テラ(キングダムハーツ)

登録日 :2010/02/11(木) 16:55:45
更新日 : 2017/07/23 Sun 11:57:31
所要時間 :約 9 分で読めます




「―――この力、友のために」



『KINGDOM HEARTS Birth by Sleep』の登場人物で、三人の主人公の内のひとり。

CV.置鮎龍太郎


己に厳しく強さを追い求める、真面目で実直な青年。そして何よりも友達を大事にする性格。
修行仲間であるアクア、ヴェントゥスとは非常に仲が良く、特にヴェントゥスとはまるで兄弟のようだとアクアに言われていた。

しかし純粋すぎる為に非常に騙されやすくヴェンとアクアの光の心が強すぎる故に、心の闇が浮き彫りになっている。
小説版では甘い物が苦手で、特にフルーツが大の苦手。大の甘党のアクアやエラクゥスとは好みが合わないので、苦労していたとか。

使用するキーブレードは「アースシェイカー(ガイアベイン)」。


本編開始時は修行の地でアクア、ヴェンと共に坂ぐt……マスター・エラクゥスの元でキーブレードマスターを目指し修行に励んでいた。
そしてマスター承認試験前日、アクアからつながりのお守りを貰い、試験に臨む。

試験当日、アクアとの模擬戦で追い詰められた際、とっさに闇の力を発現させてしまう。
その結果エラクゥスに心の闇を制御する力が不十分と告げられ、アクアだけがマスターとして承認される。

その後、自身の闇を指摘され悩むテラはエラクゥスの兄弟子であるマスター・ゼアノートに「心の闇を消すのではなく、力で制するのだ」と諭され、
自分の進むべき道を見出だす。

その直後、魔法使いであるイェン・シッドから光のプリンセスと呼ばれる者に迫る危機、負の感情から溢れ出す存在アンヴァースの出現、
そしてゼアノートの失踪を知らされる。
そしてアンヴァース討伐とゼアノート捜索の任務を受けテラの旅は始まる……


ゲーム内での性能は攻撃力が上がりやすく、全体的にリーチが長いため三人の中では物理・パワータイプである。
また専用コマンドは名前通りクエイクなどの「地」に関係したものや、ダークヘイズ等の「闇」に関係したものが多い。



以下ネタバレ含む










ゼアノートを捜して様々な世界を巡る内に、自分にとって大切な物や夢を信じる事について再認識する。
その反面、おばさん魔女に心の闇につけ込まれ操られたり、
捕らえられたゼアノートを助ける為に闇の力を使用してしまったりと自分の中の闇を制御できずにいた。

というか各ワールドでやたらヴィランズに騙されている。
諸悪の根源であるゼアノートから始まり、シリーズお馴染みのマレフィセント、白雪姫に登場する悪い王妃、ハデス、ジャンバ博士、フック船長と、
見事に騙されまくりで、あの悪戯小僧のピーターパンからすらも騙されやすそうと心配される程である。

その後、光に導かれ辿り着いたデスティニーアイランドで幼い頃のソラとリクに出会い、リクから光を感じ取る。
「外の世界に出て強くなり、友達を守りたい」と願うリクにかつての自分を重ね、リクにキーブレードの力を継承する。

(この時ソラは完璧にスルーされていた)

そしてヴェンが自身の過去の真実を問いただすため、只ならぬ様子でエラクゥスの元に向かったと聞き、後を追う。

するとヴェンがエラクゥスに返り討ちにされ封印されそうになっており、直前に何とか間に割って入りヴェンを助ける事に成功する。
この時親友であるヴェンを救う為に頑なに拒んできた闇の力を自ら受け入れ、エラクゥスと対峙する。

ちなみにテラ編から始めるとエラクゥスが無茶苦茶言ってるようにしか見えない。

簡単に説明すると、

ヴェンが師匠にボッコボコにされ問答無用で封印されそうになっている
 ↓
テラがヴェンを庇う
 ↓
師匠「命令だ! どけ!」
 ↓
テラ「嫌です!」
 ↓
師匠「何故師の心を理解しない、ならお前も一緒に封印だ(泣)」

説明も無しに行きなり封印しにくるとはたまったもんではない。しかも泣きながら……
というかスクウェア師匠は説明足りなさすぎです。


なんだかんだでエラクゥスを退けたテラは、師匠であるエラクゥスに刃を向けた事に許しを請い和解するが、
テラとの闘いで体力を使い果たしたエラクゥスはゼアノートに止めを刺され、消滅してしまう。
唖然とするテラの前にゼアノートが現れ、自分が黒幕であるとテラに告げキーブレード墓場へと誘う。

