ヴィヴィオ(魔法少女リリカルなのは)

登録日 :2009/12/06(日) 00:28:59
更新日 : 2017/05/12 Fri 06:13:13
所要時間 :約 13 分で読めます






ママ……いないの……


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出典:魔法少女リリカルなのはStrikerS 13話「命の理由」より
セブン・アークス、2007年4月~9月、©なのはStrikerS PROJECT,キングレコード,草川啓造

魔法少女リリカルなのは」シリーズの登場人物でStrikerSの重要人物。

CV:水橋かおり
休暇中のエリオキャロが市街地で偶然発見し、レリックとの関与が疑われるため機動六課の元で保護することになった謎の少女。
初登場時には複数のレリックケースを足に鎖で繋がれた状態で下水道を彷徨っていた。
聖王教会の検査によれば、魔力が多少高いが普通の少女。ただし明らかに人的な処置を受けた人造生命であることが示唆されている。

年齢は大体4、5歳とみられ、瞳は左右の色が異なるオッドアイ。右目が緑、左目が赤。
病院に収容された時には母を探して病院内を徘徊していたが、一番最初に見つけ語りかけた高町なのはには心を許したようで特に懐くようになる。
保護したての頃は子供相応に周囲に怯えていたため、なのはにしがみついて離れなかったが、子供慣れしていたフェイトやフォワードメンバーにあやされる内に笑顔を見せるようになった。

身元が不明なこと、レリックとの関連性などから一時的になのはが保護責任者、フェイトが後見人となり六課で預かることに。
その頃から2人を「なのはママ」「フェイトママ」と呼び慕い、ヴィヴィオがなのはさんとフェイトさんの子供と誤解する人もいる。
2人が仕事でいない間は寮母のアイナさんが面倒を見ていた。
狼形態のザフィーラもアイナと一緒に生活の支援をしているが、これは彼女の護衛と悪く言えば監視の意味もあったのだろう。

被保護初期の怯えが抜けてからは明るい性格で皆に愛され、フォワードメンバーからも可愛がられている。
好きな食べ物はなのは手作りのキャラメルミルク。嫌いな食べ物は苦いピーマン(後に克服)。
なのはが買ってくれたうさぎのぬいぐるみを大事に持っている。

ヴィヴィオとなのはは共に生活する内に本当の親子の様な関係を築き、ヴィヴィオもなのはを実の母になって欲しいと思っていた。






以下、ネタバレ









ヴィヴィオの正体は古代ベルカに存在した王の一人、聖王『オリヴィエ・ゼーゲブレヒト』のクローン体。
聖王のゆりかごを起動させるための「聖王の器」であり、紅と翠の虹彩異色は聖王家の人間に頻発する特徴であった。
スカリエッティによって世に流出していた聖王の遺伝子データを元にどこかの違法研究者によって製造されたと思われ、人造魔導師素体として生体ポットに入れられた上で秘密裏に輸送されていたが、
ヴィヴィオ自身またはレリックに反応したガジェットドローンによって発見されてしまい、ポットから出たヴィヴィオはガジェットとトラックを破壊してそのまま下水道を彷徨っていた。
そこをエリオによって発見され、無意識ながらデータ収集の対象としてなのはを選んだ。

物語中盤、変態ドクター達による管理局地上本部の襲撃に合わせて一部のナンバーズとルーテシアが六課に攻め入り、ヴィヴィオは拉致されてしまう。
その後、スカリエッティによってレリックを体内に埋め込まれ、古代の戦船『聖王のゆりかご』の制御ユニットとして組み込まれてしまう。

聖王のゆりかごの復活によって、スカリエッティは管理局に宣戦布告する。
ゆりかごの内部に侵入したなのはは玉座にたどり着き、ナンバーズの一人クアットロは精神制御によってヴィヴィオを操り、親子同士が戦うことに。
ヴィヴィオは防御に徹するなのはを一方的に叩きのめすが、クアットロの居場所をレイジングハートが突き止めたことでなのはは形勢逆転し、壁抜き砲撃でクアットロを昏倒させたことでヴィヴィオの洗脳は解ける。
しかしヴィヴィオが戦意を失ったことでゆりかごは防衛モードへ移行し、ゆりかごの防衛兵器の一部であるヴィヴィオも外敵であるなのはと意思に関係なく戦わせられてしまう。

激戦の最中、ヴィヴィオは自らの出自や聖王としての宿命を自覚する。
自分は遥か昔の人物のクローンであり、望まれたのは人としてではなくゆりかごを動かす器としての自分。かつて恋しかった本当の母も無く、なのはやフェイトに懐いたのは魔法のデータ収集のためだった。
自分はこの世界にいてはいけない人間だと叫び、ヴィヴィオはなのはを強く拒絶する。

しかしそれでもなのははヴィヴィオを自分の娘として共に生きていくことを決意し、その意思をヴィヴィオに伝える。



本当の気持ち、ママに教えて


私は……なのはママのことが、大好き! ママとずっとずっと一緒にいたい!


