ルガール・バーンシュタイン

登録日:2009/06/29 (月) 02:18:14
更新日:2024/03/03 Sun 13:53:39
所要時間:約 10 分で読めます





「勝利など容易い!」


ルガール・バーンシュタインとは「THE KING OF FIGHTERS」シリーズの登場人物。
シリーズには初代『`94』から登場し、登場作品ではラスボスを務めることが多い。

●プロフィール

  • 格闘スタイル:あらゆる格闘技をマスターした総合格闘術
  • 誕生日:2月10日
  • 身長:197センチ
  • 体重:95キロ(`94)103キロ(`95以降)
  • 血液型:?
  • 趣味:格闘家を銅像にしてコレクションすること(`94)
    世界征服(ただし、数ある趣味のひとつにすぎない。銅像コレクションは飽きたのでやめた)(`95)
    復活(`98)
    世界征服、銅像コレクション(最近またハマってきた)(XV)
  • 大切なもの:悪の心
  • 好きな食べ物:好き嫌いはない
  • 嫌いなもの:正義(`94)
    正義、とりあえず自分の邪魔をする奴(`95以降)
  • 得意スポーツ:特にないが、何でもそつなくこなす

●担当声優

新居利光(`94~)
銀河万丈(ドラマCD)
若本規夫(2002)
手塚ヒロミチ (吹き替え)
最上嗣生 (KOFALLSTAR〜)

●概要

裏社会に生きる闇の武器商人。
でありながら、その肉体は鍛錬によって鍛え上げられており、格闘術の達人でもある。

金髪をサイドに分け、口ひげを蓄えた長身の紳士。
かつてハイデルン率いる傭兵部隊精鋭50人をたった1人で全滅させ、彼の右眼と妻子を奪うなどと、その実力は計り知れない。
若かりし頃にオロチ四天王であるゲーニッツとの戦いで右目を失っており、現在は真っ赤な義眼をはめ込んでいる。

己の強さに絶対的な自信を持ち、悪の心に忠実に生きることを信条とした邪悪の風格を漂わせるイカした中年。
なお、公式設定によれば弟がいるのだが、志の相違により袂を分かっているとのこと。
だがこれまでに弟の存在が仄めかされた作品は存在しない。

目の当たりにしたどんな技でもたちどころに我が物にする才能を持ち、常に新しい力を求めている。SNKの得意技パク…リスペクト技術の具現化とも言うべき御仁。
相手によって使う必殺技が変わる」という没設定もあったらしく、
餓狼2大ボスの代名詞である烈風拳カイザーウェイブを使い、ダークバリヤーがまんま麻宮アテナのサイコリフレクターなのもその名残。

それと「私、脱ぐとすごいんです」を地でいくお方で、上着を脱ぐと戦闘力が倍増するKOFボスの先駆け。
たぶんあれはリミッターか何かだと専らの噂。

ファンからの愛称は「ルガ様」「社長」など。

自他共に認める自爆のプロフェッショナルで、ことあるごとに自爆してはしぶとく復活するどころか、登場する作品ではほとんど自爆している。
嬉野秋彦氏のKOF2000の小説では物語の最後に京達が乱闘していたファミレスに窓を割って突如出現、
爆破スイッチを取り出してファミレスごと自爆するという暴挙に出た。なんでファミレスに自爆装置があるんだってツッコミは当然受けている
そんな彼のせいか、後の作品のラスボスたちもこぞって自爆しだした。

なお、苗字の「バーンシュタイン」は、一応実在する名前だが、実は英語とドイツ語が混じった読み方である。
英語に合わせるなら「バーンタイン」、ドイツ語に合わせるなら「ベルンシュタイン」になる。


●各作品での活躍

・『`94』

“R”名義の招待状を格闘家たちに送り、KOFを開催。
秘書のマチュアとバイスにより、大会優勝チームを原子力空母「ブラックノア」に招待する。
自分が倒して来た格闘家の石像*1を披露した後、「君たちには私のコレクションになってもらう」と、大会優勝チームの前に立ちふさがった。

