しては忠実だが、「約束」の悲願次第では滅ぼす覚悟もある。
戦闘時はグローブを居合い抜くように炎を噴出させ、グローブをドリルやハンマーに可変して攻撃する。
炎の色は、本来の草薙のものよりどす黒く変色している。

  • プロジェクトЖ
K'を超える強化人間の開発計画。『99』の「プロジェクトK」の副産物的なプロジェクトであり、K'の遺伝子(タイプK'ゲノム)を組み込んだ実験体に草薙京の遺伝子(プロトKゲノム)を組み込むことにより、K'と同レベルの肉体で草薙京の炎を使用させる改造人間を生み出すことが概要。実験体の数は一万を越えていた。
名前の由来は「(K)usanagi」と「(K)'」とを掛け合わせるコンセプトより。『2002UM』のOPを見ると一目瞭然である。

  • イゾルデ
ネームレスが右腕(イラスト等では左腕だが、K'やK9999が右腕なのでこちらが正しいと思われる)に装着している純白のカスタムグローブ。擬似生命体であり、彼の大事なもの。
名前の由来は、かつてネームレスがダイモスにいた頃、データを採るための模擬戦で負傷した彼を看護した医療班に所属する少女の名である。
実験体として生まれ、過酷な実験や訓練に仲間が次々と死んでいくなか、逃げ出すこともできない状況で生きることに投げやりになっていたネームレスはイゾルデに一目惚れし、生きてさえいればまた会えるかもしれないと希望を持ち、様々な実験に耐え抜いた。
実験体の数が当初の10分の1以下になったとき、プロジェクトの第二段階である草薙の遺伝子を組み込む実験が行われたが、拒絶反応を起こして暴走した自らの炎に実験体がことごとく死にゆくなか、ただ一人ネームレスだけが強靭な意志により生き残るも、焼け死なずに済んだというだけでとても炎をコントロールして戦えるレベルではなかった。

生き残りは彼一人になり、プロジェクトは頓挫するかと思われたが、上層部はなぜか継続を決定させた。ネームレスは酷い火傷を負った右腕を凍結封印され、集中治療室へ回されることに。

そこで彼の看護を任されたのが、イゾルデだった。
再会したからといってあまり変わりはなく、話しこむこともなかったが、荒んだ生活の中での穏やかな日々はネームレスにとって幸せだった。
ネームレスとイゾルデは惹かれあっていたが、実験体であるネームレスに安息の日々が得られるはずはなかった。
火傷が癒え、ラボに戻るときのイゾルデの悲しげな表情は今でも彼の脳裏に焼きついている。
そんなおりに研究員からこう告げられた。

「現在ネームレス専用のカスタムグローブを製作中であり、これを用いて組織に貢献すれば、上層部は下級幹部に迎える用意がある。下級といえども幹部であれば、不快な実験や監視からも完全に解放され、望むのであればあの少女を名目上の部下として常に側に置いておくことも許されるだろう」と。

それを聞いたネームレスは、進んで過酷な日々に舞い戻ることを決意した。リハビリというにはハードすぎる、弱った肉体をもとに戻すための1日16時間のトレーニング、"草薙の炎"に対する拒否反応を少しでも軽減するための改造手術、そしてデータ採取のための実戦テスト…イゾルデと過ごす日々を想い、ネームレスは耐えた。

ネームレスの肉体が移植実験前をしのぐレベルに完成されてきた時、開発中の白いカスタムグローブが届けられた。完璧に調和したそれとの調整とテストが済むと彼は地球に向かわされ、破壊工作や要人暗殺等の実戦をこなすことになる(が、イゾルデと触れ合うことで彼の心にも変化が生まれ、標的の急所をわざと外す等もしていた)。

あるとき、ネームレスに新たな指令が下った。ネスツから脱走した科学者の始末というありふれた任務だったが、彼はいずこかの公的機関に拾われる前にその脱走者の男を捕らえることに成功する。男は火星でのプロジェクトにも参加していた研究員であり、ネームレスに見逃してもらう代わりに『真実』を教えてやると持ちかけてきた。

