クイーンチャッピー

登録日:2010/12/31(金) 14:41:13
更新日:2024/01/17 Wed 06:24:36
所要時間:約 3 分で読めます





和名:デメマダラ(卵嚢肥大個体)

イヌムシ科


ピクミン2ピクミン4に登場する大型原生生物。
ピクミン2では、めざめの森の地下洞窟「けだものの穴」、ねむりの谷の地下洞窟「辺境の洞窟」の最深部に居座る。
のぞみの大地の地下洞窟「百戦錬磨の穴」でも中ボスとして登場。
ピクミン4では「けだものの王国」と「けだもののゆりかご」と「王の穴」で登場。

食物の減少など環境の変化が起こった際に、メスが一時的に体を変化させた姿。
本来単独で生活するチャッピーだが、環境変化を乗り切るためにこの個体を中心に一時的に蟻か蜂のような社会形態を取る。
卵巣を中心に体が異常に巨大化し、まるで芋虫かシロアリのような気色悪い体型になっている。
餌が減ったのに卵巣を肥大させて幼体を産み続けるのは理に適っていないように思えるが、これは食糧難の場所から新天地を目指させるためか、あるいはもっと単純に幼体を非常食とするためのどちらかだと思われる。

生物図鑑のクイーンチャッピーはいくらピクピクニンジンを与えても目を覚まさない。
あと食事中はZボタンを押さない方がいい。


ピクミン2

・「けだものの穴」のクイーンチャッピー

プレイヤーが最初に対峙するであろうボス。体を丸めて眠っており、攻撃すると目覚める。
捕食は行わないが、纏わり付くピクミンを振り払い左右に転がってピクミンを押し潰す。
前後への攻撃手段はないので頭かケツの方から攻撃すれば楽勝。
因みに、左右両方に安全スペースがあるため、転がって来ても上手く誘導すれば押し潰されずに済む。因みに、側面から戦うメリットはあまりないが、ギリギリまで転がって来るためスリルは味わえる。

しかし、初見プレイヤーは大体チャッピーと同じ感覚で寝てるうちにと大量にピクミンをくっ付けてしまい、大虐殺の憂き目にあう。
下手をすると初の全滅を味わう…

・「辺境の洞窟」のクイーンチャッピー

眠る間も惜しんでベビーチャッピーを産み続けている。
ベビーチャッピーはオリマーのパンチ一発で死ぬ程弱いが、
捕食スピードが尋常でないうえ止めどなく大量に産まれてくるので、大勢のピクミンで取り囲むと逆に甚大な被害に遭う。
押し寄せるベビーチャッピーを突破しクイーンチャッピーの正面まで来られれば、転がり攻撃にベビーチャッピーを巻き込んで一掃できる。
ベビーチャッピーは倒すと黄色いエキスを出すので結構便利。
幸いな事に、この戦闘では地形の関係上ベビーチャッピーが壁につっかえてスタート地点まで来られないようになっている。さらにスタート地点からベビーチャッピーの所に直接行けるルートがもうひとつ存在し、うまく利用すればピクミンとベビーチャッピーの戦闘を回避できる。

実はピクミン同様ベビーチャッピーが存在できる数には限りがあり、限界に達するとクイーンチャッピーは生むのをやめてしまう。ベビーチャッピーが減るとまた生みはじめる。
ちなみにベビーチャッピーは、生物図鑑でよく見るとめちゃくちゃカワイイ。

・「百戦錬磨の穴」のクイーンチャッピー

転がって左右の壁にぶつかると、その衝撃で天井が崩れ、クイーンチャッピーの正面に落石が起こる。落石に潰されたピクミンは勿論、即死。
転がり攻撃+ベビーチャッピー+落石と、前後左右全方向へ攻撃してくるため一筋縄ではいかず、多くのプレイヤーをパニックに陥れた。
また、探査ポッドの方向にケツが向いている(「けだものの穴」と逆向き)ため、呑気にフロア散策でもしようと考えていたらベビーチャッピーに襲われてしまう。