最初は上着を着て登場。必殺技や投げなどは行わない。また、気絶するとペットである黒豹のロデム*2が援護攻撃する。
そして倒すと上着を脱ぎ、必殺技を使用しだす。
ジェノサイドカッターがシリーズ最凶の猛威を振るった年で、即死級のダメージを安々叩き出す。おまけに気絶しない。
「ジェノサイッ…カッタッ!!」「HAHAHAHA!」
プレイヤーに敗れると自らの空母を爆破、自爆伝説の始まりである……

「海のもくずとなるがいい。さらばだ!!」

ちなみにドラマCDでは、
床に落ちていた髪の毛が気に入らないので使用人に烈風拳
自分で言ったオヤジギャグに1人で大受け
と言うキャラ付けに。


・『`95』

新たにオロチの「重」の力を得て、マチュアから機械化手術も受けて「オメガ・ルガール」として復活、再びラスボスに。
右腕が義手になって常にニギニギしている立ちポーズが特徴的。
本作だと復讐のために非常に冷徹な性格をしており、より狂気じみた言動をとっている。
勝利ポーズで自らの胸板を機械の手で引き裂き(自傷行為)*3「グォォー!」と吠える様はもはや尋常ではない。

最後はオロチの力に取り込まれ、自滅する形で死亡した。実は2作目にして早くも自爆はしていない

「ば、ばかな…この私がこんな事で…」

「フフフフ…まあいい。この世界が必要とする限り、私は必ず蘇る…」
「…さらばだ…!」

正史ではここでルガールは死亡しており、以降登場するのはお祭り作品のみに。
「一族以外には扱えない」とか言ってたけど、まさしく「お前が言うな」である。

隠しキャラとして使用可能だが、ボス版の性能のまま使えるためそのあまりの高性能に対戦バランスを崩壊させていた。
主人公も大概だったけど…


・『`98』

お祭りバトルとして、オロチの力に飲み込まれなかった通常のルガールと、ラスボスのオメガ・ルガールが参戦。
オメガ・ルガールは海底のH・R・ギーガーチックな基地でプレイヤーを待ち構える。
ゲーニッツからオロチの血を奪い取り、またもや復活したとのこと。ステージの左には彼っぽい首なし死体がある。
また、マチュアとバイスが庵の元にいるためにヒメーネとアヤと言う秘書が登場。
エンディングではやっぱり自爆した。
出場者インタビューでは純粋な悪役にしては珍しく真面目に且つ結構ノリノリで答えている。*4

因縁のハイデルンとは掛け合いがある。

「所詮貴様は流れ星…堕ちる運命にあったのだ!」
「フフフ…ほざくか!」
どこかで聞いたことがあるような…

ちなみにオロチの力を得ているため、「血に洗われて眠る星」という二つ名も持っているとよく勘違いされている。
実際にこの二つ名は二次創作であり、公式には存在しない。
更に言うとオロチ八傑衆の中でも二つ名を持つのはゲーニッツ、クリス、シェルミー、社のオロチ四天王のみであり
他の4人(マチュア、バイス、山崎、ガイデル)は二つ名を持たない。
時折、彼らの二つ名を見かける事もあるが、それらもルガールと同じように二次創作である。

ただしSNK公式ギャルゲーである『Days of Memories』ではマチュアはこの二つ名を使用されており公式に逆輸入されている。


・『2000』

クーラのマニアックストライカーとして登場。ジェノサイドカッターを放つ。
正史では死んでいるオロチ八傑集が消滅して去る中、何故かルガールのみは笑いながら去っていくので「まだ生きてんじゃねえか、 ルガールだし… 」と言われたり言われなかったり。


