ゼアノート(キングダム ハーツ)

登録日: 2010/02/01(月) 12:15:14
更新日:2024/04/09 Tue 10:56:56
所要時間:約 14 分で読めます




しかしアンセム様 私の考えでは―


ゼアノート(XEHANORT)とは「KINGDOM HEARTSシリーズ」の登場人物。
初出は(一応)『KINGDOM HEARTSⅡ』。
CV:大塚明夫


ホロウバスティオンという世界に住んでいた研究者。
白髪に金の瞳を持った青年…といってもディレクターによるとアラサーくらいらしい。
世界を治めていた賢者アンセムの一番弟子。

初代KHの約10年前に、城の前の広場でアンセムの弟子たちに発見され、アンセムに保護される。
目覚めた彼は自分の名前以外の記憶を失っており、行き場もなかったことからそのままアンセムの弟子となった。

とても優秀な弟子であったが、その優秀さは人を超えるほどであり、アンセムは気味の悪さも感じていたようだ。
人や世界の心、それにつながる扉などの研究にとても興味を持っていたらしい。






以下キングダム ハーツⅡのネタバレがあります。







俺の名は―― ゼアノートではない
我が名は

アンセム






ゼアノートとは闇の探求者アンセムゼムナスの元となった人物
言うなれば『KINGDOM HEARTS』と『KINGDOM HEARTSⅡ』におきた事件の原因となった人物である。

賢者アンセムの元で研究を行っていたゼアノートは記憶を取り戻すため、心の奥底を調べる実験の被験者となる。
以降、闇に取り憑かれてしまい、アンセムが中止した心の闇や世界の心に関する研究を隠れて続けるようになる。
初代KHで読める文書「アンセムレポート」はナンバー0以外はアンセムの名義でゼアノートが勝手に書いたものである。

カイリがデスティニーアイランドに現れたのもゼアノートの仕業。
彼女をセブンプリンセスと同等の存在*1と考えたゼアノートはキーブレードの勇者を探し出すために、彼女を星の大海に送り出したのである。

そのことがアンセムに知られ、実験の中止を求められるが、ゼアノートはアンセムを無の世界に追放、その名前を奪ったのである。
扉、世界の心、ハートレスの研究を進める内に、闇や心の探求のためには肉体が邪魔だと悟ったゼアノートは自ら肉体を捨てハートレスとなった。この際に他のアンセムの弟子たちの心も奪っている。
このゼアノートのハートレスこそ闇の探求者アンセムであり、ホロウバスティオン地下にあった扉を開き、世界の心を解放した結果、世界を滅ぼしてしまった。
闇の探求者アンセムの目的は世界の心を集めたキングダムハーツを完成させ、真理を知ること

一方、残った肉体はノーバディとして動き出し、同じくノーバディとなったアンセムの弟子たちと結託しⅩⅢ機関を組織する。
そのノーバディはアンセムの名にXを加えたアナグラム…ゼムナスを名乗り、人の心を集めたキングダムハーツと融合し、完全な存在となろうとした


しかし、ソラたちの活躍でアンセムもゼムナスも消滅。
かくして、一人の男から生まれた二つの邪な野望は潰えたのである。

ちなみに名前はNO HEART及びANOTHERにXを加えたアナグラム。










しかし、彼にはまだ謎が残されていた。
ゼアノートはどうやってホロウバスティオンの扉を開いたのか…。

また、ⅡFMのシークレットムービーにて彼に顔のよく似た青年が登場しており、後にその青年が『KINGDOM HEARTS Birth by Sleep』の主人公の一人テラと判明。
しかしゼアノートとは声や髪や瞳の色が異なっている。
さらに彼と同じ名前の老人も登場することがわかり…






以下シリーズのさらに重要なネタバレ注意!








BbS本編にて闇に魅入られたキーブレードマスター「マスター・ゼアノート」は策略により、テラに闇の力を習得させる。
物語終盤、テラが闇の力を使った際にマスター・ゼアノートは自らの肉体から心を解き放ちテラの肉体を奪ってしまう
その姿は白髪に金の瞳とゼアノートの姿そのものだった…。










登録日:2022/02/24 (木曜日) 01:50:26
更新日:2024/04/09 Tue 10:56:56
所要時間:約 10 分で読めます






この時を持っていた!

