ベルグバウ/ディス・アストラナガン

登録日:2010/06/05(土) 06:55:25
更新日:2023/08/21 Mon 23:35:53
所要時間:約 7 分で読めます






俺はクォヴレー・ゴードン! αナンバーズの兵士だ!


スーパーロボット大戦に登場する架空の兵器。


ベルグバウ


全長:19.2m
搭乗者:クォヴレー・ゴードン
戦闘曲:ANOTHER TIMEDIVER


□概要


クォヴレー・ゴードンが駆る謎の機動兵器。
詳細がほとんど分からず、何らかのオーバーテクノロジーの産物という事しか分かっていない。


以下、ネタバレ注意





その正体は、ゼ・バルマリィ帝国の量産機ヴァルク・ベンと、突如クロスゲートから現れたアストラナガンの残骸が融合した機体。

完全に別種の機体へと変貌しており、その武装や機体性能はほとんどアストラナガンを基本としている。
アストラナガンがイングラム・プリスケンの魂を内包していた為、搭乗者であったクォヴレー・ゴードン(アイン・バルシェム)にイングラムの意識が宿った。
奇抜なフォルムに反して、中の操縦系はクォヴレー曰くMS系に近い割と一般的なタイプとのこと。おそらくヴァルク・ベンのものがほぼそのまま引き継がれたのだと思われる。

基本性能はアストラナガンに及ばないが、元となったヴァルク・ベンを遥かに凌駕する。
動力源は帝国製機動兵器に採用される量子波動エンジンではなく、「ディーン・レヴ」と呼ばれる謎の機関。
クォヴレーが危機に陥った際は無人で機動するなど、不可解な機能を多数持つ。
イングラムの意志が発現していくに従って、その秘められた力を解放していく

また広域バリア「ディフレクトフィールド」も装備。かなり高性能だが、これは元々ヴァルク・ベンが装備していたもの
ちなみにデザイナーは女神転生などを手掛ける金子一馬氏
当初、このあまりにも異質なデザインは話題を呼び、否定的な意見が多かったが、ハマると妙な魅力を感じるようになる

……もっとも、黒いアイツを連想させるデザインでは拒否反応を起こすのも無理はないが

ちなみに久保がこの機体の名前は覚えてる、みたいな事を言ってたが、実際はヴァルク・ベンをあやふやに覚えてただけだったりする


□武装

  • ツイン・ラアムライフル
実弾とエネルギー弾を備えた二連装ライフル。
折りたたみ式のブレードも備えているがゲームでは切り払い専用。フィギュアではきちんと展開できます。

  • ガン・スレイヴ
背部に装備された遠隔実弾系攻撃ユニット。要はビットファンネル
背部に4機装備され、ガン・ファミリアより数が増えた。拳銃型のビットがブローバックしながらフルオート射撃しまくる様は、なんとも斬新である。

  • エメト・アッシャー
肩部から砲身を展開して撃ち出すエネルギー砲。「エメト」とはヘブライ語で「真理」の意。

  • アキシオン・バスター
胸部開放…!ディーン・レヴ、フルドライブ…
アキシオン・バスター、マキシマム・シュート!

イングラムの意志により追加される武装。胸部砲身を解放し、剥き出しのディーン・レヴから暗黒物質であるアキシオンを発射。
敵を次元空間の歪みに巻き込んで圧殺する。
劇中では「ディーンの火」とも呼ばれる。


□ディーン・レヴ

ベルグバウの動力源
後述のディス・レヴと関連性があるらしいが、実はあまり良く分かっていない
この機関のデータを元にシヴァー・ゴッツォはディス・レヴを完成させた




テトラクテュス・グラマトン…!
ディス・レヴ、フルドライブ…!我が手に還れ、ディス・アストラナガン…!