・『2002』

「さあ見るがよい…我が力…!」
ネスツの科学力は世界一ィィィィッ!!と言わんばかりに、お祭り作品だからとしぶとく復活。
今作ではラスボスとしてオメガ・ルガールのみ参戦。声が若本規夫になっている。
全体的に火力が底上げされており、ジェノサイドカッター一発で4割、ディストラクション・オメガで7割程消し飛ぶ。
対決前のデモでは自らの飛空挺を自爆させ、勝利するとオロチの力に飲み込まれて消滅するが、どう考えてもやり過ぎである。
ちなみにアーケードでは飛空挺が落下した跡地のような場所で戦うが、家庭用では飛空挺内のステージが新たに用意された。


・『CAPCOM vs. SNK MILLIONAIRE FIGHTING 2000』

SNK枠のキャラとして参戦。設定レシオは3。
ボイスも新録、立ち絵も堂々とした姿となっている。
ガイルと対戦すると例の銅像を出してくるがソニックブームで破壊される。
ボス枠は通常でバイソンとベガかギース2連戦、隠しボスは豪鬼のみ。
そのため恐らく唯一最後までボスではなく通常キャラとして参戦した作品。


・『CAPCOM vs. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』

SNK側の隠しボスの一人として参戦。
ボイスはCVS1の時と同じ。前作は通常キャラだったが今作でようやくボスキャラ枠になった。
ルガールとは決勝戦終了後にいくつかの条件を満たすと隠しボスとして登場する。
倒しても豪鬼との死合いまでの余興にすぎず、豪鬼がやってきて死合いが始まりバッドエンド。豪鬼ルートでも待ってる側と待たせている側が入れ替わるだけなので結末は同じ。

更にいくつかの厳しい条件を満たしていると豪鬼と一騎打ちをするイベントが発生。ルガールが勝利すると「殺意の波動」を吸収、体内の暗黒パワーと無理矢理融合させて真・隠しボスの「ゴッド・ルガール」へと変貌する。
「さあ、かかってきたまえ!!」
登場シーンで豪鬼を放り投げたり、阿修羅閃空とか瞬獄殺も習得する始末。その豪鬼を貫いた右手はグローブが失われ真っ赤に染まっている。森気楼版はやけにオレンジがかっており別のゴッドみたいになってしまっている
声にエコーが掛かり、目が光って白髪となっている。なぜかゲーニッツに潰された右眼まで復活している
服装はスーツのままだがボロボロになっており色もワインレッドに変色している。胸にはかなり粗い「天」の字の傷が刻まれている。
自身は神の力を手に入れたと上機嫌のようだが、元々「暗黒パワー」と「殺意の波動」は水と油の関係レベルで相性最悪なため、極めて不安定な状態でいつ人格崩壊してもおかしくない。
結局はエンディングで足掻くものの殺意の波動を制御出来ずに飲み込まれたらしく、顔が豪鬼の形相になりどこかへと立ち去って行った。
ちなみに豪鬼がルガールを倒すとルガールから無理矢理暗黒パワーを注がれ、「神人豪鬼(神の下に人が来て一文字になる表記)」が生まれる。
真のエンディングを見るには神人豪鬼かゴッド・ルガールを倒す必要があるのだが、ボス補正による火力も防御も超反応も凄まじいので簡単に見れるものではない。
特にガードが緩めで豪波動拳を釣りやすい神人豪鬼に対し、こちらはガードが固くジェノサイドカッターの対空やゴッドレーン(阿修羅閃空)での逃げが厄介で、神人豪鬼より苦戦するのは間違いない。


・『2003』

息子のアーデルハイドと娘のローズが登場。
アーデルハイドには天性の格闘センスが、ローズには傲慢な性格が色濃く受け継がれたようだ。
長男に女性名を付けた事については、「女の子が欲しかったので用意していた名前をそのまま付けた」からと、意外な理由が明かされている。


・『NEO WAVE』

家庭用限定キャラとしてオメガ・ルガールが登場。
性能はプレイヤー版2002の使い回し。CVも若本規夫氏。
ラスボスの座も若ギースに奪われているのであまり目立たない。