老いて脆弱な器を捨て 若く強い器を手に入れようとな!




マスター・ゼアノート(XEHANORT)とは「KINGDOM HEARTSシリーズ」の登場人物。
CV:大塚周夫(BbS、3D)→大塚明夫(Ⅲ以降)


上記のゼアノートのさらに元となった人物であり、KHⅠ~Ⅲまでの作品群「ダークシーカー編」における黒幕。
このように姿を変え、時代を超えて何度も現れる存在でもあり、シリーズ中にゼアノートの名を持つ者は複数存在している。
区別のため全ての元凶となったキーブレードマスターの老人を「マスター・ゼアノート」、肉体を乗っ取り若返った姿を「テラ=ゼアノート」と呼称することが多い。


概要

褐色肌で禿頭の腰の曲がった老人。金の瞳をもつ。本シリーズにおいてハゲというと大体こいつのこと。
ディレクターによると80代半ば。
歴代最強と呼ばれ、闇の力を操るキーブレードマスター。マスターじじい。

使用するキーブレードは、キーブレードマスターが代々継承してきた最古の一振りであり、「ノーネーム」、「贖罪の山羊」とも称される。

力だけでなく頭脳も飛び抜けており、様々な策略を張り巡らす油断のない人物。
作中の登場人物の殆どは彼の掌の上で踊らされているといっても過言ではない。
…ただ、この策略は意外とうまくいってないことが多い
例えばBbSでの事件の顛末は痛み分けに近く、下手すれば自分の目的さえ忘れてしまうところだった。
「策というのはいくつも講じておくものだ」という台詞からわかるように「全て自分の計算通りうまくいく」というより「様々な策を抜け目なく用意することで1つ2つの失敗はカバーする」的な意味合いの策略家である。

しかし、それ以上に特徴的なのは彼の持つ底知れぬ探求心であり、彼を邪悪な思想へと傾倒させた原因となっている他、圧倒的な力の源泉にもなっている。
後に記憶喪失となり、ハートレスとなってもその探究心とレポート癖は変わらないほど。

元々はテラたちの師匠エラクゥスとともにキーブレードの修行をした身だったが、探究心から鎧を着けずに異空の回廊に足を踏み入れたことで闇の力を受け入れてしまい、その後も同様の行為を続けた結果、完全に闇に魅入られてしまう。
光を絶対視するエラクゥスとも仲違いし、彼に傷の残る大怪我を負わせている。

その最終目的は、「全ての心が集約した真のキングダムハーツ」を降臨させ、均衡の崩れた光と闇のバランスを修正して新世界を創造し、その間の出来事を全て見届けること。
こう書くと一見いいことをしようとしているともとれるが、実際には今の世界を消滅させることと同じである。
……実は世界を再生させること自体にも理由がある。

邪悪な人間ではあるが、元々は兄弟弟子エラクゥスを実の弟同然に思っていたりとリクに近い性分だった様子。
またヴェンに対しては彼との出会いを「運命的」と称し、闇を植え付けるのに失敗した時も「(ヴェントゥスが)優しすぎた」と判断し、心が消滅しかけているときもせめて安らかに眠れるように自分の故郷であるデスティニーアイランドに連れて行くなど、それなりに思い入れがあった様子。
まあ、何にしても現在ははた迷惑な悪党であることに変わりが無いけど。

出身地はソラたちと同じ世界「デスティニーアイランド」。
リクのいっていた「昔ここから出て行った子供」とはマスター・ゼアノートのことである。

各シリーズの活躍


KINGDOM HEARTS Birth by Sleep

BbSにおけるマスター・ゼアノートの目的は二つである。
  • 「χブレード」と呼ばれる究極の鍵を生み出し、そこにキングダムハーツを降臨させること。
  • 年老いた肉体を捨てて、若い肉体に乗り換えキングダムハーツを奪い合うキーブレード戦争を見届けること。
また、マレフィセントに7人のプリンセスを集めるよう入れ知恵したのもマスター・ゼアノート。

当初、新たな肉体に相応しい素質を持つヴェントゥスを弟子にしたが、肉体を乗っ取る為の条件である心の闇に身を委ねることを拒み続けた為に断念。
代わりに彼を「純粋な光と闇の交差」という条件から生まれるχブレードの素材にしようと画策。
ヴェンの心から抜き出した純粋な闇でヴァニタスを作り、純粋な光としてヴェンを成長させるためにエラクゥスの元の預ける。
一方、その際にエラクゥスの弟子テラを心に闇を秘めた逸材であると判断し、自らの器候補はそちらに変更する。

