ヴァンパイアセイヴァー 〜魂の迷い子〜

登録日:2010/05/12(水) 01:36:03
更新日:2024/02/17 Sat 13:06:15
所要時間:約 6 分で読めます




ヴァンパイアセイヴァー ~魂の迷い子~』とは、
『エレメンタルジェレイド』『スターオーシャンセカンドストーリー』の東まゆみが同名のカプコンの2D格闘ゲームを原作に、
97~01年に「ガンガンWING」誌にて連載していた漫画。コミックス全5巻。
キャラや世界観の設定などはアレンジが加えられている他、セイヴァー未登場のフォボス、ドノヴァン、アニタも登場。むしろ『ハンター』に近いキャラもいる。


【登場人物】

原作での設定などは各自で調べよ

リリス
主人公。純粋で優しい性格だが魔族としての力は未熟。人間の青年ジョーンとの暮らしを経て「自己」として生きることを決意。
自分が生まれた意味を知るべく魔次元へ向かう。
アナカリス、ドノヴァンに辛勝し徐々に成長を見せるが、モリガン戦で力尽き彼女に取り込まれる。
しかし後にモリガンが彼女に完全体のコントロールを託した事で復活。ジェダと戦い、アニタの助けも有り結果的に勝利を収めジョーンの元へ帰還する。

◇ジョーン・スタトレイ
オリジナルキャラ。イギリス・コーンウォール地方に住む人間の少年。
絵を描くこととロビン・フッドの物語を愛する。魔界からやって来たリリスを自分の家にかくまう。
リリスにとってかけがえのない存在で、頬にキスまでされた。

モリガン・アーンスランド
本作のヒロインにして最大のライバル。
見た目以外は淫靡さのかけらもない、知的で冷静なお姉様(前髪もパッツンじゃない)。原作とは逆にリリスを吸収し完全体となろうとする。
フォボス戦でやや苦戦するも、それを除いては余裕を見せる勝ち方で勝ち残り、リリスを取り込んで完全体になる。
その力はソウルフィストの一撃で池を蒸発させるほど。
だがジェダの野望を阻止するべくリリスに完全体のコントロールを託し消滅したかに思われたが…

◇ジェダ・ドーマ
ご存知ラスボス。最も価値のある魂を決めるため、魔次元にダークストーカーズを集めサバイバルバトルを始める。
最後まで生き残ったモリガンの魂を回収するべく襲い掛かるが、途中でモリガンがリリスにコントロールを託し、魂を差し出す事を拒否されリリスと戦う。
戦いの最中彼女の想いの強さを認めリリスの最後の攻撃を敢えて真正面から受け止め、リリス等に世界と魔界の行く末を託し消滅。

◇キュービィ
片仮名しゃべりも腹減り単細胞キャラも捨てた、ジェダの忠臣。
フェリシアの故郷の町を沈める。
魔次元では最後まで生き残ったモリガンに襲い掛かるが瞬殺される。

◇フェリシア
ミュージカルスターを夢見るキャットウーマン。育ちは人間界。リリスと親しくなる。魔次元に飲み込まれた人々を救うべく自ら魔次元に向かう。
ビシャモンとの戦いで、回想シーンまで挟んで立ち向かうが歯が立たず鬼首捻りらしき技にミシィッと散り脱落。

◇ガロン
リリスに諭され、獣の血を克服するため闘うことを決意した人狼。
デミトリと対戦するも、人間の理性で獣の力を抑えつけた状態では対抗できず、片手で倒され脱落。

◇バレッタ
賞金首となっているガロン達ダークストーカーを狩るため、自ら魔次元へ飛び込む。
毛皮と対戦、辛くも勝利する。この時クールハンティングをしようとハンターに電話するが、「魔次元?バカじゃね?」と一蹴された。てか電波届くんだ魔次元って…
デミトリ戦でも彼女らしい戦いを展開するも文字通り刃がたたず脱落。しかしこの時行った奇襲作戦はザベルにデミトリ攻略のヒントを与えた。
余談だが、著者の次回作『エレメンタルジェレイド』でこいつそっくりのキャラがでる。

レイレイ
モリガンの襲撃により前世での戦闘能力を取り戻すが、記憶は戻っていない。
ビクトルと対戦、終始彼を圧倒する展開を見せるも戦いに対して非情になりきれず逆にピンチに陥るが、ザベルの忠告で再び戦いに集中しこれを破る。
次戦はザベルが相手となり瞬殺寸前だったが、ジェダの介入でリンリンによる魔力制御が出来なくなり暴走。力関係が一転しザベルを追い詰める。
しかし姉であるリンリンにまで襲い掛かってしまう。
結局最後はザベルが力づくで暴走を止めリンリンは無傷だった。ザベルに姉を襲いそうになった自分を止めてくれた事への礼を言って脱落。

