デス・マス

登録日:2010/10/28(木) 05:24:06
更新日:2024/04/13 Sat 11:39:27
所要時間:約 5 分で読まないでください






「ああ、そうそう。今からあなたを攻撃しますから、必ずよけてくださいね~。」




デス・マスとは、パワプロクンポケットシリーズの登場人物。初登場は11。

【概要】

ジャジメントに属する世界に4人しか存在しない「Sランク超能力者」であり、
ピンクのジャケットに奇抜な金髪が特徴的なフランス人。本名はフランシス・ミネイリ。
主人公「なんだ、あのバナナ頭は。」

皮肉屋でおしゃべり、かつ飄々とした性格で、自身の興味を最優先に行動する為、倫理観は破綻気味。



以下、ネタバレ多数。







パワプロクンポケット11

表サクセスの浜野朱里ルートにて登場。
朱里に対して強い関心を持っており、彼女の「ファン」を自称し幾度に渡って主人公たちの前に姿を表す。

その超能力は自分の意見に"従えなく"なる(平たく言うと命令と逆のことをさせる)という暗示催眠術

<例>
  • そこで立っていなさい」→立っていられなくなる
  • 息を吸ったら吐きなさい」→窒息して気絶

複雑な命令はできない他、否定系の命令(「〜するな」等)だと効果が発動しないという条件があり、使いこなすには上手くコツを掴む必要があるが、
本人曰く「普通と逆なのがミソで、普通の暗示よりもかかりやすい」らしい。主人公曰く「なんてひねくれた能力」。
ゲーム内では能力使用時の命令は赤い文字で表記される。
非常に便利かつ強力な能力だが、気絶や睡眠で意識が途切れると暗示が解除される他、命令を曲解することでも抵抗が可能。

<例>
  • 「私を攻撃しなさい」→デス・マスを攻撃するのではなく「服を殴る」
  • 「ここから逃げなさい」→逃げるのではなく「あそこの電柱まで移動する」

また、強靭な精神力を持つ相手には暗示がかからないらしく、
作中では神条紫杏がしれっと無効化しており「アナタどういう精神力してるんですか」と驚きを通り越して呆れていた。
それとは対照的に単純な性格をしているある上司には非常に暗示がかかりやすいとか。


実は厳密には暗示というより肉体操作の能力で、命令を相手に直接告げなくとも能力は発動する。
具体的には電話越しであったり、さらには相手が命令の内容を理解していなかったり、命令が聞こえていない場合でも有効。
これを利用して作中後半では「戦闘用高速言語」(例:キュルリ!=立っていろ)を使って暗示をかけるという反則技も披露する。
ただし対象をデス・マスが認識している必要があり、本人が意図していない相手にまでは効果が及ばない(逆に認識さえしていれば姿が見えなくとも有効)。

ただし「肉体操作の能力である」というのはデスマス本人の弁であり、前述したように意識が途切れると能力が解除されることからも、
 やはり「精神に干渉する能力」であると朱里は作中で推測している。これがデスマスの能力の誤認を狙った単なるハッタリなのか、
 それとも脳や神経信号までを指しての「肉体操作」なのかは不明。(あるいは”意識がある状態に限った”「肉体操作」という意味か。)
 尤も、後述する戦法で彼の能力が無効化されている描写を見る分には、朱里の推測が的中している可能性は高い。


これらの性質を完璧に把握している者はジャジメント内にも殆どおらず、どうやら敢えて教えていなかった様子。

Sランク超能力者のSはStrategy(=戦略)を意味する単語であるため、超能力と戦闘力に直接の関係は無いものの、
デス・マスの場合は自身の肉体を第4世代サイボーグに改造しており、単純な肉弾戦においても旧型サイボーグである朱里を遥かに凌駕する。
しかしそれによる慢心や自身の性格が災いし、朱里と主人公に隙を突かれて撤退することもしばしば。



