ジャファル(FE)

登録日:2011/12/20(火) 20:10:32
更新日:2024/01/18 Thu 22:06:40
所要時間:約 4 分で読めます




……俺は死神だ。




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


〈概要〉
ファイアーエムブレム 烈火の剣に登場するキャラクター。
暗殺組織【黒い牙】の新しい上級幹部【四牙】の1人で【死神】の異名を持つ。
クラスは今作から登場したアサシン

CV:内田雄馬(FEヒーローズ)

赤子の頃、戦場の死体の山の上で泣いていたところをネルガルに発見され、彼に育てられた。
幼い頃から殺人の「道具」として育てられたためか、非常に寡黙かつ無表情で、機械的な印象を与える。
一片の迷いも躊躇もなく標的を葬り去る様は、まさに二つ名の「死神」そのものである。

密偵として【黒い牙】に潜入していたレイラ(同じくオスティアに密偵として仕えているマシューの恋人)を殺害した張本人でもある。

その不気味な雰囲気と外様の新参者であることから、生え抜きのリーダスや、
ラガルトには白い目で見られているが、唯一ニノだけは彼と分け隔てなく接していた。

【四牙】の中で唯一敵将ではなく仲間になるキャラで、戦闘時に【四牙】のテーマ曲が流れたりもしない(レイラを殺した時はザコ敵と同じBGM)。
代わりにと言うべきか終章ではブレンダンとの戦闘時に【四牙】のテーマが流れる。

前作に繋がる重要なキャラクターの1人であり、イベントでの登場頻度も高く、
黒幕であるネルガルとの専用会話も用意されているなど、烈火の剣の「影の主役」と言っても過言ではないだろう。



〈ストーリー中の動向〉
初登場はエリウッド編18章・ヘクトル編19章のオープニング。
上記のとおりネルガルとエルバードのやりとりを盗み聞いていたレイラを瞬殺する。
その後はエリウッド編19章・ヘクトル編20章にて再登場。拘束を自ら解いてネルガルを攻撃しようとしたエルバードを痛めつけたり、竜の門に到着したエリウッド達の足止めをするが、エフィデルの命で次の仕事場であるベルン王国に向かう。
エルバードの台詞から彼はジャファルの戦いぶりを見ており、エルバードが引き連れていた騎士団の面々の始末も彼が関わっていたと見て間違いないだろう。

その後はエリウッド編21章・ヘクトル編22章のオープニングで登場。
黒い牙のアジトでの会合に現れ、エリウッド討伐の任務を受ける。

そして、その道中自身のミスで命に関わる程の重傷を負いつつ連絡役のニノの元に訪れ意識を失い、ニノの献身的な治療によって一命を取り留める。
アジト以外の場所で気絶するという失態を犯した自分を殺さず救ったニノに一度は憤慨するが、それと同時にジャファルの心に、少しずつ変化が現れ始める。

そして、ニノと共にソーニャからベルン王国の王子ゼフィール暗殺の命を受ける。
ニノは「成功すれば母さんが抱きしめてくれる」と意気揚々と出発するが、父や妹のために1人、祈りを捧げるゼフィールの姿を見て暗殺をやめるようにジャファルに懇願する。

暗殺の失敗はすなわち死を意味するため、ジャファルは「それは出来ない」と拒絶しようとする。が、ニノはそれならこの場で自分を殺してくれとジャファルに食い下がり、彼もそれを聞き入れ共に脱出せんとする。

しかし、同じくソーニャの命令で2人の後をつけていたウルスラと鉢合わせしてしまい、ウルスラは2人を裏切り者とみなし、包囲する。

この瞬間、ジャファルは【黒い牙】、そしてネルガルからの決別を決意。
初めて自分を「人」として扱い、命を救ってくれたニノを助けるため、単身でウルスラが率いる【黒い牙】の大軍に突撃していくのだった…

ニノは助けを求めてベルン城外へ脱出。
奇跡的にエリウッド一行を発見し、彼らの協力を受けてジャファルの救援に向かうことに。

そして、ベルン兵が動きだす夜明けまでを耐え切り【黒い牙】を撤退させる事に成功。
その後、ニノの説得によってジャファルもエリウッド一向に加わるのだった。
(ウルスラを倒さなかった場合、失敗の責を負ってリムステラにエーギルを奪われて死亡する)

そして、封印の神殿でのリーダス兄弟率いる【黒い牙】残党との戦いを経て、
ニノの母親を騙り彼女を弄んだソーニャ、自身を殺人の道具として育てあげたネルガルを、エリウッド達の協力の下で倒すに至る。

エンディングでは【死神】の名をかつての物としていたが、これまでの報いからか、
【黒い牙】の一員の首にかけられた賞金を目当てとした輩につけ狙われ、今も闇から抜け出せずにいる事が語られる…
それはたとえニノとペアEDになると変わる事はない。



〈ユニットとして〉
  • 初期値と成長率
アサシン LV13
HP:34(65)
力:19(15)
技:25(40)
速:24(35)
運:10(20)
守:15(30)
防:11(30)
体格:8
属性:氷
剣A
装備
キルソード
とっこうやく

(加入条件)
エリウッド編26章/ヘクトル編28章「夜明け前の攻防」にてニノと会話させた上でクリアまで生存させると、外伝で加入する。

最初から上級職・高レベルで仲間になる。
圧倒的な技・速さを誇り、他の盗賊上がりに比べて力や守備も高いため、加入直後から切り込み役・多少なら壁役として活躍出来る。
しかし初期上級職らしく成長率は全体的に低めで、特に幸運の伸びが悪い。レベルアップでの補強はあまり期待できない。
また初期値では幸運だけでなくHPも低いので油断しているとあっさり逝くことも。
なので、天使の衣や女神の像でドーピングしてやると安定感が増す。
また闇の誓約書の資産価値が高いため、評価プレイでは自軍唯一のアサシンとして活躍できる。
幸運0のモルフ達相手に積極的に瞬殺を狙う手もあるが、終盤は敵の能力も相応に高いのでダメージには注意。