◇リンリン
お札にはならず魔力を込めた符の力によりレイレイを援護する。おとなしい性格。レイレイがザベルに敗れた事で彼女も魂を抜かれたと思われる。

◇ザベル・ザロック
普段は人間の姿で、戦う時のみゾンビの姿になる。
陽気な性格で魔次元ではリリスやガロンの話し相手にもなっていた。
言動は軽いが戦いでは実力者ぶりを見せ付ける。オルバス戦は強烈な連続攻撃で追い詰められるがデスボルテージ一撃でオルバスを沈め、続いてレイレイも撃破。
最強と目されるデミトリに挑むも、格が違う戦闘力に圧倒され体をバラバラにされるが不死の特性を活かして粘り続け、
ル・マルタが命と引き換えに作った一瞬の隙を突き、デミトリの心臓に会心の一撃を決めた。
だが力を使い果たしモリガンとの最終決戦を行わず後事を彼女に…リリスに託し力尽きた。
作者補正で原作からは考えられないヒーローっぷりを見せる。
時期的にも数年後にナムカプをプレイして「ああ、そうだった。こっちが本物だ」と再認識した当時の読者も多いのではなかろうか。

◇ル・マルタ
デミトリ戦でデモンズビリオンからザベルを庇い消滅する。
しかし消滅する際に散ったル・マルタの肉体がデミトリに隙を作った事を考えれば、デミトリ戦最大の功労者と考えられる。

デミトリ・マキシモフ
初代主人公。ガロン、バレッタを無傷で倒し、にんにくを丸かじり、最強と目されたがザベル戦で一瞬の隙からザベルに心臓を一突きにされ敗北。
観戦していたモリガンにも「油断し過ぎ」と呆れられる。
おまけ4コマではモリガン共々バレッタにビビッてコウモリに変身して逃げる醜態をさらす。

◇ビシャモン
フェリシアに圧勝するも、次戦でモリガンを追い詰めたかに見えたが「これ以上戦っても自分の糧にならない」と見切ったモリガンに弱点を一突きされ敗北。

◇フォボス
モリガン相手に押し気味の展開を作るが彼女の分身能力に惑わされて隙を突かれ破壊される。ちなみにショタは登場しない。

サスカッチ
毛皮。人間の言葉はしゃべれないようだ。
バレッタと対戦、冷気で彼女を追い詰めるがバレッタの奇襲策に嵌って敗れ、ジェダに魂を、バレッタに毛皮を奪われた。
最終話でも毛皮は戻らなかった。

◇アナカリス
変幻自在な攻撃にリリスが手も足も出ない状態に追い込んだが、一点集中という戦略に破れる。
3巻のカバー裏では王家の裁きを受けたダークストーカーたちが見られる。

◇ビクトル・フォン・ゲルデンハイム
レイレイの素早い攻撃に為す術が無かったが止めを刺そうとするレイレイの前に突如エミリーの亡霊が現れレイレイを制止させる。
ビクトルとエミリーに情が移って攻撃出来なくなったレイレイを逆に追い詰めるが、ザベルの忠告を受けたレイレイに止めを刺され脱落。

オルバス
レイレイvsビクトルと同時展開でザベルと対戦、やたらとしゃべりながら素早い連続攻撃でザベルをあと一歩の所まで追い詰めたが、ザベルの一撃に沈む。

◇ドノヴァン・バイン
圧倒的な力でリリスを瞬殺したかと思われたが、リリスの内側から発する力とアニタが自分に見せた未来のヴィジョンから
彼女を「闇を祓う闇」となる可能性を認識し彼女の力を試すような戦い方に変更。
以後リリスに戦局を逆転され奥の手として持っている数珠を使い彼女の潜在能力を計りに掛かったところ、リリスの潜在能力はドノヴァンの想像を遥かにを超えていた。
結局最後の攻撃で力を使い果たし脱落。

◇アニタ
ドノヴァンと共に旅をしている無口な少女。予知、テレパシーといった超能力を持つ。その能力は魔次元において、ジェダを圧倒するほど。


冥殿様 アニヲタ王ニ ナルンデショ
ダッタラ 追記・修正 シナイト ネ…

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ヴァンパイア
  • ガンガンWING
  • 漫画
  • 東まゆみ
  • 名作
  • きれいなリリス
  • きれいなザベル
  • パイロン涙目
  • 作者の好き嫌いが分かりやすい
  • ヴァンパイアセイヴァー
  • CAPCOM
  • スクウェア・エニックス
  • カプコン

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月17日 13:06