ディス・アストラナガン


全長:22.3m
重量:58.8t
搭乗者:クォヴレー・ゴードン
戦闘曲:THE GUN OF DIS


□概要

ベルグバウをシヴァー・ゴッツォが改修した機体。
僅かに残されたアストラナガンのデータから組み上げたパーツと、ディーン・レヴのデータにより完成したディス・レヴを組み込む事で誕生。
エゼキエルの後継機も満足に作れない苦しい財政下で、ベルグバウがあったとはいえアストラナガン復元にどれだけの資源が費やされたのだろうか…。
(ルアフが殆ど知らない様子だったので、シヴァー及びゴッツォ家がこっそり作っていただけかもしれないが)
ちなみにアストラナガンの残骸というイレギュラー要素はあるが、それ以外はバルマー帝国がほぼ自力で復元させた機体だったりする。

ベルグバウよりも更に凶々しいデザインになっており、より黒いアイツに似る。
悪魔絵師こと金子一馬氏が一筆入魂したかなり人を選ぶ、えげつないデザインの機体。
存在そのものは「旧神」に近いが「いあいあはすたー」とかは言わない

クォヴレーがイングラムの意識と対話し、自身の自我を確立させた事で「新たなるアストラナガン」として新生した。
イングラム曰く「悪魔王の名を冠する銃神」「銃神ディス」とも呼ばれる。

その名の通り遠距離攻撃を得意とするが、遠近どちらでも強大な攻撃力を発揮する。
リアル系のスピードとスーパー系のパワーを持ち、パイロットのクォヴレーが高い能力を持つ事から「スパロボ屈指のチートユニット」と名高い。

動力源はディス・レヴだが、並行宇宙への干渉が可能な事からアストラナガンのティプラー・シリンダーやCPSの力も解放されたと思われる。
多くのボスキャラが恐れ、また欲する悪魔の機体。

恐らく、アストラナガンとネオ・グランゾンに並ぶスパロボ最強メカの一角。
ホントこの銀河は地獄だぜフゥハハァー。

同種の力を持つ霊帝ケイサル・エフェスを倒した後は、イングラムから受け継いだ並行宇宙の番人としての使命を果たす為に奔走する。

ちなみにアニメではアストラナガン(約40m)とタイマンするシーンがあるが、どちらの機体もサイズは一緒に見える。謎。

ディス・アストラナガンとそのまま呼ばれる事はあまりなく、アストラナガンとだけ呼ばれる事が多い。
また、略してディストラナガンと呼ばれる事もある。

今の所OG世界に登場するかは不明だが、OGSでクォヴレーらしきシルエットが登場したという事は……?


□武装

  • ラアム・ショットガン
雷撃を放つ射撃武器。下のZ・Oサイズの柄でもある。

  • Z・Oサイズ
独特な紋様の刀身を持つ大鎌。正式名称「ゾル・オリハルコニウムサイズ」
刃先単体で剣としても使える本機唯一の格闘武装。
演出はラアム・ショットガンによる近距離射撃も交じる。

  • ガン・スレイヴ
ベルグバウのものを強化した攻撃ユニットによるオールレンジ攻撃。
機数も六機と2つ増え、コウモリと拳銃が融合したような有機的で悪魔的な造形に変化。実体弾ではなくエネルギー弾を発射するようになった。
ピストルのようにエネルギー弾を撃つ以外にもマシンガンのように弾を連射したり、敵機を貫くようにレーザーを照射することもできる。
余談だが、この武器で止めをさすと何故かダメージが表示されないバグ(?)がある。

  • メス・アッシャー
構造はエメト・アッシャーと同じだが弾はアキシオン・バスターという、ベルグバウの切り札が統合したエネルギー砲。
射程と攻撃範囲はそのままに、射線上の敵をまとめて消滅させるほどの威力を持つ。
「メス」はヘブライ語で「死」の意。ゴーレムに隠されたエメト[Emeth](真理)からEを取るとメス[Meth](死ぬ)とは結構有名な話。

  • アイン・ソフ・オウル
ディス・レヴよ、その力を解放しろ!!
テトラクテュス・グラマトン…!
さあ、時の流れを垣間見ろ!

