機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOST

登録日:2012/04/07(土) 23:57:11
更新日:2023/12/18 Mon 02:29:41
所要時間:約 5 分で読めます




極限進化は加速する!


機動戦士ガンダム Extreme vs.の続編にあたる、新たなガンダムvs.シリーズ。
2012年4月5日に全国各地で稼働を開始した。

前作(家庭用版)の作品群に加え新たに本シリーズを題材とした「ガンダムEXA」が参戦。


■前作からの変更点

  • グラフィック
NEXT⇒EXVSで革新的なグラフィック変更が行われた前作だが、本作以降に際し若干だが手入れがされている。
明度が明るくなったのが一番分かりやすい。

  • SE周りの原作再現
1stやSEED系のSEを全作品に流用していたため、プレイすると劇中のビームライフル発射音などと違うのに違和感を覚えていたプレイヤーが多かった事から、EXVS家庭用などを経て各機体のSEが劇中通りのものに再録されている。
ただし本作オリジナルSEが無くなったという訳ではなく、漫画原作作品やゲームオリジナル武装の一部に現存している。

  • 覚醒タイプ
今作では2種類の覚醒が選べるようになった。
アサルト覚醒
通称A覚醒。攻撃面の強化が大きく格闘機が恩恵を受けやすい。
威力や格闘の伸びとその速度が大きく向上し、発動時のブースト回復も大きい。
覚醒技を使っても覚醒が終了しないため、出し得な技は積極的に使用できる。
欠点は覚醒時間がブラストに比べると短い点。

ブラスト覚醒
通称B覚醒。防御面での強化が多いのが特徴。
被弾時のダメージ補正やブースト効率が上がり、ロック距離がアサルトより伸びて、足が止まる射撃でも虹ステでキャンセルできるようになる。
アサルトに比べブーストがあまり回復せず、半覚醒だと回復量が頼りない。
この覚醒の最大の長所は覚醒時間の長さにあり、覚醒中の性能上昇をどう活かすかが課題となる。

これらの覚醒タイプは機体ごとに相性差があり、機体の武装性能や組み合わせなどをよく把握する必要がある。相性が合わないと微妙な場合がある。
しかし片方のみに適した機体というのは案外あまりなく、それでいて特色が明確に異なるので、恐らく運営が想定していた以上にバランスの良い要素になった。

  • 全機体の覚醒技実装
前作では一部機体にしか実装されていなかった覚醒技が、追加機体含めて全機体に用意されるようになった。
射撃系、格闘乱舞、時限強化など多岐にわたるものがそれぞれ用意されているが、封印安定だったり出し得だったりとその評価はマチマチ。

  • 一部機体のコスト変更
クシャトリヤ、クロスボーン・ガンダムX2改はコストが2500から2000に下げられている*1
サザビーは2500から3000に、ガンダムヴァサーゴCB、スサノオ、ガンダム試作2号機はそれぞれ2500に上昇している。
しかし未だコストが安定しているとはいえず、「最終話まで健在だったデュエルガンダムが1000コストなのに対し、撃破されたブリッツガンダムは2000コストでラスボス機のプロヴィデンスガンダムと同等」「第3.5世代機体なのに一人だけ1000コストのアリオスガンダム」「いくら師弟関係とはいえ最終的にマスターガンダムに打ち勝ったゴッドガンダムが格下」「3000コストのデスティニーガンダムに打ち勝ったインフィニットジャスティスガンダムが2500コスト」など首をかしげるような点は多い。
これらの殆どは次回作EXVSMBで改善されているが、デュエルガンダムASだけは改善されず次々回作のEXVSMBONでは同じく最低コストでバスターガンダムが登場してしまい、一層おかしなコスト選定になっている*2

  • カードシステム
基本的に前作同様だが、新たな機能がいくつか追加されている。
何故か対応してなかったスマートフォンでも登録できるようになった。
前作ではバナパスポートは50回使用すると新しいカードに買い替える必要があったのだが、本作以後はその必要が無くなる。それに伴ってアーケード基板が一部改装されている。



■参戦機体

30:コスト3000、25:コスト2500、20:コスト2000、10:コスト1000

  • 機動戦士ガンダム
ガンダム:20
シャア専用ゲルググ:20
アッガイ:10
ジオング:20
ギャン:20
シャア専用ザクⅡ(家庭用DLC):20
ザクⅡ(ドアン機)(家庭用DLC):10
パーフェクトガンダム(家庭用DLC):20

  • 機動戦士Ζガンダム
Ζガンダム:25
百式:20
ジ・O:25
メッサーラ:20
ハンブラビ:20
ガンダムMk-Ⅱ:20
ガンダムMk-Ⅱ(カミーユ搭乗)(家庭用DLC):10

  • 機動戦士ガンダムΖΖ
フルアーマーΖΖガンダム:25
キュベレイ:25
キュベレイMk-Ⅱ:10
ザクⅢ改:10
Zガンダム(ルー搭乗)(家庭用DLC):20
アッガイ(ハマーン搭乗)(家庭用DLC):20
ガンダムMk-Ⅱ(エル搭乗)(家庭用DLC):10
ザク頭Ζガンダム(家庭用DLC):10

  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

  • 機動戦士ガンダムF91

  • 機動戦士Vガンダム

  • 機動武闘伝Gガンダム

  • 新機動戦記ガンダムW
ウイングガンダムゼロ:30
ガンダムエピオン:30
ウイングガンダムゼロ(カトル搭乗)(家庭用DLC):25
アルトロンガンダム(家庭用DLC):25
トールギスⅡ(家庭用DLC):25
ガンダムサンドロック(家庭用DLC):20