・『`98UM』

無印版同様にオロチの力に飲み込まれなかった通常のルガールと、ラスボスのオメガ・ルガールが参戦。
通常、オメガ共々、クラウザーとカイザーウェイブを打ち合う特殊イントロが追加された。
ちなみに今作のオメガ・ルガールはカイザーウェイブは無いがクラウザーとの掛け合いではしっかりカイザーウェイブを打つ。
今作では因縁のゲーニッツも復活したが例の首無しゲーニッツはそのままである。ちなみにゲーニッツと遭遇すると義眼からエネルギーを放出させる特殊イントロがある。
通常ルガールはガーキャン攻撃がしゃがんだ相手にも当たるようになったり、デッドエンドスクリーマーの発生が速くなったりなどと強化された。
また今作では通常のルガールともCPU戦で戦えるようになり、3戦目終了までに超必殺技でのK.O.回数が6回以上かつ一人もK.O.されないという条件を満たすと4戦目で登場することがあるが、同条件で暴走庵と覚醒レオナも登場するので運頼み。
オメガ・ルガールはゲーニッツやオロチと並ぶラスボスの一人になった。
5戦目終了までに超必殺技でのK.O.回数が2回以下だとオメガ・ルガールが最終ボスとなる。
無印と比べてCPU版は防御が300になりかなりタフになったので撃破難易度は大幅に上がっている。
但しオメガの登場デモとエンディングデモは削除されてしまった。


・『2002UM』

「我が力…その目に焼き付けるがいい!」
新井さんがCVを新撮。ノーコンテニューでラスボスを倒すと現れるスペシャルマッチのボスとして登場。今回は無印家庭用の飛空挺内ステージで戦うことに。
全体的に能力が調整されたが、特に防御力が超強化。ダメージ60%カットのため強パンチ当ててもまったく減らない。*5
超必殺技全てになんでも判定が付いたうえCPUが強化されたので、ジェノサイドカッターから運送されたり、空対空から運送されたり、隙を見せると生MAX発動からMAXディストラクション・オメガで9割くらったりする。

再びハイデルンと掛け合いあり。

「数えきれない命を奪った男だからこそ…命の尊さを教えてやろう!」
「貴様の命もその中に加えてやろう!」

またゲーニッツにも特殊台詞あり。

「さあ、神に祈りなさい!」(汎用台詞)
「く……言いたいことはそれだけかあ!」

勝つとやっぱり自爆するが、スペシャルマッチのオメガ・ルガールを倒さなければ自爆デモやチームの特典イラストが見られず、負けてしまうとコンテニュー不可でスタッフロールに突入してしまう。


・『KOF SKY STAGE』

中ボスおよび隠しボスとして登場。
マガキさんもびっくりな無理ゲー弾幕を放ち、いきなり近づいてきてジェノサイドカッターを放ってくる事も。


・『XV』


「絶望を見せてやろう!」

2022年3月22日にオメガ・ルガールのDLC参戦が発表。彼もXIVからの声優大幅交代の波に呑まれ、KOF ALL STARと同様に最上嗣生氏が担当になった。
バースに取り込まれていた魂の一つであったが、そのバースが倒されたことで再度復活したという。
今作では烈風拳にバニシングラッシュという珍しい組み合わせの他、お馴染みのギガンティック・プレッシャーに加え、まさかまさかの目からビームの超必殺技を披露。
更にボス仕様・専用超必殺技持ちのオメガ・ルガールと戦う『BOSS CHALLENGE』という新モードに2002の拘束具のようなオメガアーマーを装着してプレイヤーに立ち塞がる。
因みにPVでは襲いかかってくるキャラクター達をジェノサイドカッターでテンポよく屠るシーンが配信され、そのインパクトからか『ジェノサイドカッター』がトレンド入りしてしまった
なお後から参戦した仇敵であるゲーニッツ共々特殊チームEDは一切ない。公式HPにある特別インタビューも無い所も一緒