ハードで敵としてレイラと戦闘する際は他の寝返りキャラと同じブーストがかかっているのだが、仲間になる時には何故か反映されない。惜しい。

なお、初登場する章「夜明け前の攻防」では敵のど真ん中で孤立しており、かのリグレ公爵の如くバッサバッサと敵を薙ぎ倒していくが、
魔法で一方的に敵をなぎ払える彼と違ってどうしても反撃を受けてHPを削られてしまう。敵の攻撃の全てを安定してかわせる程の回避でもない。
一応とっこうやくを持っており、良いタイミングで使ってくれれば生存率が大きく上がるが、かなりHPが減らないと使ってくれず、ギリギリ使わないHPで敵陣奥深くに突入しそのまま…というパターンも多い。
お願いですからゼフィール王子を見習って柱で敵を迎え撃って下さい。

しかもエリウッド編ではしょっぱなから突っ込んでくるマクシムが、ヘクトル編ではソードバスター(キラー)もちの戦士どもが行く手を阻む。
当然ハードではより危険になる。特にヘクトル編ハードでのマクシムはかなり強いので注意。(ヘクトル編ではよほど運が悪くなければ両者は接触しないが)
そんなこんなな事情があり、下手するとノーマルモードでも死ぬ



(支援会話)
キャラクター性もあってかニノ、マシュー、ラガルトの3名としか組めない。しかもニノ以外との会話では殆どの台詞が「…」のみである。
ニノとの支援Aが成立している場合は彼女とのペアEDが発生。
双子の子供(封印の剣ルゥレイ)を授かるが、やはり賞金稼ぎに命を狙われており、ニノと子供の身を案じて姿を消してしまう。
また、ニノ以外の会話でも何らかの形でニノの事が話題に出る。彼にとってニノはそれほどまでに大きな存在なのがうかがえる。

ニノとの会話は彼の生い立ち語りから始まり、ニノの実の母の形見のペンダントを託され「ニノの大事な友人」として預かるが、Aでは突然その約束を反故にしてしまう。その理由とは…。

ラガルトとは上記のように元々白い目で見られた事もあって最初こそ皮肉攻めにされるも、ラガルトにもし自分が死んだら…とニノを託した事で心境の変化を悟られる。ジャファルにニノとの交際度をうかがうのはNGである。

マシューは上記のように恋人の仇であるが故いきなりジャファルを殺しにかかり、 挙句支援会話内だけとはいえ本当に殺し合いまで始めてしまう
そしてついに、マシューはニノを人質にとったと宣言。ジャファルは無抵抗になりマシューはようやくレイラの仇を討とうとするが…?



…ちなみに妹キャラであるニノとくっつくという事で、一部ではロリコン疑惑を持たれる彼だが、
公式の発表ではニノの14歳に対して、ジャファルは17歳と3つしか違わない。
なのでロリコンというよりは年下趣味…なのかも
実際に公式で年齢は名言されていない。
ソーニャ相手にニノを子供呼ばわりしているので、それ相応の年齢である事はうかがえる。

ビジュアルが公開された時からクールそうな見た目で人気が上がり、初登場クラスのアサシンというのも更にプラスとなった
公式サイトの人気投票でも順位は11位と、かなり高い
(ちなみにニノは1位)

他の過去作キャラと同様に魔符として登場。
ステータスの高さに加えて男性キャラでありながらダークペガサスのスキル「疾風迅雷」を習得しているため、仲間にすれば強力な戦力になる。
DLCマップ「光対闇」シリーズではスキル「滅殺」の存在から心臓に悪く、しかも他のキャラと違ってどの陣営で戦っても敵に回る厄介な存在。


  • FEH
開始後1か月後の2017年3月に登場。イラストは久杉トク氏。
こちらでは無属性の暗器使い歩行ユニットになっている。

武器スキルは、戦闘後、敵の守備、魔防を-7し、自分から攻撃した時は戦闘後敵に7ダメージを与える『死神の暗器』。
Aスキルは攻撃、速さを+5し 守備、魔防が-5になる『死線3』。
Cスキルはターン開始時、周囲2マスの敵の速さを-5する『速さの威嚇3』。

2017年12月のアップデートで死神の暗器が錬成可能になる。
周囲二マス以内の敵にも守備と魔防を-7と追加ダメージがいくようになった。
特殊錬成では敵が魔法ユニットの時は反撃不可にするので、魔法ユニットに対して有利になった。

しかし、現在では星4チャンス枠ぐらいでしかお目にかかれないうえに死線込みでも能力値があまり高くならず、
武器種の異なる弓で条件付きだが魔法ユニット以外にも反撃不可を取ることが可能で、仲間にするのも容易なクライネの登場もあり、
実戦で使うのには少々厳しい性能になりつつある。
いっそ死線を外し、修練の塔高階層での育成時の削り役として運用するのもアリ。
また、空いたBスキルに風薙ぎを付ければ、反撃を受けるのが杖と竜だけに絞れる。これに速さの虚勢の聖印も付けて投入してやれば、
大抵の相手の反撃を妨害して一方的にいたぶる殺し屋らしさにあふれたユニットにできる。
死線を外すとしても素の防御性能はかなり低いので、敵から攻撃を受けると簡単にやられてしまいやすいのには注意。


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最終更新:2024年01月18日 22:06
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