そしてテラのマスター承認試験の際に姿を現し、その後自ら行方不明になることで、テラ、ヴェン、アクアを旅立ちの地から引き離す。

ヴァニタスにアンヴァースをばらまかせ戦わせることで彼らを成長させつつ、自らはテラに接触。
彼にオーロラの心を奪わせる*2、自ら捕まったふりをして闇の力を使わせるなど彼を惑わしつつ、「闇は消すのではなく制するもの」「闇も世界に必要である」「エラクゥスが認めないなら自分がマスターとして認める」など甘言をつかい、彼をますます闇に傾倒させていく。
そもそもテラが開始当初にマスターになれなかったのもコイツがエラクゥスに「テラには闇の素質あるから気をつけた方がいい」と告げ口したせいである。まぁ、間違ってもいなかったわけだが。
この辺の姿はあの世界的有名な悪役の誕生経緯にそっくり。まぁ会社同じだし

彼の目の前でエラクゥスを消すことで怒りを仰ぎ、キーブレード墓場での決戦で怒りのあまり闇を暴走させたテラの肉体を乗っ取ることに成功する。

ゲーム的にはテラ編のキーブレード墓場でしか戦えない相手。
このときの戦闘スタイルは、闇を纏ったサンダガやブリザガ、局所的な大地の隆起等の魔法と、テレポ(瞬間移動)を駆使した連続斬りで戦う。
必殺技は、連続斬りから繰り出す『アルテマフリーズ』。相手の首を片手で絞め、その手に込めた渾身の魔力を解放して相手を凍結させる。
大氷塊が出現する最後の時までまともに喰らうと即死しかねない大ダメージを負うが、ぶっちゃけ抜け出すのは容易なので、そうそう貰うことはない。
ムービーではヴェンに喰らわせている。
ぶっちゃけ、使用する技のバリエーションが少なくあまり強い相手ではない。
まあ、これから乗っ取る相手の肉体であり、あまり傷つけるわけにもいかないため、ある程度手加減していたと考えるのが妥当か。
この辺もコーホーコーホーに似ている。


テラ=ゼアノート


心は闇に帰った 世界は闇に始まり 闇に終わる 心も同じだ
心に芽生えた小さな闇が やがて心のすべてを飲み込む それが心のあるべき姿

あらゆる心は 闇に帰るべきなのだよ

上記のようにテラの肉体を乗っ取ったマスター・ゼアノート。通称テラノート。
上記の賢者の弟子ゼアノートの正体。ここから弟子ノートとも。
見た目はテラそのものだが、白髪となり目の色もに変わっている。
使用キーブレードはマスターゼアノートと同じ「贖罪の山羊」。
CV:大塚明夫

しかし、憑依直後に鎧に宿ったテラの思念…留まりし思念に周囲を封鎖され、それを突破する為に一騎打ちに応じるも敗北。
さらにヴェントゥスとヴァニタスの融合で完成したχブレードも実は不完全であり、ヴァニタスが現実世界でアクア、心の中でヴェンに敗れてしまう。
その際のχブレード崩壊の衝撃に巻き込まれたテラ=ゼアノートは行方不明となってしまう。

その後、ラストエピソードにて登場。
レイディアントガーデンに飛ばされており、一時的に記憶喪失になっていた。
そこでテラに導かれたアクアと遭遇するがこの時に記憶が戻り、マスターの人格が表に出てきてアクアと激突する。
この戦いでは、当人曰く「闇の深淵」たる力、後のシリーズでは恒例となる背後の闇の怪物(通称スタンドさん、正式名「後ろの人」)を具現化させる能力を披露する。

実はまだテラの心は彼の中に残り、抗っており、戦いの末に錯乱したテラ=ゼアノートは自らにキーブレードを突き刺しあふれ出た闇により闇の世界へと沈むも、アクアによって地上へと帰される。
しかし、入れ替わりでアクアが闇の世界に堕ちてしまった。
その後再び記憶喪失になってしまい、賢者アンセムに拾われKHの物語に続くのである…。