男の話によれば、全ては仕組まれていたという。
ネームレスが模擬戦で負傷し、イゾルデと出会い希望を手に入れ、生き残る意思で草薙の炎に耐え、再会し互いに惹かれ合うようになる…それら全てが最初からネスツのシナリオであったというのだ。
そして、イゾルデが暴走する炎を抑えるためにアンチK'の因子を育てるためだけに生み出された実験体であり、因子の融和性を高めるためにネームレスと惹かれあい、因子を取り出され、死んだと告げられた。

その因子を埋め込まれて完成したのが、ネームレスの白いカスタムグローブだったのだ(なお、イゾルデの名前は元を辿ると『トリスタンとイゾルデ』または『トリスタン物語』という中世の物語が由来であり、その物語には「金髪の『イゾルデ』」「白い手の『イゾルデ』」という2人の「イゾルデ」が登場する。ネームレスのカスタムグローブの色が白であるのは「白い手の『イゾルデ』」がモチーフと思われる)。

ネームレスは男を見逃すと基地に戻った。話を鵜呑みにしたわけではないが、不審な点は幾つもあったためネスツに対する拭い難い不信感が生まれてしまったのも事実だった。しかし確かめる術はない。
そんな折、新たな任務が下った。

KOFに出場し、裏切者達を抹殺せよ

ネームレスは、この任務を終わらせた暁には棚上げになっていた約束を果たしてもらうことを条件にKOFに参加するのだった。


【キャラ性能】

K9999のリテイクキャラだけあってほぼ同じキャラ性能をしているが、クセの強かった彼のマイナーチェンジ版であり、技の差し込みやすさと爆発力により最上位キャラと化した。
通常攻撃はクセが強く、一部攻撃は多段ヒットするため崩しやヒット確認は容易だが、ガードキャンセルには弱い。
超必殺技が優秀だがゲージ回収率が低いので大将向け。小足から2ゲージで5割、4ゲージで即死するコンボが発見されている。

  • 特殊技
『穿孔戦技・雪風』
カスタムグローブをドリルに変形させ、突進しながら突き出す技。ネームレスの主力技であり、リーチが長く小技から繋がる程発生が早いうえ多段ヒットし、ガードされても五分。
必殺技には繋げられないが、キャンセルMAX発動からどこキャンで高威力の連続技を狙える。
「貫け」

『足刀戦技・時雨』
前進しながらハイキックを放つ。強攻撃から繋がり、リーチが長い。特殊技であるにも関わらず、必殺技は勿論、他の特殊技にも繋げることができる。特にMAX発動雪風からはスムーズに繋がる。

『襲脚戦技・東雲』
スライディングキックを放つ技。K9999のしゃがみ強Kを特殊技に直したもの。そのため、ネームレスのしゃがみ強Kは普通の足払いとなっている。特殊技なのにどこでもキャンセルできる点は変わらず。


  • 必殺技
『地走型抜手刀戦技・早蕨』
グローブを外して腕を振るい、炎を前方に発生させる技。強は発生が遅くヒットが多い。弱はその逆。
「撃ち抜け!」

『対空型抜手刀戦技・宵月』
グローブを外して腕を振り下ろし、斜め前方に炎を発生させる技。ネームレスの主力技その2。至近距離だと小技から繋がる発生の早さに加え、弱の無敵時間がボスキャラの無敵技より長いというチート技。強は2ヒットするが発生が遅く、無敵時間も一瞬しかないが相打ちに持ち込みやすく、その場合は追撃可能。弱と強でどこでもキャンセルが可能という特性があり、画面端のみならず中央でも行えるため、パワーMAX発動した彼に飛び込むのは自殺行為に等しい。
「斬る」「斬り裂け!」

『強襲型抜手刀戦技・天霧』
飛びながらグローブを外して炎を噴出する技。強は飛ぶ距離が長く、ヒット時は追撃可能。弱は発生が早い。
「無駄だ!」「逃がさん…!」


  • 超必殺技
『閃光型抜手刀奥技・灼鳳』
グローブを外して腕を振り下ろし、自分を中心に爆炎を巻き上げる技。発生が非常に早く無敵時間も長いため様々な用途に使えるが、コマンドがレイジングコマンドで複雑なのでとっさに出すのが難しくガード時は隙が大きい。受け身不可なので、高い位置でヒットすれば後述の螺旋に繋げることもできる。
「燃え上がれ…俺の炎よ!」

