一方通行(アクセラレータ)

登録日 :2009/10/28(水) 21:54:32
更新日 : 2017/07/14 Fri 18:08:44
所要時間 :約 11 分で読めます





とある魔術の禁書目録の登場人物。






学園都市七人のレベル5の第一位。学園都市最強の超能力者。
本名は不明。苗字は2文字で名前は3文字、変な名前が多いとあるワールドにおいてはそれほど珍しい物でもなかったらしい。
アニメでは「アクセラレーター」と誤植されることがあッたが、正しくは「アクセラレータ」。



能力は「一方通行(アクセラレータ)」。体表面に触れたあらゆるものの向き(ベクトル)を操ることができる。
一部分にでも触れてさえいればその物体全体のベクトルを掌握可能。

ベクトルを増幅することはできないが周囲の力のベクトルを任意の箇所にかき集めることで強大な力を生み出したりと、用途は多様。
デフォルトでは重力や酸素など生活に必要な最低限の力を除いた全てを反射するように無意識下で設定している。
そのため遠距離狙撃や不意打ち、寝込みを襲うといった手段でも傷ひとつ付けられない。

実はベクトル制御は付加価値にすぎず、能力の本質は「自身が観測した現象から逆算して、限りなく真実に近い推論を導き出すこと」である。
垣根帝督の「未元物質」の攻撃にすぐ対応できたのはこのため。

紫外線なども反射しているため髪は白色化しており、瞳は赤色に近く、男か女かも分からない体型をしている。
本人はその理由を外部刺激を受けていないためホルモンバランスが崩れているからではないかと仮定している。
実際に尋常性白斑と呼ばれる状態ではホルモンバランスが崩れることがあるらしい。
作中の三人称は「彼」で美琴からも「男」と呼ばれ一人称も「俺」だが、作者は「一筋縄ではいかないのです」とのコメントを残し、
男性にカウント していない
初登場時から現在まで半年以上月日が経過しているので髪が物凄く伸びているのも特徴。
私服はストライプTシャツを着ていることが多い。

上条さンの妄想から生まれた、鈴科百合子というキャラクターがいる。
可愛い



好物は缶コーヒー。気に入った味があればそれを何十本も買い込ンで飲み続けるが、飽きるのも早い。
ファッションにも詳しく、他人の着ている服でも見ただけでブランド名がわかるらしい。特に少女(幼女)服に詳しい。




普段は冷めた態度を取っているが本来は短気を通り越した熱血漢。
世の中の不条理に対しては非常に激しい怒りを覚え、そうと決めれば自分の命を投げ出してでも他人を守る。


しかし戦闘では極めて残忍。13巻を筆頭に数々の戦闘で残虐な殺しを行った。


新約一巻では、黄泉川、芳川、番外個体打ち止めとともに住んでいる。
通称黄泉川家。


あらゆる点で本編の主人公上条当麻と好対照な主人公。
上条さンを魔術サイドの主人公とするなら、科学サイドの主人公は彼であると目されており、上条さンと並び読者から高い人気を誇る。
例えば上条さンの好みがお姉さン好きに対して一方通行は少女もとい幼女好きである。

このライトノベルがすごい!の男性キャラランキングでは惜しくもトップ10入りは逃したが、11位にランクインした。
その後は人気が上昇し、ランキングの常連になっている。


上条さンとの大きな違いといえばあちらが次々とフラグを乱立していくのに対し、
こちらは(中の人共々)打ち止め(ラストオーダー)一筋といったところか…
ただし、彼の打ち止めに対する想いは恋人ではなく家族へ向けるものだと明記されている(父性か母性かはわからないそうだが)。
というか誰かに恋愛感情を向けるところが想像しにくいキャラでもある。


以下ネタバレを含む












「絶対能力(レベル6)」へと進化する実験で一万人以上の妹達(シスターズ)を殺しており、3巻で実験中に乱入してきた上条と交戦する。

その圧倒的な力で上条を追い詰めるも、上条は初めて戦う自分の能力が効かない相手であり、さらに能力頼りの戦い方をしていたことを見破られ窮地に陥る。

大気のベクトルを操るという発想で形勢逆転するが、御坂美琴に鼓舞された妹達の行動によって攻撃手段を封じられ、上条の拳を受け敗北した。


この戦闘での彼の名(迷)ゼリフとして「くかき…」という奇声を発する場面があるが、アニメで彼を演じた岡本はそれを完璧に演じ声優の本気を垣間見せた。
余談だが、岡本はその年の新人賞を受賞する。
「これで俺も立派な声優だァ!」
また、アニメ超電磁砲第二期にも同様のシーンがあるが、禁書一期の頃と比べて演技が格段に進化していた。気になる人は聴き比べてみよう。