ゼアノートが世界の扉を見つけたり、開いたりできたのもキーブレードが使えたからである。
また、後にアンセムが使役するスタンドはテラ=ゼアノートのものと同一であり、ゼムナスが語りかけていた鎧は託されたアクアのものであった。


ゲーム的にはテラ編ラストバトルやラストエピソードにてアクアで戦う。BbSのラスボス。
上記の爺さん状態と比べると、かなり強い。
というのも本編でテラの使うコマンド技の強化版を連発してくるためである。
能力的にも異様に強く、多くのプレイヤーを泣かせた。
スライドさんなどと揶揄される程に弱いスライドも、テラ=ゼアノートのそれは無敵時間が長くなることでかなり強化されており、本作の強コマンドであるデトネ系すら無効化する。
さらに無敵時間で耐える為にシュートロックを使おうとすると執拗にワープを繰り返してこちらのロックオンを妨害してくるなど隙がなく、3回までだが回復魔法まで使ってくる始末。

必殺技は、連続瞬間移動をしつつ人の倍近いサイズの8つの岩塊を隕石の如くぶつける『ロックストーム』。
この岩は追尾性能が高い上に広いステージに広範囲に展開した後に追尾を開始するので、立ち位置を誤るとフルボッコにされる。
ぶっちゃけスライドマスターのヘボいスライド以外の回避技なら、対処も容易なのだが

アクア戦では、通称スタンドさんが地面からタイミングをずらしつつ8回飛び出す強力な技『ダークエリアル』と、敵を異空間に引きずり込む『ファントムチャージ』を使用してくる。
…しかし、正直スタンドさん使う前の方が強い。というのもKHⅠのオマージュで闇の探求者アンセムの技の性能をそのまま持ってきてしまい、インフレしたBbSの環境について行けてないためである。
闇の深淵とは何だったのか。




かくして、一人の老人の妄執は3人の若者の犠牲によりかき消えたのである。
しかし、BbSシークレットムービーでテラ=ゼアノートの心の中ではテラとマスター・ゼアノートが互いに主導権を争っており、テラは自分の心に他者の心を宿しゼアノートに対抗しようとしており、マスター・ゼアノートの方も「すでに種はまいてきた」と語っている場面があった。
加えて、闇の探求者アンセムとゼムナスの消滅…それは元となった人物の再生を意味しており…






KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]

今作では彼の壮大な計画が明らかになる。
それは自らの心を13に分け、時間移動の能力を駆使することで終結させることであった。
この自らの心を分けた13人こそ本来のⅩⅢ機関であり、彼らは真ⅩⅢ機関と呼ばれる。
その目的のために島を出る前の若いゼアノート…青年ゼアノートが本作の敵として登場。
彼は自身をポータルとすることで機関員たちを現代に集める役割を持つ。



ここまでは決まっていた

そして物語終盤。
ゼアノートの心を移した11人に囲まれる中で、マスター・ゼアノートが人間として復活。
なお、復活直前に王様によって時間が止められたはずなのに青年ゼアノートがリクに襲ってきたのは、マスター・ゼアノートが意識のみを肉体に同化させてたから。
人間離れした芸当にも程がある。

真の光であるキングダムハーツを守護する鍵…χブレードはキーブレード戦争で砕け「7つの光と13の闇」に分かれてしまった。
それを7人の光の守護者と13人の闇の探求者で代用し、両者のぶつかり合いにより、こんどこそχブレードを生成する目的を語る。
なお、BbSの事件は「早計であった」と自らの負けを認めつつも、3人の犠牲に対し「全て運命だった」としゃあしゃあと言い放っている。

今回の終結は心のみでも存在できる眠りの世界に自らの分身を時間移動させることで制約を誤魔化したのである。
倒したはずのアンセムとゼムナスが今作で再登場し、元となったゼアノートと同時に存在しているのもこのため。

13人目の器としてソラを狙うも、リアの妨害により失敗。
時間移動の限界の時間を迎え、7つの光と13の闇のそろった時を楽しみにすると言い残し、姿を消した。


関連人物

とまぁ、自分の心を移したり分けたり、ハートレス化したり、ノーバディ化したり、過去の時代の自分を現在に連れきたり…とあらゆる策を講じた結果、ゼアノートと言っていい人物がものすごく増えてしまった
ここではそんなマスター・ゼアノート以外のゼアノートさんたちを一挙紹介。

