エンニオ・モリコーネ

登録日:2009/07/29(水) 12:57:58
更新日:2024/02/21 Wed 23:53:34
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1.
イタリア人の映画作曲家(1928-2020)。名前の英語表記は“Ennio Morricone”
テレビで耳にした様な有名な映画音楽を数多く手掛けている。デビュー当時はマカロニウェスタン映画の音楽をよく担当した。


代表的な作品に
「荒野の用心棒」
「ニュー・シネマ・パラダイス」
「海の上のピアニスト」
などがある。


曲調は胸にずんずんくる力強いものから静かでゆったりとしたものまで多岐に渡る。


【エピソード】

6歳で作曲を始めるというチートぶりを見せていたため、1938年、わずか10歳でローマのサンタ・チェチーリア音楽院に入学。
クラシックもポップスも両方の音楽活動に関わっていたモリコーネは、音楽院を首席で卒業する頃は「カンツォーネも書ける現代音楽作曲家」として重宝がられ、
様々な方面から引っ張りだこだったという。

1955年に映画音楽の世界に足を踏み入れ、60年代には「荒野の用心棒」の「さすらいの口笛」を皮切りに、
様々なマカロニウエスタンの曲を手がけ、ブームに一役買った。
じつは「さすらいの口笛」は、62年に彼がアレンジした曲の使いまわしだった。
その曲のタイトルはウッディ・ガスリー作のC&W調ナンバー「みのりの牧場」'PASTURES OF PLENTY'。

マカロニウエスタンの巨匠セルジオ・レオーネは(当時面識はほとんどなかったらしいが)小学校の同級生という間柄であり、
そのコンビ作は監督第二作目の「荒野の用心棒」からレオーネの遺作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」まで続いた。

同じイタリアの巨匠であり、前述のサンタ・チェチーリア音楽院の先輩でもあるニーノ・ロータはフェリーニやビスコンティ監督中心に作曲し、寡作だったのに対し、
モリコーネは依頼があれば、どんな監督や作品にも曲を提供した。「ニュー・シネマ・パラダイス」なんかはまさにその典型例。

当時ほぼ無名の新人だったジュゼッペ・トルナトーレ監督の「ニュー・シネマ・パラダイス」を手がけたいきさつは、
プロデューサーから送られてきた脚本に深く感動したからだという。
トルナトーレ監督も出来上がった音楽に感銘を受け、実際に現場で音楽を流しながら撮影を進めた。
まさに、映画のロケ現場での撮影段階から音楽と映像が分かち難く結びついていたのである。
トルナトーレ監督とはその後もすべての作品の音楽を担当しており、
2000年の「マレーナ」では惜しくも受賞は逃したものの、アカデミー作曲賞にノミネートされた。


また早起きな事でも有名。










2.
DAN DOH!の登場人物。

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最終更新:2024年02月21日 23:53