  • 新機動戦記ガンダムW -Endless Waltz-

  • 機動新世紀ガンダムX
ガンダムDX:30
ガンダムヴァサーゴチェストブレイク:25
ガンダムXディバイダー:25
ガンダムX(家庭用DLC):25

  • ∀ガンダム
∀ガンダム:30
ターンX:30
ゴールドスモー:20
カプル&コレンカプル:20
シルバースモー(家庭用DLC):20

  • 機動戦士ガンダムSEED

  • 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
デスティニーガンダム:30
インパルスガンダム:25
ストライクフリーダムガンダム:30
∞ジャスティスガンダム:25
ガナーザクウォーリア:20
ガイアガンダム:20
∞ジャスティスガンダム(ラクス搭乗)(家庭用DLC):10
インパルスガンダム(ルナマリア搭乗)(家庭用DLC):20
ガイアガンダム(バルトフェルド搭乗)(家庭用DLC):20
ストライクルージュ(オオトリパック)(家庭用DLC):20

  • 機動戦士ガンダム00

  • 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A Wakening of the Trailbrazer-

  • 機動戦士ガンダムUC
ユニコーンガンダム:30
デルタプラス:20
シナンジュ:25
クシャトリヤ:20
バンシィ:25
ローゼン・ズール:20
バンシィ・ノルン(家庭用DLC):30
フルアーマー・ユニコーンガンダム(家庭用DLC):30

  • 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
ガンダムNT-1アレックス:10
ザクⅡ改:10

  • 機動戦士ガンダム0083 Stardust Memory

  • 機動戦士ガンダム 第08MS小隊

  • 機動戦士ガンダム MS IGLOO -一年戦争秘録-

  • 機動戦士クロスボーン・ガンダム

  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン

  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
Ξガンダム:30
ペーネロペー(家庭用DLC):30

  • 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY

  • 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
アストレイ レッドフレーム:20
アストレイ ブルーフレームセカンドL:20
アストレイ ゴールドフレーム天:20
アストレイ ゴールドフレーム天ミナ(家庭用DLC):25
アストレイ レッドフレーム(レッドドラゴン)(家庭用DLC):25

  • 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER-

  • ガンダム・センチネル

  • MSV
高機動型ザクⅡ後期型(ジョニー・ライデン機)(家庭用DLC):20
高機動型ザクⅡ改(シン・マツナガ機)(家庭用DLC):20

  • 機動戦士ガンダム00V
アヴァランチエクシア(家庭用DLC):25
ダブルオーガンダム セブンソード/G(家庭用DLC):30

  • ガンダムEXA
エクストリームガンダム type-レオス ゼノン-F:25
エクストリームガンダム type-レオス エクリプス-F:25
エクストリームガンダム type-レオス アイオス-F:25


■余談

何故か最新作である「機動戦士ガンダムAGE」からは機体が参戦していない。
家庭用の内部データが解析された際にそれらしい情報が出回ったが、3月6日に機動戦士ガンダムEXTREME VS. MAXI BOOSTが稼働開始すると、解析画像に出たAGEはそちらに参戦している。
一方で同時に情報が出たガンダムKATANAは出ていない。

家庭用追加DLC機体は所謂コンパチ機体が多く、前作DLCの豪華さと比べかなりガッカリ感が否めない。新しいパイロットが登場するという点に喜びを見出す人こそいたが、一部武装やコストを変更してさも新規機体のように紹介する運営に批判的な姿勢をする人が大多数だった。
一応、Vガンダムヘキサやゴールドフレーム天ミナのような上位互換も中にはいた。また尖りすぎたその特徴から一部のプレイヤーを魅了したザクⅡ(ドアン搭乗)や、機体性能こそ低いもののパイロットの「ホアアアアアアア↑」という叫び声のみが評価された高機動型ザクⅡ(シン・マツナガ搭乗機)など、さほど批判の無いDLCもいる。

だが次回作EXVSMBが稼働すると、そこから幾つかの機体がDLC機体として逆輸入されるのだが、トールギスⅡやサンドロック改のようなぶっ壊れ機体は殆どそのままの性能で参戦したため、一気に家庭用環境を蹂躙しつくしていった。
特にリ・ガズィは蛇蝎の如く嫌われており、大抵のオンラインマッチのルームには「リ・ガズィ禁止」「マキブDLC機体禁止」のコメントが常設化されるようになった。


各作品の出撃ムービーが用意されていない作品が存在する。
閃光のハサウェイ*3、TV版新機動戦記ガンダムW、ガンダム・センチネル、ベルトーチカ・チルドレンが該当する。特にガンダムWはEW版があって何故TV版が無いのかと疑問視されやすく、出撃ムービー実装のラストチャンスだったEXVSMBONの家庭用になってもなお実装されなかった*4


追記・修正は加速する!


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最終更新:2023年12月18日 02:29

*1 ただし性能はそれほど下げられていない所か、アッパー調整がかなり入っている

*2 ただしこのような同等の性能なのにコスト格差が起こる事例は珍しくなく、徐々にではあるが改善されつつある

*3 次回作EXVSMBで追加

*4 だが後発参戦のサンダーボルトやビルドファイターズは実装されるなど、優先順位は一切不明