□ゼアノートの系譜□


成長・断髪
マスター・ゼアノート

テラを乗っ取る
テラ=ゼアノート(賢者の弟子ゼアノート)

分裂
┏━━━┻━━━┓
ハートレス化    ノーバディ
↓       ↓
┃       ┃
┗━━━┳━━━┛
双方の消滅
再生したマスター・ゼアノート
キャラの使い回し
真ⅩⅢ機関結成


  • テラ=ゼアノート
テラの肉体を乗っ取ったゼアノート。
3Dでマスター・ゼアノートが再生したのに、肉体となったテラはどこにと言われていた。
彼の心は戻っていないのかもしれないと3Dでも示されており…
実はテラの心はテラ=ゼアノートや闇の探求者アンセムが背後につれていた怪物「うしろの人」となっており、囚われている。
そのため再生したのも肉体のみであり、この際に機関によって過去のテラ=ゼアノートの心を入れられてしまい、再びテラ=ゼアノートとして光の守護者たちの前に立ちはだかる。

CV:大塚明夫
テラ=ゼアノートのハートレスでⅠのラスボス。
誕生から暫くは精神体だったが、Ⅰの終盤でリクを乗っ取り肉体を得た。
世界の心を集めることでキングダムハーツを出現させようとしたが失敗。しかし、時間移動の能力を手にするというもう一つの目的は達成した。
以降も完全には消えておらず、リクの心の中に潜み、再び体を手に入れる機会を狙っている。
詳しくは項目で。

CV:若本規夫
テラ=ゼアノートのノーバディ。ⅡのラスボスでⅩⅢ機関の指導者。
人の心を大量に集めてキングダムハーツを作りだそうとしたが失敗し、ソラとリクに敗れ消滅させられた。
詳しくは項目で。

CV:奥田隆仁
登場する中で一番過去のゼアノート。時期的にはゼアノートが故郷を飛び出す直前。つまりマスター・ゼアノート本人である。
まだフッサフサだが将来的に禿げることが確定している。「触れるなと言ったはずだ!」
未来からやって来た闇の探求者アンセムにより時間移動の能力を知らされた。
BbSFMの隠しボス「謎の男」の正体。様々な時代を巡っていたようである。
3Dでは「13の闇の器」を揃えるべく、ソラとリクのマスター承認試験に乱入。
二人を闇に染めようとするも、リクは闇に完全な耐性を持ってしまったため断念、ソラは闇に染まる直前でリクに助け出されてしまう。
演技も入っているのかもしれないが、ソラに対して気さくに接し、故郷に「狭い」と忸怩たる思いを抱くさまはリクを彷彿とさせる。
詳しくは項目で。

時を超えて集められた13人の闇の探求者。ゼアノートの分身やその心を持つもので構成される。
13人なのは「7つの光と13の闇」の伝説に従ったためで、巨大な光と闇の交差を起こしχブレードを完成させようとしている。
メンバーやその顛末については項目で。ネタバレだが、過去作のラスボスもちらほら…

  • ノーハート
BbSFMのミラージュアリーナに追加された隠しボス。鎧を着た謎の男。
謎の男こと青年ゼアノートがおぞましいまでの攻撃性能を持ったボスとするとこっちはとてつもなく堅いボス。
まずキーブレードのバリアを張り、これを倒さないといけない。これもかなりの強さでこれすら倒せない可能性もある。
バリアを破ると本体が攻めてくる。すさまじいまでに高い体力と低い上限ダメージでどれほどうまく戦っても15分近くはかかる。
攻撃スピード自体はそうでもないが、大量にキーブレードやブラックボレーをばらまいたり、視界外から急速降下し衝撃波、こちらの行動を加速もしくは減速するフィールド、コマンドを強制リロードなど多彩な技を持つ。
しかもステータスがカンスト近いようで、どれもリーブ系アビリティがないとほぼ即死。
HD版では攻撃スピードが上がった代わりに、体力的にはかなりまともな範囲の敵に。

ノーハートにXを加えたアナグラムがゼアノート、キーブレードを翼やナックル、レッグガードなどに変形させており相当な使い手であること、戦闘スタイルがテラ=ゼアノートに似ていること、
キーブレードがマスター・ゼアノートと同じ、鎧がゼムナスのものに酷似、戦闘BGM「Forze dell'Oscurita」はアンセムとゼムナスの戦闘BGMの混合アレンジであったことから、正体は鎧姿のマスター・ゼアノートではと言う声は多かった。
後に若い頃のマスター・ゼアノートの鎧と明言された。そりゃ強いわけである。

