蟲師(漫画)

登録日:2012/02/23(木) 22:54:03
更新日:2022/09/20 Tue 15:21:37
所要時間:約 3 分で読めます





原作・漆原友紀
アフタヌーンにて1999年から2008年まで連載された。
また、2005年から2006年にかけてアニメ化もされている。
2014年4月から6月、同年10月から12月まで「蟲師 続章」が分割2クールで放送された。


「蟲」と呼ばれる異形の生命の存在する世界の話。
舞台や時代はあまり明言されず、“鎖国し続けている日本”や“江戸と明治の間”等というイメージである。

主人公は蟲師のギンコである。その他のキャラクターは基本的に一話限りの出演だが、何回も登場する者もいる。
詳しくは後述。



以下、ネタバレ注意










用語

作品の根幹となる要素。
普通の生物とは全く別の存在であり、もう一つの生命とも呼べる。
生命の原生ともよべ、物であり者でもある。
人のように意志はなく、ただ自らの生命を全うするだけである。
通常の生命と同じである点を強いて挙げるならば、

・子孫を残す。
・エネルギーを得る。
・移動する。

これらの点だろうか。
まあ、それぞれの方法や規模は他の生命とは違うのだが。

光酒

生命の大元で、地下深くの「光脈」を流れる。
微弱な蟲の集合体である。
光脈の上の大地は豊かな緑に恵まれ、またその土地には光脈を統制する「ヌシ」がいる。
光酒が腐ると「腐酒」になる。光酒が甘い匂いを発するのに対し、どこかすえたような不快感を感じる。


登場人物

ギンコ

白髪で緑の目という特異な風貌。
周囲の人がそれを気にする様子はなく、話題になることもあまりない。他のキャラクターと違って洋装だが、そちらも特に気にされていない。
喜怒哀楽を余り表に出す事がないが、包丁で刺されたり、渡っている橋が崩れそうになったりした時はさすがに焦っていた。
幼い頃の記憶がない。その時の記憶は千里眼の持ち主であっても解らない。
姿とこの事の原因は、ある蟲にある。この蟲については別項目参照

蟲を周囲に寄せる体質であり、旅生活を余儀なくされているが、本人は不満がっていないようである。少なくとも表面上は。
蟲の起こす事象を解決する蟲師としての収入の他に、珍品や薬を売っていたりもする。
むやみに蟲を殺す事を嫌がり、上手く蟲と人が共生出来る道を探している。
蟲師としてこれは珍しい事らしい。


化野(あだしの)

ギンコの友人。
医家であり、ギンコからもよく蟲にまつわる珍品を買っている。
村人たちからの人望は厚い。
本作の人達は主人公も含めて露骨に感情を表す事があまりないのだが、彼はその例外である。
偽物を売りつけられたり、彼の不注意で村の子供に蟲をつかせたりと、割と何かしでかす。

狩房(かりぶさ) 淡幽(たんゆう)

狩房文庫四代目筆記者。
狩房家はその身に禁種の蟲を封じ込めている一族であり、淡幽はその影響で片足が正常に機能しない。
蟲師による蟲にまつわる話を文字列として写す事で少しずつ減っていく。
そのため、「蟲師が蟲を殺す話」を聞き続け為に、その在り方に疑問を感じ、心を痛めていた所、ギンコに出会った。

以来、ギンコの話を楽しみにしている。
このエピソードはかなり人気であり、また彼女の人気もなかなかの物である。



2005年10月より全26話でアニメ化された。
原作を忠実に再現するというアニメスタッフの意向と原作者による全面監修により、週一のアニメとしては丁寧に作りこまれた作画や演出で原作ファンからも好評を得た。
2014年1月より特別編『日蝕む翳』、同年4月より分割2クールで第二期が放映中。



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最終更新:2022年09月20日 15:21