フーム(星のカービィ)

登録日 :2012/02/16(木) 12:21:48
更新日 : 2017/07/13 Thu 21:30:44
所要時間 :約 9 分で読めます




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出典:公式イラスト

アニメ星のカービィのオリジナルキャラクター及びヒロイン。CVは吉田小百合。


★人物

大臣の娘であり、気が強く多少生意気な面が強い。また作中随一の常識人。
面倒見は良く年少の友人やカービィの世話を焼いたり子供ながら村のリーダーシップを取る場面も。
裏を返せばそれだけ大人が頼りにならないということだが……大丈夫かこの村。
わりと大丈夫でもない
デデデが何かしでかしても、彼を止めようとするのはほぼフーム(とその周り)だけである。

趣味は学問全般。周りがサッカーなどに興じる中、一人だけ読書にふけるシーンが度々ある。将来の夢は教師または小説家。
(両者共にその夢について触れているエピソードもある)
何をどう間違えたか魚のカインに好かれている。本人は彼の気持ちを理解しているものの「一緒に暮らすことはできない」としている。

初期は生意気な面の方が大きく強調され、
カービィとの初対面時には『星の戦士』と聞いて想像した理想の姿とは全くかけ離れた姿にショックを受け冷たい態度だった。
しかし危機を助けられたり魔獣との戦いもあってすぐに打ち解ける。
(この頃の性格は徐々に薄れるが、カービィについての記憶がなくなった時は「なーにこの丸いの?」と冷たい態度である)
その後は母性の表れか、まだ幼いカービィを庇い守ろうとする描写が目立つ。
特に彼の宿敵であるナイトメアが生み出す魔獣に対しては基本的に徹底好戦であり、
何も悪いことをしていない者も普通に倒そうとする(襲っているように見えなくもないが)。
逆にカービィをいじめるデデデ大王とは考え方のちがいもあって対立することが多い。

だがその愛情はカービィを試練から「逃がす」ことにつながることがあり、その点はメタナイト卿から批判されている。
とはいえ根本的な思想は近いため普段は協力者同士のような関係である。


★家族構成

  • ブン CV:小松里歌
フームの弟。
前髪で目が隠れており、上半身裸にサスペンダー付ズボンという冷静に考えると凄い格好のやんちゃ少年である。
頭身のせいで分かり辛いが一応ズボンの内側にポケットがついている。

彼女ほど賢くは無いが、子供らしくイタズラに関しては人一倍頭が回る。
しかし時によっては非行少年なんてもんじゃないレベルの度を越えたイタズラをやらかすことも。
意外と力持ちでもあり、土壇場でクレーン車を運転して敵ロボットに一撃浴びせるなど技術も割とある。

が、デデデ大王の企みにあっさり乗せられる辺り、やっぱり姉とは対比的である。


  • パーム CV:長嶝高士
父親。メームの夫。
大臣の役職についているが、デデデ達が実権を握っているので名前だけに近い。
いつも頼り無さそうに見えて意外としたたかなダディー。
良き父親の見本ともいうべき(このアニメで)数少ない良識人でもあり、
基本的にメームともども突発的なブームには流されないが、行事には大臣という立場上必ず出席している。
時にアニメの脚本を徹夜で完成させ、時に不在のメームの代わりにダッチオーブンで料理を振舞うなど器用。

ちなみに、 かつてメームにストーカー行為を働いた経歴あり。
パームにとってもその過去は黒歴史らしく、オタキング騒動の件でストーカーという単語が出た時にメームの口からバラされ慌てていた。

見た目から、最近ハルトマンというあだ名がついた。


  • メーム CV:水谷優子
母親。パームの妻。
デデデ達の顔色を伺うパームとは違い、はっきり物申す性格。
特に初期の頃は毒舌家の傾向が強かった。

若い頃は何かギャルっぽい感じだったらしく、しかも(このアニメの頭身基準で見ると) ナイスバディ。
自称「美白美人」であり、シミ一つできただけでも一大事のごとく大騒ぎする。


★放送当時の評判
今となっては滅多に聞かれなくなった意見だが、
最初は某回などにて徹底して悪役寄りにされたデデデなどと同様にゲームファン等からの評判は異様に芳しくなかった。

というのも、アニメ放送決定時は詳しい情報が公開されるまで キャラ・設定共に多数のオリジナル要素が存在することなど誰も知らなかった のに加え、この当時はゲーム版にもヒロイン役が相応しいキャラクター(アドレーヌ、リボン等)がいた。
なので彼女らが登用されるだろうと期待したファンが多かったのである。
それを見事に裏切る形で颯爽と現れ、ヒロインの座をちゃっかり射止めたオリジナルキャラクター…
どれだけの熱心なゲームファンに衝撃を与えたかは想像に難くない。