  • レプリカ・ゼアノート
Ⅲにてマスター・ゼアノートを追うソラの前に現れた複数のマスター・ゼアノートが変異した謎の敵。
後にアルティマニアで名前が判明し、DLCにて失敗作のレプリカを利用したものと示唆されている。
真ⅩⅢ機関の武装を使う。
後にキングダムハーツの力で強化され、全員がマスター・ゼアノートのキーブレードを手に光の守護者たちに襲いかかる。

ゲーム的には本編では12人で現れる敵。エアロガなどを使えば同時にダメージが与えられるので割と楽な相手。
DLCリマインドでは守護者たちと戦う。何かと燃えるイベントなので必見。

  • アーマー・ゼアノート
マスター・ゼアノートがレプリカ・ゼアノートを吸収し強化され鎧を着けた姿。
ノーハートとの違いはこれは現在使ってる鎧なんだとか。
攻撃が激しく、のけぞりにくいためかなりの強敵。演出だが、重力反転までやってくる。
これでもラストバトルの前哨戦である。

DLCリマインドではレプリカ・ゼアノートが合体し登場。
やっと再会できたソラとカイリを狙った。





そして…





KINGDOM HEARTSⅢ

KHⅠ~Ⅲまでの物語「ダークシーカー編」最終章ということもあり、満を持してのラスボス。
大塚周夫氏逝去のため、CVは息子の大塚明夫氏に引き継がれた。

機関員たちを各地で暗躍させ、自らはなかなか姿を見せなかったが、終盤のキーブレード墓場でその姿を見せる。
真ⅩⅢ機関と光の守護者たちの衝突で12本の「贖罪の山羊」を手に入れ、さらにはカイリを切ることでソラを激怒させて自分と衝突するように仕向け、最後の鍵を手に入れる。この時のソラの怒りと憎しみに満ちた表情は同情されられる。(彼女を殺された怒りはもはや未知数)なんちゅう目してんだ!!
これによりχブレードが完成。真のキングダムハーツも降臨してしまうが、若い頃に自らをポータルとして利用したことが仇となり、ポータルを形成され別の世界に飛ばされてしまう。
しかし、真のキングダムハーツは全ての世界に通じているためχブレードを持っている限り彼がキングダムハーツを手にするのは時間の問題だった。

ポータルの先の世界はキーブレード使いの始まりの地「スカラ・アド・カエルム」であった。
ソラ、ドナルド、グーフィーの3人はゼアノートを倒すべく、後を追う。
そこで謎の敵「レプリカ・ゼアノート」…鎧姿の「アーマー・ゼアノート」として戦うも敗れたゼアノートはχブレードを出現させて真のキングダムハーツを再び呼び出し、ソラたちに最後の戦いを挑む。

ゲーム的にはキーブレード墓場でのソードマスターヤマト決戦を終え、スカラ・アド・カエルムでラストバトルとなる。
レプリカ・ゼアノート→アーマー・ゼアノート→マスター・ゼアノートからなる3連戦となる。
マスター・ゼアノートは飛び回り魔法や攻撃を行い、隙だらけになり飛ぶことを繰り返す。
攻撃中はのけぞりにくいため、飛んでいるときに攻撃することとなる。

大技「アセンション」はソラを強制的にレイジフォームにし、光の柱で攻撃する大技。
これに耐えて、元の姿に戻ってもさらなる大技「XIII連撃」を使ってくる。

一度はソラを倒しかかるも、三人によるトリニティを受けて完全に敗北した。
尚、マスター・ゼアノート戦で流れる曲「Dark Domination」はダークシーカー編のラストを締めくくる仕上がりとなっている。

しかし、敗北後も自身の目的を諦めなかった。
ゼアノートが世界再生にこだわった理由…世界の始まりは確かに闇であるが、光とはそこから生まれた…だが、光から再び闇が生まれる今の世界は失敗しており、もうリセットするしかないということだった。*4
ソラには「それはおまえが決めることじゃない」と言われてしまう。


では 誰が決める? 力を持つ者が決めるしかない
力なき者は強者の決めた世界で身勝手に闇を生み出すだけだ
強者の決めた運命を受け入れていればいい


だとしたら 
おまえも強者じゃないよ ゼアノート

本当の強者は世界の運命を握らない そんな力は持たないよ


そんなソラを「我が友に似ている」と評したゼアノート。
そこへソラを追いかけてきた守護者達が現れる。テラがゼアノートへと語りかける。

光は目に見えるものだけじゃない そう言っただろ?