何れも忘れた頃に現れては強烈なインパクトを残していくため、クイーンチャッピーにトラウマを持つプレイヤーは多い。

チャレンジモードではデメマダラの巣窟に登場(辺境の洞窟仕様)。ボスのダイオウデメマダラより厄介。


ピクミン4

最新作「ピクミン4」でも再登場。
HD画質になってより気持ち悪くなったと評判。特に撃破後の姿は、まるでカブトムシの幼虫みたいでかなりリアルである。

・「けだものの王国」のクイーンチャッピー

中間地点の中ボスとして登場。恐らく『4』では殆どのプレイヤーがここで初遭遇すると思われる。
『2』の「けだものの穴」最深部に似た縦長の通路で眠っており、攻撃すると起きて戦闘になるという流れは同じ。
ここではベビーチャッピーを産む事も無く、またこちらには轢き潰されても死なない岩ピクミンが仲間に居るので危険度はそう高くない。シリーズ経験者には無犠牲クリアも容易いだろう。
が、本作でピクミン初体験のライトユーザーにとってはその限りではなく、ゴロゴロと転がる巨体にパニックを起こして岩以外のピクミンを全滅させる惨事が後を絶たない。

・「けだもののゆりかご」のクイーンチャッピー

こちらでは最深部で待ち構えるボスとして登場。ここからベビーチャッピーを産むようになる。
ベビーチャッピー自体は冒頭でも出現していたが、今度はピクミンを連れての戦闘になる。ベビーチャッピーは『2』ほどの捕食スピードはなくなっているが、本作からプレイしたライトユーザーをパニックに陥らせるには十分な性能を持つ。というか『2』履修済みプレイヤーでもなる人はなる。
『2』同様、リーダーの攻撃と母親の転がりで上手く処理しよう。今回はオッチンという頼もしい相棒がいるので楽な方である。
ここまでは『2』の時と基本的な攻略方法は変わらないが…。

・「王の穴」のクイーンチャッピー

問題はこっち。
ここでもベビーチャッピーが登場し、フィールドも狭いのでどうしても接戦になりやすい。が、それより何よりも一番厄介なのは部屋の構造。
これまでのクイーンチャッピーと対峙するフロアには転がり攻撃をやり過ごす為の空間が必ず用意されていたが、今回はそれがない。
ではどうやって躱すのかというと、クイーンチャッピーの左右に配置された間欠泉で大ジャンプしながら転がりを躱すというシビアかつアクロバティックな操作を要求される嫌がらせのような仕様となっているのだ。歴代ピクミンとは毛色の異なるアクション性を求められることになる。
無論、一瞬でも操作が遅れたらその時点で隊列が全滅するため全く気が抜けない。
挙げ句の果てに、クイーンチャッピーが壁にぶつかる度に一回目で落石が、二回目でベビーチャッピーが降ってくる嫌なおまけ付き。
オッチンに乗ればピクミンの被害を抑えられるが、オッチン縛りだと本作屈指の難関と化す。人によってはラスボスより厳しいかも知れない。

+ 「新入り!クリアできずに 手こずってるみたいだな! オレ様が ヒントをやろうか?」
「ククク… 我の力が 必要か?」
「レスキューの成功を 確かなものにしたいなら……1に訓練、2に訓練、3にも 4にも 訓練だ!」

出会い頭にしびれサンダーで麻痺させて、ゲキカラ総攻撃をぶちかませ。
クイーンチャッピーは最初から戦闘体制では無いため、こちらが近づくだけでは何もしない。ベビーチャッピーも姿を見せない。1匹でも近くにいれば狂ったように叫び出したり、 そもそも攻撃が効かなかったり、 厄介な取り巻きが闊歩してたり、謎に水辺があったりするするわけでもない。つまり棒立ちのクイーンチャッピーは、一回きりの大チャンスなのだ。
とにかく超強力なこの戦法を前にすれば、でかい芋虫だろうがオッチン無しだろうが一切抵抗させずに討伐可能。 一つデメリットを上げるとするならば極めて絵面が卑怯であるということ。
当然オッチン縛りなしなら、最大強化トッシンを喰らわしてさらなるタイム短縮を目指せる。

理不尽には理不尽で対抗せよ、ということである。




ルーイメモによると「卵巣の塩漬けは珍味of珍味。一度ご賞味あれ」…らしい。
フグじゃねーんだから…!!


余談ながら、Wiiソフト『おどるメイドインワリオ』のプチゲームにも出演を果たした事がある。
ちなみにゲーム内容は転がって周囲にいるピクミンをすべて轢き潰すというもの。ううむ。



「またまた怪しい項目を発見しました!
こんな外れの方まで探しに来たのが
報われましたね!
歩き疲れたかもしれませんが、
もうひとふんばりです。
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最終更新:2024年01月17日 06:24