5巻で打ち止めと出会い、ロリに目覚m…能力で際限なく他者を傷つけてしまった過去から、他者を傷つけないために他人を拒絶していたこと、
誰も傷つけたくない意思から「最強」を超える「無敵」になろうとして「絶対能力(レベル6)」を目指したこと、
実験の過程で殺した妹達にも内心では自分を止めてほしいと願っていたことを見破られる。


なおよく勘違いされるが、 あくまでも実験中はそんなことは一切思っていない。 実験中はただのイカレタ殺戮者である。
これは初めてミサカ1号を殺した(厳密にいうと跳弾により自滅した)時、研究者に投げかけられた「目の前にいるのは薬品と蛋白質によって合成されたただの人形だ」という言葉をもとに無意識に現実逃避を繰り返していたことで精神的に当時は壊れていたため。
上条さンに男女平等パンチで殴られて初めて心の奥底にあったその感情を自覚している。
(この辺は『とある科学の超電磁砲S』に詳しい)

その後、彼女を救うために脳に損傷を負い、演算・言語能力を失うがミサカネットワークによる補助を受けることで、
能力使用の時間制限がついたが能力の損失は防がれ、打ち止めとの間に深い繋がりができる。


以後は打ち止めと共に黄泉川愛穂の保護を受けるが、13巻で再び危機に陥った打ち止めを木原数多から取り戻すために奮闘する。
能力の壁を突破され苦戦を強いるが、演算補助デバイスなしでAIM拡散力場のベクトルを操る新たな能力が覚醒したことにより木原を撃破。
打ち止めを救出することに成功するが、この事件で学園都市が被った損害8兆円を押し付けられ、
打ち止め達から離れて暗部組織『グループ』に加入。
悪党を自称し、闇の道を歩むことになる。


『グループ』加入後は能力以外にも拳銃を武器とするようになり、元来のセンスが良かったためかその技術はすぐに上達していった。

13巻で覚醒した力により発生する黒い翼は圧倒的な力をほこり、
その力はインデックスによると魔術サイドの「天使の力(テレズマ)」に酷似しているようだが、
実質的には違う力のようで「聖人」でも扱いきれるかわからないほどの力であり、正体は謎に包まれている。


アレイスターの計画の核となる存在(第一候補)と目されており、15巻で第二候補である第二位のレベル5垣根帝督と交戦し、
序盤こそ自身の能力の壁を突破され互角の勝負を繰り広げるが、結局は「第一位」と「第二位」の格の違いを見せつけ勝利する。
しかしトドメを刺す直前で、彼を止めに入った黄泉川が垣根から攻撃を受け、再び力の覚醒が起こる。
同じく垣根も覚醒を遂げたが、圧倒的な力で垣根を虐殺する。


しかし打ち止めが彼の元にたどり着いたことで暴走は止み、再び彼女と出会ったことで闇の最下層から光を目指すようになる。




以下19巻のネタバレを含む













相変わらず打ち止めや黄泉川のもとへ帰ることはできないまま『グループ』の仕事を続けていたが、
電話を通して話をすることはでき、時間さえ空けばいつでも会えるようになった。


15巻で冥土帰しから電極の設計図を入手したことにより「遠隔操作用の電波だけを妨害するジャミング装置」を作ることに成功し、
弱点であった「ミサカネットワークからの乖離」を克服した。


『グループ』の仕事を続けていくうちに、学園都市の最重要機密コード『ドラゴン』へと接触する。
しかしそこで打ち止めに死の危機が迫っていることを知り、意識を失った彼女を連れて学園都市を離れ、
『禁書目録』という言葉を手がかりに彼女を救う方法を求めてロシアのエリザリーナ独立国同盟へと向かう。

『ドラゴン』の見解では、自らを『悪党』と自称する理由は上条のような善への強烈な渇望の裏返しであり、上条の背中を無意識に追う行為だと論じられている。




さらに20巻ネタバレ








重症の打ち止めを連れてロシアにたどりつくが、「第三次製造計画」により産み出された新たな妹達の襲撃を受ける。
一方通行と打ち止めを殺すために仕向けられた番外個体(ミサカワースト))に精神的に追いつめられ、
葛藤の末にミサカワーストを殺さずに撃破しようとするが精神が完全に崩壊する。

