ドルフィン号/ドルフィン初号機

登録日:2012/09/13 Thu 17:59:42
更新日:2024/03/21 Thu 17:20:23
所要時間:約 10分で読めます





1.
サイボーグ009 のアニメ版にのみ登場する主人公たちサイボーグ戦士たちの母艦『ドルフィンⅡ世号』。


2.
ピクミンシリーズに登場する宇宙船。この項目で紹介するのはこちら。
主人公であるホコタテ星人キャプテン・オリマーが搭乗するが、無惨にも大破してしまった。



この項目は原生生物により建て逃げされてしまった。
大破した項目を追記・修正する事は私にはできない…… 残念だが、ホコタテ星に帰るとしよう。

















バカモン!!!!!!!

この項目を建て逃げするなど、もったいない!

ちゃんとした記事にするまで帰ってくるな!


ドルフィン号とは、ピクミンの主人公キャプテン・オリマーの愛機。

ドルフィン初号機とは、彼の勤め先であるホコタテ運送に存在するロケット。


◆ピクミン(初代)/ドルフィン号

休みなく働いたオリマーの努力の結晶である一人用宇宙船ドルフィン号が登場。
デザイン等にオリマーが口出ししている辺り、どうやらオーダーメイドのようだ。

放射線防止のガードは勿論、オリマー自身もよくわかっていない技術が多数詰め込まれている。
宇宙海賊から宇宙船を守る為の機能や無線機もあり、これらは衛星として周囲に設置することも可能。

武装として、星をも破壊出来る威力を秘めたノヴァブラスターを搭載している。
また、マッサージマシンや日焼けマシンといった俗物もある他、一人用宇宙船という他者の介入が少ない存在からか密かにへそくりを貯める金庫もある。
ワープ機能も完備。

オートパイロットも可能で、オリマーは就寝時等にこれを使っていると思われる。
しかし、作中ではこのオートパイロットが仇になり、宇宙船に接近する隕石を回避出来ず近くの星へ墜落、30個ものパーツを失ってしまう。
意外と丈夫なのか、宇宙飛行はパーツがほぼ揃っていないと無理だが、空を飛ぶ位ならばエンジンさえあれば多少の発電機関が欠損していたとしても可能である。

パーツやオリマーの格納には、コックピットより下部のエリアから宇宙船の正面に発している光線を用いる。
また、オリマーの宇宙服の耐久力が尽きた時には非常用のワープ機能で宇宙船の前まで転送させられて自動で離陸して空に避難する。

名前の由来は「サイボーグ009」に登場したマシンに肖ったのか、開発段階でのニンテンドーゲームキューブのコードネームである「ドルフィン」から名付けたのか不明。


こうして30個のパーツをすべて集めるか、脱出に最低限必要な25個のパーツを集めて30日目を迎えるとホコタテ星へ帰れる。

なお脱出には不要なパーツでも次のエリアに進むのに必要なパーツとしてはカウントされる。不要なパーツも含めて29個集めないと最終エリアに進めないので注意。

余談だがメッセージをコドモ向けに切り替えると日誌と同様にパーツの説明文もひらがなで表記されたかんたんなものとなる。
中にはノヴァブラスターを撃ってみたいと口走るオリマーなど本当にコドモ向け?となる内容もある。




だのに!


◆ピクミン2/ドルフィン初号機


ひどい…!ひどすぎるっ……!こんな話があるかっ…!
命からがら… やっとの思いで…集めたのに… 帰ってきたのに……
社長っ…!あいつがもぎ取ってしまった……!
せっかく手にした私の未来…希望…人生を……!


なんとオリマーがいない間に会社が経営危機に陥っており、社長は色々売りに出したが売れたのはオリマーのドルフィン号だけだったという。
ドルフィン号はオリマー個人の所有物であり、社長が勝手に売りに出したという……


しかし、会社にはまだドルフィン初号機が残っていた。
ドルフィン初号機はホコタテ運送創業当初から若かりし社長(ピクミン2)が使っていたという、かなり年季の入ったロケット。
二人乗りで、白と濃いピンクのカラーリングが特徴。
先端部にはプロペラがついている他、この部分だけを切り離して探査ポットとしてパイロットと共に洞窟に同行させる事も可能。いざという時は、お宝を捨てる代わりにピクミンやオリマーたちを連れて地上に戻ることも出来る。
アイテム回収の光は探査ポットの下部から発される。

古いだけあってそこかしこに点在する錆・搭乗者に尻餅を突かせる乱暴な着地・故障していないか心配になりそうなプロペラ音など、説明書内でもオンボロ呼ばわりされる程の老朽化が目立つ。
さらに海外版やSwitch版限定お宝のオリマーメモによると医薬品が全く積まれていないという驚愕の事実が語られている。
が、一方で宇宙飛行やワープは問題なくできる上に、お宝の回収&鑑定もこの一機だけで可能、コンテナに至ってはいくらお宝や原生生物を放り込もうと容量不足になる気配が全くない。
人工知能を有しており、無口な搭乗者たちと違いやたらよく喋る。
また、冗談をよく言う程度にウィットに富んでおり、あの欲棒をはじめとした怪しげなネーミングはほとんど初号機によるもの。シリーズが全て揃うと初号機によるお宝のセールストークも聞ける。

機械らしく生き物(虫=バグ)は苦手で、原生生物の初回収時やムシを連想する一部のお宝のセールストークではぶつくさ文句を言う。
一部のお宝から宇宙服のサポートパーツを作成する技能も持ち合わせているが、手持ちの素材や備品より高性能なことを悔しがりながら改造することから妙なプライドが見て取れる。