ヴェンとアクアの二人も訪れる事を知ったテラは、友を守る為にキーブレード墓場へと向かう。



最終決戦にて、ゼアノートの「おまえはヴェントゥスもアクアも救えん!」という言葉に激昂、再度闇の力に飲み込まれてしまう。
力を増幅させたテラはゼアノートを追い詰める *1 が、その時ヴェン達のいる方向から巨大な光の柱が発生。
その隙をついてゼアノートは自らの心を解放、悲願であったテラの体の乗っ取りに成功する(通称テラノート)。

勝利を確信し、その場立ち去ろうとするテラノートの前にテラの思念が留められた鎧(留まりし思念)が立ち塞がる。

留まりし思念はテラノートを打ち破るが、テラノートはχブレードから溢れ出した光に飲み込まれ、思念も再び荒野に留まる。


「アクア ヴェン――――
 俺がいつの日か必ず――――」
後にテラ=ゼアノート(殆どMゼアノート)と、テラを追ってきたアクアとの戦いに発展。
最終的にはテラノートは完全に記憶喪失に陥り、倒れていたところを賢者アンセムに助けられた。

以降ゼアノートは、『1』のきっかけとなったあの事件を引き起こすまで、アンセムの弟子として充実した日々を送るようになった。


ちなみに体はMゼアノートに乗っ取られたがテラの心はまだ残っているらしく、「ゼアノート」の中でMゼアノートと心の主導権争いをしている模様。


「たとえ我が心が取り込まれようが−−たとえ我が身が闇そのものになろうが−−そのためにどんな犠牲を払おうが構わない。俺の目的はただ一つだ。」

後にテラ=ゼアノートはハートレス(偽アンセム)とノーバディ(ゼムナス)に分かれ、どちらも倒されたことでゼアノートは蘇ったが、テラは行方不明。
ちなみに両者にはMゼアノートの記憶もテラの記憶もあるらしく、
ゼムナスがアクアと忘却の城の「目覚めの部屋」に眠る人物(ヴェン)を友と呼ぶのは、テラの影響らしい。


★性能の話
とまあそんな具合にストーリー上踏んだり蹴ったりな彼だが、性能面でも割と不遇。

パワーはあるものの隙が大きく、他2名は後半で強力で隙の少ない技をガンガン取得するのでリードしているのは序盤のみ。
このゲームの強敵は皆回避能力が高いので、この大きく振りかぶって斬り付ける以外出来ない彼独特のモーションは実用面では大きな枷になってしまう。

また、独自の回避手段「スライド」の低性能ぶりは他2キャラと比べても頭抜けており、

スライドで回避
→ボタンの押し時間や強弱等による移動距離調整が出来ないため、変な位置でテラが停止してしまう
→他2名の回避技の数倍はある硬直時間で、敵の追撃をあっさり貰う
→そのまま死亡

という展開を、これでもかと言わんばかりに見る羽目になる。

スライドの性能の所為で、強敵相手の際の難易度がテラだけ跳ね上がる、とすら評され、
何かと不遇なテラの代名詞として扱われるまでに発展。
「スライドさん」「スライドマスター」「スラさんのことテライドとか言うなよ!」
などというあだ名やネタレスが付けられるに至る。
見栄えは良い技はあり、ストーリーモードの魅せプレイをやってる分には困らないが、やり込みに関しては鬼門と言って良い。

最高威力のシュートロックで、下記の『留まりし思念』戦を繰り返した人にはお馴染み『アルテマキャノン』の性能も、
他2名と比べて効果時間が短い影響で、のけぞり難いアーマーとテレポート等を駆使する強敵が多い今作では回避され易く、ふんだりけったり。


★留まりし思念
(CV:置鮎龍太郎)
ゼアノートに体を奪われた直後、テラの思念が鎧に宿った存在。
テラのキーブレード「ガイアベイン」を手に、テラノートと最後の戦いを繰り広げ、打ち破った。

BbSから長い年月が経った今も、キーブレード墓場の荒野に留まり続けており、2FMでは最強の裏ボスとして登場。
リクに継承したはずのキーブレードを持つソラを、ゼアノートと勘違いして襲いかかってくる。最終的には勘違いと気付いて剣を納めるが。

戦闘ではキーブレードを大砲、ナックル、鞭、弓などあらゆる武器に変形させてプレイヤーを圧倒。
今でこそ攻略法がいくつか見つかっているが、発売当時は数多くのプレイヤーがコントローラーを投げた。

ちなみに二戦目以降はゼアノートへの憎しみをソラに刻むという、八つ当たり的な理由での再戦となる。




彼の抱える「痛みの記憶」は、他者であるソラの中に残っており、ナミネがソラの記憶を修復する際に見つけていた。
データ世界のナミネはミッキーに、いずれテラ達の目覚めが必要になること、そしてその痛みを癒やせるのはソラだけだと語った。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/