キングダム(漫画)

登録日 :2012/02/26(日) 00:34:25
更新日 : 2017/07/16 Sun 14:53:23
所要時間 :約 4 分で読めます




現在週刊ヤングジャンプで連載中の漫画。
作者は原泰久。2015年4月時点で既刊38巻。

中国の春秋戦国時代末期の秦を舞台に、後に始皇帝となる少年と彼に将軍として仕える事になる下僕の少年の立身出世を描く歴史漫画である。
青年誌に掲載されているがそこは集英社のお膝元、努力・勝利・友情を地で行く作風であり、「青年漫画の皮を被った少年漫画」等読者に言われることもある。
しかし合戦時の描写などは首がポンポン飛ぶ、体が真っ二つになる等非常にハデであり、その荒々しく濃い絵柄と緻密な書き込みも相まって圧倒的な迫力を生み出している。

アニメ化された。放送局はNHK、製作はぴえろ。
6月よりBSプレミアムで毎週月曜夜7時から放送。
BSとはいえ夜7時という時間帯、内容もさることながら持ち味のド派手な合戦描写が緩くなってしまうのではと早くも原作ファンからは不安視されている。
一期が2012年6月から翌年2月までの38話、二期が2013年6月から2014年4月までの39話。


【あらすじ】
紀元前、中国。春秋戦国時代。
西端の大国秦にて、いつの日か戦場で武功を挙げ、天下の大将軍として史に名を刻む事を夢見る下僕の少年・信(しん)と漂(ひょう)の2人はいつか来るその日を夢見て日々鍛錬に打ち込んでいた。
そんなある日、漂が王宮に仕える大臣・昌文君(しょうぶんくん)の目に留まり、王宮への仕官を許されることになった。

しかし程なくして王宮で王弟による反乱が勃発。漂を仕官しに来た昌文君は王の第一臣だったという噂が信の耳に入る。
漂の無事を祈る信であったが、ある日の夜傷だらけの漂が信の元へ戻ってきた。
もはや余命いくばくもない漂は黒卑村という村への地図と志を信に託し、息を引き取る。

漂から託された地図を頼りに目印の場所まで辿り着いた信が見たものは、漂と瓜二つの少年であった。
彼こそがエイ政(えいせい)――後の始皇帝であり、
この出会いを期に信は『天下の大将軍』への道を歩み始めることとなるのであった。


【登場人物】
  • 信(しん)
この作品の主人公。漂から継いだ剣と2人で培った剣技、そして不退の精神を武器に乱世の戦場を駆け立身出世を目指す少年。
仕官後に転戦して武功を積み、現在は独立遊軍部隊『飛信隊』の隊長として荒くれ者どもと戦場を駆け回っている。
猪突猛進で思慮に欠ける行動も多いが、多くの戦友との出会い、そして別れを経験しながら少しづつ将としての資質を開花させていく。
武力はまだまだ荒削りであるが十分強く、また戦場において味方を鼓舞する力、カリスマ性は作中でも上位に入る。
1話冒頭を見るに、後の秦の武将「李信」ではないか、とされている。

  • エイ政(えいせい)
この作品のもう一人の主人公。後の始皇帝。
一見冷静沈着に見えるが、500年に及ぶ乱世を終わらせ中華を統一する最初の王になるという途方もない熱き志を胸に秘めている。
権なき若王であり、王弟の反乱を鎮圧した後は昌文君達とともに丞相の呂不韋から政権を剥ぎ取るべく日々政戦に明け暮れている。

  • 河了貂(かりょうてん)
当作品のマスコット兼ヒロイン。信の嫁その1。
山民族の一部族の末裔であり、初期は鳥を模した蓑を被っていた。
(読者からキョロちゃんの愛称で親しまれていると言えばどんな姿か思い浮かぶだろう)
チビで短髪で少年っぽい口調、とあまりヒロインらしくはないがこれは「乱世を一人で生き延びる」為に性別を隠す必要があったため(蓑を被っていた理由の1つもそれ)。
黒卑村で王弟派の軍に追い詰められた信と政を助け、行動を共にするようになる。
信達に置いて行かれたくないという思いから軍師を志し、現在飛信隊の参謀として活躍。
身長も伸び、かなりの美少女となった。流石に誤魔化しきれなくなったのでもう蓑は被っていないが、信とのやり取りは相変わらず。

  • 羌カイ(きょうかい)
当作品のヒロインその2にして信の嫁その2。信もげろ。
信の初陣である対魏・蛇甘平原戦にて初登場。信と同じ伍(五人一組の部隊)のメンバーになる。
特殊な呼吸法により『神』をその身に堕とす伝説の刺客一族『蚩尤(しゆう)』の末裔であり、一族随一の剣の使い手。
作中でも屈指の武力の持ち主であり、ぶっちゃけ信より強い。
当初は冷淡な性格であったが、後々信に対してだけクーデレと化す。

  • 王騎(おうき)
秦が誇る『六大将軍』最後の生き残り。
飛来するがのごとくあらゆる戦場に顔を出し勝利をもぎ取って行くその様から『秦の怪鳥』の二つ名で中華全土にその名を轟かせている。
この作品の重要なテーマの一つである『天下の大将軍』を体現した漢。
ファンからは『会長』の愛称で親しまれている。
長らく戦場から退いていたが秦趙戦争編で総大将を務め、
この戦に従軍した信の人生に大きく関わることになる。
外見はぶっちゃけデカいオカマであり、口調は基本丁寧語。「ココココ」「ンフフ」「ンォフゥ」といった気色悪い笑い方をする。
知略、個人の武力、カリスマ性と、あらゆる面で作中最強クラスのキャラ。特に武力は作中TOP3に入るだろう。
その圧倒的な存在感ゆえ読者からも絶大な支持を得ている。上記の主要キャラ四人を抑えて作中人気№1。筆者も大好きなお方である。
特にコミックス16巻は丸々王騎将軍名台詞集と化しており、王騎将軍信者からはバイブル扱いされている。


他にも魅力的なキャラクターがわんさと出てくる。秦の将軍だけでもめっちゃ多いし、他国の人々もそれは同じ。

【逸話】
連載初期は人気が振るわず、打ち切りになりかけていたことも。
原先生が師匠・井上雄彦先生に相談したところ、「信の瞳をもう少し大きく描いたらいいのでは?」とアドバイスを送られる。
実践したところ人気が伸び始め、今では看板作品にまでなったという。


追記・修正よろしくお願いしますよォ、ココココ。


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