ダマグモ

登録日:2010/12/26(日) 19:48:17
更新日:2023/09/15 Fri 08:15:13
所要時間:約 3 分で読めます





概要


和名:アシナガモクメツユハライ

科:ダマグモ科


ゲーム『ピクミン』『ピクミン2』に登場する大型の原生生物。

『1』ではステージ「樹海のヘソ」のボス。
専用の戦闘BGMがある(ラスボスのダイオウデメマダラ以外ではダマグモのみ)。
また、チャレンジモードにおいても「最後の試練」のダイオウデメマダラがいたエリアにて出現する。

『2』では地下洞窟「クモの根城」のボス。
倒すと、チャレンジモードをやるうえで重要になる「あのカギ」を落とす。
『2』ではそのほかに地下洞窟の「百戦錬磨の穴」、陸上ステージ「まどいの水源」に中ボスポジションで登場する。


普段はオリマーたちの目線には映らないほどの上空に巣をかまえて生息している。
胴体には目、鼻、耳、口などの器官はないが、ピクミン達を見つけると、頭上から落下し、さらには踏みつけようと迫ってくる。

体は金属質の物質で構成され、表面は蝋のようなもので覆われているため独特な模様とつやを持つ。
シンプルなフォルムとあいまって人気の高い原生生物である。


謎が多い生態


生息地域については『1』では洞窟の辺境にひっそりと住んでいたようだが、
『2』では太陽光の射す洞窟内、太陽光の射さない洞窟内、さらには地上と様々な場所に出現し、分類がはっきりとできない。
ピクミンを食べるわけでもなく踏み潰すだけ。

体力が減ると煙を上げ体がボロボロの穴だらけになっていき、倒すとガラスのように割れてしまい解剖も不可能。
さらに倒すと胴体がくす玉の様に割れる上、足に電気が流れる。わけがわからないよ。
くす玉のように割れた胴体からはたくさんのペレットを落とすため、ペレットを餌にしているという話も。


人によってはトラウマの一つ

明らかに何かありそうな円形の場所に恐る恐る入っていくと、頭上からいきなりデカイ図体がドスン!!と降ってくるため、初見だとかなりビビる。というか知っててもドキッとする。
フィールドによっては、なんの気なしに洞窟攻略していたときに気がつくと真上にいて壊滅状態にしてくれました、ということも。

また、『2』の「まどいの水源」では日数が31日を越えると、着陸地点正面にある丸い円のような所に立つと突然空から降ってくる。
パニックになっている時に同じように31日以降から登場するクマチャッピーまでやってくると阿鼻叫喚となる。


指示無く動けない、残されたわずかなピクミンたち──

あまりにも無慈悲に振り下ろされる足──


倒し方はとても簡単


ダマグモ種は共通して弱点となる胴体に攻撃を加えることで倒すことができる。

特にダマグモ自身は踏みつけと纏わり付いたピクミンを振り払うくらいしかしないので、
足をかわしながら丸い胴体にピクミンを投げつけるだけで倒すことができる。
特に黄ピクミンなら高い位置にある胴体に届きやすい。

ピクミンを振り払うときには体を大きくひねる予備動作があり、ピクミンを退避させるタイミングもわかりやすい。
慣れればかなり少数で倒せる。……というより隊列のピクミンが少ないほうが足を避けやすく、被害を出しにくい。

また、上述の通り目や口は見当たらないが実は体の前後左右は決まっており、方向転換するときはしっかり体の向きを変える。
動かす足の順番も決まってるので、動きをよく見れば踏みつけを避けるのは難しくない。

『2』では他の生物をダマグモの踏みつけに巻き込ませてダメージを与えることが可能。


亜種


『2』から登場した新種。ダマグモが機械と融合し共生した個体。
脚が非常に細く踏みつぶし攻撃は行えず、上空ではなく地面にて待機状態で出現する点で他のダマグモ種とは差が見られる。
所詮はダマグモと舐めてかかった多くのプレイヤーに衝撃を与えた原生生物。詳細は個別項目で。

こちらも『2』から登場した新種。最終エリアの地下洞窟である百戦錬磨の穴にて奥深くでボスとして登場する。
足が巨大化しており純粋なダマグモの強化版、と言いたいところだがそうでもない。詳細は個別項目で。

  • ケダマグモ/ハゲダマグモ (和名:オグジツユハライ/ハゲダカオグジツユハライ)
3』と『4』で登場したダマグモ種。『3』と『4』にはオリジナルのダマグモは登場しない。
通常のダマグモやゾウノアシの胴体が死亡時に縦に割れるのに対し、横に割れるという地味な違いがある。

ケダマグモは名前の通り体中が毛で覆われている。
ただしサラサラのストレートヘアーみたいな生え方なので、プレイヤーから「貞子」と呼ばれている。
弱点の胴体が毛で覆われて攻撃できないので、まずはピクミンに4本の足を登らせて生えてる毛玉を毟り取る必要がある。
全部毟り取れば胴体が露になってようやく攻撃できるようになる。

