名前のよく似たカード(遊戯王OCG)

登録日:2010/02/23 Tue 08:40:57
更新日:2024/03/12 Tue 12:12:16
所要時間:約 5 分で読めます





カードの種類が世界一としてギネスにも載っている『遊戯王OCG』。しかし、それ故に様々な問題も発生する。
こんな風に………。


黒魔のカーテン
通常モンスター
/☆2/魔法使い族/ATK600/DEF500
魔術師がつくりだしたカーテン。魔法使いの力が上がるという。

黒魔のカーテン
通常魔法
このカードを発動するターン、
自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
(1):LPを半分払って発動できる。
デッキから「ブラック・マジシャン」1体を特殊召喚する。



………おわかりいただけただろうか?


そう、名前が非常に似ているのだ。
その違いは、僅かに一文字
「族」か「術」かの違いである。一字違うだけで随分違うものである。


以下、その一例

サンダー・ドラゴン
効果モンスター
/☆5/雷族/ATK1600/DEF1500
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「サンダー・ドラゴン」を2体まで手札に加える。

サイバー・ドラゴン
効果モンスター
光/☆5/機械族/ATK2100/DEF1600
(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。

同じ属性、同じレベル、ドラゴンと名前がつくがドラゴン族じゃない。更には、名前も二文字しか違わず、・まで一緒。イントネーションやアクセントもほぼ一緒。その上どっちにも同モンスター2体の融合体が存在する。揚げ句の果てには、その融合体も属性、攻撃力、守備力までも同じ。

前者は手軽なデッキ圧縮&1:2交換、後者は緩い条件による特殊召喚とどちらもなかなか優秀である。


ジェノサイドキングデーモン
効果モンスター
闇/☆4/悪魔族/ATK2000/DEF1500
自分フィールド上に「デーモン」という名のついたモンスターカードが存在しなければこのカードは召喚・反転召喚できない。このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に800ライフポイントを払う。このカードが相手のコントロールするカードの効果の対象になり、その処理を行う時にサイコロを1回振る。2・5が出た場合、その効果を無効にし破壊する。このカードが戦闘で破壊した効果モンスターの効果は無効化される。

ジェノサイドキングサーモン
/☆5/魚族/ATK2400/DEF1000
暗黒海の主として恐れられている巨大なシャケ。
その卵は暗黒界一の美味として知られている。

明らかに狙ってる名前である。狙ってるとしか言い様の無い名前である。一回573を問い質したい気分になる。
本家のデーモンを普通に殴り殺せるステータスの持ち主。お前パロディモンスターとしてそれでいいのか。


インフェルノクインデーモン
効果モンスター
星4/炎属性/悪魔族/攻 900/守1500
このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に500ライフポイントを払う。
このカードが相手のコントロールするカードの効果の対象になり、
その処理を行う時にサイコロを1回振る。
2・5が出た場合、その効果を無効にし破壊する。
このカードがフィールド上に存在する限り、スタンバイフェイズ毎に
「デーモン」という名のついたモンスターカード1体の攻撃力を
エンドフェイズまで1000ポイントアップする

インフェルノクインサーモン
効果モンスター
星5/水属性/魚族/攻2400/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から魚族の通常モンスター1体を選んで特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分フィールドに「ヘルポーンサーモントークン」(魚族・水・星1・攻/守0)を任意の数だけ特殊召喚する。

まさかの第2弾である。今度は嫁同士である。一回573を問い質したい(ry
こちらも本家のデーモンを普通に殴り殺せるステータスの持ち主である上に、旦那もリクルートする効果を持っている。お前パロディモンスターとして(ry


ウォーター・ドラゴン
効果モンスター
水/☆8/海竜族/ATK2800/DEF2600
このカードは通常召喚できない。
「ボンディング-H2O」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
フィールドの炎属性モンスター及び炎族モンスターの攻撃力は0になる。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地の「ハイドロゲドン」2体と「オキシゲドン」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。。

アクア・ドラゴン
融合モンスター
水/☆6/海竜族/ATK2250/DEF1900
「フェアリー・ドラゴン」+「海原の女戦士」+「ゾーン・イーター」

一見、似てない様に見えるが、「ウォーター」「アクア」共に「水」を意味する言葉なのだ。
どちらも正規の特殊召喚はなかなか難しい。
前者は2017年にサポートが追加され扱いやすくなった。
後者はかつて【サイエンカタパ】で使用された。


レッド・デーモンズ・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
闇/☆8/ドラゴン族/ATK3000/DEF2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが相手の守備表示モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。
相手フィールドの守備表示モンスターを全て破壊する。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、
このカード以外のこのターン攻撃宣言をしていない自分フィールドのモンスターを全て破壊する。

ブラック・デーモンズ・ドラゴン
融合モンスター
闇/☆9/ドラゴン族/ATK3200/DEF2500
「デーモンの召喚」+「真紅眼の黒竜」

デュエリストなら一番最初に浮かぶ組み合わせではなかろうか。というか、公式も意識したデザインとネーミングだろう。
前者は癖があるものの守備表示モンスターを一掃する効果を持ち、
後者は融合サポートや真紅眼の黒竜サポートの強化により扱いやすくなった。
どちらも役割をしっかり考えれば活躍できるだろう。


ギゴバイト
ガガギゴ
ギガ・ガガギゴ
ゴギガ・ガガギゴ

名前が似ている、というよりは進化して名前がどんどん立派? 担っている感じ。
早口言葉にされるほどのガ行の連打。詳細は項目参照


リターン・ゾンビ
闇/☆4/アンデット族/ATK1000/DEF1600
自分のスタンバイフェイズ時、このカードが墓地に存在し自分の手札が0枚だった場合、500ライフポイントを払う事でこのカードを手札に加える。