『拡散型抜手刀奥技・絶影』
グローブを外して腕を連続で振るい、炎を乱れ飛ばす技。ヒット数が多く無敵時間もあり技後の隙もかなり短い。更にほぼ全ての飛び道具を貫通するため、ゲージのある彼に遠距離から飛び道具を連発するのは(ry。やはりコマンドが複雑。
「絶影…闇に散れ…」


  • MAX必殺技
『回転型突貫奥技・螺旋』
グローブを超巨大なドリルに可変させて前方を大きく突き穿つ技。コマンドが簡単、発生が早い、無敵時間が長い、威力が高い、範囲がでかい、削りが多い、なんでも判定(通常ヒットしない状態でもヒットする)があると至れり尽くせりの技。
「螺旋…貴様を打ち砕く!!」


  • MAX2必殺技
『最終型抜手刀秘技・燐光』
グローブを放り投げて力の全てを解放し、画面上部を突き抜けるほどの火柱を噴き上げる技。技中、火柱の中にイゾルデの幻影が現れ、ネームレスを守るため、グローブを再装着させる。
また、この技で最後のラウンドをKOすると勝利画面が変化する。  
発生は非常に遅いが、異常に長い無敵時間を誇り、高威力・広範囲の判定とガードされても凄まじく削るためトドメ専用技。
「力の全てを…うおおおおおおお!!」

「いつも側にいる…そんな気がするんだ…」


【主なセリフ】

「…来い」
  • 登場イントロ。羽織っているマントを放り投げる。

「ターゲット確認、排除する」
  • 登場イントロだが、何気に対CPU乱入専用。

「火力の違い…教えてやる…!」
  • 対京、K'専用イントロ。グローブから炎を放出させる。自信家としての彼がよく分かる演出。
  • また、火力として見た視点でのメタ的な解釈もできるため面白い。
  • ちなみに、K'と第1ラウンドで闘わせるとK'の挙動が若干変。もしかしたら、彼専用の掛け合いがあったのかもしれない。

「お前は…!? …いや、なんでもない…」
  • 対クーラ専用イントロ。イゾルデとそっくりなのだろう。

「真実へと繋がる道へ…立ちふさがるものは…全て排除する!」
  • 対ネスツボス専用イントロ。跪いた状態から立ち上がり、マントを放り捨てる。ボス達が喋ったあとで言うので印象に残る。

「終わったよ…イゾルデ」
勝利ポーズ。どこからか取り出したマントを羽織り、悲しげに呟く。

「急所は外した…好きなところへ行くがいい」
  • 対クーラ専用勝利ポーズ。不器用ながらも優しいが、任務的にダメなのでは?

「あとで磨いてやるからな」
  • 挑発。グローブを掲げながら言うのでちょっと危ない。

「俺は常に己を超えて進化し続けている…!」
「すぐに迎えにいく…必ず!」
「お前は…いや、違う。そんなこと分かっているさ…」
「オリジナルが全て上とは限らない…」


セリフや資料などから察するに、イゾルデはクーラのクローンなのは間違いない。
イグニスからはK'達と同様「宿命の落とし子」と称され、最強人間候補の一人だと考えられている。 


【以下、ストーリーでのネタバレ】




特に無い。
リメイク元である2002はストーリー無しのお祭りゲーであり、そのリメイクである2002UMも同様。
つまり、 設定だけ公開されて、進展は一切ない と言う恐るべき放置プレイを食らわせてくれる。
とりあえず、イゾルデが死んでいる事だけはソーシャルゲーム「THE KING OF FIGHTERS バトルフェスタ」にて明言されてしまった。
いや、せめてKOF本編でやってくれよ……


果たして彼がもう1度KOFに参戦し、その後のストーリーが語られる日は来るのだろうか……



追記・修正…教えてやる…!

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