安全に戦いたいならまずは踏まれても死なない岩ピクミンに任せるのがおすすめ。
胴体がむき出しになったら直接飛んで攻撃できる羽ピクミンに任せよう。
メインストーリー本編中では2体出現し、「始まりの森」の個体は黒い毛、「迷いの雪原」の個体は白い毛で覆われている。
この毛色の違いは単なる地域差によるものであり、能力に差はない。


『4』では何故かハゲダマグモだけ続投。*1
ボスとして各所に出現するだけでなく、「巨人のかまど」などの夜の探索でも襲ってくる。
夜闇の中、遠目からでも目立つ巨体が迫って来るのは中々のホラーである。

普通のダマグモよりは生物的な外見ではあるものの、ルーイ曰く「毛があろうが抜こうが食べられない」との事。

  • ダマグモインフェルノ(和名:スソビロボンオドリツユハライ)
ピクミン4にて新たに登場したダマグモの一種。
脚の多くの部分がビニールで被覆されており、さらにコードまで巻かれている。そして胴体には青白く光る「目(光電センサー)」が合計19個付いているというキャノンと同等か以上に生物離れした見た目が特徴。
天井から吊り下がったその見た目は完全にディスコライト。

正式名称が発表されるまではパリピダマグモなどと呼ばれていた。名前の元ネタは往年の名曲「ディスコ・インフェルノ」だろうか。

いざ蜘蛛の糸から吊り下がった胴体に攻撃を加えると見事なブレイクダンスで着地し臨戦態勢となる。
着地後は通常のダマグモと同じように踏みつぶし攻撃を行うが、なんとこの踏みつぶしはBGMと完全にシンクロしている。

多くのダマグモ種の様に一定回数のステップの後は立ち止まり、攻撃チャンスとなるのだが、
こちらは予備動作を見せた後に、胴体の真下や取り付いているピクミンたちに向けてガスを噴き掛ける。

このガスを浴びたピクミンは混乱状態になり、ダマグモインフェルノの真下でまるで踊るかのように跳ね回ってしまう。笛での解除も不可能。
ダンスの〆のステップでピクミンが吹き飛ばされたり、相手を怯ませたりすると解除されるが、
それまでは踊りながら潰されていくピクミンたちを指をくわえて見ているしかできなくなってしまう。
この光景を見たオリマーは「地獄のダンス」と表現している。

さらにガスを噴き終えたダマグモインフェルノは電飾の色を白→黄色→赤色と変化させ、それに応じてステップ(とBGM)も激しくなる。
黄色状態でもかなり早いのだが、クライマックスである赤色モードでは近くのピクミン達を跳ね上げるほどのステップを超高速で行うようになり、もはや手が付けられない。
さらにはピクミンが広がって踊るようになるため踏みつぶされやすくなってしまう。足踏みのたびに上がる合いの手の如き断末魔はまさに地獄。
なんとか最後まで凌ぐことで隙ができるので、それまでは逃げに徹してもいいだろう。

幸い、ガス攻撃はかなり隙があるので警戒していれば回避は難しくない。
しかし、厄介なのは素の攻撃性能が従来のダマグモより高いという点。
やや大きな足に上述通りの不規則な踏みつけ、さらに、胴体が360°回転するので振り払い時にピクミンを広範囲にまき散らすという地味に厄介な性質も持っている。慎重に戦えばなんとかなるのだが、長期戦になる上、少しでも欲張ったり横着するほどにピクミンを失いやすい。
本体が巨大なので黄ピクミンでなくとも簡単に貼り付けることができる、特に直前で羽ピクミンを隊列に加えることができるので、有利に戦う算段は立てやすいのだが……なんとなくふざけた見た目に反し、侮れない強敵である。

余談だがダマグモインフェルノを氷ピクミンで凍らせて動きを止めたり、メニューを開くなどして画面を止めたりするとBGMが消える。
どうやらこいつ、あの特徴的なBGMを自ら流しているようだ。その証拠に、基本的にBGMの変わらない生物図鑑ですらこいつだけは例外なのだから。

気になる味についてだが、試食したルーイは「金属か焦げたビニールの味がした」と語っている。
ダマグモキャノンと違って一応口には入れてみたようだ。

「ウッ!
ナンダカ、イヤ~ナ予感ガシマス。
コノ感ジハ、モシカシテ…
私ノ苦手ナwiki篭リガ、
トテモ致命的ナwiki篭リガ、
イルヨウナ気ガシマス。
コレガ、ツ、追記・修正?」
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最終更新:2023年09月15日 08:15

*1 通常のダマグモを出そうとするとHD画質に対応したダマグモの新規3Dモデルを作る必要があるものの、ハゲダマグモならほぼダマグモと同じ性質でありながら『3』のモデルを流用できるためだと思われる