吸血鬼(ブルートザオガー)

登録日:2012/02/19(日) 14:31:52
更新日:2022/07/09 Sat 05:24:23
所要時間:約 4 分で読めます




吸血鬼(ブルートザオガー)とは、『灼眼のシャナ』に登場する宝具の一つ。
銘の由来は後述の能力から。ちなみにブルートザオガー(Blutsauger)はドイツ語でそのまま「吸血鬼」の意味。


武器系宝具で、片手持ちの大剣型。両手持ちは甘え!
しかも見た目以上に重く数十キロあるが、“存在の力”を込めることで軽々と扱えるようになる性質がある。
なお、その際には刀身に血色の波紋が揺らぎ、「吸血鬼」の銘に相応しい外観となる。
宝具としての能力は、この剣に誰かが直接もしくは間接的に触れている時に、さらに存在の力を込めると、その相手に傷を付けることができる。
その傷の深さ・大きさ・数は込める“存在の力”の量に比例する。

剣としても“千変”シュドナイが「見事な切れ味」と称するほどの業物であり、
白兵戦に拮抗する実力同士の者の戦いにおいて、使い手側に一方的に優位を傾ける宝具は、
武器で直接戦うことを得意とする者にとって天敵とも言える。

もっとも、あくまで相手が触れている時に存在の力を込めねばならず、一瞬の接触では能力の発動は不可能。
技量差がありすぎる場合も、そもそも剣に触れられずに攻撃されてしまえば終わりであるため、
ある程度拮抗した実力の持ち主同士の戦いでないと、不意打ち以外には使いどころが難しい能力でもある。
元々は“愛染自”ソラトの武器だったが、物語時点で既にソラトの興味は『贄殿遮那』に移っていたため、
『贄殿遮那』が手に入った後は投げ捨てられるという酷い扱いを受ける。

その後攻防の中でシャナにより、拾って使用された後にまた投げられ、ソラトの妹の“愛染他”ティリエルにぶっ刺さった。
吸血鬼は投擲武器じゃないって!

その後ソラトが再び使用し、彼の討滅後はマージョリー・ドーが回収、しかし自在師の彼女には要らなかったので、
彼女の子分である田中&佐藤に「こんな剣を持てたところで、ただの人間にはどうにもならない」
という現実を教えるために貸し与えられたが、それが理解できなかった佐藤がミサゴ祭りでの戦いで勝手に持ちだして危険な場所に突っ込んでしまったため、
彼らの手には余るとシャナに譲渡された(要らん物を押し付けたように見える?HAHAHAまさかそんな)。
その後ヴィルヘルミナ・カルメルとの戦いにおいて、
圧倒的な力でシャナと悠二を瀕死に追い込んだ彼女に対する最後の切り札としてシャナが悠二に投げ渡し
それに答えた悠二により能力を発動、ヴィルヘルミナを倒すという大戦果を挙げた。

その後は悠二の武器として認定されたようで、クリスマスイヴにおけるザロービとの戦いで、
マージョリーにより栞として収納されてた吸血鬼を悠二が使用、投げてザロービの分身一人を貫き、
そのまま押し切って討滅する役割を果たした。つくづく投げられることに縁がある剣である。



以下大きなネタバレも含む


坂井悠二が“祭礼の蛇”の代行体になり、シャナと敵対することとなった後も悠二はこの宝具を使用することとなり、ほぼ愛用の武器状態。
あんだけたらい回しや押し付け、投げられるという苦難が続いた後での大出世を果たした。
よかったね吸血鬼。報われて。

近接戦闘を得意とするシャナにとって、悠二と戦う上で非常に厄介な武器となり、
また悠二にとっては近接戦闘で自分より技量に優れるシャナと戦う上で、非常に心強い武器となっている。

そのため最終決戦の最後まで、シャナは悠二と戦う上では徹底的に鍔迫り合いを避ける戦いを強いられることとなった。




追記・修正は吸血鬼を投げ捨ててからお願いします。

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最終更新:2022年07月09日 05:24