テラの心にはエラクゥスの心が宿っていた。エラクゥスはχブレードを渡すよう言う。
最初は拒否したゼアノートだったが、エラクゥスの説得に少年時代のエラクゥスとの会話を思い出す。
ゲームでの負けを認め、世界を救う英雄になるエラクゥスの隣にいたいと言った思い出…こうしてゼアノートが完全に負けを認めたのだった。

見事だった

ソラにχブレードを渡したゼアノート。
少年時代の姿に戻ったゼアノートとエラクゥスはそのまま天に昇っていったのだった。



とまあ、ゼアノート関連に関してはそれなりにきれいに終わったのだが、唐突にそんな悪いやつじゃない感を出して、特に報いも償いもなく昇天するのはやや釈然としない面もある
だが、ソラにきちんと胸の内を話し、ソラに負けたことを認めたと言う点ではキングダム ハーツらしい終わり方であったとも言える。


KINGDOM HEARTSIII Re Mind

3Dの直後にサイクスやシグバールと作戦会議をしていた。
人事面においてはサイクスにほぼぶん投げていたことが判明。


「リミットカットエピソード」では強化版と戦える。
ただでさえ強かったのにさらに強化されている。
χブレードを変形させ爆発すると凍る歯車、レーザーを出す魔法陣、大砲と言った遠距離技の他にダブルセイバー、鞭など様々な武装を使ってくる鬼ハゲ。
戦闘BGMはノーハート戦のアレンジ「Forze dell'Oscurita -Xehanort-」

KINGDOM HEARTS Melody of Memory

物語終盤、ソラの行方を捜すために記憶の中を旅するカイリの前に、彼女の記憶の中のマスター・ゼアノートが登場。
彼女を弄ぶが、ソラが助けに現れたことで敗北。
彼女にソラは「裏側の世界」にいることを伝えた。

また、幼少期のカイリを賢者の弟子ゼアノートが星の大海に流す際に「裏側の世界」に流れ着く可能性があり、その時は実験が失敗したと諦めてほしいと言っていたことも明らかに。


KINGDOM HEARTS Dark Road

若き日のゼアノートがデスティニーアイランドを出てたどり着いたスカラ・アド・カエルムでのとある事件を描くのがメインストーリー。

マスター・ゼアノートとしても少し登場。
マジックミラーに心の中に浮かんだ場面にいた少年達の行方を聞いたところ、キーブレード墓場に心に大きな光と闇を宿した少年がいることを聞き出している。
なお、この時の会話で頭髪は決別のために剃っていることが明らかにされた。ハゲハゲ言われていたのを制作陣的にも気にしていたのか

また、闇の回廊について考察しており、闇と感情、闇に堕ちるプロセスも考察していた。
自分でヴェントゥスをああしておいて、心を閉ざしているお前は無関係としゃあしゃあと言ってのけた

ヴァニタスとの関係性も掘り下げられ、彼とは腹の探り合いをする仲であり、その素性にほぼ気がついていたようである。



めいでん様、先日登録させていただいた項目の追記・修正の許可を

あらゆるキモヲタはこの項目を追記・修正するべきなのだよ!

実のところ、何も追記・修正してほしくはない

追記・修正するなと言ったはずだ!

追記・修正 見事だった

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最終更新:2024年04月09日 10:56

*1 正確にはセブンプリンセスそのものだったのだが

*2 わかりにくいが、心に光のあるテラに他者の心を奪うことはできないと言っているので、正確にはテラが奪ったように思わせるためにゼアノートが隠れて一芝居打ったのが正しい。

*3 ネタ的な意味ではなく、どうも作中設定的にもガチですごいことをやっている様子

*4 ちなみに誤解されがちだが、BbSのエラクゥスと仲違いする場面でマスター・ゼアノートが「我らが光に相応しい生命なのか確かめたい」と語っているため、全く唐突な言い分というわけではない。