ロレンス(FE)

登録日:2012/04/04(水) 09:40:22
更新日:2024/03/31 Sun 00:58:59
所要時間:約 4 分で読めます







ファイアーエムブレムの『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』及び両リメイクに登場するキャラクター。
デフォルトのクラスはジェネラル


CV:佐々木省三(幻影異聞録♯FE)


グルニア軍でも古参の将軍で、白髪にヒゲに眼帯と、非常に貫禄のあるビジュアルをしている。
人によっては某ビッグ・ボスっぽく見えるという意見もあるかも。



【暗黒戦争】
カミュ同様ドルーア帝国との同盟に疑問を持つが、
国の行く末と臆病な王を嘆きながらしぶしぶアリティア軍への総攻撃に参加する。
FCとSFCでは城の近くの深い森に陣取っている。DSではなんとカミュと入れ替わりで城の防衛をするように。

その厳ついグラフィックと、もう一人の固有グラ有りキャラでしかも色々優遇されてるカミュがいるばかりにネットが広まる以前は、
カミュが仲間になる方法をあれこれ模索して結局駄目なのでその腹いせにロレンスに怒りをぶつけるなんて事がよくあった。

が、実際は仲間にできるのはカミュではなくロレンスである。

とはいえもしカミュが仲間にできない事に気付けてもロレンスに関しての情報は全く無い。こんな状況で説得するなど…


アイツにしかできない。


説得王女シーダである。


今回はパパ(タリス王)の知り合いという何とも微妙な糸口から、
罪無き人々の為にドルーアと戦いましょう、と今までと比較して面白味の欠ける王道な説得を行う。




因みにDS版ではマルスでも説得可能で、国の未来を守る様にと説得する。
またシーダの説得もボリュームアップして、国の為に守るのは王か民か、という問答が追加されている。
幼き頃のシーダの事も覚えておりそのことに関するマルスとの会話も追加されている。



こうして仲間になるロレンスだがユニットとしては、
守備の初期値が高いので即席の壁として使えるうえに老齢とは思えない程の驚異的な成長率を誇る。*1
特にFCではアーマーナイトのクラスチェンジが無いので上級アーマーは彼のみとなっていた。


しかしDSではステータス仕様変更で他の上級職ユニット同様、相対的に弱体化。
しかも初期値がそのままどころか微妙に守備が下がるという始末。
だが相変わらず成長率は比較的良いのでイラナイツとは言い切れないところか。


因みにタリス王とは王国成立以前に、タリスに滞在した時に知り合い、部族統一の為に力を貸した仲。
しかしこれが語られるのは第二部。順当にプレイしていてはこんな繋がり、普通は分からない。


【英雄戦争】
暗黒戦争を戦い抜いたロレンスはニーナから一時グルニア統治の司令官を任される。
しかしカダインに幽閉されていたグルニア王の遺児であるユミナとユベロをウェンデルから引き取ってしまったばかりに事態は急転。
心変わりしたハーディンに疑いの目を持たれ、司令官を解任された挙句、反乱の首謀者としてアカネイア軍と戦うハメになる。*2

その結果は無惨なもので、部隊の全滅に留まらず、後任の司令官ラングの意向で、
逃亡兵から反乱に加担した者の家族に至るまで悉く虐殺され、最後に残ったのはロレンス、
ユミナ、ユベロ、そしてタリス王が派遣した傭兵オグマのみで、アカネイア側の援軍に敗北するのは目に見えていた。

装備はシステム解説も兼ねて「こわれたやり」のみとボロボロで、逃げる事すらままならない程の怪我を負ったロレンスは三人に逃げるよう促すが遺児二人が拒否。
オグマ一人が脱出してラングを討ち取ろうと行動する。

しかし時既に遅く、直後に外道王子マルス率いるアリティア騎士団によって串刺しにされあえなく命を落とす。
ユベロは泣き崩れ、ユミナはマルスをけだものと罵りながらラングに連れ去られるのであった。

……なんて事になるかはプレイヤー次第で、一応ロレンスの話を聞く事も可能。
二人をマルスに託すと思い残す事は無いとばかりに自爆する。



自 爆 す る 。


火薬の匂いなどしそうにないFEの戦場で爆発するのである。(篠崎砂美氏の小説版においては、シューター(FE世界における大砲)の火薬を使って、自爆したという描写がある)


因みにこの場合でも、結局マルスはけだもので、二人はラングにさらわれてしまう。


なお、『新・紋章』では会話時の自決の仕方が自爆から自刃に変化(しかも専用CG付)しており、さらに会話してマップをクリアするとエンドデモで近くの村長から「ロレンス様の話を聞いてくれて感謝します」とリライブの杖が貰える。
…と言うか しっかり装備も整えられ、高難易度だとアホみたいなステータスと銀の槍&練成手槍と前作の現役時代顔負けの壮健ぶりになる為生半可なユニットではあっさり返り討ちに遭う上ボスチクの経験値も減少していく ので、
素直にマルスで会話して自害していただこう。*3
また、殆どのキャラが再登板したなかで、ハーディンジェイガン、ボア、ガトーらと並び、味方にならない数少ないユニットとなった。
尤もハーディンとボアは新・アカネイア戦記で使用可能ユニットであるし、
ジェイガンとガトーはシナリオ上でマルスの導き手として重要な役割を果たしているので、ある意味一番報われないキャラなのかもしれない……。


【老将ジェネラルの系譜】
以降の作品においても、彼をオマージュしたと思われるキャラクター達がいる。
特徴としては、

  • 厳ついおじさま
  • 敵国の将、敵幹部
  • 重装系
  • 説得が難解、ノーヒント
  • 後半のお助けキャラ

……等が挙げられる。そして時代が進むとジェイガンポジションとの融合をも果たしていったそうな。





ロレンス「どうかこの項目を追記・修正してほしい
     それさえききとどけてくれるなら
     わたしはもう思い残すことはない
     wiki籠り殿……
     どうかわたしの命と引きかえにこの項目を……
     どうか……たのむ……」


テ-レ-


マルス「ロレンス将軍!!
    馬鹿なっ! ……」

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最終更新:2024年03月31日 00:58

*1 HPと技が70%、力と幸運と武器Lvは50%。速さだけは20%と低めだが、これだけ高ければ司祭以外には善戦できるキャラに仕上がるだろう。

*2 更に、亡国の土壇場で寝返ったロレンスは自国民にも戦勝国側にも懐疑され易い立場であったことは想像に難くない。グラのシーマ女王もユベロとユミナと似た様な経緯で帰国しているが、元々暴君だった父王と仲が悪く、逆に戦勝国側のマルスと仲が良かった、アリティアのグラ国民への恨みの爆発を抑える必要があった、統率力や指導力が高く敗戦でボロボロの国を短期間で纏め上げた等の点が異なる。

*3 DS版には「こわれた武器」の概念がないので仕方ないのである。難易度ごとに武器が強力になるのは不可解だが。他にも17章のグラ兵(新兵)が該当する。