ママ……助けて!


助けるよ! いつだって、どんな時だって!


そしてなのはの全力全開『ブラスター3』
ブラスタービットを使った全方位攻撃のスターライトブレイカーex-fbを受け、体内に埋め込まれていたレリックを破壊され本来の姿に戻る。
心配しすぐに駆け寄ろうとしたなのはの前で、ヴィヴィオは自らの足で立ち上がりなのはと抱きしめあった。

その後、本編エピローグにて正式になのはさんが引き取り「高町ヴィヴィオ」となる。
また本人の希望により普通の子供とともに聖王教会系の学校St(ザンクト).ヒルデ魔法学院に通学している。

ナンバーズ更生組やルーテシアとも交流を続けて仲良くなり、
また本好きがこうじて初等科三年生時には無限書庫の司書の資格を取っている。


聖王ヴィヴィオ


出典:魔法少女リリカルなのはStrikerS 23話「stars strike」より、セブン・アークス、2007年4月~9月、©なのはStrikerS PROJECT,キングレコード,草川啓造

スカリエッティによって体内にレリックを移植されたことで『レリック・ウェポン』として覚醒した状態のヴィヴィオ。
本作の黒幕がスカリエッティ一味なら、聖王ヴィヴィオは実質ラスボスという立ち位置となる。
この状態のヴィヴィオはなのはと同年代程の体格に変化し、服装は黒色を基調としたなのは似のバリアジャケットに変更され、髪型もサイドポニーとなる。
ちなみにこれは本人の強い存在のイメージが元になっているらしい。
良く見ればバリアジャケットのほうもなのは以外の人物の特徴がよく出ているような……。胸はシリーズ最大級。

その強さは間違いなくシリーズ最強クラス。特にその防御力はなのはの零距離砲撃を無傷で凌いだリインフォースを彷彿させるほど。
単身でも強大な魔力を持つが、ゆりかごの動力炉に接続された魔力量は事実上無限に等しく、動力炉かゆりかご本体を先に落とすなりしないと打倒は困難。
なのはが単身でこれを打倒できたのは、ヴィータによって動力炉が破壊されていたことも大きいとされている。
加えてクアットロの昏倒によって精神制御が外れ、意識的には正気に戻っていたのも一因か。

戦闘スタイルはベルカ式には珍しい純粋魔力射出・放出系。
加えて「データ収集」により接触の多かったなのはやフェイトの魔法・技術を学習しており、射撃・砲撃・格闘と隙がない。
この学習機能は魔法を使用するだけでなく覚えた魔法を無力化するのにも使われる。
コピーされた魔法はその莫大な魔力によって恐ろしいほどの威力になっている。

聖王家の遺伝子に組み込まれた防衛能力「聖王の鎧」によって凄まじい頑強さを誇り、Sランクの砲撃にすら物ともしない。
名称に鎧とあるため防御力に目がいくが、実際は聖王家の強力な能力の総称である模様。
このスキルの詳細は作品内でも諸説ある設定であり、この能力全般を指すという説、この能力中でも特に優れたものを指すという説、レリックウェポン化した際に具現化する甲冑や防護服の事であるという説の3つが主な説らしい。


ViVid

大好きで大切で守りたい人がいる

小さな私に強さと勇気を教えてくれた

世界中の誰より幸せにしてくれた

強くなるって約束した


みんなと一緒に、大好きなストライクアーツで強くなるんだ! どこまでだって!

出典:魔法少女リリカルなのはViVid、1話、A-1 Pictures、キングレコード、
アニプレックス、セブン・アークス、2015年4月3日~6月19日、©NANOHA ViVid PROJECT


スピンオフでは主人公を飾る。初等科四年生となりコロナ・ティミルリオ・ウェズリーという大親友がいる。
ノーヴェに格闘技を教わっており、日々鍛錬に励んでいる。
ある日、ノーヴェから紹介された同じ古代ベルカに因縁を持つアインハルト・ストラトスと知り合い、拳を通じて親交を深めていくことになる。

自身の聖王オリヴィエのクローンとしての生まれは既に受け入れ、一部のキャラから「陛下」と呼ばれることにももう慣れた様子。(StrikerS サウンドステージXでは嫌がっていた)
むしろ、歴史を調べて自身のオリジナルがどんな人物であったかにも関心を持っている。
それでも、ヴィヴィオにとってはそのような生まれよりも、今を一人の女の子として生きていくことが大事になっている。