●ゲームでの性能

CPUとしての登場は大概ラスボス。
基礎性能からSNK特有の鬼AIを所持しているためとにかく恐ろしい相手。

プレイヤー操作だと、作品によって「どのルガールが使用可能かどうか・必殺技はどれが使えるのか・超必殺技はどれが使えるのか」がそれぞれ異なるため一概には書きにくい。

『'95』の隠しキャラ、オメガ・ルガールは確かに『'94』のボス性能とは比べ物にならないが、
それでもラスボスだけあって強力な技をいくつも持っており、特にダークバリヤーがヤバい。
対策ができていない相手は、キャンセルから出されたり、近距離でおもむろに連打するだけで苦しめられる。
他、弱キックや空中吹っ飛ばしの性能に優れており、5本の指には確実に入る最強クラスのキャラ。
バグによりシリーズ最強クラスの強さを持つ京とも充分に闘える。
弱点は誰も援護をしてくれない事。

『'98』のルガールは全体的に性能が丸く、下から数えた方が早い強さ。
しかし、国内最大規模の全国大会「Duel」にて、いちく氏がルガールを使用。
地区予選から本戦決勝まで無敗のまま優勝するという快挙を成し遂げた。
トーナメントの組み合わせに助けられた訳ではなく、むしろほぼ全ての優勝候補と当たり、それを全てねじ伏せている。
優勝から翌年には強豪・韓国との国際戦でも勝ち星を上げる、ルガールのイメージ通りの強さを見せた。
『'98UM』ではデッドエンドスクリーマーの大幅強化でキャラランクがアップしている。

『CVS2』だと全体的に対空に優れるが、地上戦は通常技が物足りない。
烈風拳をや牽制に使いつつ飛び込み、ダークバリヤーでの起き攻め。更にギガンテックプレッシャーを絡めた破壊力抜群のコンボを持つ。
全体的にロマン寄りな性能だがテクニカルで破壊力抜群な独特の性能を持つ。


●必殺技

○ルガールの必殺技

  • 烈風拳
ギースからコピーした技。片手を振り地を這う衝撃波を出す。
隙が少なく牽制、起き攻めも可能。ただし、年々隙が大きくなってきている。
2002オメガ版は相変わらずの高性能だが、カイザーウェイブがヤバすぎるので空気。

  • カイザーウェイブ
クラウザーからコピーした技。
腕を大きく広げ、大きな衝撃波を撃ち出す。作品によってはタメも可能。
初期の作品では烈風拳と共に連射する戦法が猛威を振るった。
2002(UM)のオメガの本技は歴代最強の狂った性能を持ち、
  • 1段階 発生が早い上に超弾速。「カイザーウェイブ‼︎」の「カ」の時点で画面端の相手にヒットする。
  • 2段階 少し溜めると白い球体になる。弾速はやや遅いが追撃可能で反射不可。
  • 3段階 更に溜めると後述のグラヴィティスマッシュの弾になる。超弾速でガード不可で追撃可能。
おまけに溜めている最中はルガールの背中から変な機械がせり出すのだが、実はこの部分に凄まじい攻撃判定が発生しているので、緊急回避で後ろに回り込んだら即死級ダメージ食らったりする。

  • ジェノサイドカッター
飛び上がりながら大きく弧を描く蹴りを放つ、ルガールの代名詞的な技。
『`94』では無敵時間がメチャ長く、ゲージMAX状態で食らうと、体力の7~9割をごっそり持っていかれる恐怖のトラウマ量産機。
『`95』では無敵時間が短くなり、流石に前作より威力も落ちたものの、それでもゲージMAXでフルヒットすれば4割~6割程度は行くのでやっぱり怖い。
『`98』では攻撃判定が弱く無敵時間が殆どなくなったため対空に使えなかったが、『`98UM』では相応に強化された。