リボーン・ゾンビ
闇/☆4/アンデット族/ATK1000/DEF1600
自分の手札が0枚の場合、フィールド上に攻撃表示で存在するこのカードは戦闘では破壊されない。

ここまで来ると言葉も要らない。素晴らしいまでのシンクロ率である。


サウザンド・アイズ・サクリファイス
融合・効果モンスター
闇/☆1/魔法使い族/ATK0/DEF0
サクリファイス」+「千眼の邪教神」
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外のフィールドのモンスターは攻撃できず、表示形式の変更もできない。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(3):このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になり、
このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したそのモンスターを破壊する。

サウザンド・アイズ・フィッシュ
効果モンスター
水/☆5/魚族/ATK300/DEF2100
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に存在する「オーシャンズ・オーパー」一体をリリースした場合のみ特殊召喚する事ができる。このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手は手札を公開し続けなければならない。

どちらも屈指のグロテスクさがある。


壺魔人
効果モンスター
/☆3/炎族/ATK200/DEF1800
リバース:「ドラゴン族・封印の壺」を破壊し、表側表示のドラゴン族は全て攻撃表示になる。

壺魔神
効果モンスター
/☆3/岩石族/ATK1200/DEF1300
手札から「強欲な壺」1枚を墓地へ送る。自分のデッキからカードを3枚ドローする。

壺魔人はつぼまじん
壺魔神はつぼま
と読む

壺魔神は強欲な壺→強欲な壺の精霊→壺魔神とストーリーカードになっている。
強欲な壺の頭に緑色をしたガチムチの体(チン隠しの布装備)であり、公式で壺をかぶった変態と言われかけている。


デビルズ・ミラー
儀式モンスター
/☆6/悪魔族/ATK2100/DEF1800
「悪魔鏡の儀式」により降臨。

悪魔の鏡(デーモンズ・ミラー)
通常モンスター
/☆2/悪魔族/ATK700/DEF600
鏡に映るものに催眠術をかけ攻撃をよける悪魔の鏡。

どちらも「悪魔の鏡」を意味するが、まるっきり別のカード。
偶然なのか、「デビルズ・ミラー」の攻撃力・守備力・レベルは全て「悪魔の鏡(デーモンズ・ミラー)」の3倍になっている。別に赤く染まってるとかいうわけではない。

なお、数値上のステータスでは「デビルズ・ミラー」が勝るが、儀式モンスター故に召喚に手間がかかり、その手間の割には弱い。
対して「悪魔の鏡(デーモンズ・ミラー)」はステータスこそ貧弱だが、下級モンスターなので召喚しやすく、また「デーモン」のサポートカードに対応していることから、総合的な有用性ではこちらに軍配が上がる。


青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)
光/☆8/ドラゴン族/ATK3000/DEF2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。

青氷の白夜龍(ブルーアイス・ホワイトナイツ・ドラゴン)
水/☆8/ドラゴン族/ATK3000/DEF2500
(1):このカードを対象とする魔法・罠カードが発動した時に発動する。
その発動を無効にし破壊する。
(2):このカード以外の自分の表側表示モンスターが攻撃対象に選択された時、
自分フィールドの魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
攻撃対象をこのカードに移し替える。

これに関しても公式が狙ったパロディモンスター。

他に似た名前のモンスターに青眼の銀ゾンビ(ブルーアイド・シルバーゾンビ)がいるが、さらにシンクロした名前に。


雷鳴(らいめい)
通常魔法
相手ライフに300ポイントダメージを与える。

RAI(ライ)MEI(メイ)
効果モンスター
光/☆3/雷族/ATK1400/DEF1200
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキからレベル2以下の光属性モンスター1体を手札に加える事ができる。

カード名の発音が全く同じ。
これらのカード名を宣言する際にはモンスターカードと魔法カードどちらを宣言したのかを説明する必要がある。


凡骨(ぼんこつ)の意地
永続魔法
ドローフェイズにドローしたカードが通常モンスターだった場合、
そのカードを相手に見せる事で、自分はカードをもう1枚ドローする事ができる。

ポンコツの意地
永続魔法
自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついた
モンスター3体を選択して発動する。
相手はその中から1体を選択する。
その後、相手が選択したモンスターを自分または相手フィールド上に特殊召喚し、
残りのカードをゲームから除外する。

元々前者の「凡骨」(んこつ)が「ポンコツ」と読み間違えられることが多かったのだが、それを狙ったのか読み間違いの方も正式なカード名にしてしまった。


メテオ・ブラック・ドラゴン
融合モンスター
星8/炎属性/ドラゴン族/攻3500/守2000
「真紅眼の黒竜」+「メテオ・ドラゴン」

真紅眼の黒星竜(レッドアイズ・ブラックメテオドラゴン)
効果モンスター
星6/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札・デッキからレベル5以上の通常モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、このカードのレベルを1つ上げる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「真紅眼融合」1枚を選んで手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

方や「メテオ・ブラック」、方や「ブラックメテオ」と、メテオとブラックが逆になっている。しかも中黒の有無まで異なる紛らわしさ。
メテオ・ブラックのリメイク、《流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン》を補助する設計であるためある程度意図的なものだろう。






他に何か思い立ったら、追記・修正または追加・修整お願いします。


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最終更新:2024年03月12日 12:12