四年生になった夜に両親から自分専用のうさぎ型デバイスをプレゼントされ、そのデバイスに『セイクリッドハート』(愛称:クリス)と名付けた。
デバイスを起動した後は変身魔法により防護服と体格が聖王モードになる。違いは肩から羽織るジャケットがなのはと同じ白になっていること。
このモードのことを本人は大人モードとよんでいる。これは魔法や拳法を使う際に便利だからでありなのはも了承している。
使用術式はベルカ主体のミッド混合ハイブリッド。魔法陣は現在のところベルカ式のみ。

戦闘スタイルはミッドチルダで一般的な格闘技「ストライクアーツ」
格闘技をやる理由は、かつてなのはと交わした(すぐに泣かない、転んでも1人で立てるなどといった意味での)
「強い子になる」という約束と、そんな母を「いつか守れるようになりたい」という思いから。
だがシャンテによれば、魔力資質は高速並列運用型でかつてあった「聖王の鎧」も無くし防御も攻撃も高くないため、本来は学者型か中後衛型であり、格闘型に向いてないとのこと。

しかし度胸の良さや視界の広さからくる正確な距離感から相手の攻撃を見切ったり、正確に急所を打ち抜くことで相手の意識を刈り取る
カウンターヒッターとしての才能も有り、格上が相手でも逆転のチャンスがある。
急加速から正確に打ち抜くアクセルスマッシュは一撃必殺とまではいかないものの、意識を刈り取れるだけの威力があり、格闘におけるヴィヴィオの決め技となっている。
ルーフェンではそんな自分の才能について指摘され、ヴィヴィオがあえて格闘技にこだわる理由、これからの目標や指針について語られた。

初出場のインターミドルでは新人としては好成績で勝ち進むが、八神道場の愛弟子ミウラに接戦の末敗北する。
その後ミウラとは良き好敵手として互いに切磋琢磨していく仲になる。

余談だがヴィヴィオがセットアップをすると大人モードになるということをなのはがフェイトに説明するのをうっかり忘れていたため、
その姿を見たフェイトは驚きのあまりすわりこんで泣いてしまうという珍事が発生した。

ViVid Strike!
本作では主人公ではなく、新主人公フーカ・レヴェントンの先輩の一人という立ち位置。でもフーカより年下。
U15ワールドランク7位と既に世界レベルの有力選手。
ラスボスと目されるランク1位、リンネ・ベルリネッタから白星を挙げた経験を持っている。



Force
初登場はプロローグ。
その後、一コマ登場した後でなのはへの届け物とトーマとリリィへの面会のために六課を訪れた。
この際には、中等部の制服を着ている。(ミッドチルダの初等部は5年生までなので)



ヴィヴィオ1.png
出典:魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-、ウィッチクラフト、
バンダイナムコゲームス、©都築真紀 ©2011 NBGI、2011年12月22日
プレイアブルキャラクターとして登場。
見かけに反して攻撃力は低め、代わりに防御力高めで近付いて手数で押すタイプ。

ちなみに聖王の鎧もないのに本編の設定に反して防御性能が高いのは、クリスが セイクリッドディフェンダーを常時発動していたからである
時系列的にはインターミドルの後なので、かなり成長していることがわかる。

闇の欠片でいろいろな意味で一番被害を受けている感じが否めない。
勝利セリフが母親と対応しており、やはりなのはの娘である。


■INNOCENT

他のStrikerSキャラを差し置いて登場した。ただし、今のところはViVidの世界からのゲスト参戦という扱い。
漫画版にも登場。
漫画版のヴィヴィオは原作と異なり、(アインハルトの口ぶりから察すると)なのはの実子であり本作の未来から来たことが明らかになった。


余談

劇場版魔法少女リリカルなのはのCMでは、なのは(23)とフェイト(23)にCMの締めに「リリカルマジカル」の台詞を言わせている。
しかも恥ずかしがるフェイトママにはダメ出しする始末。
意外と仕切り屋であり、何かの拍子に進行役が回ってくると喋りに熱が入る。スバルとセットになるとさらに手が付けられなくなり、それに引きずられてあのティアナでさえハイテンションになってしまう。
そのため劇場版の実況(オーディオコメンタリー)はそれはそれは盛り上がった。

劇場版の前売り券特典ドラマCDでは、なのはと会話しながら学校の勉強を全問正解で終わらせるなど非常に勉強も出来る様子。
無限書庫で司書も務めていることから、ヴィヴィオのマルチタスク技能はかなりのものと思われる。StrikerSでは技コピしてたしね。

さらに余談だが、ViVid1巻冒頭のカラーページの2ページ目でスカートを履いているシーンがあるのだが、本来あのアングルなら見えるはずのおぱんつが見えない……まさかノーパn
もしくはあの歳にしてTバッkあれ、虹色の光g(セイクリッドブレイザー!

もっと余談だがAAがとある人物(通称:ヴィヴィキチさん)により、オリジナルのオリヴィエとともに多数量産されていたりする。(なにげにはやてより多い)



追記・修正は、ヴィヴィオの体内のレリックを破壊した人にお願いします。

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