ウェンディ・ハーツ

登録日:2012/09/07(金) 22:42:21
更新日:2023/12/26 Tue 23:59:33
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でもね、キオ。わたしはキオが行くのを止めない。キオは戦う為に戦場に行くんじゃないから



機動戦士ガンダムAGE』の登場人物。

CV:伊瀬茉莉也
年齢:14才※キオより1歳年上


キオ編からの登場で、第三部以降のヒロイン。
キオ・アスノ幼馴染みで、金髪と琥珀色の瞳を持つ美少女。


ガンダムAGEは代々ヒロインの扱いがあまり良くないが、そのジンクスは彼女も例に漏れず出番自体が殆どない
ルウ・アノンが“第二のユリン”というべき印象深い最期を迎えてしまい、結果として完全に存在感を喰われる羽目に。


これまでのヒロインは次章主人公の容姿から結婚することが確定していたが、彼女の場合は四世代目の設定が無いのでキオと結ばれるとは限らない。
第三期のOPとEDではちゃんとヒロインっぽく扱われてるのに……。

ちなみに、最終回のアスノ家三代集合写真にも参加させて貰えてない。
これに入ってれば嫁確定だったんだろうけど……。


【キオ編】
オリバーノーツ襲撃の際に連邦軍の基地に保護され、成り行きでディーヴァに乗艦することに。
元々学校で看護コースを専修していた為にユノア・アスノの助手として働き、看護士見習いへ。
また、子供達の面倒を見る子守り的な役割が多かった。

そんな彼女だからか、殺伐した状況の艦内を和らげる事に貢献している。

肝心のキオとの絡みは無いに等しいのだが、ヴェイガンに囚われたキオを信じて気丈に振る舞い、
ウットビットを驚かせる等いかに彼女がキオを信頼しているのかが分かるシーンは数多い。


【三世代編】
ユノアはディーヴァを降りたが、彼女は引き続き乗艦。

キオが戦いに身を投じる中、キオが戦いを止める事を信じ、看護士見習いとして自分なりの戦いに専念する。

キオの信念を理解し、応援する数少ない人物(ウェンディのほかにはキャプテン・アッシュことアセムパパ)。

最終決戦ではついにキオの願いがフリットを通じて全軍に届き、キオがやっと報われたことに涙していた。

ちなみに最初のうちは復帰したユノアと共に負傷兵の手当てに専念していたが、
手が空いたからなのか、はたまたキオが好きすぎてたまらないからなのか
終盤はナトーラ艦長の横でキオの戦いを見守っていた。もうアンタもヒロインや

時は流れ終戦を迎えた37年後のA.G.201年、歳を取ったアセム親子が登場したがキオと彼女が結ばれたかどうかは分からなかった。



小説版



女の子は守られるだけの存在じゃない


ヒーローを待ち続けるだけのヒロインじゃない


お嫁さんになって子供を抱くだけの存在なんかじゃない



ヒロインだって戦うのだ


優しく健やかな心と大胆な行動力を兼ね備えた正当派ヒロインとなり大活躍。
また、一般人の視点から世界観の設定を解説する役割も担っている。
主人公(フリット)を『見守る』ことを望んだエミリー、主人公(アセム)を『支える』ことを決意したロマリーに続き、歴代ヒロインの一員として主人公(キオ)と『共に戦う』ことを選んだ。

登場早々草むらでじゃれあったりと、キオとは互いになくてはならない大切な存在として完全にステディ状態。
その重要性は、“魂にはルウが。現実世界にはウェンディが生きている”と表現されるほど。


幼少時は友人を作れず孤立しており、そんな時にキオからゲームに誘われ親交を深めていった。
産まれた時から世界がヴェイガンへの復讐に加速していく中で、夢や希望を詰め込んだゲームという存在によって憎しみに染まらず真っ直ぐな成長を遂げている。
火星圏からの移住に関しても「帰還させてやればいい。戦争で死んでいく人間の数を考えればマシ」として肯定派。
ただし、当然だが根本的には無差別攻撃を仕掛けてくるヴェイガンを好ましく思っていない。
なお、ヴェイガンとの和解を唱えた教師が一家もろとも暴徒の集団に惨たらしいリンチを受け、警官すらも笑って黙認している場面を目の当たりにし、それがややトラウマになっている。