アイン・ソフ・オウル!デッド・エンド・シュート!!

本機の代名詞たる最大の武装。
胸部装甲を開放してディス・レヴを最大稼働させてエネルギー弾を発射すると同時に、敵の頭上高くに暗雲と共に魔法陣を展開。
発射したエネルギー弾を魔法陣を介して相手の頭上から撃ち込む技。
対象に命中すると同時に出現する魔法陣によって10個の中性子星を召喚、それらを敵機の周囲で超高速回転させることで対象の存在を抹消する。
アストラナガンのインフィニティ・シリンダーにあたるものだが、目標を時間逆行ではなく存在そのものを問答無用で宇宙から虚無の彼方へと消滅させるという本家を超えている恐ろしすぎる能力。
イングラムの影が現れるという演出に驚いたファンも多いだろう。

尚、「アイン・ソフ・オウル」とはカバラ思想に由来する言葉で、日本語で言うなら「無限光」もしくは「無尽光」。
「アイン」と「アイン・ソフ」にもそれぞれ「無」と「無限」の意味があり、この事から「16番目のアイン」が「イングラムを超えた0番目(アイン)」になったと見る人もいる。
イングラムさんとの辺りは格好良くそして第三次α一の長い戦闘演出で見応えバッチリ!

□ディス・レヴ

本機の主動力源。ディスの心臓とも称される。
ゴッツォ家が秘密裏に開発していた機構で、本来はヴァイクランに搭載される予定だった。
しかし開発が難航した為に搭載は見送られ、ディーン・レヴのデータによって完成を迎える。
全宇宙の負の存在を力の源としており、当初は禍々しい気配を発して魂を貪り喰らおうとしていたが、クォヴレーの覚醒により機体がアストラナガン本来の性質を取り戻したため。
怨霊の力をそのまま使うのではなくなり、クォヴレーによれば「生命が輪廻転生する際の狭間の力」を利用しているらしい。
下手をするといつ暴走してもおかしくない超危険な機関
ホントこの銀河は(ry


□劇中の活躍


どちらも第三次αが初出
最初は封印されて出番がないという、スパロボ史上例のない主役機である
開封されてからはクォヴレーの能力も相まって銀河の敵を解体していった

アニメ「ディバイン・ウォーズ」ではまさかのアストラナガンとの対決に加え、SRXと融合するという視聴者の度肝を抜く展開を演じた
もっとも、あれは特別サービスみたいな物でこれ以降出す気はないようだが

一応、リアル系の機体なのだが、初登場シーンはもはやトンデモ系のスーパー系に近い
いくらなんでも魔法陣から「ニュブリ」な音で出てくる姿見は、とてもリアル系とは想えない

つか、おまえラスボスだろ?

まさに「悪魔召喚プログラム」
コイツが邪教の館にいたり、女神転生に出演したり「コンゴトモ ヨロシク」とか「オレサマ オマエ マルカジリ」とか言っても問題ナイ。むしろ正常
「銃神 ディス・アストラナガン」
として悪魔召喚されても不思議ではない

どんだけ生体マグネタイト盗られるんだろ?





クォヴレー「追記修正の彼方へ消え去れぇ!」



この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • SRW
  • スーパーロボット大戦
  • スパロボ
  • 悪魔絵師謹製
  • Gの成れの果て
  • 史上最強のG
  • アストラナガン
  • 銃神
  • 久保の伴侶←永遠の相棒的な意味で
  • DiSRX
  • ポロリもあるよ
  • ヤンデレ
  • 黒いアイツ
  • チート
  • ディス・レヴ
  • ゴキトラナガン
  • 悪魔王
  • 最強候補
  • ベルグバウ
  • ディス・アストラナガン
  • クォヴレー
  • 死神
  • クォヴレー・ゴードン
  • バンプレストオリジナル
  • テトラクテュス・グラマトン
  • 主人公機
  • ※リアル系です
  • ANOTHER TIMEDIVER
  • THE GUN OF DIS

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年08月21日 23:35