しかも前述の通り、初期はツンツンした生意気な性格が強調され、ヒロインらしからぬ目つきの悪さ( ここ重要 )も災いし、
ゲームファンにとっての第一印象は 最悪 の一言であった。
これは決して大袈裟な表現ではない。
当時のスレ等ではアンチ派からオリジナル要素への批判材料として槍玉に挙げられることが多く、
フーム(のみならず他のオリキャラまで)の存在自体を嫌悪・否定するようなレスもしばしば散見されていた。
それ程までに彼女を取り巻く環境はあまりに劣悪だったのである。
(性格に関しては、当時ツンデレ萌えという趣向が今ほど流行っていなかったのも逆風であった)

おかしな行動や矛盾した言動が目立つのも向かい風か。
向かい風となった主な行動は6つ。

  • カービィやブンに激辛を試食させておいて、自分は全く食べない。(29話)

  • ブンの虫歯を治した無害な魔獣をカービィに倒させる。(32話)

  • スナック菓子の研究のためサンプル集めをする途中カービィの不在をブンに知らされるもそれをスルー(61話)

  • 8話で歴史の捏造を糾弾しておきながらトッコリの名誉を守る為同じような事をする(70話)

  • 生物が生物を食べるのは自然というような事を言いながら、同じ話でクジラを食べるような話題を出したカワサキに、非難めいた台詞を言う(71話)

  • カワサキのために不正をしておきながら他者の不正を「卑怯」と言う(86話)


だが、回を追うごとに彼女のかわいい一面や人格者ぶり、ヒロインらしい活躍が増えてフォローされると、
そのキャラクター性を少しずつ評価する向きも見られるようになっていた。
作品自体が再評価された現在では、かつてほどの辛辣な意見が出ることは殆ど無くなったと言える。



★伝説のエピソード

さて、フームを語る上でアニオタ的に外せないエピソードがある。その名も




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デデデ大王が雇ったオタクの3人組:オタキングに目を付けられ彼らの作ったアニメのヒロインにされたのだ。

そのアニメのタイトルが星のフームたんというわけなのだが、肝心の内容は


  • 八頭身&爆乳にされた少女漫画みたいなタッチのフーム

  • 本人に無断で録音した際どいセリフ(断っておくが前後の状況を把握していればなんてことないセリフである)

  • シナリオは全くなく、見方によっては現代の萌えアニメの皮肉にも見える

特に1番目。普通に色眼鏡抜きで考えても


これぐらいの頭身キャラが平均的なアニメで
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こんなエロい8頭身が出るなんて誰が予想できたというのか

朝っぱら、しかも7:30から放送していたんだぜ……かの『電車男』ブーム以前に。
7:30・・・この当時なら地域にもよるが、完全週休二日制を堪能している小学生諸君がテレビを観ているであろう時間帯である。
恐らく、パパとママ、世帯によってはお爺ちゃんお婆ちゃんも一緒にいるであろう時間帯でもある。
更に後々判明したのだが、この回の視聴率は土曜朝として最高クラスの7%台。



一体どれ程の お茶の間エターナルフォースブリザード を巻き起こしたかは想像に難くない。



この話はカービィのエピソードの中でもこの回の前身回である星のデデデと並んで伝説と化している。

ちなみにこの後オタキングは、激怒してデデデのハンマーを振り回すフームに追いかけられる羽目にあう。

又、このアニメを見たデデデとエスカルゴンは唖然して、顎を思い切り開いていた。

話全体をさらっと知りたい人はオタアニメ!星のフームたんで。
またもう一つ彼女を語る上にて欠かせないエピソードに魔獣教師シリーズの第二部もあるが、
こちらはフーム自身が作中での苦難の末教師の苦悩とそれに対する願いを全ての登場人物だけでなく視聴者にも(それも土曜の7:30から老若男女問わすに)力説した上、
後述する名セリフを残しており、
フームたんとは逆のベクトルで彼女のファンもそうでない方も必見な神回となっている。


<セリフ集>
「来て、ワープスター!」

「カービィ、吸い込みよ!」

「酷さも極めると芸術ね……」

「熱血先生がいれば解決すると思ってるのね。 でも現実はドラマとは違う。先生って弱い立場なの。」
「みんなのためと思って叱らないようにするとやる気がないと言われ、反対に頑張り過ぎると暴力教師と呼ばれる。先生はどうすればいいの?」
「先生も力不足かもしれない。でも、立場を理解してほしい。
 もちろん、あたしはこんなこと言う資格はないわ。でも、先生ばかりに責任を押し付けないで。お願いよ!」


カービィの代わりにワープスターを呼べる自信のある方、追記・修正お願いします。

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