その能力の有用性から数々のジャジメントの任務に従事させられてきたが、現在はその内容に嫌気が差しており、組織への忠誠心は希薄。
能力で命令を拒否したり、戯れに末端の構成員を殺害するなどやりたい放題。(ただし能力が効かない紫杏の命令には、憎まれ口を叩きつつも従っている様子。)
なのだが朱里討伐の任には積極的に志願し、自分以外の者が朱里を破壊しようとするとそれを妨害する。

彼がそこまで朱里に固執する理由は、過去に次期人型戦闘兵器のコンペで見かけた朱里の苛烈なまでの生への執念に感銘を受けたからであり、
それ以降「儚いからこそ、必死で生にしがみつくことが生命の美しさであり、どれだけ苦しくとも生き続けようとするのが人間のあるべき姿だ」と考えるようになる。
実はその身体は末期ガンに侵されており、超能力を失う恐れのあるサイボーグ手術を受けたのも、彼が”生にしがみつこうと”したからこそなのだろう。

しかしある日、川で溺れたノラネコを助けようとして死んだ青年*1を目撃した彼は、人間の生きる意味についてまた深く思い悩むことになる……



最終決戦では、高速言語を駆使して朱里を追い詰めるも、主人公が朱里を遠隔操作するという奇策によって形勢逆転される。
それでも朱里の装備の故障によって再び優位に立つが、朱里を庇おうとした主人公の姿に一瞬怯み、最後は朱里の銃弾を受けて敗北した。


「どけっ!なぜ かばう!?自ら命を捨てるなど、まるで・・・」

まるで、ただ生きるより他に大事なことがあるみたいじゃないか


決着後、自身の能力を使ってトドメを刺されることを望むが、朱里の『不殺の信念』を覆すことは出来ず生き延びることとなり、
戦いの果てに、彼はようやく「何故青年はネコを助けたのか?」という問いの答えを得るのだった。
この一連の流れは作中屈指の名シーンであり必見。彼が辿り着いた答えと併せて、是非実際にゲームをプレイして確かめてほしい。


ED後のアルバムでは、ジャジメントから離れて紛争地域を渡り歩き、争う人々を能力で鎮める姿が描かれている。



パワプロクンポケット12】裏サクセス

裏サクセス『秘密結社編』にて、魔狩人フランシス・ミネイリとして登場。

魔物のみを討伐する主人公達『魔物ハンター』とは異なり、『魔狩人』は魔物ハンターでは中々手出しできない魔族と通じる人間をも狩る権限を持つ。
その性質上、無実の人間に嫌疑をかけ失脚させる・処刑する等の黒い仕事を請け負うこともあり世間からは忌み嫌われる存在だが、
フランシス自身はシナリオ開始時点では無実の人間を処刑した事はなく、「魔狩人は必要悪だが、その本質は正義そのもの」だと信念を持って活動している様子。

性格は11と比べるとやや大人しく、ランダムイベントでは魔狩人としての側面以外に科学分野への深い知識を持つことも語られるが、
メモリー(ケモミミ幼女)の性別を触って確認したり、よく分かっていないメモリーを猛毒の実験台にしようとするなど、
どこかしらのモラルが欠けているのは変わらず。


戦闘面においてはトップレベルの器用さと全体的なステータスの高さを誇るが、クエスト参加の為の雇用費が初期からかなり高い。
固有行動である『考え事』はターン消費行動だが、命令によって対処可能。
スキル粘りにまで手を出すレベルのプレイヤーにとっては雇用費もあまり気にならないので、最強キャラの一角だと言える。

また自力で解体を習得するため、探索と戦闘の両立も可能。
(自力で目利きor解体を習得し、最も無駄なく両立できるのはフランシス、マルチナ、トモのみ)



パワプロクンポケット13

シナリオには直接登場しないが、表サクセスにて名前のみ登場。
ホンフーの友人だったらしく、彼がデス・マスと同じ能力を(コピーして)使用している。






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最終更新:2024年04月13日 11:39

*1 作中で明言こそされないものの、『11』しつもんコ~ナ~の第04回によると、この青年は「パワポケダッシュ」に登場した二ノ宮金太である。当時の彼の性格を思うと、非常に感慨深い最期である。