以上のことから、ゲームを長くプレイすればするほどボロの割にはかなり高性能な印象を受ける。というか初号機でこのレベルなら、ホコタテ運送で使われているロケットやオリマーのドルフィン号はどれほど高性能なのだろうか?ホコタテ星の科学は宇宙一ィィィィーーーー!
借金返済後は社長の手によりまさかの金ぴかボディにカラーチェンジする。社長がいる手前表面上は喜んでいるが、個人(?)的には嫌がっているようだ。

◆ピクミン3(ピクミン3デラックス)/ドルフィン初号機

ピクミン3では金ぴかに塗装される前の旧カラーで再登場するも、ゲーム中では既に見るも無惨な姿にされている。
アルフは「壊れているようだ」と言っている…が、オンボロ過ぎて全壊しているように見えるだけかもしれない。

本編ストーリーでは主人公のコッパイ星人たちから、まんまと食料を盗んだルーイが逃亡するために乗り込もうとしたようだが、
そこを巨大生物ヌマアラシに襲われてしまい、破壊されてしまった模様。
ルーイを回収した後は別のエリアに捕らわれているというオリマーを救出する話にストーリーが展開し、そこでフェードアウトしてしまう。

デラックス版ではメインストーリー後に社長が「大気圏でバラバラになったドルフィン初号機を回収してくれ」とオリマーらに命じ、再びPNF-404に戻るサイドストーリー『オリマーの冒険再び』が追加されている。
この時オリマーらは初号機の探査ポッド型の青く塗装された小型宇宙船『初号機ポッド』で惑星に降り立っている。
ドルフィン初号機のパーツを回収するミッションでは、メインエンジンクロノスリアクターといったドルフィン号と共通のパーツが登場。正式名称不明のパーツもドルフィン号のパーツを集めたことがあるのなら何のパーツか推測がつく。見た目は初号機らしくアレンジされており少々古い。

オリマーのドルフィン号と同じような状況に立たされていたり、そもそもオリマーらがドレイク号で帰還した後に何故大気圏でバラバラになっているのか等興味深い内容となっている。
恐らく原因はエンディングでまた置き去りにされているルーイ。
因みに「オリマーの調査レポート」では哀しき獣の塔でルーイがオリマーから隠れているが、この後に初号機はルーイと共にオリマーを置いてきぼりにして逃げている。それでいいのか。


◆Hey!ピクミン/ドルフィン2号機

ピクミン2で無事借金を返済した後、オリマーは借金のカタに売られてしまった自分のドルフィン号を買い戻したいと考えていた。

しかし、
  • ピクミン2では自宅に隠してたへそくりや借金返済の褒美として貰ったボーナス、果ては全財産を家族が全部使い切ってしまう。
  • ピクミン3で社長が新たに借金を作ってしまい、そちらの返済を優先する事に。しかも初号機を破壊されるわラスボスに拉致されるわで絶体絶命の危機に陥る。
  • 挙げ句の果てに、お宝として回収した果実をルーイが食べてしまう。
といった不幸が相次ぎ、ドルフィン号の買い戻しは実現出来ずにいた。

が、『Hey! ピクミン』ではついに念願を叶えたのか、新たな機体『ドルフィン2号機』が登場。
ドルフィン号と初号機の中間のような、流星型で背の高いロケットの見た目をしている。
機能面では初号機のものに近くなっており、機首を分離して探査ポッドとして活動させることもできるほか、オリマーをナビゲートするおしゃべりなAIも搭載している。

例によって宇宙航行中に隕石に衝突してしまい、ピクミンたちの星へと墜落する事になってしまうが
これまでとは異なりパーツが分離したり完全にバラバラになってしまうという事はなく、新型らしい性能を見せてくれる。
が、機体の機能を利用するための動力源『キラキラエネルギー』と、それを大気圏突破の推進力に変える変換機を失ってしまい、
  • キラキラエネルギーを含有する物体『お宝』を回収して集め、キラキラエネルギーを30,000キラ分抽出する
  • 惑星のどこかに落ちた『キラキラエネルギー変換器』を探し出して回収する
の2つがHey! ピクミンにおけるオリマーの目的となる。

◆ピクミン4/ドルフィン号

10年ぶりの新作となるピクミン4ではなんと初号機でも2号機でもなく、オリマーの個人所有するドルフィン号が登場。
買い戻しに成功したのか…と思いきや、どうやらピクミン4自体が初代ピクミンのifストーリー的な扱いなようで、
ドルフィン号が勝手に売り払われる『2』の出来事は遭難中に見た悪夢としてメモに残されている。

本作も彗星に衝突してPNF-404に墜落、欠落したパーツを回収するために奔走した模様。
プロローグでは宇宙ムセンを回収し救難信号を発信したものの、その後の動向は謎に包まれる形で物語がスタートする。
本作の拠点であるレスキューキャンプにはどう見てもドルフィン号としか思えない機体が墜落しており、無事に脱出成功した訳ではなさそうだが……



◆外部出演

スマブラXではドルフィン初号機がオリマーの最後の切りふだにて登場する他、亜空の使者ではフォックスorファルコのアーウィン、サムスのスターシップ、ファルコンのファルコンフライヤーと共に、ファイター達を亜空間へと送り届けている。
他の宇宙航行機と比べて明らかにポンコツでフラフラの飛行なのだが、その状態でも砲弾の嵐を華麗にかわしきる辺り、宇宙飛行士オリマーの手腕を再認識させられる。
原作でお宝や原生生物の死骸を大量に収納出来る為、ファイター達の搭載スペースは十分にあると思われる。




追記・修正はピクミン1の攻略本付録のドルフィン号のペーパークラフトを作成してからお願いします。

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最終更新:2024年03月21日 17:20