  • ダークバリヤー
飛び道具を反射するバリアを張る。麻宮アテナのサイコリフレクターに酷似。
『`95』は攻撃判定が追加されたのだが、これがとにかく高性能。
出がやたら早く、ガードされても隙が全く無い。その上持続がクッソ長く、終わり際に反撃することすら難しい有様。判定も強く、ほとんどの技とかち合ってもまず勝てる。
上空から爆撃されると弱いのが唯一の弱点。
『`98』では大幅に弱体化し、普通の跳ね返し技として使うのが無難。
『2002(UM)』ではガードさせると自分ノックバックなし+こちらが有利なため、相手画面端でガーキャンされるまで無限ループが可能。
『XV』のEX版は膝崩れダウンを奪えるのでコンボパーツとして優秀。

  • ゴッドプレス
前方に滑る様に突進し、相手の首を掴みながら画面端に叩きつける技。ガード可能。
『'94 RE-BOUT』では超必殺技扱い、『'95』でも柴舟をこの技で倒したとみられる。
本家では他の技が高性能なためあまり使用されないが、『CVS2』ではオリコンで重宝する。

  • ダークスマッシュ
『CVS』シリーズのルガールが使用。
エネルギーを纏って突進する技。空中可。


○オメガ・ルガールの必殺技

  • グラビティスマッシュ
烈風拳とカイザーウェイブの代わりに『'98』オメガ・ルガールが使用。
全身にほとんどの飛び道具を防ぐバリアを張り、その後球体に圧縮して放つ飛び道具。空中でも使用可能。
バリアを張っている間はほぼ無敵だが、足元がお留守なのでスライディング技などには無防備。
『CVS』シリーズでは突進技となり、空中でも使用可能。

  • バニシングラッシュ
『'98』『XV』のオメガ・ルガールが使用。
超高速で突進し、すれ違いざまに連打を放つ。
見えない速度で高威力、ゲージも溜まりまくるというチート技。
嬉野秋彦氏のKOF'98小説版パロディ編ではどこぞの病人の武器飛ばし技に例えられた。
UMでは強版が追撃可能になったので即死コンボも可能に。
XVのEX版は'98に似た性能だが、通常版は相手の目の前で止まるなどの調整を受けている。

  • ダークジェノサイド
オメガ・ルガールやゴッドルガールが使用するジェノサイドカッター。弧を描いた脚とは逆の脚で蹴り上げる。2002の強やXVのEX版では更に追撃を喰らわす。
ボス版なので超高性能。

  • ビース・ディストラクション
『2002』のオメガ・ルガールが使用。
高速で接近して隙の少ない連続蹴りを浴びせる。弱は追撃可、UMだと強はワイヤーダメージ技。

  • バイオレントレイ
『XV』で実装。
目から光弾を放つ。軌道は高めだが隙は小さいので牽制や壁際のコンボに。


○ゴッドルガールの必殺技

  • ゴッドレーン
殺意の波動により習得したゴッドルガール版阿修羅閃空。
ボス仕様なので通常版阿修羅閃空より断然高速で移動距離も長く、そして隙は驚異の1フレーム。
特にCPUゴッドルガールはこれでおもむろに背後に回り込んで裏から超必をぶっ放してくるので要警戒。


●超必殺技

○ルガールの超必殺技

  • ギガンテックプレッシャー
『`95』から登場。ゴッドプレスと同じように敵を掴み、壁に叩きつけてドクロ型の気柱を立ち登らせる。MAX版は画面を往復する。
一部ではマチュアの「ヘブンズゲイト」をコピーしたとも言われている。
通称「運送」で、他作品でも同様の性能の移動打撃投げ技をこう呼ぶとか呼ばないとか。

  • デッドエンドスクリーマー
『'98』『`98UM』の通常ルガールのみが使用するレア技。
高く飛び上がって相手を踏み潰し、高笑いしながら高速回転した後マッスルポーズをキメる、という素敵な技。
当初は地味な演出だったためこうなってしまったらしい。
ジャンプ・しゃがみ中の相手にはヒットしないうえ、発生が遅いため飛び道具を超先読みしなければ当たらなかった。
『`98UM』では発生・ジャンプ速度がめちゃくちゃ早くなったので実用性が向上した。

