ディンギル帝国(宇宙戦艦ヤマト)

登録日 :2009/10/18(日) 23:22:28
更新日 : 2017/02/20 Mon 21:50:09
所要時間 :約 4 分で読めます






ディンギル帝国とは、宇宙戦艦ヤマトシリーズに登場する惑星国家。



【概要】


国家元首はルガール大神官大総統。後継者として長男のルガール・ド・ザール(ルガール2世)が登場している。ディンギル星は地球から3000光年の距離に位置している。
首都はウルクという要塞都市であり、ディンギル星の大部分を覆っていたナトリウムと水との反応で星が消滅する際には、都市要塞自身で移動、攻撃作戦などが行えるらしい。

ディンギル帝国の科学力は高く、巨大な水惑星「アクエリアス」をワープさせるほどの技術を持つ。
しかしアクエリアスが母星に接近したときには、二重銀河の衝突に伴い発生した次元断層から突然現れたため、回避する時間がなかった(アクエリアスをワープさせるには24時間のエネルギー放射が必要)。


また一旦母星を失った所為か十分な兵站や補給がなくそれが後に命取りに…

ちなみに天の川銀河系内の帝国であるが、ガミラスやボラー連邦の支配をどうやって逃れていたかは謎。


【ディンギル人】


1万年程前、地球に最初の文明を築いた「地球人」であった。そのため皮膚の色が灰緑色である以外は、肉体の組成は地球人と同一である。
「水惑星アクエリアス」の地球への回遊による大洪水によって滅亡寸前のところを、先住ディンギル人の円盤によって救出されディンギル星へ移住したが、やがて大恩ある先住ディンギル人を駆逐してディンギル帝国を築いた。
その経験からか「自分の幸せのためには何をしてもいい」「強さが正義であり、強者のみが生き残る権利がある」という一種の優生思想に凝り固まっていくようになった。

ただし大総統も息子2人を失った際には(直接手を下したのはルガールだが…)顔が強ばっており家族愛は有るらしい。
またかつての原ディンギル人も神と崇めたり御先祖様を敬ったりと意外に信心深い。滅ぼしたくせに。

ちなみに、水没から生き残ったディンギル人は男のみであるため、放っておいても滅亡必死である。
曰く「弱い女子供や老人など滅びて当然」
…老人はいいとして女子供滅ぼしてどうするんだ大総統…


《主なディンギル人》

  • ルガール大神官大総統
役職からラスボスオーラが漂うディンギル帝国の指導者。
手をぬるぬる動かしながら息子にディンギルの教えを説く戦士にして、白兵戦で先陣を切り無双する人外。

  • ルガール・ド・ザール
二代目のボンボン。
冒頭で不意打ち一線、ヤマトを撃沈する大戦果をあげる。
決して無能ではないが、詰めが甘いのとヤマトがチートすぎたため最終的には敗走。
うずくまりながら父に許しを乞う通信シーンは爆笑必須。

  • ディンギルの少年
ヤマトに救助されたディンギル本星の生き残り。
割と重要キャラだが名前が無い。



【ディンギル帝国軍】


最大の武器は、水雷戦隊の発射するハイパー放射ミサイルで、真田志郎が「対ハイパー放射ミサイル艦首ビーム砲」を発明するまで無敵とも言える兵器であった。
ほかの特徴的な兵器にニュートリノビーム防御幕がある。
ロボット馬に乗りやたら白兵戦を挑む…さすが元地球人。



【作中の活躍】


ルガール・ド・ザール率いるディンギル帝国の太陽系制圧艦隊は手始めにヤマトを撃破し、地球艦隊の拡散波動砲の斉射を小ワープで回避、波動砲攻撃直後の空白時間の隙にハイパー放射ミサイルを斉射し全滅させた。

ただし前述の通り、母星を一度失い慢性的に補給不足な上に所有兵器も燃費が悪い為、ヤマトのショックカノンの射程圏内で空母を停泊させ燃料を補給するという愚を犯す。
コスモゼロの偵察により母艦の位置が露呈し、ヤマトのロングレンジ艦砲射撃を喰らい敗走、ルガール二世は都市衛星ウルクに帰還しようとするもニュートリノビーム防御膜に巻き込まれ戦死。

その後、戦艦ドリフトによりウルクに強行着陸したヤマトと白兵戦を繰り広げる。

ウルクがヤマトとの交戦により崩壊した後、ルガール大総統は残存艦隊を率いてヤマトに総攻撃をかけようとするが、ヤマトの危機に駆け付けたデスラー率いるガミラス艦隊に撃破され、旗艦を葬られる。
ルガール大総統の戦死でディンギル帝国軍は悲願の地球回帰ならず滅亡。

皮肉にもヤマト最後の敵は、ヤマト最初の敵によって葬られることとなったのであった。






追記修正する際は強者のみでお願いします。

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