キオのことは少なからず異性として意識しており、度々熱っぽい表情を浮かべている。そして、ただひらすらキオを想うその純真な眼差しはアセムすら感嘆させるほど。
もっとも、それゆえキオとシャナルア個人指導というキーワードに微妙な心境になったりもする。勿論モビルスーツの訓練です
ここまでは人物像が補足された程度だったが、4巻後半から怒濤の展開へ。
拉致されたキオを救出する為、内通していたユノアの仲介を得てなんとビシディアンへ志願
海賊見習いとしてバロノークに乗艦し、火星へと同行した。

イゼルカント様との戦いにおいて絶体絶命の危機に陥ったキオのもとに、
バロノークで輸送してきたGセプターにパイロットとして搭乗し参戦。
アニメ本編では途中でオミットされた複座設定が活かされ、夢の主人公とヒロインの二人乗りが実現した。
性能も操縦技術も、全てにおいて自分たちを凌駕する筈のガンダムレギルスを圧倒し、イゼルカントへ若き『子供たちの可能性』を見せつけた。
「出て行け!あなたはここにいるべきじゃないんだ!」
「やっちゃえ、キオ!あたしのことは気にしないで!」


余談だが、二人の合体によってAGE-3が蘇る一連の演出には歴代ガンダムシリーズ主題歌オマージュが用いられている。


すっかりアブない人になってしまったオブライトさんヤンデレブラコンと化したユノアおばさん賛否両論なのに対し、彼女の改変は専ら好評な模様。
やはり原点の彼女の性格にアレンジ加えたのが良かったのだろう。
只、戦闘に参加させた事やこのシーンでレギルスをボコボコにしたのは賛否両論である。


スーパーロボット大戦BX
原作よりも出番が増加した上に、何と上記の小説版の展開が取り入れられている。
こちらではキオが拉致されて恐怖に震えていた所をやブルーヴィクターに勇気付けられ、
キオを救うために自分の意志でバロノークに向かう…というくだりに。
そしてセカンドムーン周域の戦いにおいて、アセム達の手引きで脱出したキオと合流してAGE-3に乗り込む。
当然この行動にはキオも驚きを隠せなかったが、戦いの中で本当はウェンディが一番怖い思いをしていること、
自分を心配させまいと恐怖心を抑えて共に戦おうとしていることに気付き、その勇気に深く感銘を受けるのだった。

また、一番星コンテストではユキに巻き込まれて八稜郭の女性達の服(※布一枚のドレスです)を着せられてしまう。
しかもその後には騎士ガンダムを探すためにキオにパーティー会場から連れ出されたため、その恰好でオービットベースをうろつく羽目になった。

ちなみに、中盤からは戦術指揮/応援に設定することも可能。スペック低下無効やバリア無効など、強力な効果を持つ。
バグのせいでバリア無効は味方にも適用されちゃうけど

エピローグにおいてはアセムが誘ってくれたおかげで原作で入れなかったアスノ家の集合写真に入ることができた。
もはや完全にキオの嫁である。
アセムも冗談でキオの嫁扱いしてたしね!


【余談】
公式サイトにおける人物紹介において、彼女は「キオの幼なじみ的な女友達」と紹介されている。
この文章は言葉通りに取れば「一見幼なじみのようだが実際には幼なじみではない」という解釈になってしまうため、この紹介文が発表された際は物議を醸し、実はキオと血縁関係があるのでは?髪の色からユノアの娘なのでは?などと囁かれた。
もっとも蓋を開けてみれば普通の幼なじみだったのだが、なぜこのような表現にしたのかは未だに闇の中である。


追記・修正はガンダムAGE-3に乗り込んでからお願いします

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最終更新:2023年12月26日 23:59