  • ジェノサイドヘブン
「これで…トドメだ!」
『CVS』シリーズのみで使用。
鋭い連蹴りからジェノサイドカッターを放つ技。
発生が早くなんでも判定がついている。


○オメガ・ルガールの超必殺技

  • ルガールエクスキュージョン
相手を手刀で突き刺し、暗黒パワーを注ぎこんでダメージを与える。
UMでは突進中完全無敵になった。
『CVS』のEXルガールとゴッドルガールは通常必殺技として使用し、掴んだ相手を爆発させる。追撃可。
なお、ゴッドルガール版は移動投げ。ボス使用なだけに突進速度がクソ速く、近距離立ち中キック→キャンセル弱ルガールエクスキュージョンの連係が無敵技以外では潰されないという素敵仕様。

  • デストラクション・オメガ
「逃がさん!」
「下らん…!」
相手を掴んだ後、高笑いしながら乱舞をお見舞いする。
フィニッシュはジェノサイドカッター。

  • デスペレイトレイ
『XV』で実装。
目からビームを放って下から薙ぎ払う。
EX版は2連射する。

  • カイザーフェニックス
「塵に還るがいい!」
「カイザー…フェニックス!」
「跡形もなく散れい!」
MAX2超必殺技。
ランダムな数・ランダムなタメのカイザーウェイブを連発すると言うクラウザーさん涙目の技。
性質の異なる弾が飛んでくるため、遠距離ではほぼ確実に食らってしまう。
ただし、やられ判定の都合で連続して命中したりはしない。
しかしUMではなんでも判定が付いたので全弾直撃する。
名前の元ネタは、やはりあの御方の必殺技からだろう。

  • ドレッドフェイタルウェーブ
「塵に還るがいい!」
CLIMAX超必殺技。
目の前に重力球を放ち、ヒットした相手にジェノサイドカッターを決めたあとに手刀で地面に叩きつけ、凄まじいエネルギーを放って焼き尽くす。
「味わえ、我が力を!!」

  • デッドマウントプレス
「殺してやろう」
ボスチャレンジ仕様のCPU専用MAX超必殺技。
ゆっくり歩く移動投げだが、ゼロ距離は回避不能、移動中は常時ガードポイントと飛び道具跳ね返し判定なので、普通のやり方では潰せない(ドレッドフェイタルウェーブ含めた一部の超必殺技を除く)。が、ルガールの背後に大ジャンプ出来ればすぐに中断される。




○ゴッドルガールの超必殺技

  • ラストジャッジメント
ゴッドルガール版瞬獄殺。KOしたときの背景文字は「天」だが、色は赤。
神人豪鬼と違って性能面での強化は無い。
決めポーズはデッドエンドスクリーマーのマッスルポーズになっている。

  • G・エンド
Lv3専用。
手刀で突き刺した相手を掲げ、暗黒パワーを放出する。
強烈な威力とブロッキング不可という性質を持ち、大きく踏み込むので見た目よりリーチも長い。
が、攻撃判定が小さくてコマンドが長いので扱い辛い。






追記・修正『お手並み拝見といこうか』


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最終更新:2024年03月03日 13:53

*1 この中にどう見てもガイルザンギエフが混じっている

*2 元ネタはバビル二世

*3 北斗の拳の『愛羅承魂』のパロディで相手の血を自分の胸に塗っているのかもしれないが、「バリバリィ」という生々しいSEが鳴る為、その可能性は低い。

*4 他の出場者の場合、レオナとビリーはほとんどインタビューになっていないし、山崎に至ってはインタビューアーを半殺しにしている

*5 家庭用専用キャラのナイトメアギースのCPUも同様のダメージカット