たまたま通りがかった上条当麻に攻撃を仕掛けてまさかの再戦。
黒い翼を最大限に生かした戦術を駆使するも、諦めることなく立ち上がる上条に再び敗北を喫してしまう。

その後は上条に導かれ、エリザリーナ独立国同盟を訪れる。
そこで番外個体と取引をして自分の味方にし、ロシアのスパイを尋問する。

そうこうしているうちにフィアンマが大天使を出撃させ、
標的が自分(正確には持っていた羊皮紙)であることを聞いた彼は厄介になっていた病院を出るが、ほどなくヒューズ・カザキリと共に大天使と戦う。

「一掃」に苦戦するが、後方のアックア、上条当麻の間接的な援護もあって何とか撃破した。
そして風斬から打ち止めを救うヒントを得た彼は、自分の本質的な能力でもって「魔術」を使うことで打ち止めを救うことに成功。
直後に「ベツレヘムの星」からのテレズマを防ぐため「白い翼」を発現し、見事防いで見せた。

打ち止めを救ってからのテレズマを防ぐまでの流れは素直に感動したという声が多い。


以下新約ネタバレ





新約1巻・2巻では暗部組織を解体し、魔術サイドの存在を知った。

新約3巻では美琴に対して「お前も加害者」と発言し、読者の不評を買った。
とはいえども、彼女のDNAマップの提供の経緯に関してどこまで知っているかが不明であり、
超電磁砲で研究員が彼に十分な情報を与えていなかったこと(妹達が美琴のスペックに遠く及ばないことを最初の段階では知らされていなかった)から、
認識に齟齬があるのではという推測も成り立つ。
また単に彼の性格故に、悪いとは思っていても素直に謝れないだけという説もある(このやり取りを聞いていた番外個体が2人を「ツンデレども」と評している)。

新約6巻では復活した垣根帝督に圧倒されるなどバトルではいいところがなかったが、
精神面では上条への憧れを捨て、自分がやるべきことを見つける決意を固めた。

新約7巻では出番こそ少ないものの、人的資源事件で暴走したヒーロー達の鎮圧に活躍した。
ちなみに彼の能力自体は、恋査によって有効利用されている。

新約10巻ではオティヌスを救うために世界の敵となった上条に対し、第1の刺客として送り込まれるも、やはり倒される。
ただし、この時の一方通行は学園都市第1位の自分が負けることで上条から学園都市の手を引かせることが目的だったため、
上条を助けるためにわざと負けたという方が正しい。
この行動について、総体は 「『敗北する事で何かを与える』という、最強しか知らず、勝つ事しかできなかった一方通行もちょっとは成長した」 と評した。

また、ミサカネットワークの総体からは「殺伐とした闇」という得意分野に逃げ込むなと釘を刺された。

新約になってから今のところあまり活躍していないが、一応強化フラグは立っている。











余談だが、PSPでは反射が再現されていなかった(まあ完全再現されてしまえばほとんどのキャラクターで太刀打ちできないぶっ壊れキャラになってしまうが)ものの、
自動でゲージを消費してある程度の攻撃を無効化する特性を持っている。


2011年8月24日に打ち止めと共にキャラソンが発売された。
個人的に歌詞が学園都市第一位。



初登場時は無敵バリア頼りの貧弱モヤシだったものの巻を進むごとに素の耐久も上がり、
木原クンに反射の性質を逆利用されて殴打されまくったり、
垣根帝督から反射をすり抜けた攻撃を喰らっても戦闘続行できるほどタフになっている。
見えないところで筋トレでもしてたんだろうか?






主人公に並ぶ知名度と単純なバリアではないベクトルという防御能力の面白さからか、
作中最強クラスを退いてなお度々他作品との強さ議論に駆り出されている。
だいたいが「○○なら反射ぶち抜いて一方殺せるんじゃね?」。ここまで徹底してサンドバック扱いなキャラも珍しい。
他にも「地球を壊して窒息死」とか「亜空間に追放」とか「洗脳して降参」とか…それはもう戦いと言えるのか?
同作内だと黄金錬成天罰術式を相手にするのはちと苦しいかもしれない。


「月刊コミック電撃大王」にて、2014年2月号より一方通行を主人公としたスピンオフ作品 『とある科学の一方通行』 が連載開始。

さらに2015年12月号からは一方通行を主人公にした4コママンガ『とある偶像の一方通行さま』の連載も開始した。
ノリノリの服装とポーズでマクロスよろしく「俺サマの歌を聞きやがれェ!」とステージで叫びながらも目が完全に死んでいる一通さんはシュールの極み。








「俺達がどンなに腐っていてもよォ、どうしようもねェ人間のクズだったとしても、この項目が追記・修正されなくても良い理由にはなンねェだろォが!!」


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